道路交通情報センターを呼び出す頻度

ラジオではおなじみらしい日本道路交通情報センター提供の道路交通情報、

実は全放送局あわせた時刻表が公開されている。

[個人の方] ラジオ・テレビでの放送 (日本道路交通情報センター)

これを見て、今だとどこそこの放送局にすれば数分後に入るとか、そんなことやる人がいるかは疑問だが。


道路交通情報の時刻なんてそんなはっきりと決まってるの?

という話だが、多少の前後はあるにしても、分単位でいつやるということは決めているようだ。

曜日によって数分単位で変化する場合にも、その差分は明記されているし、

あとNHKの場合は「大相撲期間中に限る」なんていうイレギュラーなものも記載されている。


見てみると、放送局によってかなり頻度に差があることがわかる。

テレビでの情報提供なんてやってる放送局は大して無くて、NHK総合が一番多いが、それでも1日1~3回である。

毎朝見てるけど、道路交通情報センターの人が支障箇所などを示したパネルを使って説明してくれる。

言うまでもなくメインはラジオだが、このラジオっていうのも放送局による差があり、東京の放送局だけ見ても、

NHKラジオ第1は6時~19時は概ね30分間隔、そこから22時までは1時間間隔でやっている。

TOKYO FMは概ね1時間間隔だが、6時~24時までと夜に強い。逆に文化放送は3時~17時(平日)/20時(休日)と朝に強い。

ニッポン放送は5時~19時で概ね30分間隔だが、7時台は1時間で3回と高密度になっている。

極端に回数が少ないのがTBSラジオ、平日昼間に2回の情報提供を行うだけ。これだけ見るとカーラジオ向きではないな。

地域差もあり、同じNHKラジオ第1でも青森県だと1日5回程度とかなり少ない。

地域のニーズに応えて増減できるように、一部地域では道路交通情報をかぶせるために音楽を流すなんていう対応もやって回数を稼いでると。

あと基本は天気予報の時間に交通情報もいれるって対応だから、交通情報が少ない地域はその分、天気予報が充実すると。


自転車にラジオが付いているわけでもないから、ラジオを聞くのは基本的に家ということになる。

そんな中で道路交通情報を聞いても、あんまり参考になるわけでもない。

「首都高速に目立った渋滞はありません」とか聞くと「平和だなぁ」と思うぐらいかも。

実際のところ、カーラジオでこの情報を頼りにしている人ってどれぐらいいるんだろうね?

特に高速道路走行中の人にとっては先を読む上で参考になるんだろうとは思うが。

ただ、あんまりそれを参考にして走ってる人の姿を見たことはないんだよね。

ルート選択に重要な情報は表示板にあらかじめ表示してくれているので、あえてラジオから入手するほどでもないというのもあるんだろうが。


なお、交通情報としては道路だけでなく鉄道の情報も多少はある。

唐突に「○○線は人身事故のため○○~○○で運転を見合わせています」とか差し込まれることもある。

テレビだとテロップで差し込むニュースでもラジオでは一時中断して差し込む必要がある。

しかし、これこそ参考になるのかよくわからない話なんだよなぁ。

道路交通情報は定期的に情報提供がなされるわけだが、鉄道情報は多くの場合、不定期だから。


定期的に情報提供があれば、なにも情報がない=平常であるということが分かるけど、不定期だとそういうこともできないからね。

日本道路交通情報センターの人が定期的に「目立った渋滞はありません」というだけでも意味があると。

ちなみに道路交通情報で言うことが少なければ、安全運転のためのアドバイスを付け足して時間調整をしている。

何もないなら、ないなりに役立つ情報を教えてくれているということだ。

キャッシュレス化は最大の偽札対策

連休は始まったけど、旅行に出るのはあさってから。

というわけでこの週末は冷蔵庫の中身を使い切るべく献立を組んでいる。

だいたい想定通りだから無理はなく、多少の調整で済んでいる。


以前、中国ではAlipayなどのスマートフォンを使った決済サービスがよく使われている話を紹介した。

キャッシュレスな中国と現金不足のインド

中国では与信体勢が未発達なためクレジットカードはほとんど普及していないが、

当初、デビットカードが普及し、それに続いてスマートフォンを使った決済サービスが普及したということらしい。

特にスマートフォン決済は小規模な事業者あるいは個人間でも導入しやすい仕組みということで、

これまで現金しか対応できなかった場面でも、爆発的に利用が拡大しているということらしい。


それにしても、なんでこんなにスマートフォン決済がこんなに普及したんだろう?

