水を備えることの意味

以前、ローリングストックによる食料の備蓄の話を取り上げた。

備えるためには使うことが肝心

その後、パックのご飯、おかゆ、魚の缶詰が常備されるようになり、

ご飯・おかゆは賞味期限の兼ね合い、毎月1個ペースで消費している。そして食べる度に補充すると。


先日、西日本で大変な寒波が訪れ、あれこれと影響が出たが、

そんな中で水道管の凍結がきっかけとなって起きた断水が問題となった。

なんでも水道管が凍結して破裂したせいで、漏水がひどく送水できない状態になるんだと。

自分の家は大丈夫でも、漏水箇所が多すぎるともはや面的に断水せざるを得ないということで、大変な不便を強いられたようである。


そんな中で以前よりやろうとしてできていなかった飲用水の常備というところに乗り出すことにした。

災害その他の理由で断水となったとき、当座の飲用水に困らないようにという意図だ。

そんなわけで2Lの飲用水を2本買ってきた。賞味期限はあと2年あるから1年に1本消費すればよい。

1本70円ぐらいだから1年あたりのコストはわずか70円ほどで回せるということである。


もっとも2Lというと1人の1日分の飲用水だと言われている。ということはわずか2日分しかないと言うことになる。

あと2Lぐらいはペットボトルのお茶を常備してローリングストックで回せるようにする予定がある。これで3日分だ。

もともと水を買って飲むような人ならともかく、そうでもない人にとって飲用水の在庫を多く抱えるのはなかなか難しい気がする。

災害時に給水車が出て行って給水活動をしている姿はよく紹介されているが、

給水車がないと現実的には3日も耐えられないことが、飲用水の所要量からも示されるわけだ。

一般的に備蓄の目安は3日分とされているが、3日経てば周辺からの支援が得られるという目論見があるわけだ。

それは水に限らず他のものにも言えるのだけど、水は尽きたら死ぬ割にはたくさん備えられないし、運ぶのも大変だ。


給水車は全国各地の市町村に備えられ、何らかの事情で断水が発生したら出動となるわけである。

小規模な断水なら断水の発生した地域に給水車を1台送り込めば、それでいいのかもしれないが、

市内全域断水とかなると、もはや1つの市の所有する給水車だけでは対応しきれないということは想定されるわけだ。

ただ、給水車は全国各地の市町村がそれぞれ持っているということは、周辺から応援を受けることもできる。

給水車の出動頻度がどれぐらいかわからないけど、他の市町村の応援での出動もそこそこあるんじゃないのかなぁ。


そう考えると飲用水を多少備蓄したところで中途半端な話だなぁとも思うわけだけど、

1日生き延びられるかどうかというところで大きな差になりうるのが飲用水である。

そこまで大げさな話じゃなくても、なんらかの事情で断水だとなっても、

とりあえずは備蓄している飲用水を使えば、とりあえずは水を飲んだり料理ができる。

その後、1日で修理して給水再開となれば、給水車いらずで済むわけだ。

スペースや運搬の問題はあるけど、金銭的にはあまり問題にならない気がするので、なかなかよいのではないかなと。

鍋キューブとプチッと鍋に使い分けがあるかも

冷蔵庫の野菜・肉がわりとからっぽという状況で、今日の夕ご飯どうするかなぁと考えて、

鍋かなぁと思って、近所の小さなスーパーに白菜と鶏ひき肉を買いに行った。

これと鍋キューブで鍋を作るのである。


12月に両親と近頃の食生活の話をしていたとき、鍋キューブ(cf. 1箱の1/4のシチュー、1袋の1/4の鍋)のことを話題にしたのだが、

「プチッと鍋の方がうまいぞ」と父は言う。

鍋キューブは味の素が発売している固形の鍋用スープで概ね1人前(水180mL)単位で使えるものだが、

プチッと鍋はエバラ食品が発売している液状の濃縮スープで、これも概ね1人前(水150mL)単位で使えるものである。

コンパクトだが液状なので水に溶けやすいのがよいとのこと。

確かに鍋キューブを砕くようにしないと溶け残ることもあるので、液状というところのメリットは分からんではない。


先日、イトーヨーカドーで買い物してたときに、鍋キューブとプチッと鍋が並べて置いてあった。

並んでいる商品を見ると、両製品で味があまりかぶってことに気づいた。

鍋キューブは 鶏だしうま塩・濃厚白湯・とんこつ味噌・まろやか豆乳鍋 の4種類、

プチッと鍋は寄せ鍋・キムチ鍋・すき焼の3種類だったかな。

鍋キューブにもキムチ鍋はあるのだが置いてなかったし、プチッと鍋も塩鍋とかはなかったはず。

もしかしたら隠れてただけかもしれないけどね。

