心斎橋の地下にある献血ルーム

今日は大阪に出かけていたのだけど、まず献血に行くことにした。
用事は夕方なんで、昼前に行くとよいだろうと。
最初は森之宮の血液センターにでも行こうかと思っていたのだけど、めんどくさいなぁ、
というところで、そういや心斎橋に献血ルームできて長いけど、まだ行ったことないなと思い、
心斎橋にある御堂筋献血ルームに行ってきた。


というわけで難波駅から御堂筋を上がり、大丸まで来たら向かいのビルに「献血」と書いてある。
このビルの地下に御堂筋献血ルームがある。前で協力をよびかけている人がいたけど、ちょっと人通りが少なめなのがねぇ。
ちなみにこの献血ルームのあるビルの名前は「御堂筋ビル」だ。帰り道に知ったんだけど。
それで御堂筋献血ルームなんて名前にしたのかな。確かに御堂筋だけど、長堀通より南ではちょっと珍しい命名のような気がしたから。
知ってる人にとってはいいんだけど、心斎橋界隈にあることがすぐにわかるような命名の方がいいと思うんだよね。


入口の前で協力を呼びかけていた人から「階段下りて右に進んでください」と聞いてたから、そこまで戸惑わなかったけど、
入ってすぐ受付ではなく、どちらかというと奥のほうに受付がある。この献血ルーム、なにかと人の流れに合わないところが多い。
受付は座って問診表の入力までできるようになっていて、なかなかいいつくり。
「今、成分献血のベッドがいっぱいで30分ぐらい待ってもらいますが」といわれ、それぐらいならと。
例によって受信機を渡され、これで呼び出すとのこと。大阪の最近できた献血ルームはどこもそうだね。
デザインもわりと似てる気はするが、やたらけんけつちゃんのぬいぐるみが置いてある。キッズコーナーとかけんけつちゃんだらけだった。
その後、問診、検査、採血開始といつもの献血と同じぐらいで、30分ぐらいなら待たされた気はしないな。
採血も正味1時間ぐらいで終わり、思ったより早く終わってしまった。そんなもんですか。


御堂筋献血ルームにCROSS CAFÉという愛称がついている。
これは赤十字の情報発信の拠点という意図があるようで、ガラス張りのスタジオがあり、毎週インターネットで生放送をやってるらしい。
Brand-new Blood@CROSS CAFE
そんなこともあってか全体的に空間が広めに取られているのだけど、それだけに一見閑散として見えるのがなんとも。
実際にはひっきりなしに協力者が来てるんだけどね。採血中にけっこうな数の人が検査・採血のために出入りしてたし。
全血献血用のベッドもけっこうな数確保されていて、なかなか回転はよいのだろう。


ところで、大阪府赤十字血液センターのWebサイトを見てたときに気づいたんだけど、
どうも日本橋献血ルームが2月から少し変わるらしい。
『日本橋献血ルーム』臨時開設のお知らせ (大阪府赤十字血液センター)
もともと、日本橋献血ルームは金曜と第2・第4日曜が休みだったのだけど、これが当分なくなり、毎日開設となる。
一方で、土日祝は成分献血を受け付けないとのこと。
開設日を増やすのは冬場の血液不足への対応だろう。せっかくの休日に休むのはもったいない。
ただし、それは400mL献血の話、成分献血は休日は十分な協力が得られているとのこと。
血小板製剤の有効期間が短いから、休日ばっかりではよくないのよ。できるのなら平日に協力できるといいんだけどねぇ。
臨時開設のときはいつでも400mL献血のみだけど、不足してるのがそれだからという話になる。(正倉院展と正倉院セットで)
それはわかるんだけど、もともと成分献血も受け付けていた日も400mL献血のみにするとは。
理由はなんだろう? 400mL献血だけなら少ないスタッフで回せるからかな?
日本橋献血ルームは狭いけど、せっかく便利なところにあるので、休日は400mLに特化してやっていこうと。そういうことかな?
まぁ日本橋がなくても なんば や御堂筋がありますからねぇ。なんとかなるといえばなんとかなる。
特に御堂筋献血ルームは予約制を完全廃止しているので、ただ先着順、気楽といえば気楽だ。
予約したければ、まいどなんば献血ルームは予約できる。(大阪に新しく出来た献血ルームへ行ってきた) 今は予約しなくてもいいが。
そもそもこのエリアにどうして3つも献血ルームがあるのかという話なんだけどさ。

