このスプリングクランプは使いやすい

以前、このBlogに端子台の話を書いた。

端子台もいろいろあるのだが

日本で伝統的に人気が高いのがネジ端子、僕の好みは押し締め端子、ちょっと苦手なのがスプリングクランプなんて書いた。

ただ、スプリングクランプは種類が多いから、使い勝手もいろいろなんだよね。


一見して使い方の分からない端子があった。

どうやって結線するのか分からなかったので、聞いてみたら、

「小さい方の穴にマイナスドライバをこんな感じに差し込んで、大きい方の穴に電線を差し込んで、ドライバを抜く」と説明された。

今まで遭遇したスプリングクランプに比べると、マイナスドライバの差し込み方が独特で、最初はとっつきにくいなと思った。


ただ、何度も使っていると、このスプリングクランプは扱いがよいことに気づいた。

なぜならば、ドライバを差し込みさえすれば、手を離しても緩まった状態が継続するから。

ドライバを押し込みながら、線を差し込むということをしなくてよいのだ。

差し込んだ線を押さえながら、ドライバを抜くというのは同時に行う必要があるが、それは比較的ハードルが低い。

ケーブルを抜くときも、ドライバを押し込みながら、線を抜くということはやらなくていい。


スプリングクランプはメーカーによっても方式に差があるし、同じメーカーでも複数タイプある。

端子自体の形状、使うドライバ(または他の工具)の種類、操作手順の細部、いろんなバリエーションがある。

ネジ端子ならネジの大きさぐらいの差だし、押し締め端子も機能的な差はさほどない。線の出る向きぐらいしかバリエーションないかも。

けどスプリングクランプって本当に千差万別なんだよね。

コンパクトさ重視、現場での作業性重視、いろんなタイプがあるのかなと思った。


今までよく使っていたのはコンパクトさ重視のタイプが多かったのかな。

一方で今回使ったのはやたらとかさばるタイプだった。

その代わり、使える工具の範囲が広く、押しながら差し込むというようなことは回避出来る仕組みになっている。

何を重視するかって話だよね。各社いろいろアイデアはあって、品揃えを充実させてるって話だろう。

その各社っていうのは、主にPHOENIX CONTACT、Weidmüller、WAGOとどれもドイツの会社なんだけど。

選挙カーではないもの

職場の食堂で同期と一緒に昼ご飯食べて、それから職場まで歩いてたとき、

「そういや選挙だなぁ」「住んでる市が違うから選挙区も違うぞ」なんて話をしていたら、

会社に面した道路を選挙カーらしきものが、スピーカーで音を鳴らしながら通り過ぎていった。

「で、○○党の候補者ってだれよ?」という疑問を言う人がいたが意図的だろう。


先週末、東京の某所に用事があって出かけていたのだが、「○○党でございます」と言いながら走る車がいた。

この車は直接的に選挙のことについて言っていないし、候補者の名前も言っていない。

これは名目上は選挙活動のための車ではなく、それ以外の政治活動の一環として走らせている車のようだった。

会社の前の道路を通り過ぎていった車も、政党の名前は書いてあったが、候補者の名前は書いてなかった。

政党名は連呼していたが、候補者の名前を連呼することはなかった。

きっとこれも同じことだろう。


選挙カーの台数には制限があって、ほとんどの選挙で1候補者1台までとなっている。

唯一の例外が参議院議員選挙の比例代表、1人あたり2台までになっている。かつての全国区制の名残だろうか。

あと、衆議院議員選挙では政党の選挙カーというものがある。

小選挙区でも比例代表でも認められていて、立候補者数に応じて候補者分とは別枠で認められている。


でも、都道府県議会議員選挙は政党の選挙カーってのはないんだよね。

それどころか選挙期間中に政治団体が車を使ったり、拡声器を使ったり、ビラをばらまいたり、ポスターを貼ることは原則として禁止されている。

(ただし、指定都市以外の市町村の選挙は対象外、衆議院議員選挙は政党の選挙活動を想定した別の制度がある)