調べたところ、偽造紙幣に対する自衛策という面もあったようだ。

中国の偽造紙幣に関する事情としてはこんなニュースがあった。

23歳の青年が作った偽札1.6億円分が流通? (ZUU online)

あえて警戒されにくい20元紙幣(320円程度)を大量に偽造した人がいたって話である。

このニュースの最初の方にこんなことが書かれている。

偽札は今でも身近な存在である。四大国有銀行で両替をしても、つかまされることが本当にある。

銀行で偽造紙幣が食い止められることがなく、社会に流通し続けている可能性があるということで、かなり深刻である。


受け取る紙幣の真贋に注意を払うというのは1つの方法なのだが、

銀行ですら食い止められない実情を考えれば、そういう対策にも限度がある。

これに対する最大の対策がキャッシュレス決済を導入するという方法だったのだという。

中国ではデビットカードかスマートフォン決済か、いずれにしても即時決済である。

だから即座に現金化できる。(現金化というか、他の支払に使うって話だろうけど)

そして決済手数料も安いんだそうだ。

おそらく中国は金利が高いので、預かり金に対する利息で決済手数料を安く抑えられるんじゃないかなぁ。


ちなみに日本は世界でも有数の偽造紙幣の少ない国として知られている。

世界の偽造されにくい紙幣トップ3 (Labori)

スイスフラン、日本円、カナダドルが列挙されているが、いずれも紙幣の偽造対策がよく行き届いているのが特徴である。

紙幣に盛り込まれた多数の偽造対策がなされていて、なおかつ銀行ではこれらを使って真贋を確実に判定できる装置があるというのが重要だ。

日本では偽造紙幣に対する警戒心はあまり強くはない。

ただ、銀行が防波堤になっているとか、そもそも偽造を試みる人が少ないということもあって、あまり問題にならないようだ。


偽造紙幣に対してキャッシュレス決済で対抗するというのは大胆な話だが、

それがうまくいっているというのはちょっとした驚きである。

そういう発想に至るのがいかにも中国らしいのだが、確かにそれもそれで1つの答えだ。

KEYSIGHTロゴの計測器

今日は連休前の最終日ということで、いろいろやることがあった。

連休中に停電があるから、それまでに機器を停止させたり、片付けたりしないといけないとか、

今月末までの仕事のあれこれが降ってきたり、いろいろ。

ともあれ、無事に連休に入れたのだった。


ふと、社内のとあるところにある計測器を見てみると「KEYSIGHT」と書いてあった。

AgilentからKeysightが分社化してから買った機器だったということだ。

HPの起源がAgilentになりKeySightになる

分社化のことは知ってたけど、実際に新しい社名のロゴが書かれた機器は初めて見たかも。


今までも実感がなかったわけではない。

職場にあるAgilentの計測器の校正シールに KEYSIGHT って書かれてたから。

Agilentの電子計測部門の製品のメンテナンスも当然Keysightに継承されているのでこうなる。

とはいえ、使った計測器の記録にはメーカーはAgilentって書くんだけどね。

今、同型の機器を買えばKeysightになるのは知ってるけど。


職場にいるベテラン技術者の中には、HPの計測部門がAgilentに分社化されたときのことを言う人がいる。

そもそもAgilentはヒューレットパッカード(HP)から分社化されたという経緯があった。

僕にとってはHPが計測器メーカーであった時代のことはほとんど知らないのだが(高専の実験室にHPの計測器が1つあったが)、

かつての電気電子分野の技術者にとってはHPといえば計測器の会社だったらしい。

後にコンピュータ部門が拡大し、分社化されてからはHPはコンピュータの会社となったのだった。

それだけに「計測器こそHPだと思ってたら、まさかの切り離されたのは計測器だった」なんて振り返る人もいたし、

Keysightの計測器を見て「急に社名変更して『Agilent』という音の響きになかなか慣れず、やっと慣れたと思ったらまた社名変更だ」なんて感想を言う人もいた。


