孤軍奮闘のワークショップ

ワークショップを終えて無事に帰ってきた。

3時間そこらで往来できるんだから淡路島はわりに近いですね。神戸との往来がわりに便利だというのも相まって。


さて、ワークショップの会場にたどりついて早速発表を聞いてたのだけど、話がわかるようなわからんような。

内容がなかなか難しいんですよね。

予稿を見ながら発表を聞けば理解が進むのだろうが、

うっかりしてDVDドライブを忘れてしまったので、CDで配布された予稿集を見ることができなくてね。

これは失敗したなぁと。かなり予稿は充実してるはずだから、これを読みながら聞けばよく知らない分野でもなるほどとわかったかもね。


まぁけどCDやDVDの予稿集を当日配布ってのは正直なことを言えば不便ですよね。

電子情報通信学会の総合大会の予稿集は事前申込みした人にはDVDで届くようになっていて、

予稿を事前に確認したり、データをコピーしてDVDドライブ無しで読めるようにしたり。

こんな風に事前に届くようになってれば便利だったのに、とは思ったけど仕方ないですね。


1日目の講演を聞き終えたら、指導教員と合流した。予想より遅かったが、どうも会場に到着するのが遅くなったそうで。

講演が終われば懇親会、どうもこのワークショップ、参加費に懇親会費も入っているようで。

懇親会の会場に行ってみると、参加者同士で話が盛り上がっているようで。

このワークショップ、リピーターが多いようで、話が盛り上がりやすいのだろう。

そんな中、指導教員含め初参加だからなかなか調子がわからん。

知ってる人もあまりいないし、と思ってたら指導教員の顔見知りの人がいたようで、完全にぼっちにはならなくて済んだ。


さて、このワークショップで僕も2日目に発表を行うことになっている。

発表時間は15分、その後質疑応答が5分となっている。

もちろん練習してきたのだけど、ゆっくり話すと15分を少し越えるので、すこし詰めながら話せばちょうどいいかなと。

発表時には開始10分・15分・20分でベルが鳴ることになってるので、10分のベルを目安にして調整すればよいだろうと。

と思いながら発表してたのだけど、10分のベルが鳴る予定だったところでもベルが鳴らないので、

このままの調子で発表すると時間より早く終わってしまうな、と少しゆっくりにしたのだけど……

一向にベルが鳴らないので、あー、これは座長、ベル鳴らし忘れてるなと。

やっぱり忘れててようで10分のベル飛ばして15分のベルが鳴ってしまった。

少し発表のスピードを落としたもんだから少々時間オーバーしてしまった。手動でベルを鳴らすとこういうミスがね。


そういえば、他のセッションで講演を聴いてたとき、

発表時間の終わりのベルが鳴っても延々と話し続ける発表者がいて、

ここで座長は「まとめに入ってください」などいうものだと思ったら放ったらかしなんてのもありましたね。

5分以上オーバーするとか正気ではないよな。

発表者はちゃんと時間のこと気にしながらやらんと。あと、さすがに全く介入しない座長はどうなんだとも思った。


発表の後の質疑応答、5分とあまり時間に余裕もないからか、質問してくれたのは1人だけだったのだけど。

応用のあたりで質問が飛んできて、そういうことも今後の課題かなぁというところ。

もっといろいろな意見が聞ければなと思ったのだけど、質疑応答5分だと1人で食いつぶすというのは決して珍しいことではないし仕方ないかな。

それを懇親会で補完できればとも思うのだけど、2日目の発表だともう懇親会終わってるもんね。


これまで参加した学会などと比べるとなかなか調子が違って戸惑ったところもあったが、まぁよい経験にはなったかなと。

周りの学生はほとんど大学院生という中で、少し変わった参加者だったのかなとは思ったのだけど、

まぁ高専専攻科生ってそういうもんですよね。

そんなことを思いながら、午後のセッションを終えて会場を去ったとさ。

淡路夢舞台というリゾート

さて、今日・明日とワークショップのため淡路島に来ている。

ワークショップで僕が登壇するのは明日なんだけど、今日から来ている。

晩には懇親会があったのだけど、まだ発表してないのに懇親会というのもなんとも。仕方ないけどね。

ともかくワークショップの話は明日にまとめて書こうと思う。


淡路島、以前に来たことがあると言えば来たことはあるけれど、それは高知にいくときにバスで通過しただけなので。(参考記事 : 高知で見るプロコン競技部門)