原則として禁止というだけで、一定の条件を満たす政治団体(確認団体)は一定の制約のもと認められている。

多くの政党はこの制度を使って、選挙期間中も活動をしているわけだ。

選挙カーではないので、直接的に選挙の宣伝はできないのだが、政党の主張を述べたり、演説の宣伝をすることには使える。

というわけで制限はあるんだけど、選挙カーとは別枠で宣伝する車を用意することはできるってわけ。


ただ、候補者名の連呼ほど効果があるとも思えないけどね。

比例代表制のある衆議院・参議院の選挙ならともかく、都議会議員選挙は候補者名で投票するからね。

候補者に1台の選挙カーだけでは、ちょっと厳しいっていうのを埋めるという点では便利そうだけど、

選挙活動の方法として本来認められてるものではないのでね。なかなか。

というか選挙区なんて狭いんだから、1台でなんとかしろよって話なんだけどね。

市・郡単位ではないけど

まもなく東京都議会選挙、実は都道府県議会議員選挙に投票するのはこれが初めて。

引越前に有権者4年やってて選挙なかったの? って考えた人は鋭い。

実は選挙はあったのだが、無投票だったんだよね。

県議会が二大政党制だと無投票になった

定数2に対して、2つの主要政党(会派)の候補者が立って、それで終わり。


今回はちゃんと投票あるよ。というわけで選挙公報を読んで考えていた。

市議会議員選挙だと候補者数が多い上に、政党色が薄いから、誰に投票するかというのはかなり難しい。

議会だよりを掘り返して、現職議員ならどんな主張をしてきたか調べたり、会派ごとの主張を調べたりしていたが。

そこまで考えるほどのことかという話はあるけど。市の行方を決めるのは市長の方がずっと影響が大きいから。

そんな風に悩んだ、市議会議員選挙に比べれば、都道府県議会選挙は高々知れている。

1つの選挙区の候補者数も少なく、政党色も強いから、候補者を選ぶ難易度は低いし、

あと、都道府県の行く末なんて市町村の行く末に比べればはるかに影響小さいですから。

東京都はちょっと特殊な事情があるけど、それでも多摩地域は市町村がちゃんと機能しているはずだから。


そんな東京都議会の選挙区を見てみると、ちょっと不思議なところがある。

東京都議会議員の定数及び選挙区一覧表 (東京都選挙管理委員会)

多摩地域の選挙区を見ると、基本的には市ごとに選挙区があるのだが、

複数の市町村をまとめた選挙区として 西多摩、南多摩、北多摩第一、北多摩第二、北多摩第三、北多摩第四とある。

やっていること自体は珍しくはないのだが、選挙区の命名が特徴的だ。


都道府県議会の選挙区の決め方には原則がある。

それは市・郡の単位で選挙区を決めるということだ。

現在もその原則に近い決め方をしている例を調べると、群馬県議会が見つかった。

群馬県議会議員の定数等 (群馬県)

群馬県では藤岡市以外の全ての市は1つの市で1つの選挙区になっていて「高崎市選挙区」のように命名されている。

町村については多野郡以外は全て郡の単位で1つの選挙区になっていて利根郡は4町村で「利根郡選挙区」のように命名されている。

よく見ると利根郡選挙区は飛び地があるが、それでも郡単位の選挙区になっている。


ただし、現在、この原則に厳密に従っている都道府県はきっと少ない。

なぜかというと、町村として残った部分の人口が少なく、郡で1つの選挙区としてなり立たないとか、

町村として残った部分が飛び地になってしまい、郡部だけだと地理的な連続性がないとか、そういう事情があるからだ。

なので、市と郡の区域を合わせた選挙区とか、郡を分けて、他の市と一緒にした選挙区を組むとか、そういうことが増えている。

大阪府議会議員選挙 選挙区一覧 (大阪府)

大阪府では郡で単独の選挙区になっているところはどこもない。

「箕面市及び豊能郡選挙区」のように市と郡をあわせた選挙区であったり、

「泉佐野市及び泉南郡熊取町選挙区」のように市と郡の飛び地の一方をあわせた選挙区のようになっている。


東京都も似たような事情があったのだろう。

ただ、命名にかつて郡単位の選挙区だった名残というのは色濃く残っているのが特徴的だ。

西多摩選挙区というのは、その昔は西多摩郡選挙区だったのだろう。

西多摩地域には通常、青梅市を含むはずだが、青梅市は他の市に比べると市になったのが早い。(青梅市は1951年、次は福生市で1970年)

