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けっこうLR44は無理してる

僕はコンサートのときに使うペンライトとして KING BLADE iLite を主に使っている。

単色のペンライトで、ボタン電池 LR44 3個で動作する。

多色切替式のが主流なのかなとは思うが、軽くて安い(700円程度で買える)ので、複数色同時に使いたいときには便利だ。

色によっては発色がきれいなので好んで使っている面もある。水色とか紫色とか。

カスタム品も多く作られているようだ。僕が使ってるのは標準品だが。


軽いのはいいんだけど、電池が問題という話もある。

たくさんのLR44が灯す

LR44はボタン電池の中では入手性がよい方だが、一般の電器店で大量に買うのは不都合だ。

僕は秋葉原に出かけた時に秋月電子で10個100円で買ってるけど。

電池交換のタイミングもちょっと難しくて、マルチメーターで電圧を測って交換の目安にしているが、定量的な目安を持っているわけではない。


それで電池交換をしながら、マルチメーターで測っていて気づいたんだけど、

電源OFF時とON時で電池の電圧がかなり変動するんだよね。

電池はだいたい一定電圧だが、負荷電流が大きくなると電圧が下がる。

それを等価回路では、定電圧源と内部抵抗を直列にしたもので表す。


LR44の内部抵抗っていくらぐらいなんだろ? と思って測定してみた。

水色のペンライトで、電池交換前後にOFF時とON時の電池の電圧、そしてON時に流れる負荷電流を測定した。

電池交換前後ともに負荷電流は30mA、ということは、なんらかの定電流回路が入っているのだろう。

電池交換前はOFF時の電圧が1.25V、ON時の電圧が1.00Vだった。ということは内部抵抗は約8Ωとなる。

電池交換後はOFF時の電圧が1.52V、ON時の電圧が1.31Vだった。ということは内部抵抗は約7Ωとなる。

ボタン電池の内部抵抗ってそんなに高いのか。

LR44はアルカリ乾電池だが、円筒形の単3形であれば内部抵抗は100mΩ前後、単4型であれば150mΩ前後のようだ。(cf. 電池活用技術研究会)

LR44はこれより50倍ぐらい高い。小さい分だけ大きなハンデを背負っているわけである。


負荷電流が小さければ、負荷抵抗が大きいということはあまり問題にはならない。

ただ、LEDを点灯させるための30mAという電流はLR44にとってはずいぶん大きな電流だ。

LR44の内部抵抗を8Ωとおくと1mAでの電圧降下は0.008V、30mAでの電圧降下は0.24Vとなる。

1mAならほぼ電圧降下は無視できるが、30mAも流すと公称電圧1.5Vに対して16%も電圧をロスするわけだ。

電池の開放電圧と電池の充電率は概ね対応しているが、同じ充電率でも流す電流が違えば得られる電圧は異なる。

ペンライトの場合、少なくともLEDの順方向電圧降下よりも高い電圧が得られなければ動作し得ない。


LR44の充電率と電圧の関係として参考になりそうな資料があった。

ボタン電池LR44の放電特性の比較 (へんてこ.co.jp)

LR44に1kΩの抵抗をつけて放電したときの電圧と放電量の時間経過を調べたそうだ。

負荷抵抗1kΩということは電流は1mA程度だから、電圧降下は無視して良いだろう。

ちなみに僕が買っている電池はGolden Powerだから、ここで書かれているGPのラインそのものの特性なのだろう。

最後まで放電すると120mAh強の容量があるが、ここまで使える機器ばかりとは限らない。

1.1Vまで使えれば120mAh、1.2Vまで使えれば110mAh、1.3Vまで使えれば70mAhといった具合。

LR44という電池は、開放電圧で1.1Vまで使えればほぼ全容量使い切れ、1.2Vまで使えば9割、1.3Vまでだと6割も使えないということらしい。


ただし、この電圧はほぼ開放電圧の数字だから、30mAも流すのならば内部抵抗での電圧降下を考慮しなければならない。

ペンライトの動作に必要な最低限電圧は色によって違うだろうが、仮に3.0V必要とすると、

電池3本で3.0Vで、電圧降下が電池1個あたり0.24Vとすると、開放電圧で1.25Vまで使えるということになる。

さっきのグラフで1.25Vまでの放電容量は90mAh程度かな。30mA×3時間の容量があるということ。

電池の容量を75%程度使い切ったところでおしまいとなる。

実際にはこれ以上に電圧が下がってくると、LEDに流れる電流が減って、暗くなりながら動き続けるんですけどね。


電池の残量を有効活用するためには、電池に流す電流を減らすか、動作に必要な電圧を下げるかどちらかすればよい。

電池を流す電流を減らすという点では、一番わかりやすいのは電池を並列つなぎにするということ。

3個×2で並列つなぎして電池1個の負荷電流を15mAにすると、電圧降下が0.12V、これだと開放電圧で1.12Vまで使える。

これだと120mAh程度まで使えて、120mAh/15mA=8時間持つという計算になり、電池3個と比較すると2.7倍の時間使える。

でも、電池を並列つなぎにするのって難しいんだよね。電池の個体差でループ電流が流れて、電池が無駄に消費されたりするようだし。


動作に必要な電圧を下げるには、電池3個から電池4個の直列つなぎに変えるという方法がある。他社ではそういうのもあるようだ。

こうすると、電池1個あたりの必要電圧が減るので、電池1個あたり0.75Vあればよく、開放電圧で1.0Vまで使える計算になる。

さっき開放電圧で1.1Vまで使えれば電池はほぼ使い切れ、120mAhの容量があるというから、4時間持つ。

電池3個で3時間と、電池4個で4時間、意外と互角なんだよね。

電池の残量が多いときは明らかにエネルギーの無駄遣いしてるのに。(定電流回路での電圧降下が大きくなるから)

赤色のように順方向電圧降下が小さい色では電池の数を増やすメリットは小さそうだが、

青色のペンライトのようにLEDの順方向電圧降下が大きい場合は高い効果がある。

仮に3.3V必要とすると、電池3個だと開放電圧で1.35Vなので40mAhまでで1.3時間、電池4個だと開放電圧で1.07Vまでなので120mAh使い切って4時間。

なんと電池1個増やすだけで3倍も長持ちするという計算になる。(実際は暗くなりながら動き続けていることに気づかず3~4時間は使っているが)