僕の実感としては、アメリカの会社は社名を変更するのに躊躇ない気がする。

特に実感があるのが航空会社なんだけど、日本ともゆかりの深いノースウエスト航空が跡形もなくデルタ航空になってしまったとかね。

2010年以降、USエアウェイズ(→アメリカン航空)、コンチネンタル航空(→ユナイテッド航空)の社名が消えているのだから、大変なことだ。

最近衝撃的だったのがAlteraのWebサイト上のブランド名表示が “Intel FPGA” になっていたこと。

IntelがAlteraを買収したというのはよく知られたニュースだが、まだAlteraという会社自体は残っている。

にも関わらず、ブランド名は早くもIntel FPGAになりつつあるということで、かなり衝撃的だった。そう遠くないうちに社名も変わるのかなぁ。

Agilent、Keysightについては逆に分社化で生まれた新しい社名なので、事情は違うのだが、急にブランド名が変わるという点では似ている。


まぁしばらくすれば慣れるだろうけど、HPに連なる会社たちは分社化がとにかく多いので……

このKeysightという社名もいつまで続くんだかという思いもなくはない。

それでもそのうちAgilentの機器はKeysightの機器に入れ替わっちゃうのかなとは思うんだけどさ。

大都市圏もいろいろ

日本の3大都市圏というと、関東圏・近畿圏・中京圏の3つだが、

実は都市圏の統計っていろんな種類があって、それぞれであまり差がないこともあるし、差があることもある。


都市圏の定義もいろいろあるものの、統計データが充実しているものとしては雇用都市圏がある。

雇用都市圏は国勢調査で調べた通勤・通学先のデータから作られる。

10%雇用都市圏は日本全国で調査されていて、その求め方はシステマティックに決まっている。

夜間人口を上回る昼間人口があるなどの条件を満たす市町村を中心都市候補として、

その中心都市への通勤・通学者が10%を超える市町村の範囲を調べて……とやって10%雇用都市圏のデータが形成されている。

都市雇用圏-Urban Employment Area-


これに加えて、一部の大都市圏については1.5%雇用都市圏のデータが集計されている。

国勢調査/地域区分に関する用語 (総務省統計局)

札幌大都市圏、仙台大都市圏、関東大都市圏(東京・千葉・横浜・川崎・さいたま)、新潟大都市圏、静岡・浜松大都市圏、中京大都市圏(名古屋)、近畿大都市圏(大阪・京都・神戸・堺)、広島大都市圏、福岡・北九州大都市圏のデータが集計されている。

10%雇用都市圏のデータと1.5%雇用都市圏のデータを比較すると、それぞれの都市圏の姿が見えてくることもある。


1.5%雇用都市圏の関東大都市圏と10%雇用都市圏の東京都市圏を比べると、その範囲にはあまり差がない。

2010年のデータでそれぞれの都市圏人口は、関東大都市圏が3682万人、東京都市圏が3450万人となっている。

10%雇用都市圏だと独立した都市圏だけど、関東大都市圏に含まれる都市は成田市 や つくば市 とその周辺程度で、あまり差はない。

水戸市や宇都宮市などの周辺都市圏は関東大都市圏には含まれていないので、かなり独立性が高いようである。

関東平野の広さと、その広さゆえに北関東には高い拠点性を持った都市がぽつぽつとあるということだ。

逆に横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市は東京から近いがゆえにほとんど飲み込まれてしまっている。

重要な都市ではあるんだけど、東京への流出の方が大というのが実情だ。


中京大都市圏は10%雇用都市圏の名古屋都市圏とはかなり差がある。

10%雇用都市圏の名古屋都市圏は549万人なのだが、中京大都市圏は911万人もいる。

この差分は何なのかというと、岐阜市、四日市市、豊田市、岡崎市などを中心とした地域が入るかどうかの差なんだよね。

名古屋周辺には多くの工業都市を抱え、その地域内での通勤者というのがかなり多いわけだ。

ところが当然のことながら、名古屋との行き来は少なくないわけで、1.5%雇用都市圏を調べるとかなり範囲が広がると。

なお、中京大都市圏には愛知県で名古屋と並んで主要な都市である豊橋市は入ってない。

浜松大都市圏の影響なのかな? と思ったけど、そっちにも入ってないから単純に通勤・通学者数が1.5%いないってだけなんだろう。


3大都市圏の残り1つ、近畿大都市圏もユニークだ。

京阪神大都市圏ということもあるけど、その名の通り、大阪・京都・神戸の3都市を中心とした都市圏である。

10%雇用都市圏では大阪市・京都市・神戸市はそれぞれ独立した都市圏になっている。

実際のところは阪神地域など大阪へも神戸へも10%以上の通勤・通学者のいる市町村もあるのだが、その場合はどちらか多い方に属する。

だから独立してるとは言いがたいんだけど、大阪市・京都市・神戸市の全てで夜間人口を上回る昼間人口がいるので個別に集計されていると。

大阪都市圏が1224万人、京都都市圏が268万人、神戸都市圏が234万人、

大阪都市圏が圧倒的だが、京都都市圏は日本では4番目の人口を抱える都市圏であるなど、それぞれの規模はかなり大きい部類にあたる。

これに姫路都市圏、和歌山都市圏といった周辺都市圏も加わり、近畿大都市圏は1934万人となる。

近畿2府4県の人口が2255万人だから、かなり近しいものがある。人口の多い地域はほぼ網羅できていると言えるのでは?


