小さなレジのあるNewDays

今の通勤ルートだとJRの駅構内にあるNewDaysが便利なので、そこで買い物をすることが多い。

NewDaysというと使えるキャッシュレス決済はSuicaと相互利用しているPASMO・ICOCAなどのICカードに限られるので、

ICOCAにチャージしていなかった時代には、現金払いということで面白くなかったのだが、

今はSuicaオートチャージで何もせずとも完全キャッシュレスで使えるようになり、一気に便利になった。


そんなNewDaysだが、客が多いときにはレジの前に行列ができる。

別に並んで待ってればいいのだが、そのときレジの横に機械が置いてあることに気づいた。

見てみるとセルフレジらしい。

NewDays/セルフレジの使い方講座 (JR東日本リテールネット)

一般的なスーパーのセルフレジは、袋をセット→バーコード読み取り→支払い となるわけだが、

このシステムはバーコードを読み取るとスタートという仕組みになっている。

そして支払い方法はSuicaに限ることでたいへんコンパクトなレジとなっている。

資材はレジの横に置いてあるので、そこからストローでもフォークでも持って行けばよいわけだ。


なかなか気づく人もいないのか、今まで誰として使っている人は見たことは無いのだが、

それは自分が使いたいときにすぐ使えるということであり、気づいて以来、NewDaysで買い物するときは決まって使っている。

一般的なスーパーのセルフレジだと、レジ数台ごとにスタッフが監視していて、袋の重量を調べたりしているというのに、

NewDaysのセルフレジはただバーコードを読み取り、Suicaで決済するだけ、店員もレジにかかりっきりで目が届かない。

こんなのでいいのかな? と思ってしまうけど、スムーズに買い物できることは確かなので。


調べたところ、NewDaysは去年~今年にかけて150店舗に導入したそうで、これはNewDays全体の規模からすればけっこうな導入数かと思う。

JR東、駅ナカコンビニにセルフレジ 品ぞろえも2割増 (日本経済新聞)

それ以前だと、2010年にローソンが51店舗に導入というニュースが出てきた程度だ。

ローソンがNEC製の「セルフレジ」を導入、今年度中に51店舗へ (ビジネス+IT)