こうやって見てみると、色にもよるが、LR44 3個でペンライトを灯すのはけっこうきついね。

内部抵抗を考慮すると30mAという負荷電流は大きすぎる。

30mAという電流は、長時間発光のケミカルライトの置き換えを考慮したものだと思うが、

長時間発光のケミカルライトってスペック上は4~10時間持つとなっているが、実際は折ってから2時間もするとずいぶん暗くなっている。

それを考慮すると、電源をON/OFFできて、3時間程度は性能を維持できるのは上出来とは思いますけどね。

なお、単4電池3本で動くタイプだと数百mAの負荷電流になるものが主流のようだが、内部抵抗が小さいから余裕なんだよね。

ものによるが短時間発光の明るいケミカルライトの置き換えを想定していたりもするらしい。(それでもケミカルライトの瞬間的な明るさにはかなわないらしいが)


以上のことを見て思ったのは、電池の開放電圧で1.3Vというのが1つの交換の目安なのかなと。

色にもよるが、ここから約1時間で本来の明るさが保てなくなるだろうと。

2時間ぐらいほぼずっと点灯させる色とかだと、これでは間に合わないかも知れないけど、そういう場合はさらに早く交換するという判断がいる。

でも、このペンライトは電池が減っても、暗くなってなんとなく光るので、そこまで厳密に考えなくてもいいかもしれない。

そういうところも単色をメインにした理由でもある。多色切替式はシビアなものもあるので。


Author : hidemaro
Date : 2019/02/18(Mon) 23:45
電気・数学・物理 | Comment | trackback (0)

もとは参拝者休憩所

今年の初詣では神田明神にお参りしたが、このときに神田明神文化交流館が完成していることを確認した。

元々、参拝者休憩所だった建物を建て替えたもので、地下1階・地上4階建てのビルである。

創建1300年に向けた記念事業で建てたそうだが、創建1300年になるのは2030年である。1300年に比べれば誤差か。

1階は売店・飲食店と授与所(外向きにある)ということで、従来の参拝者休憩所の機能を引き継いでいる。

従来よりずいぶん商売っ気は強くなった気はするが、参拝者の便宜にかなうものだろう。


あとは概ねイベント会場である。

地下1階にはEDOCCO STUDIO(エドッコスタジオ)という最大140人程度まで入る会場がある。

伝統芸能のワークショップを行ったり、比較的小規模なステージイベントに使える。

2階・3階は神田明神ホールという多目的ホールでコンサート用途での使用が多い。

スタンディングだと700人程度、座席を置くと300人程度ということ。

今や電気街というより文化発信の拠点になっている秋葉原界隈にあるということで、そういうニーズに期待しているようだ。

なお、4階もEDOCCO LOUNGEとして、神田明神の行事などに使えるようになっているそうだ。


なんで初詣の時に完成を確認したのかと言えば、ここで行われるコンサートのチケットを買ってたからだ。

発表時点ではまだ完成していなかったんだよね。そんな珍事もあった。

当然、行ったことがある人もいないわけで、諸元からどんな会場か想像するしかない。

スタンディングだろうなというのはすぐに判断が付いたが。(さすがに300人程度では収まらない)

すなわち、全て「わんぱくひろば」ということである。(cf. 「わんぱくひろば」という道)

もっとも、「わんぱくひろば」の観客が騒いでたのはこのときぐらいだったが。今回も大した問題はなかった。


こういう会場だと、開場前に人がたまってしまうものだが、境内に人がたまったら邪魔では?

とは思ったのだが、さすがに神田明神の境内は広く、600人程度であれば、そんなに邪魔ではなかった。

ただ、参拝者が多い時期はホールを使うのは厳しそうね。

初詣のときは、いけばなの展示会をやってたが、人がたまらない用途でないとね。

入場時にドリンク代が徴収されたが、ドリンクといっても水とお茶のペットボトルしかないように見えた。

実際には奥にドリンクカウンターがあったのだが、それだって大したものはなかったようだ。

会場内で飲むのが前提(飲食店だから)なのに、退場の導線にペットボトルの回収箱がなかったのはなんでだ。


会場に入って思ったのは、えらくシンプルだなということ。ほぼ正方形で、段差もない。床と壁は木になっている。

この規模のライブハウスだと全体的に暗い感じもあるが、雰囲気としてはずいぶん違う。

パーティーやセミナーなど多目的に使うことを考えるとこれがよいのかもしれない。

全体的に明るいよね。ロビーも境内に向けてガラス張りになってるし。


あと、ステージが高いのも印象的だった。

スタンディングだと前の人にステージが遮られがちだが、これぐらい高いと後ろからでも見やすい。

後でホールの仕様を調べてわかったのだが、ステージは昇降式で最大で1.2mまで上がるらしい。

いくつか他に調べてみたが、この規模の会場だとステージ高さって1.0mぐらいまでなんだよね。もっと低いこともある。

調べた限りでは1.2mというのは2000人以上も入るような会場で見る数字だ。

1.2mって男の胸の下ぐらいの高さだけど、スタンディングだと小さな会場でもあって悪くない高さだと思うのよね。

昇降式だから着席の場合などは下げるだろうが、今回は最大まで上げてたんじゃないかな?


こういう施設を作って、お客さんが付いているのを見ると、神田明神は商売上手なのかなぁ。

商売繁盛の神様でもあるわけだから、それぐらい成功しないと。

コンサートホールの新たな選択肢として名前を見ることも増えそうだ。


Author : hidemaro
Date : 2019/02/17(Sun) 20:20
日常 | Comment | trackback (0)