ちなみに、鍋キューブが8個入り、プチッと鍋が6個入りと考えると、1個あたりの値段は大差なかったような覚えがある。


食べ比べたことはないけど、固形と液状で得意な味に差があるのかもしれない。

鍋キューブで僕のお気に入りの豆乳鍋はプチッと鍋にはないし、プチッと鍋にあるすき焼というのは意外だがおもしろい商品だと思った。

両製品とも鍋以外での用途もパッケージ上で紹介しており、常備してあれこれ活用して欲しいということが伝わってくる。


そういやエバラ食品といえば エバラすき焼のたれ という大変有名な商品がある。

これ、ある時にすき焼きを作ろうと思って300mLを買ったのよね。

そうやって意気込んで作ったすき焼きはあまりおいしく作れなくて残念だったのだが、

その後、すき焼のたれは煮物で大活躍して、あまりに便利すぎたので、すき焼きとは無関係に500mLを購入して常備している。

鍋以外の用途とはまさにそういうことで、そういう意味で言うとプチッと鍋の すき焼 は多目的に使える商品だと思うのだが、

あまりに多目的すぎて、300mLどころか500mL常備しても割が合うというのが実情である。

そんなことをプチッと鍋の すき焼 の裏面の調理例を見て思ったのだった。


ここのところ、金曜か土曜に少し買って、日曜にイトーヨーカドーで買うということが多い気がする。

それが結局、平日の買い物を楽にする秘訣なのかなぁと。なんか無駄な気はするんだけど。

まぁイトーヨーカドーと近所の小さなスーパーの役割分担というのも多少あるんだけどね。

自己啓発という言葉は考え物

常々思っていることだけど「自己啓発」って変な日本語だよなぁ。

なぜこんな言葉が使われているのかよくわからないのだが、

啓発という言葉の意味は「人が気づかずにいるところを教え示して、より高い認識・理解に導くこと」だそうで。

自己啓発という言葉があるからには自分で自分の認識・理解を高める活動というのもなり立つという話なのだろう。

けど、啓発といえば普通は他人に対して行うことだから、自己啓発というのは「自己についての認識・理解を他人に与える」という意味かなぁと思ってしまうんだよな。

やっぱりよくわからん言葉だよなぁ。


会社で自己啓発と出てくれば、業務時間外に行う自主的な取り組みという意味だろう。

1つ例を挙げれば、事業所内で行われるTOEIC IPテストがこれにあたる。

IPテストの受験料は自己負担で、受験時間は業務時間外とするとなっており、受験は任意となっている。

英語能力の実力確認のため、会社として従業員に便宜を図っているという点では福利厚生的だが、

教育という切り口で見たとき、会社としては業務でやらせるものではないから、自己啓発という説明になる。

こういうのはわかりやすいんですけどね。


今日、上司に呼び止められ、なにかと思えば、今年4月から行われる教育プログラムの話だった。

けっこうな時間を費やす教育ということで、教育前に上司から説明を行うようにとのことだったようだ。

その説明内容は概ね以下の通り。

  • 講義・演習は定時内の就業時間内に計XX時間使って行う
  • ただし演習の一部は休日に行うので、その日は休日出勤として代休取得する
  • これ以外の予習・復習は自己啓発として業務時間外に行う

もちろん教育内容、受講に際しての上司からの期待についても説明があったのだが、時間という切り口で見るとこんな具合。

ここで自己啓発という言葉が出てきているわけだが、教育内容の理解を深めるのに必要と考えるなら、

業務時間外に自主的な取り組みとして行いなさいと捉えればいいのだろう。


こういう説明が行われたのも、業務時間内と時間外の線引きを定めて、教育のために時間外手当を払うことがないようにしたかったのだろう。

「この教育は自己啓発として全て業務時間外に行われる」と言い切れれば、そこまでしっかり説明を行う必要はないだろう。

もっとも業務時間外に行う以上は任意の取り組みということにしなければならないだろうが。

ただ、この教育は講義・演習は業務時間内に行うので、説明がなければ予習・復習も業務の中で行っていいのでは? という話になりかねないと考えたのだろう。

そこを気にするというのもケチくさい話ではあるが。


ただ、もしかすると真の目的は演習時間は定時内でしか確保していないということを宣言しておくことだったのかもしれないけど。

というのが過去の経験から想像できるんだよな。その経験とは、高専専攻科のときの実験である。

この実験はPBL(Problem Based Learning)ということで、とある課題について仕様を決めて、作って動かして、成果を発表するということをやっていたわけである。