NewDays、意外とおもしろいコンビニかもしれない。

大宮から東京方面には8本線路がある

昨日、大久保駅・新大久保駅の乗換を乗車券分割のついでに活用したという話を書いた。

大久保駅はいくつもある

この後、大宮方面に向かったのだが、大宮から東京方面のルートって複雑だなと思いながら行き来していた。


大宮駅から東京方面に向かうJR在来線の系統は4系統も存在する。

上野方面へ向かう系統として、京浜東北線 と 宇都宮線(上野東京ライン)、

池袋方面へ向かう系統として、埼京線 と 湘南新宿ライン となっている。

実はこの4系統、大宮駅から東京方面では全部違う線路を走るのだけど、ご存じだろうか。


まず、わかりやすいところから。

京浜東北線だが、大宮~横浜で東北本線・東海道本線各駅にホームがある線路を走る。

この線路には基本的に京浜東北線系統の車両しか走らない。山手線並行区間では通過運転もあるけど、それ以外は各停ばかり走る。


次に埼京線だが、大宮~赤羽は東北新幹線に平行して埼京線として作られた線路を走っていく。埼京線の横を新幹線が駆け抜ける姿が見える。

赤羽~池袋では正式名称では赤羽線の線路を、池袋~新宿~大崎では山手貨物線を走る。

かつて山手線は赤羽~池袋~品川の路線だったのだが、環状運転を行うにあたり赤羽~池袋が山手線から弾かれた。これが赤羽線だ。

埼京線の系統が生まれる以前から、赤羽~池袋の折り返し運転で東北本線と新宿・池袋方面を短絡するルートとして活用されてきたよう。

埼京線が生まれて、折り返し運転から大宮~赤羽~池袋~新宿(後に大崎まで延長)の系統となり、

赤羽~新宿ではかつての山手線が復活したような形になった。そう考えるとわかりやすい。


次に宇都宮線だが、宇都宮・高崎方面から上野方面に行く快速電車が走るだけだから簡単な気がするが、意外と複雑な気がする。

京浜東北線と別の線路が敷かれていて、そこを走って行くのだが、京浜東北線とルートが少し違う。

というのも京浜東北線が通ってない尾久駅を経由するのよね。

地図で尾久駅あたりを見てみるとわかるけど、尾久駅と京浜東北線の線路の間には車庫の線路が山ほど敷かれている。

この車庫はかつて長距離列車の基地として活躍してきて、最近まで定期運転されていた北斗星号もここを基地としている。

そんな事情もあって京浜東北線と宇都宮線の線路は違う線路というだけでなくルートも少しだけ違うのだ。

これで以前は上野発着だったのだが、今は上野東京ラインの線路が完成して、東京駅・品川駅、さらに東海道本線につながっている。

上野東京ラインで行く品川

なのでこの線路を走る列車は上野駅発着でない限り、上野東京ライン系統であることを掲げて走っている。


最後の湘南新宿ラインだが、これはかなり変なルートだ。

大宮駅から東北貨物線の線路を走る。宇都宮線とは違う線路を走るのだ。

確かに湘南新宿ラインの電車に乗りながら観察していたら、別の線路に宇都宮線の快速列車が走っているのが見える。

6本の線路が並んでいる姿はなかなかの姿だ。こんな状態が大宮~王子にわたって続く。

王子あたりで宇都宮線の線路が尾久方面へ行くが、京浜東北線の上中里駅と山手線の駒込駅の間でわりと急なカーブを走って行く。

これは東北貨物線と山手貨物線を連絡する線路のようだ。このまま山手貨物線を走ると池袋にたどりつく。

赤羽~池袋は湘南新宿ラインはノンストップで走るが、遠回りのルートを走り、カーブもある。

池袋~大崎は埼京線と同じ線路を走り、大崎から横浜方面は横須賀線の線路に入る。

湘南新宿ラインの電車は小田原・熱海方面に向かう場合でも大船までは横須賀線の線路を走ることになっている。大崎からは横須賀線の線路に入るしかないそうで。


これで4系統の姿がわかったかどうかは知らんが、往復で埼京線と湘南新宿ラインを乗り比べたとき、

湘南新宿ラインの線路が赤羽~池袋で異様な遠回りをしているのが気になった。

実際のところ、赤羽~池袋は埼京線は10分、湘南新宿ラインは11分なのでほぼ互角なのだが、

ここで埼京線はこの間2駅に全列車が停車して10分、湘南新宿ラインは通過して11分だから、いかに遅いか分かる。

じゃあ埼京線の線路を通過運転すれば最強なんじゃないか? と思うのだけど、そういうわけにもいかないそうだ。

というのも赤羽~池袋の途中2駅は踏切が近接している都合、通過が禁止されているようで必ず停車しないといけない。

しかも、この2駅は最長10両までしか停車できないので、最長15両の湘南新宿ラインの列車は停車も通過もできない。

しかし、昔はこの区間も貨物列車が駆け抜けてたはずで、なんで通過禁止にしちゃったんだろ。

なお埼京線と湘南新宿ラインのどちらが先着するかということは駅の表示器でも案内しているので参考するとよいが、

大宮・赤羽~池袋・新宿間に限れば、埼京線の方が明快で使いやすい気はした。まぁ大宮駅の埼京線・川越線ホームは地下だけど。


帰りに湘南新宿ラインに乗ったときにもう1つ気になったことがあった。それは駅の発車案内の表示だ。

行き先表示を見ると神奈川県の駅名ばかり並んでいる。

上野駅発着を別とすれば、上野東京ラインにしても湘南新宿ラインにしても東海道本線・横須賀線に入り神奈川県に向かう。

ところがその行き先表示を見ても東京都内のルートがさっぱりわからんのだ。

なので「上野東京ライン」「湘南新宿ライン」の表記が付記されているのだが、表示器が小さいので字がつぶれて見にくいこと。

いっそ「品川・小田原」とか「新宿・逗子」のように、最終目的地と同じぐらい東京都心での経由地をしっかり示していただきたいと。

むしろ最終目的地に興味がない人も多いでしょうし。

放送はけっこう丁寧だから、ある程度知ってる人なら乗り間違えないとは思うんだけど、表示器は不親切だ。

逆に東海道本線から東京方面も同じような悩みがあるんだろうな。


複雑なのは間違いないんだけど、都心ターミナル、停車駅の違いに応じて選択肢がいろいろあるのはおもしろいし、

それぞれ独立した線路をもっているということは、その分、都心にたどりつける列車が増えているということでもある。

悩み所は多いが、使いようはあるのかなと、とりあえず埼京線と湘南新宿ラインの乗り比べを通じて実感出来た。

大久保駅はいくつもある

今日、電車に乗って出かけていたのだけど、大久保駅で降りた。

さて、ここであなたが、大久保駅と言って思い浮かべる駅はどこの大久保駅だろう?