淡路というのは阿波への道というのが由来だというのは嘘だか本当だか知らないけど、

明石海峡大橋・大鳴門橋ができて以来、淡路島は徳島県をはじめとした四国各地へのメインルートとなっている。

まぁそんなわけだから通過したことはあるという人は多いんじゃないかなと。

その淡路島の北側に、淡路夢舞台というリゾート施設がある。

今回のワークショップの会場はこの淡路夢舞台にある会議場なんですね。

ええ、リゾート施設で学会なんですね。


淡路島に行くには船かバスかということになるけれど、バスの方が圧倒的に便利なのでバスで行った。

三宮からもバスが出てるんだけど、本数面でも運賃面でも舞子からバスに乗った方が便利なので、舞子からバスに乗る。

ところで明石海峡大橋、明石海峡にかかっているからこの名前なのだけど、実は明石海峡大橋の本州側である舞子は神戸市垂水区にあたる。

明石市というわけではないんですね。もっとも神戸市でも垂水区・西区はもともと播磨国であり、明石市と同じ明石郡に属していたわけだから、明石ではあるのだけど。

ともかく毎度おなじみのルートだけど、難波から阪神電車で三宮まで行き、三宮でJRに乗り換えて舞子駅へ向かった。

舞子駅につくと目の前に明石海峡大橋、真上に高速道路が。ここに高速舞子バス停がある。エレベータで上るとバス停にたどり着く。

高速舞子バス停には淡路島や四国各地へ向かう高速バスが停車する。利用者はわりに多くて、電車との乗り換えスポットとして定着しているようだ。


というわけで待ってるとバスがやってきた。

淡路夢舞台に行くバスは三宮・高速舞子~東浦バスターミナルを結ぶJRバス・本四海峡バスの大磯号と、淡路交通の舞子津名線がある。

淡路交通のバスは1日6本しかなくて、大磯号の方が毎時1~2本ぐらいあって本数が多いのだけど、

ちょうどいい時間に淡路交通の便があったし、おもしろいかなと思い淡路交通の便を選んで乗ってみた。

この淡路交通の舞子津名線は高速舞子~ワールドパークおのころを結んでいるのだけど、

Webサイトでは高速バスであり島内路線バスでもあるという不思議な扱いをされている。どうも島内だけの利用ってのもできるらしい。

高速舞子発着だけど、当たり前のことながら高速道路の本線上のバス停で折り返すことはできなくて、この先の垂水ICで折り返してるらしい。

やってきたバスは高速バス仕様なのだけど、ドアが2つあって、乗車は後ろのドアでするようになっている。特別仕様なんだと。

後ろドアのところには行き先表示があって、こんなところも一般路線バスっぽい。

バス停を出たらまもなく明石海峡大橋を渡り、淡路ICで出たら15分で淡路夢舞台に到着。本当に近いね。

バスはここから延々と海沿いを進んでいき、終点のワールドパークおのころへ向かっていくのだろう。


この淡路夢舞台、2000年に行われた淡路花博ことジャパンフローラ2000の会場となったところなんですね。

隣接してある明石海峡公園とともに会場となった。淡路夢舞台のオープンはこの淡路花博のときなんですね。

ちなみに明石海峡大橋が完成したのは1998年、橋で本州と結ばれて間もない頃の話ですね。

この淡路花博は1990年に鶴見緑地で行われた花の万博とはちがって国際博覧会として登録されたものではないけれど、

国際園芸博覧会として国外からの参加もあったのだとか。


淡路夢舞台は元々、関空やら大阪湾の埋め立て地のための土砂を供給していた山だった。

土砂が運び出された後、はげ山になってしまったのだけど、このままではよくないということで緑化がなされることになった。

それがこの淡路夢舞台の起こりなんですね。

緑化にあたってはいろいろ苦労があったようで、その記録が夢舞台の施設内にも貼られていたのだけど、

削り取られた跡が急斜面で、その上、雨が少ないところだから、簡単には植物を根付かせることができなかったようで、いろいろ工夫が必要だったとか書いてあった。

緑化されるとともにホテル・会議場・植物園といったリゾート施設が整備され、2000年の淡路花博のときに完成と相成ったようだ。


夢舞台はまさにリゾート施設なのだけど、そんなところで学会というのはどうもなれない。

景色はいいだろうし、散歩すれば楽しいのだろうけど、そんなの楽しむ余裕があるわけでもない。

指導教員は僕より後でここに来て合流することになっていたから、1人で会場入りしたのだけど、

こういうリゾートに1人で入っていくというのはどうも具合が悪いというかなんというか。