このとき「できるだけ実験として割りあてられた時間内で作業は完結させること」と指示を受けていた

ところが実態としてはこの時間内に収まりきらず、夏休み中とか特別研究の時間にかなりの時間を費やすチームは多かった。

経験も十分ではなく、時間がかかってもとにかく作り上げるというところに注力せざるを得なかったという事情はあるのだろう。

うちのチームはほとんど時間内に収まったのでよかったんだけど。


今回の教育の演習もあるものを作り上げるということが主軸となっているところである。

もちろん教育スケジュールの中には講義も演習も時間が確保され、本来はその中で作業が完結させることが求められている。

とはいえ、実情として確保された時間内で完成させることができるかは別問題である。

これが業務で開発しているものならば、所定のスケジュール通りに完了するようにマネージメントが行われるわけだし、

必要と判断されれば、時間外労働の指示を受けて割増賃金をもらって時間外に働くことになる。

けど、この教育では講義・演習の時間は業務時間内で確保して、それ以外の予習・復習は自己啓発であると言っている。

ここで確保された時間内に完成しないとしても、完成しなかったものをありのまま成果として示すのが本来あるべき姿ではないかと思う。

ただ、せっかく作ったものを完成させたいという気持ちはあるだろうし、そうなると時間外に作業を行うという選択を行うことも考えられる。

ところがこれは本来の割当時間ではないので、業務時間内ではなく時間外とせざるを得ないということを暗に示しているのだろう。


まだ詳しいスケジュールや内容を聞いていないので、演習時間が割当分だけでは不足するものなのかもわからないのだが、

どこから聞いた話によれば、過去の実績としては割当時間内に収まっていないのが実情のようだ。

その原因がどこにあるのかはよくわからない。想定される作業時間に対して演習時間の割当が妥当ならば、進捗管理に問題があるのかもしれない。

背景となる問題はあれこれあるのだろうが、そこら辺の問題を埋めてくれる講義があることを期待している。それを実践するのが演習ですから。


あれこれ思うところがあるのだが、自己啓発という言葉を使うからには、本人の利益になること、任意であること というのは必須だろう。

「啓発」という言葉の意味からもわかる通り、自己啓発というからには本人の認識・理解が高まらなければ意味が無い。

そして自分が自分に対して行うことだから、それは本人が納得してやらなければ意味が無い。

といっても会社と従業員という立場で行われることに任意であるということがどこまで通じるかは難しい話だけど。

会社が従業員のために無料で自己啓発として教育を受ける機会を与えたので、ぜひ受講しましょうと言ったことに対して、

「ことさら必要とは感じないのでやらない」という答えをできるかという話だわな。いかがでしょうか?

手数料が無料になったことで見えるもの

ヤフオクを見ていたら、Yahoo!かんたん決済の支払側の負担する手数料が0円になったそうで。

Yahoo!かんたん決済手数料および落札システム利用料の改定について (ヤフオク)

手数料払ってまで使うサービスじゃないとは思ってたけど、無料ならねぇ。


Yahoo!かんたん決済はオークションの落札金額をクレジットカード・コンビニ・インターネットバンキング・銀行振込で支払うことができるサービスだ。

ネットバンキングでの決済はPay-easyのシステムを使っているので、わりと対応金融機関は多い。

銀行振込はジャパンネット銀行の口座が決済ごとに割りあてられそこに振り込む方法だが、あまり便利な気はしない。

クレジットカードで払えるのが一番画期的な気はするし、実際そこを売りにしている。

ただ、この手の決済手段を使うにはどこかで手数料がかかるので、これまでは落札者が負担していた。

例えば6001円~10000円の決済でクレジットカードなら307円、インターネットバンキングなら162円、コンビニ払いなら300円といった具合に。

ジャパンネット銀行での支払は元より手数料がかからなかった。あと銀行振込も割りあてられた銀行口座への振込手数料以外は負担の必要はない。


金額にもよるけど、銀行間の振込手数料に比べてもさほど変わらない、場合によっては安いケースもあったかもしれない。

そういう意味では以前よりなかなか競争力のある料金設定だったのかもしれないが、実際には手数料のかからない支払手段を選択することも多い。

ゆうちょ銀行同士、三菱東京UFJ銀行同士、住信SBIネット銀行同士、楽天銀行同士、みずほ銀行同士、

いずれもインターネットバンキングでやれば手数料はかからない。

あ、みずほ銀行は一定の要件を満たさないと無料にならないけどね。そこは満たしてるという前提で。

だいたい、ゆうちょ銀行・住信SBIネット銀行・三菱東京UFJ銀行の口座のどれかは書いてある人が多いかな。全部選べる人も珍しくない。

あと他行宛でも一定の範囲で手数料無料というのはあって、住信SBIネット銀行は無条件で月1回無料ですからね。(今月までは全利用者月3回無料)