だからかつては「青梅市選挙区」と「西多摩郡選挙区」だったんじゃないかなぁ。

南多摩選挙区も同様、八王子市・町田市・日野市が抜けている。

八王子市は市になったのが特に早く1917年、町田市は1958年、日野市は1963年だから、他の稲城市・多摩市の1971年に比べるとやや早い。

まぁ八王子市と町田市は単純に規模が大きいのもあるんだろうけどね。日野市も人口増に伴い抜けたようにも見えるが。


さらに独特なのが北多摩第一~第四の選挙区。

これは、北多摩郡に属する町村が市になっていく過程で飛び地だらけになった影響で、北多摩郡を分けた選挙区が出てきたのかなと。

単独の市で選挙区になっているところで、一番最後に市になったのが小平市の1962年、

それ以後に市になったところはいずれも連合選挙区になっている。(西東京市は単独だが、2001年の合併以前は合併前の2市の連合選挙区だった)

逆にそれ以前で連合選挙区になってるのは調布市(1955年)のみ。けどこれは狛江市(1970年)とあわせた選挙区で、

狛江市は多摩地域で隣接するのは調布市だけだから、やむを得ず狛江町(当時)と調布市で連合選挙区を組んでいたのだろう。

狛江市以外は飛び地じゃないからまとめて1つの選挙区にする余地はあったんだろうが、そもそも広大な郡だから適宜分けたのだろうか。


複数の市をあわせた選挙区が存在している背景には、人口がやや少ない市があるというのはあるんだろう。

ただ、議員1人あたりの人口が約10万人と考えると、だいたいの市で1つの選挙区が成立するように思える。

南多摩選挙区を構成する2市は稲城市が約9万人、多摩市が約15万人と、各市定数1人の選挙区でほぼ妥当だろうと。

市・郡の単位で選挙区を作るという原則に立ち返れば、かなり選挙区の切り方は変わりそう。

ただし、切り直すと、定数の振り直しが発生し、場合によっては他の選挙区への影響もあるので、あんまり変えられないのかもね。

定数が変わると選挙戦略もだいぶ変わるので、議会の勢力への影響もあるだろうか。


「北多摩第三選挙区」って文字を見て、一見すると何のことかわからないが、

実はよく調べてみると調布・狛江という意味で、これはよく見聞きする枠組みなんだよね。

上に書いたとおり、他の都道府県の場合、複数の市または市と郡をあわせた選挙区は、その名前をくっつけた名前になっていることが多い。

旧郡の名前を引き継いだ命名ってのはあるかもしれんが、旧郡+数字というのはかなり珍しいのでは?