家族内ならやさしい契約譲渡

携帯電話の契約譲渡が必要という話を何度か書いているが(固定回線もモバイル回線も)、

うまくやれば手数料かからないんだね。


携帯電話の新規契約のとき事務手数料をいくらか徴収される。

ご購入方法/事務手数料 (ソフトバンクモバイル)

3240円、ただしMNP転入は手数料免除と。なるほど。

それに対応してか、契約譲渡にもいくらか手数料がかかることになっている。

FAQ/譲渡の手続き方法を教えてください。 (ソフトバンクモバイル)

手数料は1944円、新規契約よりは安上がりだ。

電話番号もなにもかも継承でき、ただ契約者だけを付け替えることができると。


だから、これだなと思っていたんだけど、どうも家族割引を継続したままの譲渡は手数料免除らしい。

FAQ/家族割引を継続したまま、契約名義を家族に変更する手続きの方法を教えてください。 (ソフトバンクモバイル)

家族関係を示せる書類を呈示すればよいと。健康保険証でわかるのならそれでも済むそうだ。

ちなみに家族割引の適用条件は……ようわからん。

「ご家族(血縁・婚姻)、または同住所(生計を同じくしている)が確認できること」と書いてあるけど、血縁の範囲は示していない。

少なくとも同一住所ならば問題ないのは確かだし、離れて暮らす同一生計の人が対象になるのも確か。これは健康保険証で確かめるとなっている。

別生計の家族も対象になりそうな書き方だが、新しく設定しようとすると難儀しそうだな。

とりあえず設定してしまえば、どさくさ紛れで使い続けられそう。家族である料金上のメリットもほとんどないが。


僕が携帯電話を契約したときには、自分の名前で契約するようなことは全く考えなかった。まだ未成年だし。

成年者になってから契約したEMobileは、当初は契約者は僕で、支払者を父にしようと思っていたが、

結局、手続きを簡単にするため支払いも僕が行うことにして、お金を受け渡して対応してきた。(通販でEMを新規契約)

将来的なことを考えると使用者=契約者の方がよいのだろうが、未成年者が契約するのも違和感はあるしね。(12歳以上なら親権者の同意をもって契約できるが)


あと、これはどうでもいい話だけど、なぜか僕の回線が家族契約の代表回線なんだよね。

父の方がVodafoneと契約するのは早かった(J-PHONE時代から使っている)のに、なぜこうなってるかは忘れたが、

代表回線なんて便宜上のもの、どちらにしても契約者は父なのだからどうでもよかったのだろう。

そんなところも整理せなならんな。SoftBankカードが届いてから、父の都合がよいときにやってもらおう。

冷蔵庫も通販で買うか

先日、新生活の通信の話を書いたけど(固定回線もモバイル回線も)、今度は家財、特に家電の話を。


新生活にあたって必要なものはいろいろあるけど、

家具については机と椅子は転送する予定だ。

机はまさに食卓にあるような机が部屋にあるので、これをそのまま持って行けば、食事に作業にいろいろ使える。

食器棚ぐらいは買わないといけないが、意外にもすでにあるものが活用できる。

だから、家財関係で真っ先に考えないといけないのは電気製品だ。

洗濯機・乾燥機は共用のものがあるから考えなくていい。乾燥機もあるのはありがたいな。

なので実質的には冷蔵庫と電子レンジ、これだけ考えれば良い。


冷蔵庫かー、冷凍庫がそれなりに確保できるのがいいなぁ、とか思うわけだけど、

これについては父が引っ越しするときに購入したものが、実績もあり、ちょうどよいのではないかとなった。

ハイアールの138Lの冷蔵庫なんだけど、確かにちょうどいい。

138L 冷凍冷蔵庫 JR-NF140H (Haier)