振込先がSMBCというケースには住信SBIネット銀行から無料回数を使って払うことで対応していた。時々SMBCしか指定していない人もいる。


一切手数料のかからないジャパンネット銀行の利用者はともかく、

たいていの取引で無料での振込で対応できる状況では数百円払うという選択肢はそりゃ選ばれないわけで、

そんな中でYahoo!が取った策が落札者の負担する手数料の無料化だったわけである。

といってもその代償として落札システム利用料が5.40%から8.64%に値上げされている。

かんたん決済を使っても使わなくても値上げされるわけで、出品者にとってはおもしろくない話かもしれない。

ただ、かんたん決済が無料化されたこともあって、銀行振込という選択肢を呈示せず、かんたん決済に一本化している出品も多い。

かんたん決済で受取側は特に手数料はかからず、どこの銀行口座でも受け取ることができる。

出品者からしてみればかんたん決済を使えるようにしない理由は乏しいわけである。


かんたん決済のメリットは決済手段が多い、特にクレジットカードが使えるという点が目立つが、

それだけでなく、落札者が決済した瞬間に出品者は完了通知を受け取ることができるというメリットがある。

これまで銀行振込の場合、同一の銀行で決済すればインターネットバンキングで即時確認することはできたかもしれないが、

銀行間であれば夜間に振込申込をしても、翌朝になって実行され、それから落札者が通帳記帳なりインターネットバンキングで確認するという状況だった。

決済確認が早まるということは、その分、発送も早まることが期待できるので、お互いメリットは大きい。

これまであまり気づかなかったけど、そう言われると確かにと思う。


一方でジャパンネット銀行の利用者はこれまでもこれからも手数料無料という状況で何ら変わらないわけだが、

その代わり、落札額の1%分のTポイントが付与されるようになった。

クレジットカードで決済するとクレジットカードでポイントが付与されるのと同様にという意味だろう。

ご存じの方もおられるかもしれないが、Yahoo!はジャパンネット銀行の大株主で、古くよりヤフオクでの活用を進めてきた。

といっても最終的には出品者・落札者相互の直接取引なので、必ずしもジャパンネット銀行が選ばれてきたとは言えない。

というかジャパンネット銀行相互の振込手数料は54円かかるから無料じゃないしな。

むしろ昔はイーバンク銀行(現在の楽天銀行)の方がよく使われていた印象がある。こっちは昔から手数料無料だったし。

そんな状況でかんたん決済が必ず選ばれる基盤を作って、その中でジャパンネット銀行の優位を築こうとしていることが見えてくる。

出品者にとってもジャパンネット銀行を受取口座に指定することで即日入金される(通常は2営業日後)というメリットを挙げている。

とはいえ、そこまでジャパンネット銀行を使う必然性は見えませんがね。出品者にとっても落札者にとってもちょっと便利かなぁという程度の話で。

一応、ジャパンネット銀行って事実上のインターネット専業銀行(一応、有人店舗はある)としては一番歴史が長いんだけどねぇ。


しかし、こうなると無料で振込できるメリットを生かす機会も減るな。

逆に言えば、今後は出品者にとっても落札者が無料で振込できるかどうかを意識する必要がなくなるわけだから、

あれこれ銀行口座を呈示できるように準備しなくていいということにもなる。

口座を持ってるだけならともかく、それを確認出来るようにネットバンキングを準備したりそこそこめんどくさいのはあるだろうし。

小さいけど衣食住が揃うスーパー

今日、夕食を食べて、食器を洗おうとして流しに食器を置いて、

それから洗おうとしたら、お椀が割れてるじゃないか!

食器を置いたときに衝撃が大きかったような気がしたが、あまりにきれいに割れてて驚いた。

以前、少し欠けてしまった食器で、そこからひびが入って全部割れちゃったようだ。


しかし困った。2つあるお椀の1つが割れてしまうと、ご飯と汁物を一緒に食べることができなくなってしまう。

とりあえず明日の献立ではなくてもなんとかなる予定だったが、明後日にはないと困ってしまう。

早急にどうにかするべきだが、さてどうしたもんか。

退勤後に買い物に行くにはイトーヨーカドーはちょっと遠いし、徒歩圏でもいくつかそういう雑貨類を扱っている店はあるが……

というところで思い出した。そういや近所のスーパー、あんまり大きくないくせに2階建てで衣料品・日用品をある程度売ってるんだった。

もしかしたらあるかも。というわけで夜も遅いのに行ってみた。


営業時間は23時まで。1階の食品売り場だけ? と思ったけど2階の衣料品・日用品売り場もやっていた。

ただしレジに店員はおらず、「1階レジで精算願います」と書かれている。ここのレジに人いるの見たこと無いけど。

食品スーパーでも日用品はある程度売ってるものだが、衣料品まで売ってる店は限られる。

そういう店は小さくてもGMSという理解でよいのではないかと思う。

正直、食品売り場だってちょっと狭いなと思うような店だ。そんな店の衣料品・日用品売り場なんて置けるものは限られる。

ただ、食器は少ないながら機能的には一通りのものが置かれており、すぐに割ってしまったお椀と同じような形のものが見つかった。

これを食品レジに持っていくと「袋いりますか」と言われて、マイバック持ってきてたからいらないというと、テープを貼って渡してくれた。

特に割れ物だからといって包装してはくれない。紙パックの牛乳だけでレジに持っていくのと同じ対応である。


昨今、GMSという商売はとやかく言われているわけだが、たいていは売り場面積をもてあましているのが問題だと思われている。

イオン、総合スーパー改装を加速 年50店の見込み (朝日新聞)