まぁ中身はそう珍しくもないけど、もうちょっと市単位の選挙区が多くてもいいとは思う。

混んでる歯医者とか人気の美容師とか

市内の大きな商店街から家まで歩いてたら、貼り紙をしてある歯医者があった。

なんかあったのかなとおもったら、

「大変混み合っていて、予約が取りにくくなっております。申し訳ありません。」と書いてあった。

どれぐらい予約が取りにくいのかはよくわからないが、今週・来週のどこかでというのは難しいってことなのかな。

ここをかかりつけにしてる人にとっては災難な話だなと思った。


これとは違った話だが、職場の人がこんなことを言っていた。

学生時代に髪を切ってもらってた美容師が、気づいてみればずいぶん出世してしまい、

髪を切ってもらうだけでこんなにするんだということだった。

どれぐらい高いのかというと、僕が散髪してもらうときの倍近い。

しかも美容師だからひげは剃ってくれないんだろうし、なおさら割高ってことだ。

もとはお手頃な値段で切ってくれてたんだろうが、人気に応じた値段につり上がって行ったらしい。


歯医者の場合は、基本的に保険診療だから値段は決まっている。

歯医者もちゃんと予約してくる患者は誰であっても診察するだろうから、

人気の差は単純に予約の取りにくさというところに現れるって話だろう。

美容師の場合は、人気の差を価格に反映することで、このあたりのバランスを取ろうとしてるのだろう。

原価と適正な利潤を考慮すれば、だいたいこれぐらいという相場はあるのだろうが、

それに比べると高めの設定にしているって話なんだろう。その分は美容師に還元されてるんだろうか。


こういう話を聞くと、かかりつけの歯医者が大して混雑しないのも、

近所の散髪屋がさほど混雑せず、なんとなく行けば、それなりのお値段で切ってくれるのもラッキーな話だ。

さほど混まないということは、きっと時間にもゆとりがあるのではないだろうか。

特に散髪なんてやたらと時間をかけて切ってくれてるし。(cf. オーダーメードの散髪屋)

歯医者も鏡持たせて「ここをよく磨くんだ」とかアドバイスくれるからありがたい。


何がジャストフィットかというのはその人次第で、

ジャストフィットな選択肢が高いんだとか混むんだというのは、それはそれで仕方ないことだけどね。

ただ、さほど深い意味もなく混んでるところとか、値段が高いところに飛び込むと、それは災難な話だなと思った。

僕はラッキーだったのかな。なんとなく近所で見繕ったらこんなんだったんだけど。

もう1人の主人公を描きたかった

4月から放送していた「グランブルーファンタジー」のTVアニメが無事に最終回を迎えた。

最終回が放送されたのはおとといの深夜なのだが、ストーリーとしてはその前の週の時点で最終回になっていた。

先週分を見たときに「いい最終回だったなぁ」と思ったが「あと1週あるだろ!」と思い出した。

それで次回予告を見ると Extra1 ということで特別編が放送されるようで。


それで、おととい放送分を見たんだけど、わざわざテレビ放送最終話の枠を使って特別編をやった意味がわかった。

そもそもゲーム発祥のこの作品、どうしてもTVアニメの本筋のストーリーには出せない登場人物が1人いた。

それをどうしても出したくてやったんだと。

その登場人物というのは「ジータ」、もう1人の主人公である。


ゲームにもよるけど、主人公の性別を選べるようになっていることがあって、

グランブルーファンタジーでも男と女を選ぶことが出来るようになっている。実はいつでも切替ができる。

どちらを選んでもストーリーはほとんど変わらない。細部に差があるようだが、基本的には絵が変わるだけで同じことができる。

主人公の名前はMobageの登録名から取られるのだが、一応デフォルトの名前が存在している。

男の主人公の場合は「グラン」、女の主人公の場合は「ジータ」となる。ゲーム内で見る機会はあまり多くないんだけどね。


ゲームを紹介する絵では、基本的にはグランとジータは並列して描かれている。どちらも主人公だから。

ただ、TVアニメではそういう訳にはいかず、基本的にTVアニメの主人公は グラン ということになっていた。

だからTVアニメ関係の絵ではグランを主人公にした絵だけが存在していた。

確かに12話までのストーリーではジータは全く出てこなかった。

それを惜しいと思ってた人がどれぐらいいたかは知らないが、特別編でジータが出てきた時には喜んだ人も多かったようだ。

特別編の最初ではここに出てきているジータは、これまでグランがたどってきたようなストーリーを経験してきたことをほのめかす描写があった。

まぁ特別編ということで、12話までのグランに比べると、はるかに強くて、仲間が多く描かれていたが。


この2人の主人公だと、アニメ以前はどちらかというとジータの方が知名度が高かったんじゃないかなぁ。

選んでるユーザーが多かったというのもあるのだが、こういうのもあったのよね。

DISCOGRAPHY/「キミとボクのミライ ~GRANBLUE FANTASY~」 (グランブルーファンタジー)