特別興行でも買えなくはない

映画館のチケットは通常は映画館の窓口かその映画館のWebサイトで購入する。

多くの場合はWebサイトで購入してから映画館に行き、チケットを引き取っているだろう。

便利だしね。チケット引き取り専用の機器は多く設置されることが多いし。


ただ、特別興行ではe+などのプレイガイドで販売されるチケットもある。

舞台挨拶とかライブビューイングとかね。

先行抽選を行ったり、通常の映画よりも早くチケットを売り始めたりというところに特徴がある。

通常の映画は3日前ぐらいからしかチケット売りませんからね。


一方で、これらの特別興行も売り残った分は当日券という扱いで映画館でも取り扱う。

プレイガイドで購入するのに比べると、映画館で購入するのにはいくつかのメリットがある。

まず、座席が選べること。映画館のシステムは座席が選べるようにできているが、プレイガイドではそういう仕組みはない。

なので、空いているエリアもあるのに、プレイガイド分はぎっしり詰められることもしばしば。

次に、各種の手数料がかからないこと。けっこうプレイガイドっていろいろな料金を徴収されますからね。

そして、チケットを引き取りに行く手間がかからないこと。

プレイガイドで購入したチケットはコンビニなどで引き取る必要があるが、映画館のWebサイトで購入すれば映画館で上映前にすぐ引き取れる。


いいこと尽くめに見えるが、プレイガイドで売れ残らなければ映画館では販売しない。

観たい舞台挨拶、観たいライブビューイングはやはりプレイガイドで買うしかないのだ。

プレイガイドでは先行抽選までやるぐらいだもんね。確実に入手したい人はそういうのを使うと。

売れ残る自信があれば、当日券でいいと思うが、それを読むのは難しいでしょ。


今日のシンデレラガールズ6thライブの振り返り上映会は売れ残る自信があった。

今日上映されたのは西武ドームの1日目、僕が京都にいた日の公演だ。(cf. 京都でやるのは不思議な気もしたが)

いろいろ評判は聞いているのだが、Blu-rayが待てないから行くことにした。

そんなわけで日付が変わったところで、Webで購入した。座席表を見ると半分ぐらいは売れ残っていた。

これだと自由に座席が選べるメリットが大きいよね、とポチポチと購入したのだった。

ちなみにこの振り返り上映会には舞台挨拶が付いていて、舞台挨拶も各劇場に中継される。上映の後に舞台挨拶という構成だった。

舞台挨拶の本会場は映画館ではなく、品川ステラボールというコンサートホールを使っている。

実は本会場だけで900人ほど入るんだよね。映画館の大きなスクリーン2個分に近いぐらいかな。


売れ残る自信があったと書いたけど、実は明日の振り返り上映会は売り切れてるんだよね。(行く予定はないが)

え、売り切れてるの!? と思ったんだけど、上映館リストを見てみると明日の方が東京都では上映館が少なく、

なおかつこの映画館では今日よりも少ない席数のスクリーンを使うようだ。(というか今日のスクリーンはやたら広かった)

この違いは何? と思ったら、同時間帯に他のライブビューイング興行が入っているようだ。こちらを優先した映画館が多かったのかも知れない。

たかが振り返り上映会と思っていたが、意外と需要は多いようだ。

ドームという広すぎる会場だから、現地で観た人こそ視点を変えて見たいという話もあるし、舞台挨拶もあるし、売れる要素はいろいろあるんだろう。

でも、想像以上だよなぁ。僕みたいに油断していたら、しくじった人はけっこういそう。


Author : hidemaro
Date : 2019/02/17(Sun) 10:09
買い物・消費 | Comment | trackback (0)

超大型機の終わり

超大型機、エアバスA380は2021年納入を最後に生産中止になることになった。

A380、2021年に生産終了へ エミレーツ航空、39機キャンセル (Aviation Wire)

総2階建ての飛行機として鳴り物入りで登場したが、購入する航空会社は限られた。

そんな中で大得意先がエミレーツ航空で、出荷済みのA380全体の半分近くにあたる109機がすでに納入されている。

エミレーツ航空はあと53機のA380を購入する予定だったが、これを14機まで減らし、最終納入を2021年とすることで合意したようだ。


A380の生産が始まったのは2002年、そこから生産中止まで約20年ということになる。

意外と長く生産してたんだなと思うが、それだけに生産設備も老朽化しつつあったのかもしれない。

今後も生産を続けて行くにはさらなる投資が必要だが、それに見合う需要はないわけである。

今もA380を積極的に買いたいというエミレーツ航空からの合意を取り付けられたことで、終息できることになったということでしょう。


飛行機を大型化するメリットは、座席あたりのコストを下げられることと、居住空間を広く出来ること。

居住空間が広いという特徴を生かしてシンガポール航空ではA380限定のスイートクラスというのがある。

座席あたりのコストが下げられるというメリットが生きるのが、ハブ空港間を結ぶ路線である。

シンガポール航空の シンガポール~東京(成田)~ロサンゼルス はそんな路線の1つだったのだろう。(現在は777-300ERに置き換えられた)


近年は中型機の性能がよくなり、今までだと直行便が成り立ちにくかったところに、直行便が開設されるようになってきた。

ロサンゼルスに行くと60、関空に帰ってくると69

関西~ロサンゼルス線はもともとボーイング747-400で運航されていたが、

燃費高騰の折、運航コストに見合うほどの乗客がおらず、2006年に休止された。

この路線は2015年に再開したが、このとき使われたのがボーイング787-8だった。

燃費がよく、中型機でありながら大型機並みの航続距離、ということでこの路線にはジャストフィットだった。

今年再開予定の関西~ロンドン線(British Airways)もボーイング787-8ですからね。


A380の受注停止により、今後はボーイング747-8が最大クラスの飛行機になる。

これもあまり売れ行きはよくないのだが、貨物機としては一定のニーズがあるのはA380と異なることである。

というか、747-8は貨物機としての受注が大半を占めている。

貨物機としては、これほど多くの荷物を運べるものは他にないので重要性が高いのだ。

A380も貨物型の計画があったらしいのだが、これは実現しなかった。747の方が重量を運べるからやめたらしい。

これがA380と747の命運を分けたのかなとも思ったが、ボーイング747も生産中止説がたびたび出ているので、先行きは怪しい。


なお、エミレーツ航空はA380の注文を取り下げた分、A330-900とA350-900への振り替えを行ったよう。

ここでも大型機を食うのは中型機だったのだった。(cf. 大型機を食う中型機)