かつての僕は大久保駅と言えば宇治市の玄関口である近鉄の大久保駅しか思いつかなかった。

ところがJR神戸線で運輸障害時に大久保行き新快速が走っている姿を写した写真を見て、この大久保駅とはなんぞやとなった。

この大久保駅は明石市にあるJR神戸線の駅で、普段は新快速が停まらないものの運輸障害時に折り返しで使われることもあるんだとか。

関西にいてもこの2つの大久保駅のことを意識する人はどれぐらいいるだろう?


そして関東にも大久保駅は2つある。

1つは新宿区にあるJR中央本線の大久保駅、新宿駅より1つ八王子側に進んだところにある各停のみ停車する駅だ。

この大久保駅は全国的にも一番有名かも知れないが、近くにある山手線の新大久保駅の方がもっと有名かも知れない。

もう1つが習志野市にある京成本線の京成大久保駅、正式な駅名には京成とついているが、案内上は単に大久保駅とのこと。

さらにもう1つ、秋田県潟上市にあるJR奥羽本線の大久保駅、この中では一番こぢんまりとした駅だ。

計5つの大久保駅が日本国内にあるのだ。

僕もこのBlogを書くまで最初の3つしか知らなかったんだけど、探せばあるもんだ。


こうやって2つ以上同じ名前の駅があると、これらの駅同士を結ぶ乗車券を買いたいと思う人もいるかもしれない。

会社をまたぐとなかなか難しいのだが、JR同士なら買えそうな気もする。

ところが新宿区の大久保駅は東京都区内のエリアに含まれるので、200km以上の乗車券では基本的に東京都区内発着にされてしまう。

明石市の大久保駅で「中央本線の大久保駅まで1枚」とか言って買ったところで出てくるのは東京都区内までの乗車券にされる。

なので一筋縄にはいかないのだが、例外があって、東京都区内のエリアを一旦出てもう一度入り直したときは都区内発着にされないことになっている。

そういう工夫をやって、宇治市の大久保駅から新宿区の大久保駅まできっぷを買えたとすれば (陽)大久保→(中)大久保 という乗車券が出てくるはず。

(陽)は山陽本線のこと、(中)は中央本線のこと。同じ名前の駅が複数ある時はこうやって解決する。

潟上市の大久保駅も (奥)大久保 という表記になるらしい。

やりたい人がいれば参考にどうぞ。


それで、今回降りたのは新宿区の大久保駅なのだが、ここが目的地だったわけではない。

実は今回の移動は乗車券分割で画期的に安くなる案件だったのよね。

ただ乗車券分割するだけではおもしろくないので、大久保駅で降りて、新大久保駅で入り直すということをやってたのよ。

この2つの駅はそんなに離れてなくて歩けばすぐたどり着く。

もともと中央本線と山手線は新宿駅で乗り換えられるので、この2駅を乗換駅として使う必要性は乏しいが使ってはいけないという道理はない。

そういう遊び心で降りたっただけの話で、別に新宿駅で改札を出てすぐUターンしてきても同じことだった。そういう話。

AMラジオ局もFMがいい

ここ数日、業務用車で移動することが多かったんだけど、

ひたすらとあるAMラジオ局の放送が垂れ流しになってたのには深い意味があったのだろうか。

運転していた人の好みなのか、チューニングされてたからそのまま聞いてたのか。ようわからんが。


AMラジオというと、技術的に簡単であるということで歴史は長く、

FMラジオに比べると低い周波数なので広範囲にわたり電波が飛ぶと思われている。

ただ、現在となってはAMだけ聞ける機器よりはFMだけ聞ける機器の方が多い。

というのもFMって使ってる周波数が高いということでアンテナ小さく出来るのよね。

だからポータブルプレイヤーにFM受信機が搭載されていることは多くて、僕も以前使っていたZEN MozaicにFMラジオ機能が付いていた。

AMは包絡線検波を使えば簡易な回路で受信機が作れるということで昔はメリットが大きかったんだろうけど、今はFMでもワンチップだもんね。

電波が広範囲に飛ぶというのも、それがすなわち聴取できるということではない。

建物が密集している地域では電波の透過性が低いことの方が問題となる。

あと飛びすぎるのも考え物で、離島や本州沿岸では外国からの混信がすさまじく、AMではラジオが成立しないなんてことも。

飛びすぎないFMの方が送信所が設置しやすく、遠くのAM送信所の電波を拾うよりは近くのFM送信所の電波を拾う方が容易なのは自明だ。

以上のような事情もあって、災害時にはNHK-FMはラジオ第1放送と同じ内容を送信して、多くの人が災害情報にありつけるように配慮している。

電波が飛べばよいというものではないのだ。ラジオは聴けてなんぼのものだ。


特に混信でAMラジオが成立しない地域は問題で、AMラジオの中継局がFMで設けられることはあって、

NHKラジオ第1放送だと鹿児島県の宇検・大和(いずれも奄美大島)、沖縄県の祖納(与那国島)・与那国・南大東、東京都の父島・母島(いずれも小笠原村)がFMによる中継局だ。

大東諸島と小笠原諸島は本当に最近までラジオ第1放送の受信すら困難で、2007年に大東諸島、2013年に小笠原諸島に中継局が設置され、

これをもってやっと日本全国でNHKラジオ第1放送が聴けるようになったという、たいへん意義深い出来事だったのだ。

もっともFMのおかげで実現できたというよりは、大東諸島も小笠原諸島も通信回線の確保の方が問題だったわけで、

地上デジタル放送のおかげでラジオが島にやってきたというのが真実なのかもしれないけどね。けどAMだけではどうにもならなかったことは事実だ。


そんなわけでこれまでもAMラジオの中継局がFMで設けられることはあったのだが、

地上デジタル放送への完全移行により空いたV-Low帯を使って都市部でもFMによるAMラジオの中継局が設けられようとしている。

V-Lowというのは地上アナログ放送のVHF1~3chに対応する部分だ。

テレビの1~12chはVHF帯によるものだが、3chと4chの間は大きく離れていて、このうち低い側の1~3chをV-Low、4~12chをV-Highと呼んでいた。