昼ご飯は夢舞台の中のレストランで食べればよいし、案内は受付の時渡されたのだけど、見ててもうーん……って感じでね。かなり高いのよね。

弁当売りが来てるかなと期待してたのだけどそんなことはなかった。

なんか手頃なのないかなー、って調べてたら、土産物屋の中にカフェが併設されているのを発見して、これがいいかなと思いここで食べた。

この選択はなかなかよくて満足行くお昼ご飯になった。財布もおなかも。


会議場に隣接してホテルがあるならばそこに泊まるものだと思うだろうが、

実は諸事情により淡路島ですらなくて舞子の宿に泊まることになってしまった。

その理由の1つが、往来するコストを考えても舞子に泊まった方が値段が安くすむからというのはなんともまぬけな話だが。

ワークショップの参加者向けの特別料金プランが用意されてたのだけど、それよりもさらに安く済んだそうで。

お金だけが理由ではないのだけど、こういう選択ができたのも明石海峡大橋ですぐに往来できるからなのは言うまでもない。


淡路島というと玉ねぎのイメージぐらいしかないし、実際、土産物も玉ねぎに関係するのが多いわけだけど、

大阪湾が見渡せるという立地からか、夢舞台でも高台からその景色を楽しめたり、淡路SAに観覧車があったりと、なにかとみどころは多いのだろう。

今日はあまりそんな実感はわかなかったけど、会議場の窓からでも少しは楽しめるかな? どうだろ。

旅に出る前の服の支度

明日からワークショップのため1泊2日で出かける。

そんなに遠くはないんだけど。

これまで行った学会とはいろいろ調子が違いそうなので楽しんでこようと思う。


荷物の支度をしていたのだけど、荷物の支度をするとき服どうするかな、というのも考えることになる。

会場ではスーツだよね、というのは当たり前なんだけど。登壇もするわけだし。

とはいえ、夏まっただ中、とてつもなく暑いことは目に見えている。

暑いなら上着を省けばいい。前の大学院入試のときもそうだったんだけど。

長袖のカッターシャツにネクタイ締めていこうと。


どう考えても夏にスーツの上着着ると暑いのは目に見えてるのだが、

それが正式なものだからと頑なな人もいるようだ。

まぁけど最近はクールビズだと言って軽装が推奨されているところだしね。

別にこの格好で問題になることはないだろう。


そうはいうんだけど、1つだけ恐れていることがある。

それは冷房が強すぎてカッターシャツでは寒すぎるということ。

最近では節電だと言ってるしむやみやたらに冷房を効かせることはないだろうとは思うんだけど。

大きなカバンなので上着を入れて持って行くことは可能なので、念のためとスーツの上着を突っ込んでおいた。

まぁおそらくは活躍することなく帰ってくるんだろうけど、転ばぬ先の杖という言葉もある。


他にも寝間着だとかいろいろ考えないといけないことはあるんだけど、

このあたりはあんまり気にしなくてもポンポン詰めていけばなんとでもという感じ。

まぁこれがねぇ、荷物をリュックサックに全部収めるとかなると大変なんだけど、それはあきらめた。

1泊2日で十分な大きさのカバンがあるなら別になんとでも。

オリンピックに参加してるのもいろいろ

とうとう昨日からオリンピックはじまりましたね。時差があるから今日からなのか昨日からなのかよくわからんけど。

さらにサッカーの予選などはすでに始まってたからなんのことだかわからんけど。


オリンピック1日目がなんで1日目なのかといえば開会式があるからですよね。

ロンドンでは晩にやってたようだけど、日本では時差の都合、今日の朝5時から中継されてましたね。

朝起きたら、ちょうど選手入場やってるところで、それからずっと選手入場を見てた。


選手は国ごとに入場するわけだけど、実はいくつか国単位ではないところがある。

事実上は国だが事情により国と認められていない、

  • パレスチナ
  • チャイニーズ・タイペイ

はともかく。

一部の国で海外領土で独立したチームを設けているところがある。列挙すると、

  • アメリカ領サモア (アメリカ)
  • アルバ (オランダ)
  • バミューダ諸島 (イギリス)
  • ケイマン諸島 (イギリス)
  • グアム (アメリカ)
  • 香港 (中国)
  • プエルトリコ (アメリカ)
  • イギリス領ヴァージン諸島 (イギリス)
  • アメリカ領ヴァージン諸島 (アメリカ)