代わりに買うエアバス製品がそれぐらいしかなかったのかもしれないけど。

エミレーツ航空がA380好きだったのは、お金持ちの航空会社で、乗客もお金持ちだからというのが理由のようだ。

広々とした機内空間が差別化要素として生きているらしい。単なる席数だけ言えば広すぎるぐらいかも知れないけど。

でも、意外とロードファクター(有償座席利用率)は高いんだよね。A380の大量購入にはそれなりの裏付けもある。


飛行機の歴史を見てみると、コンコルドが登場した1960年代はこれからは超音速機の時代だと本気で思っていたらしい。

ところが実際には同時期に登場したボーイング747が圧巻したのだった。

超音速機は座席あたりのコストが高すぎて普及しなかったのは知っての通り。

その一方で、座席あたりのコストが低く、長距離飛行できるボーイング747は国際線を中心に大活躍した。

ボーイング747のおかげで、庶民が外国旅行できる時代がやってきたといっても過言ではない。

今からすれば信じられないことだけど、747開発時は超音速機の時代が来て失敗するのを想定して、貨物機に転用しやすい設計にしていたらしい。

今も貨物機としては売れ続けているというのは、50年前から仕組まれていたからこそかね。


超音速機 vs 大型機では大型機が勝ったが、この後はほぼ一貫して、機材を小型化してジャストフィットを目指していくのだった。

A380が登場した2000年代は、ボーイング737やエアバスA320のような小型機が近距離線で大活躍する時代になっていた。

これはハブ空港から周辺都市への航空便を充実させられるようになったということでもある。

こうして、ハブ空港の機能を強化して、ハブ空港同士を結ぶ長距離便は超大型機、A380で効率よく運ぶというストーリーだったらしい。

それにしてもA380は大きすぎる飛行機だったが、一部の航空会社には売れた。

とはいえ、このストーリーも大型機を食う中型機、ボーイング787やエアバスA350 XWBが登場した2010年代には変わってしまったんだよね。

長距離線も近距離線と同様にジャストフィットする機材で直行化していくようになったのだった。


日本ではA380大好きなエミレーツ航空が通年で飛ばしているが、あとはタイ国際航空とシンガポール航空が多客対応で飛ばしているぐらい。

シンガポール航空がゴールデンウィークやお盆に関空にA380を飛ばすのは毎年恒例になっている。

ハブ空港同士を結ぶという想定とはずいぶん違うが、便数を増やさずたくさん運べるのはA380のメリットではある。

A380の発注はこれで終わりだが、A380の納入はまだしばらく続くし、A380の活躍はまだまだ続く。

なんといっても今年にはANAにA380が導入され、成田~ホノルル線で運航されることになる。こんなトンデモ案件がまだあるんですね。

こんなリゾート路線で使ってうまくいくものかとか、やっぱりホノルル線といえばJALの牙城じゃないかとか、懸念しかないが、さてはて。


Author : hidemaro
Date : 2019/02/15(Fri) 23:31
交通 | Comment | trackback (0)

配当・譲渡所得入りの申告

持株会の配当金計算書がやっと届いた。

ちょうど明日から確定申告が始まるので、それには間に合っている。

ただ、還付申告なら早く入手できれば、それだけ早く申告できたのにというのはある。


というわけで、帰ってきてe-Taxで所得税の申告をやっていた。

マイナンバーカードを入手したので、電子申告で全てが完了する。

今回の所得税の申告は盛りだくさんだ。

  1. 寄付金控除の申告
  2. 源泉徴収されていない譲渡益の申告 (cf. お前の株式は買い取ったというはずだが)
  3. 配当・譲渡所得の損益通算

ここ2年の申告は寄付金控除の申告だけだったが、今回は配当・譲渡所得の申告を行う。

2はごく少額だが、住民税の申告の義務があるはず。所得税の申告を行えば問題ない。

3は持株会の配当所得と証券会社で発生した売却損を通算して。持株会で源泉徴収された税金を取り戻したいと。


3についてはやや複雑なので、説明を書いておく。

持株会で1万円の配当金が出ると、2031円の税金が源泉徴収される。内訳は所得税1531円、住民税500円だ。

一方、証券会社で3万円の売却損を出した一方、配当金を25000円受け取ったとする。

配当金からは源泉徴収されるが、特定口座の場合は年末に譲渡益と配当の合計に応じた税金に引き直される。

この場合、譲渡益と配当の合計はマイナスだから、源泉徴収された税金は戻ってくる。

ここで、持株会の配当所得と、証券会社での譲渡・配当所得を申告すると、譲渡・配当所得の合計は5000円になる。

分離課税を選んでいるので、この金額の15.315%の所得税と5%の住民税が課税され、源泉課税された所得税との差額は還付される。

というわけで、所得税の申告では 1531円-(5000円×15.315%)=766円が還付される

住民税の考え方も一緒で、5000円×5%の住民税と源泉住民税500円の差額は総合課税の住民税から引かれることになる。

もしも、支払う住民税よりも源泉住民税の方が多ければ、小切手などで差額が還付されるらしい。

サラリーマンだとそんなことはないだろうが、配当・譲渡所得の割合が多く、各種控除があった場合などは発生しうる。


こういう申告を行う場合、紙の申告書だと申告書Bというのを使う。

e-Taxだと「給与・年金の方」を選ぶと申告書A相当、「左記以外の所得のある方」を選ぶと申告書B相当になる。

ここ2年は申告書Aを選んでいたが、過去には報酬を雑所得として申告したことがあって、このときは申告書Bを選んでいた。

今回は配当・譲渡所得があるので、申告書Bを使う。

申告書Aに比べると申告書Bは記載事項が多いが、まぁ自分に関係ない項目は読み飛ばせば良い。

とはいえ、配当・譲渡所得の入力はけっこう煩雑だ。

ただ、書類1件ずつ入力していけば、自動的に必要な事項が書かれた書類ができるから、自分で紙の申告書を書くよりはずっと楽だと思いますけどね


完成した申告書はマイナンバーカードの電子証明書で署名して提出すれば完了と。

場合によっては申告書類の一部を紙で提出する必要があるが、源泉徴収票、寄付金受領書、特定口座年間取引報告書は提出の必要が無い。

紙で提出する場合は、これらの書類を付けて提出するのだが、e-Taxの場合は提出不要なので保管しておけばよいということだ。

というわけで提出は明らかに楽になったけど、それ以外は紙の申告書の作成とはあまり変わらない。

ちなみに、紙の申告書のときは控えを任意で印刷して、場合によっては税務署に提出して受領印をもらうことができたが、

e-Taxで提出する場合は、申告内容確認書という同フォーマットのPDFを取得することができる。似たようなもんだね。


所得税の申告も慣れたものだと思ってたが、配当・譲渡所得はめんどくさいね。

あとは住民税が正しく計算されているかという話だが、それは6月に判明する。

住民税は税額決定通知書の表記がどうなるかよくわかってないが、一体どういう表記になるんだろうか。

このあたりのルールは住民税の方が複雑に見える。でも、所得税で分離課税で申告しておけば、正しく計算されるはず。


Author : hidemaro
Date : 2019/02/14(Thu) 22:01
お金 | Comment | trackback (0)