V-Lowは日本以外だとFMラジオに使われることが多く、日本にあるラジオ受信機でもアナログテレビの音声部分だけ聞くために、この周波数帯に対応したラジオは多い。

VHF帯からアナログテレビが撤退した今、V-LowはFMラジオに使うのに最適な周波数だ。

そんなこともあって、V-Lowのうち、低い側の一部をAMラジオの中継局をFMで設ける、FM補完放送に充てることになったのだった。

東京の民放AMラジオ3社は今年秋~冬にFMによる中継局として墨田中継局を設置することを決めている。

二刀流ラジオ。文化放送AM1134kHz / FM91.6MHz

墨田中継局というのはようは東京スカイツリーのことだ。都心の空から電波が降りそそぐということでビル影でも安定した受信が期待できる。

他の地域でも設置に向けて動き出している民放ラジオ局は多いようで、すでに北日本放送(富山県)、南海放送(愛媛県)、南日本放送(鹿児島県)では運用が始まっている。


ラジオの受信方法もいろいろで、民放だとradiko、NHKだと らじる★らじる でインターネット経由で聴取できるようになっている。

これも難聴の対策の1つで、電波がダメならインターネットで聴けばいいという考えだ。

当初はradikoは地域ごとに地域の放送局しか聴けなかったが、会費を払ってプレミアム会員になれば全国の放送局を聴けるようになっている。

AMラジオでは先に書いたとおり周波数が低いから電波はとにかく飛ぶ。だから受信環境はともかく、長距離受信している人はそこそこいるそう。

特に深夜帯はより昼間より高い電離層で反射するということでかなり遠く飛び、深夜の番組では異様に遠いところからのリスナーもいるんだと。

そんな経緯もあってradikoプレミアムで安定して遠くのラジオ局を聴取できるようになることを喜んでいる人も多いとか。

ここにAMラジオのFMによる中継局が加わるわけだけど、状況にもよるが受信環境改善には画期的なのではなかろうか。


ラジオ離れへの危機感というのもあるのだろうが、ここ5年ぐらいでのラジオの変貌というのはすさまじいものがあるなと思っている。

以前、このBlogでも書いたけど、僕は平日夕方に帰宅してからインターネットラジオ、主に 超!A&G+ の番組を聴いている。

夕方からインターネットラジオ

この超!A&G+をAMラジオ局の文化放送がやっているというのがまず画期的な出来事ではないのだろうかと思う。

AMラジオとはまた違った聴取傾向のあるインターネットラジオに合わせた番組をラジオ局がまじめに作っていることは画期的だ。

AMラジオ局だからといってAM向けに割りあてられている電波だけにこだわることはなく、音のコンテンツをいかに適時適所に配信するかということが肝心なんだろう。

まぁ超!A&G+は映像付きの番組もあるけどね。

FAXもあるがスキャナとして使う

人事にFAXで送るようにと言われていた紙切れがあって、

そろそろFAXしないとなぁと思っていたらE-mailで追加の連絡が送られてきた。

その中に「FAXで送付(メールにPDF添付でも可)」という記述があったので、

その紙切れをスキャンしてE-mailで送ってきた。


日本人のFAX好きは世界的にも有名だそうで、未だに一般家庭のFAX普及率は4割ほどあり、

ビジネスの現場でもFAXは活用され続けている。

日本人は「ファックス」が好き? 海外メディア「いまだに使ってる」と不思議がる (J-CASTニュース)

僕が小学生ぐらいの頃にはFAXで連絡を送ることは本当に多かった。親戚・知人にFAXで連絡とかよくやっていた。