入場順に並べられたと思うけど、正しいかは知らん。


ほとんどの国では国単位でチームを組んでるから、

例えば、フランスとかあっちゃこっちゃに海外領土持ってるけど、本土の人と同様にフランスチームとして出場することになる。

それが基本なんだけど、さっき列挙した9つの地域では本土とは別にチームを組んで出場するそうで。

これらの多くはあまり人口の多くない島なので、チームの人数もそう多くない。それは他の小さな国もそうだけど。

本土と一緒にチームを組んでいたら出場できない選手が相当多かったのではないだろうか。

そんな中でオリンピックに出場できる選手がいるというのは意義があることなのかなと。


1つの国で複数のチームがあるなら、逆に複数の国で1つのチームってあるんですかね?

今はないけど過去にはそんなチームもあったらしい。

ソ連崩壊直後の1992年に行われた冬のアルベールビルオリンピック、夏のバルセロナオリンピックで結成されたEUNチームがそれかな。

ロシア・エストニア・ラトビア・リトアニアはそれぞれ独立したチームを出せたのだが、

それ以外の旧ソ連の国々は独立して間もなかったものだから、国内オリンピック委員会がまだ国際オリンピック委員会から承認されていなかった。

そんなもんだから独立したチームを出せなかった旧ソ連の国々でEUNチームという連合チームをこしらえて出場したようで。

その後、各国の国内オリンピック委員会は国際オリンピック委員会に承認され、それ以後は各国独立したチームで出場している。


この旧ソ連の国々のように独立して間もない国ではチームを出せないことが往々にしてある。

今回のオリンピックでは南スーダンが独立して間もなかったこともあってチームを出せていない。

あと、これまで独立したチームを出していたオランダ領アンティルが制度改正により解体されたので、ここの人もそのままでは出場できない。

しかし、個人競技なら出場する道はあって、実際、南スーダンや元オランダ領アンティルの地域の選手も出場している。

このような地域で出場する人は Independent Olympic Participants として参加している。

開会式でもこの名前で五輪旗を先頭に行進していたようだ。気付かなかったけど。

最近では2000年の夏のシドニーオリンピックで独立して間もなかった東ティモールの選手が同様にして参加している。

ただ次からは東ティモールチームとして出場しているし、おそらく南スーダンも次は南スーダンチームとして出場できることだろう。

元オランダ領アンティルはどうなるかわからんけど、オランダチームに組み込まれるか、島でチームを作るかどっちかを選択することになるのだろうと。


しかし選手入場は見てて面白いですね。

人数の少ないチームも多いけど、少ないチームでも陸上競技に出場する選手はいるところが多そうだったね。

やっぱり花形競技なんですよね。

各地からやってきた選手に大いに活躍して欲しいものだ。

その様子を少しはテレビを通じてみるのも楽しそうだ。マイナーな競技も見るとおもしろいもんで。

そこでEV証明書がくるとは

ふとTwitterにログインしようとおもったら、アドレスバーに鍵マークと「Twitter, Inc (US)」と表示されてて、

あれ? TwitterもEV証明書使ってんの? ってびっくりした。


SSL証明書、HTTPSなどセキュアな通信には書かせないものですね。

僕もドメインを取得してからStartSSLが無料でSSL証明書を発行してくれるというからSSL証明書の発行を受けて使っている。
(参考記事 : オレオレじゃないSSL証明書を作りにいった)

このときにも書いたけれど、SSL証明書の値段というのは本当にいろいろで、無料のからかなり高いものまである。

これは主に実在性の確認という点で差別化されている。


僕が使っているStartSSLではどんなラインナップがあるのか、列挙してみると、

  • StartSSL Free
    無料で1年間有効の証明書を発行、ドメイン所有者であるかをE-mailで認証を行い確認し発行
  • StartSSL Verified
    59USDで2年間有効の証明書を発行、本人確認書類のディジタル写真により実在性を認証し発行
  • StartSSL Extended Validation
    199.90USDで2年間有効の証明書を発行、団体の実在性について認証を行って発行