3階建ての店で食品が1フロア、衣料品・日用品で2フロアだったところ、食品を2フロアにした例が紹介されているが、

さほど売れないしこの地域で魅力的な商品を提供できる自信も無い衣料品売り場を完全にたたみ、その代わり、酒や輸入食品などの品揃えを充実させたと。

GMSとしてはわりと小規模な店なんだろうかな。だからこそ衣料品を捨てるという発想が出てきたような気はするが。

GMSは衣食住を全て取り揃えているのが長所だけど、なんとなく衣食住全部そろえてもどれも中途半端では仕方ない。

どうしても近所で買いたいときにはありがたいのだが、本格的に衣料品や日用品を買いたいというのにあの狭い店には行かないだろう。

やっぱり中途半端な商売ですねぇ。

寝てる間とか教育の間に

寝てる間に製品の試験が進むなんて夢のような話だが、昨日も今日も家で寝てる間に製品の試験は進んでいる。

なんのこっちゃって連続稼働試験ですね。


やってることは簡単で帰る前に試作品の電源を入れて、好きな動作モードにする。

それでログを取得し続けるようにして電源を付けたまま帰る。

そして出勤後、適当なタイミングでログを確認して動作中に異常が発生してないか確認する。

問題なければそれを連続稼働実績として記録するわけである。


動かし始めと確認でそれぞれ5分ぐらいで完了するが、家に帰ってから寝ている間も含めて15時間ぐらいの実績が積めるわけだ。

週末はさらにいい。土曜・日曜は遊んでても昼寝してても+48時間の実績が積める。

とはいえ、ちゃんと動かせる状態にしてログを取る準備をして動かすというのを退勤前に行わないといけないわけで、

今日の仕事もこんなもんかー、と思ったところで「あっ、連続稼働の準備忘れてた」とかなって準備し始めることも多い。

せっかくだからおもしろい動作モードで放置したいところだが。


仕事中の試験もGPIBで自動化できるところは自動化していて(GPIBを使えば日が暮れるまでに何個も終わる)、手が離れる時間もある。

その間に次の試験の準備をしたり、あれこれしている。といっても普通は長くても10分ぐらいしか手が離れないが。

ところが、あるときは2時間ぐらい手が離れるように工夫をしたときもある。

その2時間の間に何をやってたって? 新人技術者向けの教育に行ってたんだ。

教育に行ってる間に試験がある程度進むというのはありがたかったな。そういうこともあるにはある。

もっとも最近は教育に行ってる間はGPIBにつながる機器たちを他の人が使いたいという話で、そういうことはしていない。

それもリソースの有効活用ということだ。

1週間はいつから始まり、曜日はどう数える?

曜日は日・月・火・水・木・金・土……と並んでいるわけだけど、

日曜始まりか月曜始まりかというのはなかなか意見が分かれるところだ。

僕は日曜始まりだなと思ってとやかくやっているわけだけど、

このあたりは一概には言えないところで、どっちが正しいということはないらしい。


労働基準法で1週40時間とか1週間に1日以上の休日とか、そういう1週間という単位がよく出てくる。

この1週間をどう定義するかは規則次第で、週の始まりは水曜日とするとか、どう決めてもいい。

ただ、そういうことを規則で決めなかったとすれば、週の始まりは日曜日となるようで。

ただし、労働基準法に明確に書かれているわけでもなくて、「1週間の始まりって言ったら普通は日曜日でしょ」というのが常識という認識らしい。

多くの会社は疑問が生じないように規則の中で定めてると思いますけどね。


日本では曜日は漢字1文字で表すわけだけど、数字で表すという方法もある。

飛行機の時刻表がそうやって書かれることがあって、例えばルフトハンザの時刻表を見ると、

Frankfurt FRA +01:00

→Nagoya NGO +09:00
136 13:45 09:10+ LH736 A340

と書かれている。これは1・3・6の曜日に飛ぶということを表しているが、

この曜日は1が月曜で、7が日曜ということになっているから、月・水・土運航という意味だね。

そのことはちゃんと注釈に書いてあって、

Verkehrstage
1 Montag , 2 Dienstag , 3 Mittwoch , 4 Donnerstag , 5 Freitag , 6 Samstag , 7 Sonntag , X täglich , Xe täglich außer