カナであて先を書くこと

郵便のあて名表記について、郵便番号は頭に記号など付けずに書くと内国郵便約款で定められていることを紹介した。

実は難しいあて名書き

郵便番号の文字の縦横比も決まっていて、半角文字ではなく全角文字を使うようになんてことも決まっている。

このとき約款を読んでいて、こんな規定があることに気づいていた。

あて名の全部又は大部分をかなの活字で記載する郵便物については、都、道、府、県、郡、市、区、町、丁目、村、字、番地、番若しくは号の文字を漢字により記載し、又は都道府県名、郡名、市区町村名、字名、丁目、番地若しくは街区符号及び住居番号ごとに分かち書きをしていただきます。

これを見たときは小学生が使うのかと思ったが。


郵便のあて先をかな表記する場合は、読みやすいように分かち書きしてねということで、

190-0212

とうきょうと にしたまぐん ひのはらむら 467-1

ひのはらそんちょう さま

とか書けばいいわけである。

かな が連続するような場合、適宜分かち書きしないと読めたもんではないので、当然とも言えるが。


こんなことするのは小学生ぐらいだろうと思い込んでいたのだが、

先日、職場のポストに入っている郵便で発見したのだ。

差出人は銀行だった。所在地・名前をカタカナで印字してあった。

システム上にカタカナしか登録されていないのか、印字の都合だったのか。

今どき珍しいとは思うが、適宜、分かち書きをすればちゃんと届くのだ。


そういえば、かつてセゾンカードの住所登録では、町名以降は数字とカタカナしか登録できなかった。

なので、建物名をカタカナで登録していた。建物名だけだから実用上の問題はないが、違和感はあった。

それでも、郵便のルール的には全く問題ではないようだ。

昨年、今の社宅に引っ越してきて住所変更したときには、町名以降も漢字で登録できるようになっていた。


あて名表記のかな表記は全く使われていないわけでもなさそうだが、使用例はそこまで多くはなさそうだ。

でも、各種装置の制約があった時代には活用されていたのかも知れない。

そういえばこの規約には「かなの活字」って書いてあるから、コンピュータ印字を想定していて、手書きは対象外なのかな?

といっても、分かち書きしないと読めないのは手書きも一緒だと思うが。


Author : hidemaro
Date : 2019/02/13(Wed) 22:56
日常 | Comment | trackback (0)

お客さんの食事代は含んでいる

勤務先の事業所には、常にお客さんがいるエリアがある。

1つは立会検査ということで、納入予定の製品の検査に来るんですね。

うちの職場は昼休みが一番早いグループだが、お客さんはさらに早く昼休みを取る傾向があるらしく、

食堂に行くと、昼食を食べていたり、食堂を去ろうとするお客さんを見ることがそれなりにある。


社内にはお客さん向けの研修施設がある。

基本的にはお客さん向けなんだけど、従業員も受講することができる。

お客さんに交じって受講することもできるのだが、社員向けコースも設定されている。

売り物の枠を食い潰すのもなぁとは思うし、なんとなく社員向けコースの方が気楽ですよね。


それで、先日、ここで研修を受けてきた。社員向けコースですよ。

教室に入って、机の上にテキストと研修施設の説明が書かれたパンフレットが置かれていた。

パンフレットには、一般的な注意事項や災害時の対応方法などが書かれているのだが、こんなことも書かれていた。

入構証のケースに食堂利用カードが入っています。それで食堂をご利用ください。(グループ社員・代理店社員は除く)

どうも、お客さんがこの研修施設を使う場合は、食堂でお金を払わなくてもよいらしい。


これは太っ腹なのか、と思ったが、受講料からして見れば昼食代なんて無視できるほど安いですからね。

この事業所の食堂はSuicaで支払うことができるが、現金の場合はプリペイドカードを購入しなければならない。

プリペイドカードの残高は即時払い戻しができるとはいえ、お客さんにやらせるのはちょっとなぁと思う。

そう考えると、この方法は合理的だと思う。


仕事で社外の試験場を使うことがしばしばあった。

食事は試験場で用意してくれて、特に個人で支払ってはいない。

話によると、試験費用の明細にも食事代というのは記載されておらず、完全に試験費用に包含されているらしい。

本来ならば、出張時の昼食代は従業員負担なのだが(宿泊出張の朝食・夕食は会社負担もある)、

試験場からの請求書を見ても、食事代を区別できない以上、従業員に付け替えられることはない。


僕が出張したことのある試験場は、食事は試験場で手配するからそんなもんかという感じだが、

他の試験場では、昼食代として1000円札が渡され、周辺で食事して、おつりを試験場に返すという方式も聞いているj。

ここまで来ると、単に試験費用に食事代を含んでいるだけだが、こういうのもサービスなのかなぁ。

この業界の商慣例なのかもしれない。おおっぴらには言わないけど。


確かに試験場に出張しているときは、食事代浮きましたけどね。

ただ、それ以上に試験場に1日閉じ込められて仕事をする閉塞感の方がきつかったが。

試験場で食事を手配してくれるということは、試験場から出る必要が無いということでもあるのだから。

そfれでも順調に仕事が進んで、時間内に終われば、「今日の晩ご飯はどうしようかな」と考えながら帰れるのだからよい。

試験が長引いて、夕食まで試験場で食べることもあって、なおさら食事代は浮くが、精神的にはさらにきつかった。

どうしても、食事代が包含されているというのを見ると、そんな思い出が浮かんでしまう。


Author : hidemaro
Date : 2019/02/12(Tue) 23:52
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均一制は環境対策だった?