認証のレベルによって値段が変わっているのが見てわかると思う。

StartSSLの証明書は全体的に格安なようだけど、そのStartSSLでもEV証明書は200USDぐらいする。

これがかの有名なVerisignでは1年で23万円、2年で45万円ぐらい。桁1つ違うし……

あ、ちなみにTwitterの証明書はVerisignでしたね。


まぁそんな具合でして、EV証明書って高いんですよね。

Verisignの証明書ってもともと高いけど、VerisignのEV証明書はEVでない証明書の倍ぐらいするからね。

ただ、EV証明書には高いけど、その分価値を見いだせるのは確か。

その最たるものがアドレスバーに緑色のバーになって団体名が表示されるということですね。

こうしてアドレスバーに表示されると言うことで視認性が高く、フィッシング詐欺対策に有効だと評価されている。


このEV証明書が活用されているところ、と言って思い浮かぶのが銀行だ。

ネットバンキングでフィッシング詐欺とか大問題ですからね。

ユーザーに対して、パスワードを入力するときはアドレスバーが緑になってるのを確認してから、など宣伝されていることも多い。

銀行はどうしても神経質にならざる得ないので、EV証明書の導入には特に積極的な印象だ。


ただ、TwitterってわざわざEV証明書用意する必要あったんですかね?

ユーザーがフィッシング詐欺の被害を受けたとして、E-mailアドレスやパスワードが盗まれることはあるだろうがそれぐらい。

確かに問題かも知れないけど、クレジットカード番号が盗まれるとかそういう財産に大きな被害を及ぼすものではないだろう。

銀行や通販サイトなら高い金を出してEV証明書を用意する価値はあるだろうけど、

うーん、Twitterなら別にEV証明書まではいらんよねって。


ちなみに通販サイトでもEV証明書が導入されてるところって少なくて。

Amazon.co.jp、ソフマップ、Yahoo!ショッピング、僕が使うところはどこも導入してないね。

そんな中でTwitterみたいなわりにどうでもいいサービスでEV証明書使ってるというのはかなり意外だった。

高いといっても10万円程度の話、せっかくだしEV証明書にしとくか、って担当者が考えただけかもしれないけど。

もしかしたら、今後、そういう発想でEV証明書を導入するサイトも増えるかも知れんね。

紀伊半島をぐるっと回りたい

紀伊山地の霊場と参詣道が世界遺産に登録されたのは2004年のことだが、

それ以来、吉野・大峯・熊野三山・高野山への注目が高まっている。

高野山は前々から行きたいと思ってて、ついに去年の夏に行きましたね。(参考記事 : 空中都市高野山へ )


実は、熊野三山も行きたいなと前々から思ってたのだが、これこそまさに手が出なかった。

熊野三山というと、熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社 の3つの神社のことですね。

平安時代には多くの人の信仰を集めていたことが知られていて、多くの人が熊野詣を行っていた。

後白河法皇が34回も熊野詣を行ったという記録が残っているほど。とんでもないことですね。


ただ、熊野詣、簡単にできるようなもんではない。

まさか平安時代のように山の中を延々と歩いて詣でようとかそういうことではないんだけど、立地がね。

熊野本宮大社は和歌山県の田辺市、熊野速玉大社は新宮市、熊野那智大社は那智勝浦町、

ピンとくるかは知らんけど紀伊半島のさきっぽに近いのよね。

田辺市はそんなに先っぽじゃないように思えるけど、本宮大社のある旧本宮町は山深いところで。

あまりに遠すぎて日帰りは不可能で必然的に宿泊を要することになる。

特に本宮大社の立地が山深いんで。それが最大の障壁になってるように思える。


その本宮大社へのアクセス、もちろんバスなんだけど、

八木駅・五條駅と新宮駅を十津川村を横断しながら結ぶ、奈良交通の八木新宮線を使うことができる。

八木新宮線 (奈良交通)