あっ、ドイツ語版だった。まぁ1が月曜で、7が日曜で、Xと書いてあったら毎日って意味ですね。

ドイツ語版だから東京はTokioで掲載されていた。ちなみに大阪はそのままOsakaだが、

→Osaka KIX +09:00
X13 13:25 08:20+ LH740 B744

となっているが、これは1と3の曜日以外全曜日ってことは、火・木・金・土・日運航 ってことですね。

夏は毎日飛んでも冬は毎日飛ばなくなるのが関空のヨーロッパ線の定石だそうで。そういう微妙な減便を表すにはこれ以外というのは賢い表し方か。


ISOでも曜日は1が月曜で7が日曜という定義だそうだから、数字で書いてあればまずそういう意味だと思えばよい。

ただ、中国語は曜日を数字で表すがちょっと違う。

月曜が星期一、火曜が星期二、土曜が星期六というのはいいんだけど、日曜が星期日ということで、0番目の曜日という意味なのかな。

中国も曜日の始まりは日曜と数える習慣があるので、日曜が0で、月曜が1と解釈して表記するようにしているらしい。

ISOの表記とは少し合わないが、1~6は一致するのがおもしろいところだ。


日本語だと漢字1文字で表せばかぶらないからいいけど、英語だと1文字ではかぶるので、

Mo,Tu,We,Th,Fr,Sa,Suと2文字で表してみたり、M,Tu,W,Th,F,Sa,Suとかぶる分だけ2文字にしてみたり、

そういう問題も数字で表せば解決するが、日本で曜日を数字で表すと大混乱だろうな。1が月曜という理解は十分じゃないだろうから。

数字は万国共通のように思うけど、その理解をどうするかは難しいということである。

それは日付を表記するときの年月日の順番にも言えることだが。

職場で「3/12」と書かれたようなものがあるけど、これは日本ではなく日/月/年の順番で書く地域の人が書いたから12月3日という意味だ。

別にこの日付がわからなくても業務に差し障りはないのだ、「なんか変な数字だな」と思ったら、これが書かれた日を表していると後で気付いたと。

世界的にはヨーロッパ式の日/月/年を使うところが多いんだろうけど、ISOでは日本・中国などで使う 年-月-日 の表記なんだよね。

数字だけでは誰しも混乱するということだ。

つまり大学生が多いからこうした

昨日のBlogで今年3月の関西の鉄道各社のダイヤ変更のことを書いた。

野心的なダイヤ変更といえばそうだけど

主に京阪の話を書いたわけだけど、近鉄大阪線について快速急行・準急から急行・区間準急への置き換えが行われることを紹介した。

基本的には快速急行を急行に置き換える時間帯と準急を区間準急に置き換える時間帯は同じなのだが、

大阪市内に朝7時台に到着する電車では快速急行はそのままなのに、準急だけ区間準急に置き換えられることになる。

なぜここだけセットじゃないんだろう? と不思議に思ったのだが、どうもそれなりの理由があったらしい。


その理由というのが朝時間帯の各停の混雑緩和を図る必要があったからだそうで。

といってもこの各停というのは大阪行きではなく、高安方面の各停である。

ご存じの方もおられるかも知れないけど、長瀬駅は各停しか停車しない駅でありながら、

多くの学生を抱える近畿大学の最寄り駅とあってたいへん利用者が多い。そのため朝時間帯は大阪市内から長瀬までの各停が大変混むそうだ。

長瀬駅の利用者の多さは近畿大学も問題視しているようで、奈良線の八戸ノ里駅も使うようにと呼びかけているそうで、

最近では近鉄バスが八戸ノ里駅~近畿大学で100円バスを走らせるようになった。(八戸ノ里駅前←→近畿大学東門前 直行バス (近鉄バス))

とはいえ、大阪市内から来る場合はやっぱり大阪線で長瀬駅に向かう方が便利なケースも多く、やっぱり混むのは避けられない。


じゃあ各停は増発できないのか? これが意外と難しい。なぜならば各停は最大6両しか使えないから。

近鉄大阪線では快速急行・準急・区間準急は最大10両、それ以外は最大6両まで使える。準急・区間準急は上本町~高安だけ10両対応ですがね。

で、朝ラッシュ時は快速急行・準急は基本的に10両か8両で大阪市内に向けて走ってくるので、

するとそのままでは快速急行・準急・区間準急のいずれか、もしくは回送で折り返すしかなく、各停として折り返すことはできない。

ということは各停で到着した電車しか大阪発の各停にはできないことになるのだが、

実際には10両編成で到着した電車を上本町で分割して6両以下にして各停として折り返すなどの工夫もしてできるだけ各停を増やしているそうだ。

現在の平日8時台、上本町着は準急5本・快速急行5本・普通5本のところ、上本町発は快速急行1本・急行2本・準急2本・区間準急2本・普通8本ということで、

上記の事情を考慮するとけっこうがんばってるのがわかると思う。

ただし無理して各停の本数を確保したので、4両編成で走る各停が出てきたり、かなり苦し紛れの増発というのは否めない。

ちなみにこの4両編成の各停は2013年4月より平日毎日運行の臨時列車として運行が始まったもので、後に定期列車になったそうで。


今回のダイヤ変更では朝時間帯の準急を大半を区間準急に置き換え、増発する代わりに大半を6両編成で大阪市内まで運行することにしたそう。

現在、高安駅を7時台に出発する準急は5本、これがダイヤ変更後は区間準急7本・準急2本になる。

このうち10両編成で運転するのは1本だけ。あとは6両編成だから、これまでより短くなるのだろう。

ただ、増発されているので輸送力的にはあまり変わらないんじゃないのかな?

ただし、増発するついでに準急を区間準急に置き換えているわけである。

準急は国分~鶴橋で通過運転をするが、区間準急は八尾~鶴橋しか通過運転しないから、国分より先の利用者にとっては停車駅が増えることになる。

それは利用者にはありがたくない話なのだが、多分、区間準急にしないと増発が間に合わなかったんだろうな。

準急は国分~鶴橋で通過運転を行うということは、国分~上本町で十分な本数の各停を走らせているわけだが、

ここで近鉄が取った策は国分~上本町の各停を削って、その一部を区間準急の増発に充てて、各停が減った分を高安~上本町だけ補うという作戦だったのだろう。

国分より先からの利用者にとっては各停区間が伸びるので所要時間は延びるわけだが、その代わり高安での連結作業にかかる時間も節約できる。

ただし通過時間が全部節約できるわけではなく、もともと通過待ちの時間を連結作業に充てていることもあるから、

過度な期待は禁物だが、多少の所要時間増で済むのではないかなと。増発で乗車チャンスも増えますしね。


その結果、7時台~8時台で高安方面の各停は1本増発、苦し紛れで4両編成で走らせていた各停も6両編成になるとのことで、

多少は大阪市内~長瀬の混雑も緩和できるようになるのではないだろうかとのこと。

これだけのことをするためにはあまりに壮大な変更のような気はするが、

あれこれ車両繰りや乗務員のやりくりを考えるとこうならざるを得なかったのかなという気はする。


同じ長さの電車ばかり走っている路線にはない苦労だろう。

近鉄ではホームの長さで電車の停車駅が決まることは多く、今までもあれこれ苦慮してたのだとは思ったのだが……

全部同じ長さで全部各停の地下鉄なんかは1本増発するのにこんなに苦労しないだろう。(設備的な限界に達していたら無理だけど)

大変なもんですなぁ。

野心的なダイヤ変更といえばそうだけど

今年3月に鉄道各社でダイヤ変更が行われるとのことで、

といってもうちの近所ではほぼ変更はないのだが。

ただ、関西ではけっこう変更点が多いそうで、

  • JR神戸線・京都線で新快速と快速の運行間隔の変更
  • 近鉄大阪線で快速急行・準急から急行・区間準急への置き換えを拡大
  • 阪神で朝ラッシュ時大阪行きだけ運行される区間特急の運行区間を延長
  • 阪急神戸線で朝ラッシュ時に増結を減らし、通勤特急に女性専用車両を新規設定