中央自動車道について調べていたら、偶然にこんなことを発見した。

中央自動車道は八王子IC~高井戸IC(首都高速接続)で均一料金を採用していた。

現在はETC車は区間制になったが、現金車は最大料金を払うという形で均一制が残っている。

でも、この区間の開通当初は東名高速道路と同じように全て区間制だったらしい。


なぜ、この区間が均一制になったか? それは環境対策だったらしい。

開通当初の山梨県方面から首都高速へは、三鷹料金所で中央道の料金を支払い、首都高速に入って永福料金所で首都高速の均一料金を払っていた。

逆に首都高速から山梨県方面は、中央道に入る前後で料金所を通ることはなく、出口料金所で高井戸からの料金を払っていたらしい。

通行券の発行すらなかったことには驚いたが、当時の中央道は勝沼ICまでで切れていたので、問題なかったらしい。

ETCのなかった時代、料金所というのは渋滞の大きな原因になっていて、三鷹料金所でも渋滞が起こっていた。

三鷹料金所の周辺は住宅が多く、料金所付近の環境悪化の影響がひどく、対策が必要になった。


そこで、八王子IC~高井戸ICを均一化するという対策が取られた。

均一制の場合、必ずしも出口に料金所を設ける必要は無いので、料金所の配置を工夫できるようになった。

均一化後は、山梨県方面からは八王子料金所(八王子ICに併設)で八王子までの料金+均一料金を払うことになった。

これにより、三鷹料金所は東京方面では廃止され、そのまま首都高速に入れるようになった。(永福料金所で首都高速の料金を払うのは同じ)

首都高速からの車は、もともと料金所がなかったが、三鷹料金所で均一区間の料金を払い、八王子料金所で通行券を受け取るようになった。

すなわち三鷹料金所は東京方面の料金所から、八王子方面の料金所に作り替えられたわけだ。

確かに地図で見てみると、東京方面の道路は曲がっていて、八王子方面はもともと直進できたように見える。

三鷹料金所 (Yahoo!地図)


中央自動車道の東京都内区間は沿線の市街化にたいへん悩まされた路線だった。

さらに調べてみると、高井戸~調布が開通する以前、調布ICが東京側の起点・終点だった時代に「調布IC封鎖事件」なんてことが起きている。

環境悪化に耐えかねた結果、調布市長が先導して調布ICを一時封鎖に追い込んだ事件だったそう。

これもまた料金所付近の渋滞が環境悪化の原因だったのかもしれない。(あまり資料が残っていない)

この問題が首都高速に直結して解決したのかというと、実は解決しなかったということですね。


都市高速ではおなじみの均一制だが、NEXCO管理の高速道路ではさほど多くない。

ただ、近畿圏では均一制が採用されている路線が多いんだよね。

近畿自動車道・西名阪自動車道・第二神明道路の全線と阪和自動車道・第二京阪道路の一部が該当する。

確かに近畿自動車道は都市高速スタイルだから、均一制を採用するのはもっともだなと思うけど、他はどうだろう?

特に西名阪自動車道は1981年までは区間制だったらしく、普通に出入口とも料金所があったらしい。

なんで均一制になったのかはよくわからないが、1999年には均一制であることを生かして料金所の再構築が行われた。

もともと松原本線料金所で大阪方面も天理方面も均一料金を徴収していたが、料金所のレーンが少なく渋滞が起きやすかったらしい。

そこで、大阪方面の料金所を移設して柏原本線料金所を新設し、天理方面のレーン数も増やすという対策が行われたそう。


もっとも、現在はいずれの道路でもETC車では区間制が採用されるようになった。(第二神明は今年4月から)

関東圏でもう1つの均一制の高速道路として東京外環道がある。ここも現在はETC車は区間制である。

東京外環道は2017年までに開通していた大泉JCT~三郷南ICは均一制(普通車で510円)だったのだが、

両方向に延伸するにあたっては、すでにETC時代だったからか、複数区間に区切る料金所が設けられていない。

複数区間に区切るとその境界に本線料金所が必要だろうから、それが不要になるのは建設費の節約にも、環境対策にもなるけど。

そのため、東京外環道を走る現金車は基本的に最大料金1020円(普通車)が徴収される。全通時には1300円になる予定だそう。

ETC時代だからこそとも言えるが、現金車にはずいぶんきつい話だ。


Author : hidemaro
Date : 2019/02/11(Mon) 23:25
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マイナンバーカードはやっぱり貴重

本人確認書類の取扱もところによりいろいろだけど、こんな記載を見て、なるほどなぁと思った。

・当日はご本人様確認をさせていただく場合がございます。公的な顔写真付身分証明書(免許証・パスポート・在留カード・ 障害者手帳・顔写真付きクレジットカード・顔写真付き住民基本台帳カード・マイナンバーカード)をご準備の上、ご来場ください。ご提示頂けない場合、入場をお断りする場合がございます。

本イベントに限り、以下のものを本人確認書類に追加いたします。

・顔写真付きの学生証  ※顔写真が無いものは、ご本人確認が十分にできないため不可となります。

※今回のみ顔写真付き学生証を本人確認書類として使用できますが、次回以降の開催イベントについては、この限りではございませんので予めご了承ください。

※次回以降のイベントにご参加を検討されている方は、必ず、マイナンバーカードなどの公的な顔写真付身分証明書を事前にご取得いただけますと幸いです。

(TOKYO MX presents 「BanG Dream! 7th☆LIVE」)

そうか、マイナンバーカードを取得することを推奨される時代になったのか。


イベントの入場時に本人確認が実施されることも増えてるのかなぁ。

ただ、十分な本人確認を行うためにはいくつかの問題がある。

その問題の1つが、厳密な本人確認には顔写真が必要だが、顔写真付きの本人確認書類を持っていることを前提にするのは難しいということ。

会員制のイベントだったりすると厳格な本人確認が行われることもそれなりにあるようだが。

顔写真なしの本人確認書類でも可とならざるを得ないのが実情ではないか。


本人確認書類の取扱はところによりけりだが、多くの人にとってなじみがあるのは金融機関の取引時確認ではこうなっている。

  1. 顔写真付きの公的機関の発行する証明書1点
    運転免許証、運転履歴証明書、在留カード/特別永住者証明書、パスポート、マイナンバーカード、各種障害者手帳(顔写真付き)など
  2. 健康保険証、介護保険証、年金手帳、年金証書、印鑑登録証明書+実印、母子健康手帳のいずれか2点
  3. 2.の証明書1点と住所が確認出来る書類(公共料金の領収書、住民票の写しなど)1点
  4. 2.の証明書1点と郵送での住所確認

顔写真付きの公的機関の発行する本人確認書類は実はいろいろな種類あるけど、パスポート申請用にリストアップされている。

パスポート/本人確認書類 (東京都)