電子レンジこそそんなにこだわりはないが、これも父が買ったのがちょうどよさそう。


それでどこで購入するかだが、実店舗にしても通販にしてもビックカメラと考えていた。

理由はいくつかあるが、まず、引っ越し先にもあり、こちらにもあること。広く展開しているので、サービス面では申し分ない。

そして、ビックポイントが貯まったとしても消費できる環境にあり、なおかつビックカメラSuicaカードがあるので、店舗でクレジット払いが使いやすい。

そんなわけでビックカメラの通販で調べてみると、色によって値段が違うのが気になるが、そこそこ安いな。

それにしてもポイントなしで妙に安い色があるけど、なんでだ? これ、どうも価格.comを意識した値付けっぽいね。

そうか、価格.comの最安値に近いところを狙ってるのか。そりゃ安いわけだ。

大型商品となると気になるのが送料だが、冷蔵庫は基本的に全国無料配送・設置工事とのこと。日付も可能な範囲で指定できるようだ。


けど、店舗で細かいところまで詰めて、購入とできるのなら、それはそれでよいのでは?

と思い、とある日の帰り道、千日前のビックカメラに寄って、家電売り場で件の冷蔵庫を見てみると、通販の一番高い色の値段で全色売ってるよう。

まぁ決して高くはないってことだよね。ただ、通販の方が安いと。

それ以上に気になったのが配送料、どうも店で頼むと1000円ぐらい取られるらしい。

引っ越し前の家に配送してもらうにしても、引っ越し後の寮に配送してもらうにしても、大阪からは遠い。特に寮はむちゃくちゃ遠い。

こりゃ店でとやかく言うより、通販で頼む方が話が早いかも知れんと思った。

後で確かめたら、1ヶ月先までなら好きな日を指定できるようなので、1ヶ月前に早々に注文してしまおうと思った。

冷蔵庫と他の家具類も一緒に持ってきてもらえそうだし、それで済ませてしまおう。

ちなみにビックカメラの通販ではビックカメラSuicaカードは一般加盟店と同じポイントが付与される。

というのも実店舗とは違って、どのクレジットカードでもポイントが目減りしないので、ポイントが目減りしないという特典ではいかんという考えなんだろう。


冷蔵庫と、電子レンジと……あとテレビも欲しいな。

どうせワンセグ付きの携帯電話を持っているのだから(PANTONE 4が欲しいと言いますが)、NHK受信料からは逃れられない。

それならテレビも置こうと。寮の設備について確認したところアンテナはあるらしいから、テレビさえ用意すればよい。

しかし、テレビねぇ……PCのディスプレイとテレビ、両方用意するのか?

というわけで今のディスプレイを転用する道があるかと探してみた。けどデジタル出力のチューナーなんてほとんどないんだよねぇ。

レコーダーならその限りでは無いけど、それこそかなり高い。テレビが買えてしまう。

そうなるとテレビは新しく買う必要が出てくる。むしろテレビにPCをつなぐというのが合理的な選択肢になるんかなぁ。置き場所がねぇ。

どうせテレビを置くならBDも再生したいし、とか考えるといろいろ組み合わせは想定される。このあたり固めないと。


あと家財関係で考えないといけないのは、調理用具や食器などこまごましたものになる。

それはそれで大切なんだけど、まず大きなものからということで。

画像入力で論理シミュレーション

ここ数日、実際の画像を入力にして論理シミュレーションを行っていた。

「そんなことできるの!?」と驚かれたけど、できるんですよ。


論理シミュレーションにあたっては適当な入力を与えて、その出力を調べることで、

回路がちゃんと設計出来ているか確認するわけだ。

シンプルな入力で確認してもいいし、オーバーフローしそうな入力での動作を確認することが出来る。

ともかく、出力が既知な入力を用意して与えればよいわけだから、

すでにソフトウェアシミュレーションで使っている画像を使うというのは理にかなった話だ。


もちろん画像データを与える回路をHDLで記述しても良いのだが、

Verilogではファイルを読み込んでレジスタに展開する機能がある。

これを使えば画像データの入ったRAMはこのように記述できる。

wire [13:0] ROM_ADDR;
reg [7:0] ROM_DOUT;
reg [7:0] ROM [0:128*128-1];
initial $readmemh("rom.hex",ROM);
always @(posedge CLK) begin
  ROM_DOUT <= ROM[ROM_ADDR];
end