JRの新快速・快速の運行間隔変更は新快速ばかりでなく快速も使ってねということだろう。ただし、新快速と快速の接続は悪くなる。

高槻駅で新快速専用ホームができて、快速・普通との乗換が不便になるから、接続は無視してどっちもある程度均等に使ってもらおうとしたんだろうが。

近鉄大阪線の快速急行・準急から急行・区間準急への置き換えは6時以前の早朝と20時以降の夜時間帯で行われる。

やや利用者の少ない時間帯だから置き換えると運行効率がよくなって、ついでに急行も多少増発され、奈良県内から延々準急というのも減って便利になるような気がする。

ただ、どういうわけか知らないけど、上本町7時台着の準急まで区間準急に置き換えられ、この時間帯は快速急行が走るから、国分での急行接続もなく、

今までずっと準急だったところ、これからは延々区間準急ということも発生して辛そうな気はする。多分当たってると思うんだけど。


そんな中で一番野心的なのではと思ったのが京阪だ。

3月19日(土)初発から京阪線のダイヤを変更します (pdf) (京阪電車)

変更内容は大きく2つ、1つは土休日の朝に京都行き、夕方に大阪行きの快速特急「洛楽」を運行すること、

もう1つは昼間時間帯の運行パターンを特急・準急・普通を各毎時6本に改めること。


快速特急「洛楽」はこれまでも臨時列車としてたびたび運行されてきた、京橋~七条でノンストップで走る列車だ。

かつて京阪特急は京橋~七条すなわち京阪間ノンストップでやっていたが、京阪間以外の客が集中する急行がひどく混雑するという問題もあり、

2000年より丹波橋・中書島が特急停車駅に加わり、2003年より樟葉・枚方市も特急停車駅として特急を増発した。

その後、あれこれ変更はあったものの、特急は大阪市内と枚方市内と伏見区を含めた京都市内の間の利用者に広く使われてきた。

ただ、近年では大阪から京都へ向かう観光客をターゲットにしてかつて同様に京阪間ノンストップの快速特急を臨時列車で走らせるようになった。

2003年以降、特急専用車を使わない特急も多くなっており、それに対して快速特急は必ず特急専用車を使うので、

他の特急より多少速くて快適ですよということで観光客に訴えかけてるんだろう。そういう戦略の中で「洛楽」という愛称も付けられた。

3月のダイヤ変更以後は土休日ダイヤの朝9時~11時大阪発、夕方16時~18時京都発の特急のうち30分に1本が快速特急に置き換えられる。

その代替として快速急行が設定される。

快速急行は大阪市内~枚方市が急行に準ずる停車駅、枚方市~京都市内が特急に準ずる停車駅になっているので、ある程度は特急の代わりになる。

ついでに守口市・寝屋川市あたりから京都に行くのも快速急行を使えば乗換なしで速いから便利かも知れない。

もっとも伏見・宇治などを目的地とする利用者にとっては快速特急は使えないので、毎時4本の特急か、毎時2本の快速急行を使うことになる。

それでも特急は毎時4本あるからあまり問題ない気はするが、適当に駅に行くと快速急行に当たる可能性はある。

そういや、以前、快速急行が昼間も走っていた時は、競馬開催時に淀駅臨時停車やってたけど、この快速急行も臨時停車やるのかな?

多分やることになるだろうな。というのも今は急行の淀駅への延長運転やってるけど、次に書く昼間時間帯の運行パターン変更でそれができなくなるから。


もう1つの変更、昼間時間帯の運行パターン変更だが、これはけっこう影響が大きい。

現在は特急・急行または準急・普通をそれぞれ毎時6本走らせている。

ここで急行と準急は交互に走っていて、急行は淀屋橋~樟葉、準急は淀屋橋~出町柳の設定になっている。

以前紹介したが、京阪の準急というのは大阪市内~枚方市ではまさに急行に準ずる種別になっている。

京阪の急行と準急の停車駅を並べてみると、

急行 : 淀屋橋/中之島~京橋・守口市・寝屋川市・香里園・枚方公園・枚方市・樟葉……(樟葉より先に行く急行は少ないので省略)
準急 : 淀屋橋/中之島~京橋・守口市・萱島から各駅

これだけ見ると全く違うように見えるし、昔はそう思ってたんだけど、実は似た役割を持っているそう。

というのも、萱島~枚方市に注目してみると、準急が停まって急行が通過するのは、萱島と光善寺の2駅だけなのよね。

この2駅を追加することで、準急は大阪市内~枚方市で急行に準ずる役割と萱島から先の各停の役割を両立できるわけだ。

(いろいろ準急)