基本的に主人公は声がないのだが、いつぞやのエイプリルフールに声が付いたのよね。

このエイプリルフールの内容というのが「グランがアイドルプロデュースに手を出し、ジータたちをアイドルデビューさせる」という、

そもそもお前らどっちかしかおらんやろという、矛盾にはらんだ内容だけど、エイプリルフールだからね。

このときグランとジータに初めて声が付いたそうだ。この声はアニメでも引き継がれている。

さらに「キミとボクのミライ」はグランブルーファンタジーのテーマソングのように扱われるようになり、後にCDとして発売されている。


他の作品でも最終話かなと思ったら、あと1話あったってのもあったから、こういうのは時々あるのかも。

あと放送枠の外で、DVD・BDのみ収録の特別編が入るような作品もあるし、

本当はやりたいんだけどってのはよくあるんだなと改めて認識した。

特に、ゲームをアニメにすると、やりたいんだけどできないことってのがたくさんあるんだろうと思うんだよね。

グランを主人公にすると絶対に登場しないジータなんていうのはかなり極端な例だけど、

そこまでいかずとも本編でやるにはちょっと難しい話ってのがあるんだと思うんだ。

こういうことやってくれるとファンとしてはうれしいよね。

バスは追い越せない

最近、自転車で2つ隣の市まで行くことが多い。

鉄道が走ってない向きなので、自転車で行くメリットが大きい。

バスもあるが、最寄りのバス停から時刻表通りの時間で見ても自転車の方が早いんだよね。

実際にはバス停までの歩き時間、バスの遅れリスクもあるから、圧勝なんだよね。


市街地の片側1車線の道路を走るということで、スピードはあまり出ない。

後ろの車に追い越されることもそこまで多くないが、逆に前の車を追い抜くようなこともやらない。

ってことは自転車と自動車のスピードがほとんど同じってことになるんだけど、

そうなる要因として大きいのがバスの存在だ。

誰にとってもバスはほとんど追い越せないから。


バスポケットがあれば、片側1車線であっても停車中のバスを追い越すことはできるが、

バスポケットがない、あったとしても浅いとすれば、なかなか追い越せない。

走行する区間のうち、3/4はバスの本数が比較的多く、なおかつ十分な深さのあるバスポケットがないので、慢性的にこんな状態。

1/4程度はややバスの本数が少なくなるので、この区間はだいたい自転車と自動車がお互いのペースで走っている。


バスを追い越すというのはすごく難しいことだ。

バスという長い乗り物を安全に追い越すには、十分な安全確認が必要で、

その一方でバスの停車時間というのは思ってるほど長くない。

追い越すための準備が揃ったとおもったら、ウィンカーが右を出していることもある。

バスの発進を邪魔することはできないからね。

結局、追い越しを試みるだけ無駄だなと思って、バスの後ろで発進するのを待ってることが多い。


けど、ここまで見ていて不思議に思ったことはないだろうか。

バスは追い越せないといってるのに、バスよりも自転車の方が正味の走行時間だけ考えても早いって言ってるんだよね。

原因の1つはバスの経路と自転車の経路に差があること。

自転車のルートは幹線道路を直線的に進むルートを選んでいる。

一方のバスはメイン系統はやや西寄りのルートを走る。極端に遠回りではないが、少し時間がかかる。

ほとんど同じ経路を走るバスもあるが、交差点を曲がる回数が多いので、そこでタイムロスがあるのでは?

不思議なんだけど、常識的に考えれば、時刻表通りの時刻より早く走ることはあり得ないので、おそらくそこら辺が理由だと思うんだけどね。

この区間のバス、乗ったことあるけど時間調整のためにバス停で停車ってのはなかったはずだから。


バスの尻をおっかけながら走ってると、こんな発見もある。

運転手にもよるが、多くの場合、バス停停車前~乗降完了まで左ウィンカー、発進準備開始~発進完了まで右ウィンカーを出す。

バスが走り出したら右ウィンカーを消すわけだが、消したところで左右のウィンカーが一瞬だけ灯るんだよね。

左右ともに灯るというのはハザードランプってことだね。

ハザードランプの本来の意味からすれば「なぜ?」となるけど、その一方でサンキューハザードという習慣もある。

これが全停留所で起こっていて、なおかつ他の車両でも(他のバス会社でも)同じことが起きていた。

ってことはおそらくバスには標準的にそういう機能があるんだろう。

もう慣れたけど、急にハザードランプが灯った!? となると一瞬驚いてしまったんだよね。ほんの一瞬なんだけどね。

全部ライブビューイングあり?