$readmemhを使うと16進数データ列の書かれたファイルを用意すればいい。

こんな感じで、1行1ワードで書けばいいはず。

3F
5A

あとはそれを使ったメモリのハードウェアを記述すればいいわけ。


では、逆に出力はどうすればいいだろうか。

方法の1つは出力がある度にファイルを書き出す方法。

integer OFH;
initial OFH=$fopen("foo.dump","w");
wire DOUT_EN;
wire [7:0] DOUT;
always @(posedge CLK) begin
  if(DOUT_EN==1)  $fdisplay(OFH,"%02X\n",DOUT)
end
initial begin
  wait(END==1);
  $fclose(OFH);
  $finish;
end

$fopenでファイルを開いて、最後に$fcloseでファイルを閉じる。

$finishの前に$fcloseを入れる必要がある。$finishがないテストベンチだと都合悪いかなぁ。

ここではDOUT_EN==1となったときに、DOUTをファイルに1行書き出すようになっている。

printfのようにフォーマット指定をして書き出すので複数の変数を同時に書き出すこともできる。

今回はこんな感じで出力された順番でそのまま書き出している。

出力されたデータ列をRubyで書いたスクリプトでPGM形式に変換して画像化している。


もしくは出力用のメモリを記述して、それを最後にダンプするという方法もあるかもしれない。

wire RAM_WEN;
wire [13:0] RAM_ADDR;
wire [7:0] RAM_DIN;
reg [7:0] RAM [0:128*128-1];
always @(posedge CLK) begin
  if(RAM_WEN==1) begin
    RAM[RAM_ADDR] <= RAM_DIN;
  end
end
initial begin
  wait(END==1);
  integer OFH=$fopen("out.pgm","w");
  $fdisplay(OFH,"P2\n128 128\n256\n");
  integer y,x;
  for(y=0;y<128;y=y+1) begin
     for(x=0;x<128;x=x+1) begin
       $fdisplay(OFH,"%d ",RAM[y*128+x]);
     end
    $fdisplay(OFH,"\n");
  end
  $fclose(OFH);
  $finish;
end

ランダムアクセスで書き込まれるような場合はこっちの方がいいか。

データを書き出す段階でPGM形式にしてしまうテストベンチだが、こういうのもいいのではないかなという気はした。

テストベンチともなると回路記述とはかなり勝手が違って、普通のプログラムと同じような感じで書くことになる。


他に想定出力を$readmemhで読み込んだりして作って、それと食い違いが発生したらそれを出力するとか。

$displayでコンソールに出力できるから、それで食い違いの内容を出力すると。

大量の入出力に対するテストだとそれが想定出力との照合まで含めると効率がいいかな。

大量の入出力データを作成する方法はファイルを読み込む方法だけではないけど、

実際に即した入力でのシミュレーションとかなると、やっぱりそれが確実な気はするね。

実際の画像を入力にシミュレーションというのは無謀なようで、実は簡単な方法だと。


それでシミュレーションはうまくいったのかという話だが、かなりたくさんのバグが発見された。

カウンターのリセット条件の記述が間違えてたり、最初はひどいミスが大量に見つかった。

そのあたりを片付けたら、ちゃんとまともに出力が出てくるようになったのだが、想定出力と一致しない。

そんなわけで、いろいろ信号を取り出して、正しく動いてるか確かめて……

結果的には符号拡張のミスだったんだけど、なかなかそこに行き着くまでの道のりは長かった。

けど、これFPGAに載せてしまうと、中の信号はなかなか見えないからねぇ。その点ではこんなめんどくさいシミュレーションこそ実は効率が良いと。

もちろん、もっとシンプルなテストベンチでミスを洗い出せればそれが楽なんだけどさ。

固定回線もモバイル回線も

新生活に際して考えるべき事は色々あるけど、とりあえずは通信のことを書いておこうと思う。


通信といってもいろいろあるけど、新しく必要となる固定回線はもちろんのこと、モバイル回線も重要だ。

モバイルについては特にY!mobileのデータ通信の処遇が問題だ。

SoftBankの音声契約は父から契約を継承する以外に合理的な選択肢はないが。PANTONEも買っちゃったし。


まず固定回線だが、寮にはBフレッツマンションタイプが来ていると書いてある。

フレッツかー、まぁ無難だよね。プロバイダーが選べるのがありがたい人もいるだろうし。

CATVだと回線とプロバイダーは一体だから何も考えなくてもいいんだけど、逆に選択肢がない。

じゃあフレッツでどこのプロバイダーがいいんだろう?