3大都市圏以外で卓越して人口が多いのが福岡・北九州大都市圏である。

単純に福岡と北九州という2つの中心都市があるからってのもあるのだが、551万人の都市圏人口を抱えている。

それ以外は200万人台とかだから、3大都市圏に準じて多いとまで言えるのは福岡・北九州大都市圏ぐらいだ。

実は福岡都市圏と北九州都市圏の重なりはさほど多くないようで、ほぼ独立した都市圏だそう。

この点では大阪・京都・神戸の都市圏が重なり合う近畿大都市圏とはかなり差がある。

とはいえ、どちらも同じ福岡県で、通勤・通学は少なくても人の往来自体は多い。

福岡・北九州大都市圏の範囲は福岡県のほとんど、佐賀県の一部、下関市となっている。

佐賀県と山口県の一部を含むとはいえ、ほとんど福岡県みたいなもんだね。


ここに書いた4つの大都市圏、中心都市と周辺都市、中心都市同士の関係性にはかなりの差がある。

とはいえ、人の行き来がまとまった地域であることに違いはない。

関東大都市圏は人の行き来がほとんど同じ向きを向いているし、近畿大都市圏は3つの大きな極を持っているというだけの違いである。

人の行き来のある地域の人口規模というのは、都市圏でなり立つ商売の範囲とよく対応するような気はする。

その点でこの4つの大都市圏はかなりなり立つ商売の範囲が広い地域であろうと思っている。

まぁ関東大都市圏と福岡・北九州大都市圏だと都市圏人口が1桁違うので、全く一緒ではないけど、総じて豊かな地域ではあろうと。

実は乾湿計だった

最近、恒温槽を使う用事があって、それで使い方を教えてもらったり調べながら使ってた。

恒温槽と呼んでいるけど、正確には恒温恒湿器ということで湿度の設定もできる。

湿度を調整するには水を供給する必要があって、その水は純水であることなんて指示もある。


湿度を調整するためには湿度を測定する必要があるのだが、

この湿度測定方法というのが湿球と使った方法なんだという。

説明書を読むと、湿球用の温度計が室内にあって、ここに水をしみこませるための布状のものがかぶせられている。

ここに湿度調整用の水を供給して、それで湿球として機能するようにしているらしい。

意外と原始的な方法で湿度を測ってるんだなと思ったのだが、一番確実な方法なのだろう。


温度計が2つ付いた器具を見たことがある人も多いだろうが、あれは乾湿計と呼ばれる。

一方の温度計には布が巻き付けられ、水をしみこませられるようになっている。

水をしみこませない乾球と水をしみこませたの湿球の温度差を対応表で湿度に換算できるようになっているわけだ。

きっと小学校で使ったことはあるんじゃないかなと思うんだけど、

湿度が測定できるように準備されているものはあまり見かけないのも実情である。


乾湿計は水の供給がめんどくさいし、乾球・湿球それぞれの温度から換算しないと湿度にならないという煩わしさがある。

そこで、湿度を直接的に測定する器具もある。

バイメタルに湿度を吸着する紙を貼り付けて、この伸縮の差で針を動かすバイメタル式湿度計とか、

湿度を吸収して抵抗値などが変化する素子を使う電気式の湿度計など。

ただし、精度はあまりよくないらしく、精度よく測定するには乾湿計が最適らしい。

恒温恒湿器では、もともと湿度調整のために水を使うので、それなら乾湿計を作り込んだ方が有利と考えたのだろう。


ちなみに気象庁の観測では「高分子膜湿度センサ」を使った電気式の湿度計を使ってるそうで。

温度計・湿度計/観測の原理 (気象庁)

メンテナンス性なども考慮した結果なのかもしれないし、乾湿計は水を使う都合、氷点下の観測に向かないなどの事情もあるのかもしれない。

どうしても経年劣化のある素子らしく、定期的な校正が必要で、その校正方法としては乾湿計との比較を行うということが書かれている。

ちゃんと準備をすれば常によい精度が出せるという点で乾湿計は頼られているということなのではないだろうかと思う。

江ノ島と鎌倉を行く

そろそろお出かけにもいい時期になってきたということで、休暇を取って出かけていた。

ラッシュアワー直撃にならないようにやや早い時間に家を出て、

小田急に乗り換えて江ノ島線の終点、片瀬江ノ島駅までやってきた。


本当は近いはずなのに、どうしても遠く感じてしまうのが神奈川県である。

片瀬江ノ島駅まで、電車賃は安かったけど、電車に乗ってる時間は運賃に見合わず長い。

今回の目的地は藤沢・鎌倉ということで、まずは江の島に行こうと思ってやってきたわけだ。

駅を出て少し歩くとすぐに海が見えてきた。

片瀬はこのあたりの地名で、片瀬海岸西浜海水浴場とか片瀬漁港とかが見える。

そして橋を渡れば、そこは江の島である。


江の島は有名な景勝地だが、実際何がすごいのかというのはあまり知らなかった。

いくつかポイントはあるが、まずは江島神社である。

ここは関東では有数の弁天様として知られていて、そういうことで江の島詣が流行ったんだという。

そんな江の島はなかなか険しい地形で、そこに貼り付くように江島神社の諸社があるわけだ。

これを登るのがきつい人のために有料エスカレーター「エスカー」が運行されている。

歩いて登った方が楽しいだろって言って使わなかったけど、そういう選択肢もあるようだ。

それで弁天様が有名だって言うけど、実際どんなもんなのよって小さな弁天堂があった。小さい割には拝観料が多少かかる。

確かに珍しい見た目だなとは思ったんだが。


どんどん登っていくと江の島の頂上にたどり着く。なかなかよい眺めである。

頂上まで来てしまったら、そこからは下る一方ということになるが、この下り道で「山ふたつ」と呼ばれるところがある。

江の島は2つの山でできていて、この2つの山の間は浸食された谷になっている。これを「山ふたつ」って言ってるのかな?