今日はシンデレラガールズ5thライブツアーの静岡公演をライブビューイングで見てきた。

チケット取れなくてという話ではあるんだけど、

まさか全公演でライブビューイングをやるとは。(最後の埼玉公演は今のところやるとは言っていないが)


その昔、ライブビューイングについてこう書いた。

なかなか万能とはいかないものの、会場まで足を運べない、足を運ぼうとしてもチケットが手に入らない人にとっては朗報であるのは確かで、キャパシティや立地といった物理的な限界を超える1つの方法ではあるのかな、と思った。

(映画館はライブビューイングもやる)

とはいえ、やっぱり設備が大がかりだし、そうできることではないんだよね。

だから、やるとしても人気の高い公演の代表的なところでやるというのが通常の考えだろうと。


そう思ってたんだが、同じくアイドルマスター、ミリオンライブの3rdライブツアーで全公演のライブビューイングをやったんだよね。

とはいえ、その予兆はそもそものこのコンサートの告知があったころから見えていた。

というのも大阪公演が会場の大きさに比べて、やたらと気合いが入ってたのよね。

大阪公演の会場は2000席強、このツアーの会場では小さい部類だった。その代わり、2日で2公演やることになってたが。

にも関わらず、まず出演者が千葉以外の他の公演より多かったり(14人)、2公演で4人の出演者が入れ替わるという状況だった。

当然、チケットはあぶれ続出だったようだ。

そんな中で、全公演についてライブビューイングを実施すると告知があったのだった。ここでなるほどと腑に落ちたんだけどね。


おそらくシンデレラガールズ5thライブツアーも全公演のライブビューイングを当初から想定していたのだろう。

ミリオンのときに比べれば、会場は広く、全会場で2公演やり、埼玉以外は2公演とも出演者は同じ、今までのところ曲目もほぼ同じ。

できるだけ多くの人が現地に来られるように考えたものにはなっていたんだけどね。

それでもチケットの需給は厳しくなるだろうと読んでいたんだろう。会場による差はあったけど、実際厳しかった。

あとライブビューイングという代替案があるというのが、転売対策として効果があるという考えもあったのかもしれない。


かなり贅沢な話ですよ。見られないものは見られない。本来はそれでもいいんだから。

そういう考えで「静岡行けんなぁ」となったとき、それはそれでいいかなとも思ったんだけど、

ライブビューイングって選択肢もありますよと示されると、やっぱり揺れちゃうよね。

実際のところ、かなりニーズはあるようで、売り切れになる上映館もけっこう出てたからね。

それでいいのかなぁという悩みはあるけど、楽しんだもの勝ちなんだと言われれば、それはその通りだろうと。


ちなみにミリオンライブ3rdライブツアーは、その後、全公演のパッケージ化が行われた。

アイドルマスター ミリオンライブ!|THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!! LIVE Blu-ray発売決定! (Lantis)

1ヶ月おきに3時間以上のライブ映像を収録したBlu-rayが発売されるという、狂気じみたことが行われていた。

これも多くの場合は主な公演はフル収録、あとはダイジェストを収録というやり方だったんじゃないかなぁ。

こういうパッケージって作るのにかかる手間は相当なものらしいし、けっこうな値段するものだから、買う方だってなかなか覚悟がいる。

だから全公演フル収録というのはかなりのリスクがあることだったんだろうけど、それをやっちゃったと。

シンデレラガールズ5thライブツアーもこれにならってやるか? それは分からん。なかなかできることじゃないのは事実だから。

国道の番号のようでそうではない

そういや高速道路のナンバリングが行われて、徐々に標識でも使われ始めている。

ちょうど新名神の八幡~城陽の開業日から運用開始って話だったような気がする。


これがナンバリングだ、ということで地図がある。

高速道路ナンバリング路線図 (国土交通省)