電話だと不在だと連絡が付かないし、電話口で時間が取られてしまう。だからFAXを好んで使っていた。

それがどんどんE-mailに切り替わっていき、中学生の頃にはほぼE-mailになっていた気はするが。

私的にはここ10年以上、FAXを使うことはほぼなかったが、今でも注文書とか送るのにFAXは活用され続けているのが実情だという。

人事がFAXと言ってたのも紙ベースの手続きを遠隔地から行うということで、急がないものは社内便、急ぐものはFAXという伝統的な考えによるものだろう。


とはいえ、スキャンしてE-mailで送付という方法も活用されているのは事実で、それはそれでありだと言うわけだ。

どこの職場にもコピー機はあるのだけど、このコピー機、PCからのデータ出力もFAX送受信もこれでやってしまうのだという。

さらにスキャンだけしてPDFを作成する機能もあって、この機能を使えば簡単に紙切れをデジタル化できる。

スキャンしたデータは専用のフォルダに保存するか、E-mailで送付することができて、

前の職場ではフォルダへの保存を使っていたが、フォルダを作るには事前に作業が必要なので、PDFデータは自分のE-mailアドレスに送信する方法を選んだ。

タッチパネルでアドレスを入力して、スタートボタンを押すと、紙を吸い込んで完了と出てくる。

吸い込んでスキャンするだけだからコピー機の動作はあっけないもんで、自席に戻ってPCを見るとちゃんと届いていてほっとした。

あとはこのデータを保存して、人事へのメールを書き起こして、スキャンしたPDFを添付して送りつければ完了と。


今でもFAXが活用されている理由の1つには、送受信ともに作業がシンプルだからというのはあるかと思う。

注文書を送る場合、注文書にペンでちょちょっと書いて、FAX流すだけだから手軽だ。

受け取った側もリアルタイムで紙で出力してそれに応じて処理すればよい。

それを先の記事では「高齢化社会」だの言うのかもしれないけど、シンプルなことはよいことなのだ。


だから本当はFAXは手軽なはずなんだけど、今回、紙切れだけFAXして済ませるのもはばかられるというか、書類とともに伝達事項がいくつかありましてね。

そうなると、FAX送付状を付けないとまずいなと常々思っていたのだが、送付状作るのがめんどくさいとも思っていた。

けど、書類をPDFにしてE-mailで送るのなら、送付状に書こうと思ってた内容は本文に書いて送れば良いわけで、手間が省けると。

わざわざPDFデータを自分に送って、それから人事に送るメールを作ってと手間がかかっているように見えるけど、実は楽できてるのだ。

紙切れだけ送るならFAXは間違いなく手軽なんだけど、そういうシーンは注文書ぐらいしかないもんだと。

ファミリーレストランもキャッシュレス

ちょっと前までファミリーレストランの類でクレジットカードが使えることはそうそうなく、

僕にとってはどうしても現金が必要なところの1つだった。

そりゃものすごい金額にはならないけど、数百円で済むわけでもないし、そこそこ重い。

ただ、そんな状況も変わってきていて、今ではクレジットカードが使える店も増えた気がする。


とはいえ、ここ数年はそういう恩恵を受けることもなく過ごしてきたのだが、

最近、ガストに行くことがあり、久々にその恩恵を受けることになった。

レジの横になんかICカードを受け付けそうな端末が置いてある。

それでちょっと周りを見てみるとSuica・PASMOなどを受け付けるらしい。

クレジットカード・電子マネー (すかいらーくグループ)