京阪にとっては急行より準急の方が合理性が高く、準急ばっかり走らせたいところだが、そうすると大阪市内~枚方市・樟葉の客は特急しか乗らないし、

それはそれで考え物なのかなということが準急と急行を織り交ぜたダイヤの中から見えてくる。

この準急と急行の混ぜ方は2013年以前は急行4・準急(中之島線発着)2、2011年以前は準急4、快速急行(中之島線発着)2とコロコロ変わっている。

それが3月のダイヤ変更以後は準急に統一されると言うことなのだが、それより大きなポイントが特急と準急の接続駅の変更である。

現在は枚方市・丹波橋・三条で特急と準急または普通との接続をとっているが、これからは樟葉・丹波橋・三条での接続に変わる。

その裏では京橋~枚方市の間で特急は準急を抜くはずだそうだから、今後は大阪市内~枚方市で昼間時間帯に準急が先着することはなくなるそうだ。

このように変更するメリットは特急の所要時間が短縮されることに現れているそうで、大阪市内~京都市内で2~5分の短縮ができるとのこと。

大阪市内~枚方市・樟葉の利用者は特急に乗ればよいので、急行とか準急という選択肢がなくなるものの、特急が使えるから所要時間的には大差ないだろうと。

ただしそれ以外では犠牲となるものはそこそこありそうで、接続駅の変更などで使い勝手はけっこう変わるよなと。

数分の所要時間増ですよと言えばそうなんだけど、逆に得られるものも特急の数分の時間短縮なので、何に重きをおくかの問題ではある。

運行効率は多少上がるのかな。淀屋橋~樟葉の急行+中之島~出町柳の普通が淀屋橋~出町柳の準急+中之島~枚方市の普通になるわけだから。


あと夜間帯で減便をして、今まで本数が減っていた時間より1~2時間早い時間に各種別12分間隔の時間帯ができるそうで。

最初に書いたけど、近鉄大阪線も20時以降で快速急行・準急から急行・区間準急への変更を行い、この時間帯の運行効率を上げるようだ。

運行効率が上がった代わりになにが起きるかと言えば急行の利用者が増えることになる。ただし急行は増発されるので一概にマイナスとは言えない。

これはなかなか賢くて、節約できたリソースの一部を別のところに付け替えて便利になるかもしれないと主張しているのだ。実際悪くない。

それはともかく、京阪も近鉄もこの時間帯の運行体制に手を付けているということからして、本数が多い割に利用者が少ない時間帯という認識なのだろう。

ただ、夕方のラッシュの延長線上にあたる時間帯で僕もかつてはこれぐらいの時間帯の列車で帰宅することもそこそこあった。

18~19時台と比べれば混雑はひどくないけど、安易に減便できるほど利用者が少ない時間帯ではない気はする。

が、減便の余地があるのは確かでそこに食い込んできたのは、コスト面での問題もあるのかな。賃金の深夜割増もあるし、


決して悪い話ばかりでもないのだが、変更点が多いとあれこれ思うところはあるわな。

もう全く他人事だが、京阪のダイヤ変更は端から見てても、これってどうなのかな? と思うところはあるわな。

京阪のダイヤはあれこれ試しては減便という流れが続いているような気はしている。(cf. №1185 駅の時刻表から見る 私鉄ダイヤの変遷 10.京阪本線 枚方市駅(後) (絶対!乗り物中心主義)

あれこれ工夫するのは野心的ではあるんだけど、今になって振り返ってみると妙なことしてるなぁという感想を持つのも仕方ないわな。

逆に近鉄なんかはちょびちょび変えて、「ここ削ったけどあんまり使い勝手変わらんやろ」という主張を繰り返し続けているから、利用者も騙されるんだろうけど。

給与天引きを有用と考えている

給与天引きというのはサラリーマンにとっては何も考えなくてよい支払手段である。

働いている限りは給与は支払われ、給与が振り込まれる前に差し引かれるのだから払い忘れの心配が無い。


健康保険料・介護保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・源泉所得税・住民税 はどんな会社でも徴収しないといけないはず。

これらは確実に徴収できることを重視して、会社に従業員の分を納める義務を負わせているわけだ。

ところで給与については「全額払いの原則」がある。なのでさっき書いた公租公課を別として給与天引きはできない。

けど、協定を結べばそこで定めた範囲で給与天引きは可能なので、実際には労働者への便宜を図って給与天引きは活用されている。

僕が働いている会社で認められているものをいくつか例示すると、労働組合費、住宅費、食費、生命・損害保険料、持株会積立金、検定試験料など。


労働組合費はほぼ全ての従業員に対して引かれるわけだから公租公課に準ずるものだな。

あとは特に必要な従業員だけ天引きが行われているわけだが、そこには2つパターンがあろうかと思う。

1つは本来従業員が払うべきものを会社が払っているから請求されるパターン。

住宅費は僕も実際に社宅使用料ということで毎月引かれている。

会社から住居を借りているので会社に使用料を払わないといけないが、給与天引きならお互い手間が省けると。

もう1つは会社を通じてあれこれ申し込んだ分を給与天引きで支払うというパターン。

生命・損害保険料とか持株会積立金なんていうのはかなり任意性の高いもので、会社を通じて特に申し込んだ人だけ天引きされる。


会社から言われてるんだけど、研修中に本来、僕が払うべきお金を会社が代わりに払った分があるのよね。

「後日なんらかの方法で処理する」とはだいぶ前から予告されていたのだが、案の定というべきか給与天引きで処理されることになった。

一応、規則で定められている給与天引き可能な項目には含まれていたので、制度上は問題ない項目だ。

さっき給与天引きはお互い手間を省けると書いたけど、お金のやりとりという点では確かに手間がかからないのだが、

給与天引きにしても請求側には給与の計算に天引き分を差し込む手続きが必要となる。

この給与天引きの差し込みってどれぐらいの手間がかかるんだろう。

ちょっとめんどくさそうな気がするけど、それでも従業員への請求手段としては一番楽なんだろうなぁ。