東名自動車道がE1、東北自動車道がE4のように、平行する国道の番号から拾っている。

わかりやすそうな気もするけど、高速道路ネットワークに整合しているかというと必ずしもそうとも言えない。


中央自動車道は甲州街道ルートだから、国道20号線から拾ってE20だ、と思っていた。

けど、実は長野自動車道と交わる岡谷JCTを境に、東側はE20、西側はE19となっている。

国道19号線は名古屋~長野を結ぶ善光寺道に由来する国道で、その一部には中山道を含んでいる。

中山道のぶつ切り

これを高速道路のナンバリングでも踏襲し、中央道の東京~岡谷はE20、中央道の小牧~岡谷と長野自動車道はE19としたようだ。

これ、中央道は全部E20でよかったんじゃないのかなぁ。


平行する国道の番号が採用されない路線もある。

例えば第二阪奈有料道路、かつて大阪~奈良の最短ルートとして重宝された暗越奈良街道のリメイクだね。

600円以上のお得を感じられる道路ならいいけど

第二阪奈有料道路は国道308号線バイパスという位置づけになっている。

国道308号線というのは東大阪市~奈良市の区間は暗越奈良街道そのもので、ハイキングロードとして名高い酷道である。

かつてはあまり重要な国道と思ってなかったから、国道とはいっても奈良県・大阪府管理となっている。(第二阪奈有料道路も同様)