こういう地形は隆起・侵食を繰り返す中で作られていくのだが、その顕著なものが「岩屋」である。

この先、進んでいくと稚児ヶ淵という岩場があるのだが、そこに岩屋と呼ばれる洞窟がある。

岩屋にある説明によれば、隆起して江の島ができて、そこで波の侵食で海面付近に洞窟ができ、さらに隆起して地上に洞窟が残ったのだという。

そんな岩屋で修行の地にしたのが、江島神社のルーツだったって話。だから中に弁天様とかいろいろな石像がある。


ここまでほとんど一本道だったので、戻るのも同じルートを行くことになる。

それってどうなんだ? と思うわけだけど、日によっては弁天橋と稚児ヶ淵を結ぶ船が運航されていて、これを使えば歩くのは片道で済むって話らしい。

それで弁天橋に船着き場があったのか、と江の島の果てまでやってきて思ったのだった。


橋をわたって、江ノ電の江ノ島駅までやってきた。ここから鎌倉方面へ向かう。

江ノ電というのは不思議な電車だ。

駅は普通の電車の駅と同じような感じなのだが、やってくるのは路面電車をやや大きくした感じの車両。

ただ、制度上は路面電車というわけでもなく……というのだが、江ノ島駅を出ていきなり路面走行がある。

歴史的経緯で路面走行区間があるのだが、普通鉄道ということになっているらしい。

あと、これも特徴的だと思うんだけど、線路が単線なんだよね。

単線だから民家の裏とか、海岸の道路沿いとか、そういう狭いスペースも走って行けるんだけど、行き違いがあるということだ。

じゃあ本数少ないんじゃないの? と思ったんだけど、12分間隔で走ってるようで。単線にしては忙しい路線だな。

そんな独特な雰囲気の江ノ電に乗って、長谷駅で降りた。


長谷駅は大仏の最寄り駅ということで、10分ほど歩くと高徳院にたどりつく。

ここに鎌倉の大仏があるわけだが、すさまじい混雑である。

江の島もそうだったんだが、平日でこの時期だと小中学校の遠足が多いんだよね。

それでどうも境内で弁当を食べつつ大仏でも見るようにコースを組んだ学校がいくつかあったようで、それですさまじい混雑だったみたい。

それはそうとして、鎌倉の大仏といえば、野ざらしになっていることで知られている。

でも、実はもとは野ざらしではなく、ちゃんと建物の中にあったらしい。ところが壊れた後、再建されずに野ざらしになってしまったらしい。

大仏自体は国宝「銅造阿弥陀如来坐像」、土地は史跡「鎌倉大仏殿跡」となっているようで、建物の跡地に仏像だけあるという扱いらしい。

ちなみにこの大仏、中に入ることができる。

入ったからといって何か御利益がありそうな気はしないが、大仏の施工技術が垣間見れるという点ではおもしろい。


ここから鎌倉市内を散歩していく。また江ノ電に乗ろうかとも思ったが、時間も変わらないなら歩くかって。

そうしてたどり着いたのが鶴岡八幡宮、源頼朝ゆかりの神社である。

以前、鶴岡八幡宮と聞いて、山形県の鶴岡にでもあるのかと思ったら、鎌倉にある有名な神社だと知って驚いたのだが。

このあたりに鎌倉幕府の諸施設があったようだが、それ自体はこれといって残っていない。

源頼朝の墓は残っているが、これも本当はここに法華堂があったのが、なくなったところに墓だけが残ったという経緯があるらしい。

往時を思わせる社寺はたくさんあるんだが、直接的な痕跡は大して無いみたいね。


期待以上だったところも、期待外れだったところもあったのだが、足を運んで見てみなければ分からないもの。

特に鎌倉の大仏なんていうのはかねてから注目してはいたけど、なかなか来ることができないところだったから。

休日だとえらく混みそうだから、平日に来たわけだけど、そこもよかったんじゃないかな。

こんなのも通しのきっぷになる

連休の旅行の計画を立てていたのだが、これがだいたい3部構成になっていて、

前半が福井・天橋立と日本海沿い、中盤が関西、終盤が徳島となっている。

意外ときれいに引けたんじゃないかな?