そんなわけなのでそのときはSuicaで支払った。残高が足りるならそっちの方がお得だしね。

他にEdyとiDにも対応し、あとはVISA・Master・JCB・AMEX・Dinersのクレジットカードを受け付けると書いてある。

これだけあれば安心ですね。


一般的に飲食店というとクレジットカードで払える店が多い印象があるが、単価次第なのかなと思う。

単価が高い店だとクレジットカードに対応する意味は大きいのだろう。

財布の中身が足りないと思ってもクレジットカードで払えるやということで売上を獲得できると考えているのだろう。

一方で、単価の安い店だとなかなかクレジットカードで払える店は少ない。

ただ、安いもんだから電子マネーの適するところという考えもあるのか、

吉野家でWAONが使えたり、食券を買う券売機がSuica等に対応してたり、キャッシュレス化が急速に進んでいる。

ファミリーレストランはその中間ぐらいなのかもしれないが、そうはいっても現金だと財布の中身がけっこう削られるわけで、

僕としては単価の高い店同様にクレジットカードに対応していただきたいと思っているのだが……


先日、現金での支払いの割合はいかほどか家計簿で調べてたんだけど、

スーパーの買い物がキャッシュレスで、娯楽関係が軒並みクレジットカード、公租公課は給与天引き、光熱水費はクレジットカード払いか口座自動振替、

なんてこともあって、現金の割合が10%を切っていて、なかなか優秀だなと思って見ている。

あと散髪がどうにかなればガクッと減るんですけどね。

ラジオ体操は郵便と通信だ

ラジオ体操といえば知らない人はいないだろうが、

このラジオ体操のスポンサーが かんぽ生命保険 というのはご存じだろうか。

小学校のころ、夏休みに配られたラジオ体操のカードに Kampo と書かれていて、

なんで 簡易保険 なんだろう? というのは不思議に思っていた。


まぁ保険会社が健康増進のための取り組みに協力するというのは、そんなに不思議な気はしない。

とはいえ、ラジオ体操といえばNHKのラジオかテレビで聞くもので、簡易保険が前面に出てくるのは不思議なことだ。

ラジオ体操の起源について、かんぽ生命のWebサイトにはこう書かれている。

お馴染みの「ラジオ体操」は、80年以上の歴史を持つ体操です。当社の起源である逓信省簡易保険局が1928年(昭和3年)に「国民保健体操」として制定し、日本放送協会のラジオ放送で広く普及しました。体操の内容も1951~1952年(昭和26~27年)に「ラジオ体操第一・第二」として再構成され、誰でも気軽に実践できる運動として現在も多くの方に親しまれています。
1999年(平成11年)9月には、新たに「みんなの体操」が制定されました。こちらは国連の「国際高齢者年」にちなんだもので、「ユニバーサルデザイン」という考え方のもと、年齢・性別・障がいの有無を問わず、すべての人々が楽しく安心してできる体操として考案されました。

(ラジオ体操・みんなの体操 (かんぽ生命保険))