平行する国道から拾うというルールなら E308 とかなりそうなもんだが、実際は E92 となっている。

なぜかというと、国道の番号をそのまま採用するのは2桁までというポリシーで付番したからだそうで。

同様に南阪奈道路も国道166号線に平行するけど、E166ではなくE91となっている。


例え2桁までの国道に平行していても、そうならないことがある。

それが京滋バイパスと第二京阪道路、いずれも国道1号線バイパスだが、E88、E89と付番されている。

すでに東名高速道路~名神高速道路がE1だからというのもあるのだが、

別ルートの新東名高速道路~伊勢湾岸自動車道~新名神高速道路はE1Aと、国道1号線を生かした命名になっている。

京滋バイパス~第二京阪にE1Bとか付けてもよかったんじゃないの? とも思うんだが、それは回避されたらしい。

こっちの方が本当の1号線には近いんだけどね。京都~西宮の名神はどちらかというと西国街道(国道171号線)に近いから。

国道の番号を採用するというのもあまり厳密ではないらしい。


逆にこれは賢いと思ったのが、近畿自動車道がE26となっていること。

近畿自動車道自体は大阪中央環状線の上を走っているが、中環は大阪府道だから国道としての番号はない。

でも、よく考えてみれば、近畿自動車道と阪和自動車道は別路線だけど、一続きになっている。

阪和自動車道はだいたい国道26号線に平行していると言うことができる。阪和道はかなり山側を走ってるけど。

なので、拡大解釈して、近畿道~阪和道でE26としたらしい。これは実用上は便利な付番である。

まぁそれが徹底されているのかというと、必ずしもそうとは言えないんだけどね。


ゼロベースで番号を選ぶという選択肢もあったとは思うけどね。

ただ、付番しないといけない道路が多いのと、利用者に手っ取り早く周知することを重視すると、

既存の番号を活用するっていうのは便利な方法だったのかもしれない。

その結果として上のような歪みも生じるわけだが。


まだ付番されたばっかりだけど、地図などでの採用も進むと、かなり役立ちそう。

なにしろ高速道路の名前って複雑だし、いろいろな経緯で区間ごとに細かく名前が変わることもある。

そんな中で視認性の高いアルファベット+番号というのはかなり有用なんじゃないかな。

今までの路線名とは違う概念であること。国道の番号と似てるが一致しないこと。

この2点に注意して、新しい概念だと思って使うことが肝心かなと。

カイロのように電池を食う

会社に行ったら、ポケットの中がえらく熱い。カイロを入れてるかのように。

そう思ってポケットからスマートフォンを出すと、電池がえらく減ってる。

設定→電池を呼び出すと、ずっとスリープしていないことに気づいた。

再起動したらちゃんとスリープに入るようになり、昼休みに見ても1%ぐらいしか減ってなかった。


タブレットでもそうだけど、時々こういうことあるんだよね。

だいたい再起動すれば直るかな。

これがずっと続くようだと「不眠症」とか言われるんだろうけど。

一時的な問題なら仕方ないって話では。


タブレットはものが大きいこともあって、発熱を強く感じることはそうなかった。

それより高機能なものが1/4ぐらいの面積なんだから、発熱すると熱いと感じるんだよね。

今時のスマートフォンの高密度さを感じることのできる一例である。

そんな中でもすごく熱いのがゲームをプレイしているときのこと。

高い3D性能を使っていると熱くなるし、電池の減りも早い。

ポケットにこんな高性能な端末が入るなんてと思うのだが、そうはいっても相応のエネルギー消費はあるらしい。


使わないときの電池消費をできるだけ減らす。

これは非常に重要なことなのは、今日の朝の一件からもわかること。これまでも実感してきた。

うまくいくと本当に電池の減りって遅いのは、比較すればよくわかる。

電源を切らなくても、無に等しいほど消費が少ないと言ってもよい。

タブレットは充電の頻度はあまり高くないが、使用時間は限定的なので、電池消費はかなり抑えられている。

スマートフォンも使わない時間はほとんど減らない。使うとガッツリ減るが。

使ってるときの電力消費も減らす余地がなくはないけど、フル性能使われるとそりゃ無茶だよね。


Androidの電池の減り方のグラフってのは、電池の減りの原因分析にとても役立つ。

じりじりと減るか、急激に減るか。そういうところで理解が変わってくるから。

今回のなんてわかりやすくて、ある時刻から一定のスロープで残量が減ってたから、

こりゃなんか裏でまずいことが起きてるが再起動で直るだろうと推定できた。

電池が減る原因を分析するというのも、今時のスマートフォン・タブレット特有のことかもしれない。

電池を消費する原因が簡単ではない機器なのだから。

常連じゃないけど常連扱い

時々ある話なんだけど、セブンイレブンで「nanacoで」って言うと、

「いつもありがとうございます」と、あたかも常連客のように感謝されることがある。

僕はセブンイレブンの常連であるという思いはあまりないのだが。


僕がnanacoを持っているのはイトーヨーカドーで買い物をするためだ。

SoftBankカードからせっせとチャージして、食料品・日用品を買うために使っているカードだ。

とはいえ、セブンイレブンでも当然使えるし、セブンイレブンにおいては有利な点が多いので最優先で選択される。

なにしろ普段数千円と買い物するのに使っているカードだから、数百円の買い物なら残高の心配は全くない。


一方でセブンイレブンにとっては、ぜひとも常連客にはnanacoを持って欲しいと考えているようだ。

よくキャンペーンやってるのよね。

イトーヨーカドーでは8のつく日に1000円以上チャージすれば、発行料を無料にする方法を取っている。

僕もその方法でnanacoを作っている。(cf. 8のつく日のためのnanaco)

セブンイレブンでは発行料の一部をポイントで還元するという方法で対応しているようだ。

ちょっとやり方が違う。まぁどっちかというとイトーヨーカドーの方が利用者にとっては有利ですがね。


実際のところ、セブンイレブンでのnanacoの利用状況ってどんなもんなんでしょうね。

他の電子マネーも使える中で、あえてnanacoを作ろうという人は実はあまり多くないのかも。

実際、引越が決まってnanacoを作るまでは、クレジットカードかICOCAで払ってたからね。(頻度もさほどではなかったが)

そんな中で、熱心な常連客に見えたのかも知れない。


nanacoは残高が多く保たれているので、電子マネーの優先度としてはまぁまぁ高い。

最優先はSuica、次にnanaco(イトーヨーカドー・セブンイレブンでは最優先)、その次にWAONというのが基本的な考えだ。

ただ、Suicaが使えなくて、nanacoが使える店ってほとんどないのよね。

Suicaが使えなくてWAONが使える店としては、吉野家とマクドナルドってのがあるんだけど。

実際、過去の実績からしても、職場にあるAPEXの自販機ぐらいしかないんだよね。本当にレア。

そんな中で、セブンイレブンはイトーヨーカドー以外でnanacoを使う店として貴重という見方もできる。

本当はもっと活用できたらと思うんだけど、WAONほどオープンではないので。