この前半のルートはこんな感じ。

  1. 北陸新幹線で金沢へ行き、そこから特急に乗り福井へ
  2. 福井から敦賀へ行き、小浜線で舞鶴へ
  3. 舞鶴から京都丹後鉄道に乗り天橋立へ
  4. 天橋立から福知山経由で京都へ、そこから近鉄電車

京都までのルートのうち、西舞鶴~天橋立~福知山はJRではなく京都丹後鉄道になる。

なので、この区間を区切ってきっぷを手配する必要がありそうだと思ったのだが、もしかすると通しできっぷを買えるかも知れない。

ということで調べてみた。


JRとJRの間に他の会社を含めて1枚のきっぷで売る制度を 通過連絡運輸 という。

足に不便して頭を悩ませる

このときは上越妙高~直江津でえちごトキメキ鉄道を経由しているのだが、JRと通しできっぷが買えている。

えきねっとで経由地を適宜打ち込めば買えたんだよね。(ただし、経由が長すぎて切れたのを追記してもらう必要があったが)

ただし、通過連絡運輸は利用できる区間に制限がある場合がある。

この情報は公開されていないことが多いのだが、インターネット上で情報を探したところ、

京都丹後鉄道 西舞鶴~宮津~福知山の通過連絡運輸については発駅・着駅はJR全線全駅と記載されていた。

えっ? 本当かそれ?


ただ、JR東日本の えきねっと でも、JR西日本の e5489 でもそんなきっぷは出ないと出てくる。

さすがにインターネットで注文するのは無理なようである。というか出せたらびっくりだ。

そこでみどりの窓口に買いに行くことにした。通しで買えないと言われたら区間を分けて買えばいいんだ。

こんなルートを文字で説明できる自信なんてないので、紙に図を書いて持参することにした。

それで申込書と一緒に「これ出ますかね?」と言ってみどりの窓口に出してみた。

時刻表の路線図片手になんか考えながらポチポチ打ち込んでいくと「1枚でお作りできますよ」という返事が返ってきた。

そして出てきたきっぷは自動改札機に入らない細長いきっぷ。普通乗車券でこんなの出されたの初めてだな。


ちなみに天橋立は宮津から豊岡方面に1駅進んだところにある駅なので、

西舞鶴~宮津~天橋立~宮津~福知山というY字のルートとなり、

西舞鶴~宮津~福知山を通過するきっぷだと、宮津~天橋立は別途運賃が必要になる。

それってどうなの? と思って計算してみたんだけど、通しのきっぷ+宮津~天橋立の往復運賃の方が安上がりになるので、このきっぷを買った。

天橋立で区切る方が素直ではあるんだけど、あえてこういうきっぷを買うこともできると。


通過連絡運輸については、特急列車が通過したりするような区間だとかなり広範に設定されている。

例えば、伊勢鉄道、名古屋から熊野方面に向かうワイドビュー南紀号などが通過することもあってだいたい買えると言われている。

あとは新幹線とJR他線を結ぶような役割を持つ区間とかもかなり広範になっている。

えちごトキメキ鉄道の上越妙高~直江津とか、青い森鉄道の八戸・青森~野辺地(大湊線接続)とか、IRいしかわ鉄道の金沢~津幡(七尾線接続)とか。

これらの区間についてはJRでないことを意識する必要はほとんどなく、だいたい言えば出てくると考えてよい。(必ず出てくるとは断言できないが)

ただ、京都丹後鉄道の通過については、JRから直通して通過する列車はないし、舞鶴~福知山をあえてこのルートで通過するメリットも薄い。

だから通過連絡運輸の必要性すら怪しいのだが、設定があるだけでなくJR全線全駅発着で出るらしいというのは非常に不思議だ。

天橋立の知名度の高さゆえなのかな?


ちなみに福井県は本州では最後の未訪問の都道府県だったりする。

意外だったんだけど、乗換やSA・PAでの休憩以外で降り立ったことがないんだよね。

石川県と富山県はたびたび行ってるけど、この2県だけが例外的で、他の日本海沿いってほとんど行ってなかったんだよね。

北側と西側を埋めると間が残ったって話なんだけど、これはあくまでも府県単位で見たときの話。

京都府丹後地方と鳥取県の間にある兵庫県但馬地方は未だに埋まらないことになる。

意外と近畿というのは奥深く、紀伊半島南端の熊野なんかもなかなか行かないからねぇ。(こっちは引越前に泊まりがけで行っているが)

本格的な音楽番組だから

ラジオのスタジオというと、机を囲んで、そこにマイクがあって、

というイメージがあるけど、こんなスタジオもある。

アニソンアカデミー/フォトギャラリー (NHK)


数人でラジオの収録をするにしては広すぎて、その割にはなにもないスタジオである。

他の番組の話だけど、ラジオスタジオで公開録音なんて話も調べたら出てくるから、かなり広いんだね。

なんでこんなに広いスタジオなんだろ? って思うんだけど、楽器演奏を想定してるんだろうな。

オーケストラも入れるぐらいの大きさがあるのかなぁ?