本当にいろいろあるけど、使用機会が多いのは上に列挙したものだろうな。無線従事者免許証と船員手帳は多少使う人もいるかもしれないが。


そこでここに書かれている顔写真付きの本人確認書類の取得条件と記載事項を調べてみた。

人を特定するのに必要な情報として、住民基本台帳の基本4情報(氏名・生年月日・性別・住所)というのがある。

顔写真付きで基本4情報がすべて記載されている書類は意外と少なく、マイナンバーカード、在留カード、海技免状、猟銃・空気銃所持許可証/教習資格認定証 に限られる。

そんなに少ないの? って思ったかも知れないが、性別が記載されていないものが多いんですね。

性別だけが欠けているものとしては、運転免許証/運転履歴証明書、各種障害者手帳(性別の記載があるものもある)・小型船舶操縦免許証などある。

性別はなくても本人確認にそこまで大きな問題はないので、あまり問題ではないのかも知れない。健康保険証などでも省略されつつあるようだし。


一方で、基本4情報のうち住所が揃わない書類も少なくない。

その最たる物がパスポート、住所は自分で記載する。さらに言うとパスポートはローマ字氏名は印字してあるが、漢字氏名も自分で記載する。

せめて漢字氏名は印字するべきだと思うんだけどね。中国は漢字氏名書いてあるし、韓国もハングル氏名書いてるんだけどね。

免許証の類は無線従事者免許証などが住所の記載がないものも多い。住所が変わるごとに書き換えするのが大変だからか?

その代わり、船員手帳のように本籍地が書いてあるものもある。

住所に比べれば本籍は変わりにくいが、人の本籍地なんて普通は知らないわけで本人確認にはほとんど役に立たない。

そういえばパスポートにも本籍地の都道府県が書いてありますね。役に立ってるのかなぁ。


さて、いろいろな本人確認書類があるが、大半が免許証の類であったりするわけである。

各種の障害者手帳は認定された人には発行されるが、認定されない人には無関係である。

在留カードは外国人住民(特別永住者以外)なら携帯義務があるぐらいだが、日本人には関係ない。

そんな中で取得のための条件がゆるいものを列挙してみると、次のようになる。

  1. マイナンバーカード (住民ならば誰でも)
  2. 日本国旅券 (外国に渡航できる日本人)
  3. 各種健康保険証 (適用事業所の従業員と家族 か それ以外で生活保護世帯以外の住民)
  4. 年金手帳 (20歳以上の住民 または 厚生年金加入事業所の従業員 または 任意加入者)
  5. 介護保険証 (65歳以上の住民)
  6. 印鑑登録証明書+実印 (住民なら誰でも)

1,2は顔写真付き、3,4,5,6は顔写真なしですね。

本当の意味で誰でも発行されるのはマイナンバーカードと印鑑登録証明書ぐらいしかない。

印鑑登録証明書は意外だったけど、確かに印鑑登録のときってそれなりの本人確認やってるんだよね。

問題は実印を押さないと本人確認にならないことですが。銀行では実印を届出印にする場合に限り認めるとなっていたりする。

2.の日本国旅券は犯罪歴などを理由に渡航を禁止されると発行されない。稀な事例だがないとは言えない。

3.の健康保険証は対象者が複雑だが、日本の居住者でも除外されうるのは生活保護世帯の人である。

(ただし、生活保護世帯でも勤務先が健康保険の適用事業所の場合は、健康保険に加入するので保険証がある)

4.の年金手帳は20歳以上の住民は必ず加入するので問題ないが、20歳未満で厚生年金に入っていない人は持っていない。

あと年金手帳は氏名・生年月日・性別しか記載がないので、本人確認書類としてはずいぶん弱い。

健康保険証も似たようなものだが、こちらは自分で住所を書くので、住所があるという理解もある。


こうやって見てみると、マイナンバーカードがいかに貴重な物であるかがよくわかる。

年齢制限も除外もない、国籍も関係なくなった。(外国人なら在留カード持ってるけど) 発行手数料も無料である。

確かに運転免許証は原動機付自転車・小型特殊自動車であればペーパーテストで比較的簡単に取得できるが、

適性検査に合格して、テストに合格するという明確なハードルがある。あと16歳以上でなければならない。

あと、原付は合否には関係ないが、講習を受けないと免許証が発行されないし、定期的に講習を受けて更新しないといけない。

まぁ自主返納すれば運転履歴証明書が発行され、記載変更しながら使い続けられるのは救いかも知れないが。

あと、実技試験なしで取れる免許証としては無線従事者免許証もあるが、試験は難しいかもね。講習を受講する方法もあるが。

ただし、無線従事者免許証は住所の記載が全くないので、住所の補完書類が必要と言われる可能性もなきにしもあらずだが。


さて、最初の話に戻るが、今回、顔写真付きの公的な本人確認書類を持参するようにとなっているが、

学生証(顔写真付き)は本来なら除外するところ、今回は特別に許容するとなっている。

学生証ってのは各種免許証などに年齢制限もある中では貴重なものだが、やや弱いという判断はあるかもしれない。

その割には顔写真付きクレジットカードはOKなの? って思うけど。これこそ公的機関発行ではないでしょ。

パスポートの申請なんかだと、健康保険証などと顔写真付き学生証をセットで認めていたりしますけどね。

まぁマイナンバーカードの取得を推奨するのは悪くはないでしょう。これなら誰でも取得できるわけだし。

ただ、取得に1ヶ月程度かかるので、すぐになんとかというわけにもいかないのが問題。


一方で、この本人確認は抜き打ちで実施すると明示されている。すなわち、持ってなくても入場できる可能性は十分あると。

そこがイマイチだなと思っていて、転売などあったとしても、運が悪くなければOKという考えもあるかもしれない。

その点では多少ザルでも全員に本人確認をやるほうがいいんじゃないかという思いもある。

チェック自体はチケット記載の名前と本人確認書類を照らし合わせるだけの簡素なものだったが、
インターネットの情報によればハネられた人もいたようで、かなり徹底していたようだ。
それでも観客はだいたいスムーズに押し込めたので、所定時刻には開演と相成った。

(風と雨とモヤの宮城)

実際、これでチケット全部を転売する人は激減した。2枚購入したうちの1枚を転売する人は相変わらず多いが。(同伴者氏名の登録は任意だから)


本人確認の取扱をどうするかは、場合によりけりなんだけど、厳密さと実現性をどう両立するかというのは問題。

厳密さを言えば、本人確認書類の偽造がないかICチップでチェックするべきだし、チケットの氏名も偽造されていないか確認する必要がある。

でもそんなことは多分出来なくて、目視で判断とするしかない。そこは実現性の問題である。

顔写真付きの本人確認書類もそうで、厳密なチェックには必須だが、持っていない人のための代替策がないと現実味はなかった。

今はマイナンバーカードがあるじゃないと言われれば、確かにそうだ。でも、後出しで言うことではないと思う。

そうなんですよ。確かに本人確認するかもとは当初から言っていたけど、こう具体的に書かれたのは後からなので。


Author : hidemaro
Date : 2019/02/10(Sun) 15:01
社会 | Comment | trackback (0)