高速道路を走らない路線バスとしては日本一長い距離を走ることで知られている。

ここ数年、奈良交通も熱心に宣伝してる気がする。来年で50年になるそうで。

他にも熊野交通が新宮駅~本宮大社前のバスを走らせてるけど、

この八木新宮線のメリットは新宮から本宮大社を経て、十津川方面へ抜けられることだよな。

十津川村もいろいろみどころがあるから、それもあわせておもしろそうなルートだ。


ただ、この八木新宮線、1日3本走ってるんだけど、距離が長いから走ってる時間がわりに集中してるのよね。

新宮駅発だと5:53・7:46・9:59、八木発が9:15・11:45・13:45となっている。

新宮発はかなり早い時間帯に集中してるが、その分周遊できる時間が長く取れるので新宮から十津川を経て五條へというルートが有利だろう。

そうそう、五條駅~十津川温泉については八木新宮線以外にあと2往復設定があるので、これも活用できる。

さらに十津川村内の移動には村営バスもあるので、わりにバスのみでも融通が利く。


それを踏まえて考えると、

1日目は、和歌山からJRで延々と那智まで行って、バスで那智山に行って、それから新宮へ行き、速玉大社にお参りして一泊。

2日目に、バスで本宮大社へ行き、それから十津川村を周遊して、五條駅から電車で帰ると。

そういうルートがいいかなと。

1日目は紀伊半島の西側を海沿いに進み、2日目は紀伊半島を横断するようなそんな感じだな。

なかなか電車やバスの乗り継ぎの都合を考えると難しい面もあるのだが、なんとかこのルートでいけそうだ。


ただ、さすがに遠いですね。かなり交通費もかさむし、その上宿泊の必要がある。

そんなんだから交通費と宿泊費で1万6千円ぐらいするようで。北陸行くのとおなじぐらいかな。

和歌山~新宮は特急を使うメリットがさほどなかったから延々普通列車にしたのだけど、それでこれだからな。

これで目的地は一応、和歌山県・奈良県ですからね。本当に熊野は遠いところで。

この夏休みはまとまった時間が取れそうだし、お金もなんとかなりそうだし、この夏休みにぜひ行きたいなと。

まだ細かい事は決めてないけど。やるなら盆あけてからかな。

入学を辞退するという意志

今日、先々週に受験した大学院から合格通知書などが届いた。

合格をいただいたことはうれしいことなのだが、別の大学院に合格が決まっているので、残念な事に入学を辞退する必要がある。

指導教員から「本校とも関わりの深い大学院なのできちんと辞退すると連絡しないといけない」と言われたし、

ちゃんと連絡しないといけないけど、果たしてどう連絡すれば良いのかとか封筒を開いて見てみた。


封筒を開いてみると、8月末までに入学意志確認書に入学するか辞退するか書いて提出するようにとあった。

これに辞退すると記入して郵送すればよいようだ。

というわけでちゃっちゃと書いて、印鑑押して、ストックから封筒と切手を出して封入しておいた。

明日にでもポストに入れてこよう。


8月末の時点でこうして入学の意志を示す必要があるというのは、予想外に早いように思えた。

というのも、募集要項には入学手続は翌年2月に行うとは書いてあるが、入学確約書の提出期日とかそういうのは書かれていなかった。

僕はこれを、翌年2月まで入学するか辞退するか留保することもできると読んでいた。

実際、僕も9月ぐらいまで留保することもできるだろうと思って受験していたので、

これ推薦入試で別の大学院に決まってなかったら、かなり戸惑ってたんじゃないかなと思った。


こういう場合どうすればいいんでしょうね?

そこで思い出すのは、専攻科で自由応募で2つの会社の就職試験に応募した人の話である。

すべり止めにならないすべり止め

そんな状況なのだが、今、困ったことが起きているらしい。

内々定をもらった会社より、内々定を受けるかの回答期限が迫っているようである。

それまでに本命である会社の内々定が決まると言うことはなさそうらしい。

回答期限までに不合格となれば内々定を受けると回答すればよいのだが、果たして不合格にならずに次段へとなったらどうなるかである。

彼は回答を引き延ばしてもらえるよう交渉したい、と言っていたが応じてくれる保証はない。

果たしてどうしようかということになる。

こういう悩みって複数の会社の就職試験を受けてる人にとってはよくあることのようで。

ちなみに、彼は回答を引き延ばしにしてもらうよう交渉して、

1ヶ月だったか引き延ばしたあげくに、本命の会社より内々定を得たので辞退する旨連絡したようだ。


このように認めてもらえるかは別として正直に申し出て交渉するというのが唯一の答えだろうと僕は思っていたのだが、

とある人から聞いた話によれば、内々定を受けると書面で意思表示した後に、辞退するようなことは世の中ではよくあることらしい。

それはあかんやろと思うのだが、このような行為が世の中で横行しているのは事実のようだ。

雇い入れたいと考えても本人が職場に来なければどうにもならんので、会社としてはこういう行為に対抗する方法は多分ない。

このあたりの事情を踏まえれば内々定を出せば確実に入ってくれるだろうという学校推薦は便利なのかも知れない。
(参考記事 : 大学院生の就職活動事情)