フレッツ 光ネクスト マンション・ハイスピードタイプ/マンションタイプ / プロバイダー (NTT東日本)

回線が毎月3078円、プロバイダーは540~1000円程度となっている。具体的な状況は聞かないとわからないけど、そんなもんかな?

プロバイダーで一番安いのはBB.exciteで540円、回線を接続する以外のサービスがほとんどないから安いようだ。

工事費25920円で、30回分割で支払うことができるよう。そして30ヶ月で毎月324円の割引が受けられるので実質的には16200円の計算になる。

プロバイダーも当初は割引があったり、キャッシュバックがあったり、実質的な初期費用はさらに圧縮できるんじゃないかな。


インターネットは用意するにしても、電話回線はどうだろう?

ひかり電話は540円で付加できる。これはIP電話だが、普通の固定回線と同じ番号帯の電話番号が与えられる。

安価に固定回線の電話番号が得られるということで社会的信用ということでは有用だが、実用面ではそこまで重要ではない気はする。

どうせ携帯電話あるしね。最近は固定電話がないからといって問題になることも少ないので、信用を得るためと言ってもそこまで重要ではないかな。

ただ、インターネットと合わせて導入すると、わりと安く導入できるという事実は知っておくべきだろう。


次にモバイル回線だが、これにあわせて見直すことを検討していることには2つの理由がある。

1つは現在は通学時にかなり使っているが、4月からの通勤時間は無に等しいわけで、大量の通信を行わなくなること。

もう1つがこの2月に当初契約から2年を迎え、解約料がかからないこと。

代替案としてはBIC SIMがあって、月7GBの契約にしても毎月2764円ということで今よりは安くなる。

現在のPocketWiFiでも3Gに限り使用できるので、代替としては有用に思える。(BIC SIMとおまけのやつ)

さらに、このとき乗り換えを検討していると言っていた人からの話を聞くと、チケットを使わなくても大概実用に事足りるとのこと。

チケットというのは高速通信が利用できるもので、月2GBとか7GBとか言ってるのはこのチケットで高速通信が利用できる容量を表している。

こういう仕組みなので月2GBとはいえ、200kbpsの低速通信であればほぼ上限無く使用できる。

この低速モードの実力は「Yahoo!のトップページが3秒で表示できる程度」とのことで、動画や画像だらけのコンテンツでなければ十分ということになる。

その上でリッチコンテンツに月2GBあてられるとなれば、2GBのプランでも十分使える計算となる。

固定回線とモバイルデータ通信を同時に契約して安く利用できるものもあるのだけど、低速・高速の切り替えも含めて容量を見るとかなり割安な気はする。

調べてたらBB.exciteモバイルLTEも同じなんだなと思ったけど、IIJから卸を受けているようで、実質的には同じということになる。

BB.exciteモバイルLTE

そう考えると固定もモバイルもBB.exciteというのは合理的な選択肢かもしれない。セットで割引もあるし。


そんなわけでいろいろ考えるべきことはあるのだが、いずれにしてもBB.exciteになるんかね。

細かい優遇条件を吟味する必要があるが、いずれにしても安い。

ただし、固定回線についてはNTTが光回線の卸売りを行うことが決まっている。

これを利用して回線とサービスを一体として提供するプロバイダーが出てくると、どうなるかはようわからん。

NTTドコモ以外にこれを使う会社が出てくるのかよくわかってなかったが、BB.exciteのところに2月中旬に発表予定と書かれている。

そこまで待つかどうかは知らないが、場合によってはそれもありかもしれない。

早い内に申込みはしておいた方がいいみたいなので、そこまで待ってられないだろうけど。

1時間遅れ?2時間遅れ?1時間半遅れ?