遊園地の中にあるホール

今日はよみうりランドにでかけていた。

なぜかというと、それは招待されたからなんだけど、遊園地に招待って何ごと? ってなるよね。


実はよみうりランドの中には「日テレ らんらんホール」という1000席ほどのホールがある。

このホールの主な用途はアシカショーなのだが、それ以外に貸出を行っている。

ちなみに1000席というのはアシカショー以外の用途のときの座席数である。

というのも、客席の一部はプールの上にフタを掛けて設置しているので、プールを使うアシカショーでは半分程度になる。

で、今回はこのホールを使ったイベントに招待されたってわけ。

会場は「都内某所」と書いてあったが、それがよみうりランドというのはこれいかに。

案内にはよみうりランドを東京都稲城市と書いてあった。

都内某所が稲城というのも違和感があるが、地図でみてみるとよみうりランドはほぼ全てが川崎市なので、それすらおかしい。

本当なら「川崎市内某所」と書くべきだったのでは? それはそれでこんなところが川崎市? といわれかねないが。


うちからだと稲城市あるいは川崎市多摩区はけっこう行きやすい。

京王よみうりランド駅で降りて、バスで行った。駅前からゴンドラが出ているので、こちらを利用する人が多いが。

地図で見ると、バスが坂を登り切ったところで川崎市に入るようだ。(カントリーサインもあったらしい)

ともあれ遊園地の入口で応募券と当選通知(E-mail)を見せると入れるようだが、

どこかにカウンターがあるのかな、と思って聞いてみると、入口ゲートに応募券を見せればよいらしい。

ハズレ応募券でも通れてしまいそうないい加減さだ。(ホールでは厳密に入場者のチェックをやっていたので念のため)


そうなんですよ。このホールってよみうりランドの有料エリアの中にあるんだよね。

そのため、本来は入園料(大人1800円)を払わないとホールにたどり着くことも出来ない。

このホールで行われる興行では、入園券を持っている前提のものと、チケットに入園料を含んでいるかどちらかになる。

アシカショーは前者にあたる。入園券を持っている上で、300円支払うかワンデーパスなどで観覧できる。

単にイベント会場として使うような場合は、入園料込みのチケットが売られるのが通常だろう。

入園料は支払っているので、のりもの券などを購入してアトラクションを利用することもできる。


ただ、今回は無料招待イベントなんだよね。ということは主催者が入園料を払っているということになる。

こういう場合の入園料っていくらなんだろ? 団体割引でも1人1500円なんだけどね。

仮に団体料金相当とすると、1000人招待すればそれで150万円になってしまう。人数が多いからもうちょっと割引されるかな?

ホールの使用料がその分安いのかも知れないが、実際のところどうなんでしょうね?

こういう計算は有料興行でも変わらないだろう。チケット代の一部が入園料に取られるということだから。

よみうりランド入園券付きだからって、チケットの値段はそうそう高く出来ないでしょ?


集合時刻まで園内を散歩していたが、よくある遊園地という感じだった。

ただ、こんな寒い日に遊園地で遊んでいる人なんてそんなにいなくて、遊具もほとんど止まっていた。

アシカショーの案内のところには「アシカとのふれあい体験」という案内が貼られていた。

ホールは使えないので、その代わりに暇しているアシカを使ってふれあいイベントをやっているらしい。

今月のカレンダーを見てみると、ふれあい体験は休日に5日、あとは休園日の2日を除いてアシカショーを実施と書いてあった。

2月の休日は9日、うち半分以上は貸出のためアシカショーを実施できないということを表している。

冬は遊園地の客足も遠のくだろうし、そんな中でホールを貸し出すのは遊園地の経営的にはいいんでしょうけどね。

ホールへの来場者も入園料を払ってくれているわけだし。


遊園地をイベント会場に使うというのは、多摩市のサンリオピューロランドでも聞いたことがある。

屋内型の遊園地で、ショーにつかえるホールをいくつか持っているが、これを貸し出すことがある。

調べてみると、エンターテインメントホールに設置されている「ふわふわキッズランド」は時々休止されている。

2月では6日休止(うち5日は休日)となっている。こうやって見てみると、よみうりランドと大差ないな。

サンリオピューロランドについては、全てのアトラクションが利用できるパスポート(大人3200~3800円)のみが販売されている。

そのため、このホールを使うイベントのチケットにはパスポート込みということになる。めいっぱい楽しんでよい。

素直に考えればよみうりランド以上にチケットに占めるパスポート代金の割合は大きいが、これこそ実態はよくわからない。


イベントが終わったら日が落ちる頃だったのだが、園内はイルミネーションが点灯されていた。

冬の遊園地はどうやって集客するかという1つの答えがイルミネーションだと。

16時以降の入園料は1400円に割引されるので、イルミネーションのために来るのも悪くない。

実際、出口を出て、チケット売り場を見てみると、入園券を買い求める人がそれなりにいた。

今日は雪も降ったから、イルミネーションと雪がうっすら重なって景色はよかった。クソ寒いけど。

イベント終わりはゴンドラ乗り場は混んでいるようだった。バスもバスで間隔が開くので20分ぐらい待ったが。


ところで、なんでよみうりランドはほとんど川崎市にあるのに、所在地が稲城市なのだろうか?

最初は玄関が稲城市を向いているからだと思っていたが、入口も明確に川崎市内にある。

さらに詳しく調べてみると、所在地の稲城市矢野口4015番地1というのは、京王よみうりランド駅前にあるよみうりランド本社の所在地らしい。

実際に地図でこの所在地を調べてみると、遊園地の場所ではなく、よみうりランド駅付近を指しているが、それで正しいのだ。

それは遊園地とは言えないのでは? と思うけど、一応は本社隣に遊園地へのゴンドラの発着場があるので、全く実態がないわけでもない。

でも、常識的に考えれば遊園地のメインゲートの住居表示(川崎市多摩区菅仙谷4丁目――)を所在地にするべきだよなぁ。

一方で多くの来場者が稲城市側からやってくるのもまた事実であるのだけど。それはそれ。


Author : hidemaro
Date : 2019/02/09(Sat) 20:49
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