入学意志確認書の提出を早い段階で要求されたのは意外だったが、

僕にとってはむしろ早いうちに辞退することを伝えられるという点でよかったのかなと思った。

この大学院は秋にも入学試験をやるので、入学意志確認書での返答を踏まえて合格者数を決めるんだろうと。

多分8月末という期限の切り方はそのためなんだろうね。

8月末を越えて留保したい場合はどうすればよいかという疑問は残るが、まぁ結果的には考えなくてよかったわけだし。


ところでこの話を父にしたら、推薦入試で合格した大学院には入学確約書とか出さんでいいのかと、言われた。

合格通知書と一緒に送られてきた書面を見ても来年3月の入学手続きまで全くやるべきことが書かれてないのよ。

こちらの方が意外だったんだけど、推薦を受けてるので入学することは確実だからことさら確約書を要求することはないという判断なのだと理解している。

ほとんどが学内出身者だからあまり気にしてないのかもしれない。いい加減な話だが。

うちの専攻科は推薦入試でもちゃんと入学確約書提出させてたけど。入学確約書の提出期限は要項にも明記されてたね。

それが普通だろうとおもうんだけどね。そこはきちんとさせとかないとって。

サーモグラフィのようなグラデーションマップ

さて、明日から夏休みですよ。

その夏休みの最初、来週にワークショップで淡路島に行き研究発表を行うことになっている。

なので夏休みを前にして、今日、その発表の練習をしていた。


練習をした後、アドバイスを受けて発表資料の修正をしていた。

練習の時指摘されたことの1つに、視差マップがグレースケールでは見にくいということがあった。

確かにプロジェクターで映すと白黒の濃淡はわかりにくい。

前々から見にくいよなぁ、と思ってたのだが、これといった解決策が見いだせなくて困っていた。

そこで、ふと指導教員が色で表すようにすればよいのでは、とアドバイスをくれた。

なるほど、サーモグラフィのようにすればいいのか。


というわけで早速編集してみることにした。

研究室のマシンにはGIMPを入れてあるので、これで編集してみた。

まず、青と赤を描画色・背景色に設定して、グラデーションでHSV時計回りか選んで青から黄緑を経て赤に至るグラデーションを生成する。

そして、色のメニューからマップ、グラデーションマップを選ぶ。

すると、黒は青に、白は赤に、設定したグラデーションに対応して色づけされる。

これでずいぶん見やすくなった気がする。


作ってみて、完成した画像を見た感想は、なるほどわかりやすいってことだな。

おそらくグレースケールよりはよっぽど見やすくなっているだろう。

さらにこだわるとすればどういう色に割りあてるかということかな。

青から黄緑を経て赤色という割り当てを今回使ってみたわけだけど、

他にもいろいろな割り当てが考えられる。場面によってなにがいいかってのは変わってくるだろうけど。

クロックの精度が悪いなら分周比をいじる

今日は、実験で作ってたロボットの仕上げ作業をしてた。

夏休み前に状況を整理して方針を決定するべく作業していたのだが、

見事に完成したので、もう夏休みは作業しなくていいねって話になった。


まだ未解決だった問題はいくつかあったのだが、その中でも僕の担当に関係する問題は、

Androidとカメラの接続が確認出来ていないこと と 無線LANモジュールとマイコンのUARTの通信が不調 なこと。

カメラの接続については、意外にもあっさりと確認出来た。

少しトラブルもあったのだが、ゴミデータを捨てる処理を追加したらあっさりうまくいった。

Arduinoのソースコードが上がってたのでこれをもとに実装してくれたら、それでほとんどOKだったようで。


さて、残る問題はUARTの通信だけである。

いろいろ確認したが、RC発振回路の精度があまりよくないのが原因というのはほぼ間違えないようだ。

内蔵RC発振器の精度がどうも3%ぐらいしかないようで。それを基準にしてちゃUARTで要求する誤差1%以下は確かに満たせない。

(参考記事 : UARTはシンプルだけど )