会社から届いたファイルにひたすら半角カナを打ち込んでいるとか、

住むところが決まったから新生活に必要な家財を選定しているとか、

そういうこともあるけど、今日の朝の話を。


朝に駅に行くと、なんかホームに人が多い気がする。この時点では気のせいかな? という程度だったが、乗る予定の電車が来ない。

一体なにが? と思ったら、放送が入った。どうも事故の影響で列車が運休になったようだ。

それを聞いて「いやいやおかしいでしょ」と思った。だって僕が乗る電車って数駅隣の車庫から運行開始となるはずだし。

Webで運行状況を確認すると、僕が駅に着く少し前にあった事故だったらしい。

この時点ではここから出て行く列車の車両繰りが付かないとか、そういうことは生じ得ない。


じゃあ、なぜ列車を出さないのか? 考えられるとすれば、支障区間の手前で詰まってしまうのを防ぐためだろうな。

ただでさえすでに出発した列車で支障区間の手前にある列車の整理だけで手一杯だったのかもしれない。

支障区間の手前で車庫のある駅があって、そこで列車を整理することはできるのだが、限界はあるだろう。実際のところはわからんが。

せめてこの車庫駅まででも進む列車が走れば、他路線に乗り換えることもできるのだが……

とはいえ、列車が後ろからやってくるのはこの駅も同じ、20分ほど待ってると電車がやってきた。

普段なら10両編成が多いのだけど、やってきたのは6両編成、その上、数本分の乗客が乗ろうとするから、普段と比べればだいぶ混んでいる。

それでも、とりあえず次の車庫駅には進むがその先はわからないということで、見送った乗客がいただけマシだった。

そしてしばらく走って、とりあえずの目的地に到着し、しばらく待機となった。


各停で支障区間の手前の車庫駅まで進むのかな? とか予想していたのだが、

そのままの種別でとりあえず支障区間の手前まで進むことになった。あらそうなの。

そのことが案内された途端、多くの乗客が6両編成の列車内に流れ込んできて、ぎゅうぎゅう詰めとなった。

以前似たようなことに遭遇したことがあるけど……朝ラッシュ時の数本分の客を運ぶのに6両編成のままは地獄だ。(電車が止まって遅刻する)

これで迂回・振替輸送になるか、そのまま進めるかはこの時点ではわからなかったが、

途中で放送が入って、支障が解消したので、大阪市内まで走るとのことで、ひどいぎゅうぎゅう詰めに苦しめられたが、なんとか鶴橋には1時間遅れでたどり着けた。

電車に乗るまで20分、途中駅での待機が10分ぐらい? あとは電車が詰まったり、乗降で発生した遅れだろう。

その後、研究室にも1時間遅れでたどり着いたのだが、それでも一番乗り。ああそうですか。


ところで、列車が遅れると、その遅れを証明するために遅延証明書がばらまかれる。

鶴橋駅で乗り換える時に環状線改札前で遅延証明書を受け取ってきた。どうなってるか気になったからだ。

そしたら2時間のところにハサミが入っていた。2時間とはえらい盛ってる気がしたが、一番ひどい人だとそれぐらい影響が出てるのかな。

その後、奈良線に乗り換えて、改札を出たところでも遅延証明書が配られてたのだが、これは1時間半となっていた。

別に遅延証明書を2枚も取る必要なんてなかったのだが、ここにもあったのね。


ところで、最近では遅延証明書がWebで表示できるようになっている。

遅延証明書 (近鉄)

これこそいい加減なもんで、始発~9時、9時~終電の2区分で路線別に遅延時間が書かれているだけ。さらに60分超は「61分以上」としか表示しない。

朝にすさまじい遅延があったんだな、ということぐらいはわかるのだが、

実際どういう影響が出たのかというのはなかなかここから読み取れない。

駅でばらまいてる紙の遅延証明書はその駅でその時、乗客に想定される遅延時間を適当に示しているわけだけど、

それも的確とは言いがたいが、まだ実態に即してるかなぁとは思った。


とはいえ、遅延証明書の本質は遅延があったことを証明するもの。実際にその乗客が巻き込まれたかは関係ない。

なので、遅延証明書を受け取れなくてもWebで確認でき、それを示すことができるというのは確かに合理的だなと思った。

少なくとも、「近鉄電車が遅れてどうしても遅刻してしまいまして」というのがウソではないことはこれで確認出来る。

逆に言えば、遅延証明書なんてそれぐらいの意味しか無いということでもあるが。

4社合併のうち3社はわかるけど

ニュースでも話題になっているが、ソフトバンクモバイル・ソフトバンクBB・ソフトバンクテレコム・ワイモバイルの4社が今年4月に合併する。

当社子会社間の合併に関するお知らせ (ソフトバンク)