実はラジオ体操はNHKが作ったのではなく、逓信省簡易保険局が制定したのだという。


ここでピンと来たんだけど、逓信省という役所は、通信と郵便をやっている役所だ。

ラジオは通信、郵便局の簡易保険は郵便、ということでどちらも逓信省という役所でつながっていた。

おそらく、その経緯で簡易保険がラジオ体操をやることになったんじゃないかなと。

NHKとかんぽ生命と言われると、何のつながりも感じられないが、裏にはそういうつながりがあったのだ。

ちなみに逓信省という役所は、一時、電気通信省と郵政省に分離されたが、電気通信省から電電公社が分離された後、郵政省に統合されている。

その後、郵政省は総務省に統合され、まもなく総務省から郵政公社が独立して現在に至っている。

今となってみれば、郵便関係の業務で役所でやるような仕事はほぼなくなり、総務省の業務の内、元郵政省関係の業務はほぼ通信関係かと思うが、

今でも日本郵政グループの監督は総務省の業務で、かんぽ生命も一般の保険会社として金融庁の監督をうけつつ、総務省の監督も受けている。


日本全国に飛んでいくNHKの電波のように、郵便局というのは日本中どこでもアクセスが保たれている。

そんな2つの事業体が組んでラジオ体操の普及に取り組んでいるというのはなかなか相性はよいのかもしれない。

郵便局の貯金保険課だかの外交員がラジオ体操カードを持って小学校を回ってたのかどうかは知らないけど、そういうことができる環境にあるわけだ。

降りやすいが前が詰まりやすい

先払制のバスは引っ越し前から乗る機会はそこそこあったが、

先払制のバスで混雑に悩まされることはあまりなかった。

ところが、最近は先払制のバスで混んでるバスに当たることがあって、

先払制のメリット・デメリットというのが見えてきた。


昔、奈良交通のバスを例に取って、乗車方法・運賃支払い方法を紹介したことがある。

前から乗るか後ろから乗るか迷いそうな話

郊外を走るバスでは整理券方式ということで、後ろから整理券を取って乗って、降りるときに運賃を支払うことが多い。

それに合わせて大阪・京都・神戸などのバスでは、均一制であっても後ろから乗って、降りるときに運賃を支払う方法を取っている。

ところが奈良交通は奈良市内などの均一制のバスは前から乗って先払い、整理券方式のバスも同じところを走るがそれでも先払い。

学園前などでは駅から出るバスは後払いだが、駅に行くバスは申告先払いという、不思議な方法を取っている。

バスの乗降方法もいろいろあるのだ。


関東圏では均一系統は先払制が一般的で、多区間系統であっても申告先払が採用されていることは少なくない。

申告先払だけ見るとなかなか合理的には思えないが、均一系統に合わせるメリットがあるという考えなのだろう。

というわけだからバスに乗るときに運賃を払うわけだが、そうなると小銭の用意がない人が入口でまごつくことが考えられる。

それが先払制のデメリットだと思っていたのだが、最近ではICカードが普及しているので、

ほとんどの乗客はICカードで払うということでスイスイ進んでいくもので。

まぁ後払制にしても、車内で停車中に両替するならいいけど、降りるまで両替するタイミングがなければ、降り口でまごつくわけだしね。

その点では先払制と後払制に大きな違いはないのかもしれない。


ところが運賃を払って混雑したバスに乗ったとき先払制のデメリットが見えてきた。

最近はノンステップバス・ワンステップバスがほとんどだから、バスの後ろの扉は車両中央あたりにある。

後払制のバスだと、真ん中から乗り込んで、前にも後にも無理なく客が詰まっていく。

後方に立つ人は少ないけど、それでも前方が混んでたら後方に無理なく回る。

ところが、先払制のバスだと前からしか客が入らないので、後方は空いてるのに、前方ばかり詰まるということが生じる。

前方の人は苦しいから後方に進みたいところだが、すでに後方にいる人は快適なので特に詰める気が起きないのだろう。

ここで無理やり人をかき分けて後ろに進めば、自分も前方でぎゅうぎゅうになってる人にとっても快適になると信じているのだが、いかんともしがたい。


降りるときについては先払制のバスに分がある。ただ降りるだけなのだから。

車両中央にあるドアから降りるわけだから、前方にいても後方にいても無理なく降りられる。

しかも終点の停留所では前方のドアも降車に使わせてくれるので、なおさらスムーズだ。

後払制のバスだと全員を前のドアから降ろすわけだから、なかなかスムーズな降車とはいかない。

途中停留所で後ろの乗客が降りようとしても、前が詰まって降りるに降りられないということはある。

そんなときはだいたい後扉から降ろしてもらって、前扉に運賃を払いに行くという方法でなんとかすると思うが。

まぁ後払制にしてもICカードの普及が進み、昔に比べれば降車はスムーズになったのではないかと思う。