ただ、詳しい人に聞いてみたら、9600bpsぐらいなら内蔵RC発振器でも経験則的には問題はないようで。

とはいえ現に問題が生じているのでどうにかしないといけない。


クロックの精度を上げればよいというのが正攻法だが、

新しく水晶振動子かセラロックか用意しないといけないのがまず問題。まぁセラロックなら学校に転がってるよって言われたけど。

その問題よりもなにより問題なのがマイコンのピン割り当てを変えないといけないこと。

プログラムも書き直しになるし、なによりはんだ付けをやり直してもらわないといけないので手間がかかる。

なのでなんとか現状のハードウェアで何とかする方法を模索することにした。


とりあえず通信速度を落としてみよう。というわけで2400bpsに落としてみた。

ただ、これでもデータが化けた。まぁ元のクロックの精度が悪いんじゃ速度を落としても仕方ないよねって。

そこで分周比をいじることにした。分周比を下げていくとデータが化けずうまく通信できるところを見いだすことができた。

もっともRC発振回路は温度などにより変動が生じる。

なので今はこの設定でよくても条件がかわるとうまくいかない可能性もある。

が、そんな極端に暑いところや寒いところで使うわけでもなし、これでもおそらく問題ないだろうと。

これで今度やったときデータが化けたらまた分周比を変えるまでだ。

場当たり的な対策だが、手っ取り早く問題を解決できるのはこれだろう。


最初からセラロックか水晶振動子か使う設計にしとけばよかったんですけどね。

セラロックは1個80円で買えるし。

それを前提としてピン割り当ても決めておけば、同じ品種でもなんとかなったわけで。

そうでなくてもクロック用のポートを開けておくべきだったね。それならセラロック買ってきて付けるだけで事足りたわけだし。

設計してたときは内蔵の発振回路使っとけばいいわ、と思ってたんだけど、まさかこんなことになるとはね。

UARTは落とし穴だった。


少し気になるところはあるけど、これでもちゃんと動いたことして問題ないでしょ。多分。

このクロックの問題は反省点として挙げるべきことだろうけど、

内蔵RC発振器の精度をプログラムで補正しましたって言い方もできるわけだし。

Koboのうまい使い方は?

父がKobo Touchとかいう電子書籍用の端末を買ったようで。

電子ブック 楽天Kobo


このKoboの特徴は、なんといっても電子ペーパーを表示に使ってることだな。

この電子ペーパーというのは白と黒の粒子の入ったカプセルを電圧の印加により白か黒の粒子を集めることにより表示を行うもの。

電気的に白と黒のインクを切り替えることができるようなものなので、電子ペーパーと呼ばれているようだ。

一般的な液晶ディスプレイなどと異なり、電圧を印加しつづけなくても同じ内容を表示し続けるという特徴がある。

そのため消費電力も少なくて、1回の充電で1ヶ月持つと宣伝しているほど。

インクで描くようなもんだから液晶ディスプレイの苦手なまぶしい環境でも読みやすいという利点もある。

一方で、画面の書き換えには時間がかかるので、レスポンスの悪さがどうしても気になる。けど読書用ならさほど問題はないということだろう。


サンプルで入ってたのか、青空文庫のデータより生成した坊っちゃんを読んでいた。

確かに電子ペーパーは読みやすい。端末も軽いしなかなか。

が……タッチパネルの反応が悪いもんだから、さくさく読み進められるかというところで不満がある。

タッチパネルってのがよくない気がするんだけどな。ハードウェアキーで全ての操作をするような設計にしてもよかったと思うんだけどね。

ページめくりのボタンぐらい用意しといてくれと。

画面の書き換えに少々時間かかるけど、タッチパネルの反応の悪さに比べれば気にならない。

ああ、けど残像が残るのが少し気になるかな。小説だとあまり問題ではないかも知れないけど、漫画だと残像は気になるかも。

漫画ではリフレッシュの頻度を高くするといいかもしれませんね。


端末の性能としてはそんなもんなのだが、電子書籍で重要なのはコンテンツである。

まぁいろいろあるんだろうが、紙の本とおなじぐらいの値段してるとわざわざ電子書籍で買おうとは思わんよねって。

一応Koboでは一度購入したコンテンツは原則、再ダウンロードはいつまでもできることになってるようなので、少しは安心に思えるが。

しかし、紙の本は現物が手に入るわけで。値段差があまりないなら紙で、となるのは止む得ないと思うのよね。

1冊150円そこらで買えるのなら別に紙とかどうでもいいわという話になるかもしれんけど、450円とかなってくるとねぇ……

著作権切れて青空文庫で無料で手に入る小説を読む分にはいいんだけど、それだけじゃねぇ。


そんな中である程度電子書籍が優位に立てるのは雑誌かなと思っている。

雑誌だと永遠に取っとくわけにもいかんから捨てたりというのもあるし、それなら電子書籍でも、ってなるよねって。

とはいうけど、Koboの画面、解像度は800x600pxでまぁまぁだけど、白黒16階調というのは表現力にかける。

これで十分楽しめる雑誌ならいいんだけど、あんまりそんな雑誌ないよねぇ……雑誌はiPadとかああいうタブレット端末向けかなと。

その辺の事情を考えてやっていかんとあかんと思うわけだけど、この価格設定は出版社がやってるわけだろうし。どうしょうもない。