そういう本格的な音楽番組の収録にたえうるものとなると、こんなスタジオになるんだろうか。


実際のところ、アニソンアカデミーの収録風景の写真を見てもわかるように、生歌・生演奏をよくやる番組ではある。

ただし、いつも生歌・生演奏がある番組というわけでもない。

テーブルとマイクを囲んでトークだけで足りる時もけっこうあったはず。

そうなると準備がめんどくさいだけのような気がするけど、それでもいつもこのスタジオを使ってるみたいね。

スタジオの用意があるから、それなら生歌やるか? って話もあるのかもしれないけどね。


ちなみにラジオのスタジオではあるけど、実はテレビの収録に使われることもある。

といっても音に限ってという話ではあるのだが。

その一例が紅白歌合戦で、歌唱と映像の収録はNHKホールで行われているが、

楽器の演奏はNHK放送センターのラジオスタジオでやっていて、これをNHKホールに飛ばして、それに合わせて歌っていると。

それ以外でもテレビ番組で使われる音楽は、実はラジオスタジオ発ということもあるかもしれない。


ただし、NHKのラジオで生演奏をやっているとしても、

ラジオ第1だったらよくあるラジオスタジオでやっている可能性はある。

運行・送出<ラジオセンター業務> ラジオ第1放送“すっぴん!”生放送 (NHKメディアテクノロジー)

ニュースを中心にほとんど生放送番組が続くラジオ第1の番組の収録はラジオセンターというところに集約されているそう。

ほとんどがトーク番組だろうから、一般的なテーブルを囲んで収録するラジオスタジオが用意されている。

それでも準備をしておけばスタジオを片隅で弾き語りぐらいはできるよって話である。

当然、ここにピアノだとか持ち込んで演奏というのは無茶な話だが。

NHK-FMの番組では、あらかじめ生演奏が想定されるのならば、そういうスタジオを用意しておくことができるので

大きな楽器を持ち込んで演奏とか、複数人で歌唱というのも普通にできるってことだね。(ラジオ第1でもあるのかもしれないけど)


こんな立派なスタジオを使うラジオ番組もあれば、そこら辺の会議室で収録したかのようなラジオ番組もある。

っていうのは超!A&G+のことなんだけど。

未来のラジオは見るものだと思っていた

そんなありあわせのスタジオで収録して、なおかつそこでカメラ回して映像付き番組なんて……と思うけどね。

このときも書いたけど、ケーブルテレビ局の自主製作番組でもこれよりはるかに立派な環境でやってるだろうと。

まぁ本格的な音楽番組をやろうっていう放送局はかなり限られるだろうから、比べても仕方ないんだけどね。

国宝・重要文化財のニューカマー

今日は東京国立博物館にでかけていた。

特別展「茶の湯」を見に行くのがメインの目的。

ものすごい混雑だったな。調度品はいいけど、茶道具なんて比較的小さいから、人が群がって大変だった。

調度品はあるだろうなとか、茶碗とか水指みたいな焼き物もあるだろうなとは思ってたんだけど、

意外と多かったのが茶さじ、だれそれゆかりの品で、こういう形状が好みだったとか、そういう説明があって、けっこうこだわりがあるんだなと。


その後、本館に向かって歩いていたら「新指定国宝・重要文化財展」と書いた表示があった。

毎年4月には東博で新指定の国宝・重要文化財の一部を集めて展示している。

あいさつが博物館と文化庁の連名で書かれていたから、調べてみたら文化庁主催でやってるらしい。

特集「平成29年新指定国宝・重要文化財」展の開催について (文化庁)