まごつく客は右によけて両替やらしてもらって、ICカードや小銭の準備ができている人がどんどん降りて行くなんてこともできるわけだし。

なかなか先払制だと支払にまごつく客を飛び越して乗り込んでいくのは難しい気がするからね。できなくはないと思うが。

後払制は降車に時間はかかるが、先払制に比べて乗車がスムーズならば、実際はそんなに差はないのかもしれないが。


先払制がよいか、後払制がよいかというのは、混雑状況、乗降停留所、支払手段によっても違うだろうし、

なかなかどっちがよいと一言で言えるわけではないなと思ったが、

先払制は前ばかり詰まるというのは実際に乗ってみて気づいた大きな難点だと思う。

後払制のバスでも車内の段差が問題にならない人は、できるだけ後ろに詰めるよう心がけるべきと思っているが、

先払制のバスではなお一層、後ろに詰めることを意識して乗るのが道理だと思った。

作業着が万能なこともある

技術者の職場もいろいろだけど、作業服が正装という職場もあるのだ。

実は今いる職場がそういう職場なんだよね。

そんな職場だと作業服で机に向かって仕事しているし、打ち合わせも作業着でやるのだ。

もっともこの職場は作業着ではない人も混ざっているけど、どちらかというと作業着の人の方が多いので違和感はない。

そんなわけだから、僕もこの職場にいるときは作業着で仕事をしている。


作業着で仕事していると言っても、職場に来るときは作業着ではないわけで、

職場に入る前に作業着に着替え、退勤時に脱いで帰ることになる。

ここまでは適当な服を着ているわけだが、作業着に着替えてしまえばそれが正装、

そこまでの服はわりとなんでもいいのだ。あんまり気を抜くのも考え物だが。


作業着が正装というのはちょっと不思議な感覚かも知れない。

もちろん作業着を着ているのは作業時の利便性を考えてのことだが、

作業着が必要か否かは無関係に作業着を着ておけばよいという考えになるんだよね。

工場の製造現場で働いている人が作業着を着ているから、それに合わせて技術者の職場はみな作業着なんてこともあるんじゃないの?

対外的に正装とは言いがたいが、職場の中ではそれでよいのだ。


作業着を着てればよいというのは考えようによっては気楽なもんだ。

自由度はないが、自由度が高いのも考え物だ。

じゃあ君の将来の職場はどうなんだ? と言われると、はっきりとしたことは言えないけど、

多分作業着が正装ということはないでしょうね。

ただし、作業着はまさに作業するときの服として技術者の職場ならどこでも使いうるのかなと。

「はんだ付けとかするとき使うことになっている」と言ってたしな。

ひき肉とキャベツとニラと皮で作る

先日、このBlogでひき肉の話を書いた。

ひき肉をこねる手間

それ以後もたびたびひき肉を買って調理しているのだけど、今日は餃子を作っていた。


なんでそんなことをしようと思ったのかというと、かつてのクラスメイトが餃子を作る上でのコツを言っていたからだ。

彼が言っていたのは、餃子にキャベツをつかうときはあらかじめ茹でるとかしておくとよいということ。

白菜だとあまり問題にはならないのかもしれないが、キャベツではシャキシャキしすぎていると。

「レンジでチンしても同じ効果があるかな?」と言うと、「それはいいアイデアだな」ということで、

それを試したくて餃子を作ったのだった。


というわけで半玉買ってきたキャベツの半分、すなわち1/4をみじん切りにして、ニラを切って、

まとめてレンジに突っ込んで、それとひき肉を混ぜて、餃子の皮の袋に書いてあるレシピを参考に味付けをした。

まぁニンニクとか、手元にない調味料は入れずに、まぁこんなもんだろという具合に。

それからしばらく放置して、なじんだと思ったところで、皮に包んでいく。

シンクの上で渡し板の上にまな板を置き、その上で作業していたのだけど、

立ったまま作業するのもつらいので、椅子を持ってきてやっていた。台所に椅子をもってきたのは初めてだ。

それで焼くときには、ケトルで湯を沸かしておいて、この湯をぶち込んで蒸し焼きにしていた。

そんな具合にして焼き上げた餃子たくさんとスープとご飯で夕ご飯にしていた。


それで味はどうだったんだという話だけど、家で作った餃子らしい素朴な仕上がりだった。

あんを皮に包むこと以外の作業はそんなに細かい作業ではないけど、皮に包むのはどうしょうもない手間で、

週末ぐらいしかようやらんなと思った。まぁ週末の暇つぶしにはいいかもしれない。

かかった費用だが、王将の東日本価格で餃子2人前ぐらいですかね。

個数で言うとその倍ぐらいできたが、重量だと1.5倍ぐらいなんじゃないのかな?


今日の餃子は作ってみたいから作ったという色が強くて、実は冷凍庫の中に冷凍の餃子が入ってるんだよねぇ。

いつかの晩ご飯に食べようと思って買いだめておいたんだけどさ。

そんなことばっかりしてるから冷凍庫の中身の消費が進まないんだろと言われても仕方ないが。