もともと東博所蔵の品もあるし、このために所有者から借りてきて展示しているものもある。

もちろん全てを展示できるわけではないが、けっこうな網羅度だったはず。


博物館の展示を見ていると「国宝」「重要文化財」のマークがされている展示物がけっこうある。

やっぱりそういう品ってひときわ優れた品だなと思わせるものがあるんだよね。そうではないものもあるけど。

制度上、国宝は重要文化財の特別なものと位置づけられている。

保護制度としては国宝とそれ以外の重要文化財でたいした差はないので、単に呼び名だけの問題である。

なんとなく国宝って言うと通りがいいので、そこが最大の価値なんだろうかね。


国宝の新指定というけど、基本的には重要文化財からの格上げということになっている。

調査の結果、非常に価値があるものであることがわかったということで国宝になったものもあるようだ。

あと、こんなのも国宝になるんだっていうのが「平城宮跡出土木簡」で、その名の通り平城宮跡から掘り出された木簡ね。

雑多な木簡だが、調べて行くといろいろなことが分かるので価値があるということで、3184点が一括して重要文化財から格上げされたとのこと。

なんか国宝って言われると不思議な気はするけど、特に重要だと認めるだけの成果はあったということなんだろうな。


重要文化財の新指定はなかなか個性豊かである。

もちろん一般的にイメージされる仏像も多いのだが、そればかりではない。

その1つが練習船「日本丸」だね。

横浜港に常置されており、基本的には動かないのだが、今でも動かせるように検査を受けているらしい。

日本丸自体は東博に持ってきていないのだが、航海日誌が展示されていた。これも重要文化財に含まれることになる。

あと、今、重要文化財に指定されるんだと思ったのが万葉集の写本で紀州本と呼ばれているもの。

万葉集の写本もいろいろあるのだが、代表的なものの1つらしい。読み方がカナで書かれているのが特徴だそう。


しかし、展示物リストを見ると所有者が「国立文化財機構」になってるものが多かったな。

これは全国4つの国立博物館と奈良文化財研究所、東京文化財研究所を運営している独立行政法人ですね。

そりゃ重要文化財もたくさんもってるよなって話なんだけど。

所有者としては国立文化財機構なのだが、実際、重要なのは常置場所なので 奈良文化財研究所保管 とか併記されていたけど。


ちなみに重要文化財の数が一番多い都道府県は東京都だそうで。それに京都府、奈良県、滋賀県と続くのだが。

ただ、移動できない建造物に限れば、京都府と奈良県がぶっちぎりで多いことが知られている。国宝に限ればこの2府県で半分以上を占める。

これってどういうことって話なんだけど、他の地域から動かされた文化財というのがけっこうあるって話なんだよね。

もともと法隆寺にあった宝物が今、東博にあるなんていうのはその一例だが。(cf. 法隆寺の財テクの跡)

それは京都府や奈良県にも言えることで、もともとその地で伝来したものがかなり多いのは言うまでもないが、

そういう土地柄、博物館などでの保存体勢が充実しているから集まってる分もあるだろうと。

国立文化財機構が所有・保存する重要文化財が多いってのはそういうこと。そうなれば東京都・京都府・奈良県・福岡県のいずれかにあるわけだし。

FBDという記述方式

最近、PLCっぽいものをあれこれといじっている。

見た目はPLCっぽくないんだけど、プログラムの作り方がPLCと同じなんだよね。

IEC 61131-3準拠って書いてあったような気がするけど。


PLCってProgrammable Logic Controllerのことね。

シーケンス制御のためのコンピュータってことだね。

このプログラムの作り方としては、伝統的にはラダー図が使われてきた。

というのも、もともとリレーシーケンスでやっていたものを置き換えるために生まれたので、

リレーシーケンスの回路図を書くように作れるラダー図が直感的だったということらしい。

けど、プログラムという観点で見るとラダー図というのは可読性がよいとは言えない場合もある。


IEC 61131-3というPLCのプログラムの標準規格があって、

ここではPLCのプログラムの書き方として、LD, FBD, SFC, IL, ST の5種類の記法を定義している。

第2回 IEC 61131-3の特長 【前編】 5つのプログラミング言語と変数 (OMRON)

LDっていうのがラダー図のこと。伝統的によく使われてるけど、モジュール化が難しいとか、可読性がよくないとか書かれている。

FBDはFunction Block Diagramの略で、演算ブロックを結線することで処理を書く方式。

SFCはSequential Function Chartの略で、工程ごとにLDやSFCでプログラムを作って、遷移条件を書いて行くようなものらしい。

ILはInstruction Listの略で、アセンブラみたいなもの、STはStructured Textの略で、Pascal風の言語で、いかにもプログラミングという感じ。


で、今回のプログラミングではこの中でFBDを使っている。

詳細は不明だが、プログラミング環境を見ると FBD, LD, STの3種類しか選択肢がなかったから、それだけ対応しているのかな?

その上で既存のプログラムやサンプルコードがFBDで書かれていたから、それにならってFBDを選んだ。

実際のところ、IEC 61131-3の5方式の中で一番人気が高いのはどれなんだろうね?

LDは伝統的な方式だが拡張性に難があるように見えるが、FBDは拡張性と理解性のバランスが取れてるように思える。

STは記述能力は高いんだろうが、電気の技術者にとってはグラフィカルな方が理解しやすくて好まれるんじゃないかな。


いろいろな特殊な機能を操作する都合、特殊な演算ブロックの出番が多いのだが、

基本的な論理演算ブロックを使った部分もある。

その中でよく書いたのが、複数の変数を監視して、もし1つでもFALSEになったら、変数をTRUEにする処理。

使うのは AND と RS というごく基本的な演算ブロックである。

複数の変数をANDに入力して、その出力を反転してRSのS入力にいれ、リセットスイッチをR入力に接続すれば完成。

RSっていうのはRSフリップフロップのブロックですね。(リセット優先のフリップフロップって説明だったはず)

こういう場合、ラダー図だと自己保持回路を書いてってやるんだろうが、RSブロックを呼び出せばそれでOKなわけ。

ラダー図でもRSブロックぐらいは簡単に使えたような気はするが。


最初に書いたとおり、PLCではない装置なのだが、プログラミングはPLCの方式なんだよね。

詳細は不明だが、IEC 61131-3というオープンな規格に準拠しておけば便利だろうという考えもあったのかも。

PLCで使われている方式だからなじみのある人も多いだろうということに期待したんだろうかね。

確かに独自言語とかやられるよりはうれしいか。