ここにワイモバイルが入ってることには驚いたが。


ソフトバンクBBはYahoo!BBのブランドでブロードバンドインターネットの提供を行っている。

ソフトバンクモバイルはかつてのVodafoneで移動通信事業を営んでいる。

ソフトバンクテレコムはかつての日本テレコムで、固定電話を提供している。

ただし、ソフトバンクテレコムはどちらかというとソフトバンクグループの通信事業において、

法人向けのサービスを総合的に取り扱う位置づけにあるようで、ソフトバンクモバイルの回線を使ったサービスも提供している。

固定回線で個人向けのサービスはそんなに重要視していないような気もする。もちろん個人向けにもサービスを提供してるんだけどさ。

そんな事情もあるので、ソフトバンクモバイル・ソフトバンクテレコムの合併は全く違和感はなくて、

そこにソフトバンクBBが加わることもそんなに不思議な気はしない。


ただ、ワイモバイルまで加わることは意外だった。

ワイモバイルはイーアクセスとウィルコムが合併した会社だが、

ソフトバンクはイーアクセスを傘下に収めた後、議決権を33.3%以下に下げて独立した会社を装うようにした。議決権なしの株を大量保有していることに違いは無いが。

イーアクセスとウィルコムの合併の後にはヤフーがワイモバイルの株を取得することも予定されていたが(インターネットキャリアを自称するY!mobile)、

これは撤回され、現在もソフトバンク傘下にありながら、Yahoo!と提携を行いつつ、データ通信・スマートフォン・PHSのサービスを行っている。

いずれにしてもこれまで独立した会社を装うとしていたイーアクセス→ワイモバイルを合併してしまうというのはあまりに意外だった。

4社合併後もY!mobileブランドは維持される予定となっているが、それにしても会社が一緒になるのだからねぇ。


なんでかなぁと思って調べてみたらこんな記事がひっかかった。

“ついに来た”ソフトバンク合併でワイモバイルの運命は?(石川温氏寄稿) (週アスPLUS)

理由の1つは独立した会社を装う理由がなくなったこと。

どちらにしても周波数割り当てではソフトバンクグループとして一体で扱われるのだから、どちらでもよいと。

もう1つの理由はキャリアアグリゲーションに対応するため。

現在のソフトバンクモバイルの周波数とワイモバイルの周波数で束ねるためには、両方を同じ会社にする必要があるらしい。

なるほどなぁ。確かにそれなら納得だ。


Y!mobileブランドは今後どうなるのか? という疑問はあるが、そう簡単に廃止できないよね。

確かにスマートフォンは競合領域だが、データ通信・PHSについては独自のブランドを貫くことに問題ないだろう。

先の記事でも、

ソフトバンクとして“ソフトバンクモバイルはiPhone、ワイモバイルはAndorid”という棲み分けをするのであればわかりやすいが、店舗やプロモーションなどが全く別になっている必要はないだろう。

など、共同で販売にあたるような展開は予想されているが、それはありそうだな。

そうなると両ブランドでの差別化は一層重要になるが、Y!mobileのスマートフォンはどういう方法を目指すのか?そこはなかなか見通せないところだな。

そこがうまくいかないと、Y!mobileの先行きは怪しくなるが。


ところで合併後の会社のソフトバンクの持株比率は99.99%、100%に足りないのはワイモバイルの議決権ありの株の67%分のことだろう。

ほぼ、完全子会社なわけだが、実はこのうち75.81%はソフトバンクの孫会社のBBモバイルが保有している。

このBBモバイルというのは現在のソフトバンクモバイルの株の100%を保有する会社だが、なぜこんな会社が存在しているのか

実はこれってソフトバンクがVodafoneを買収するときに多額の借金を行ったわけだけど、この借金を借りるために活用されたそう。

この借金を行うときに、みずほ信託銀行に拒否権付きの株を与えている。議決権はソフトバンクに100%あるけど、貸し手に一定の権限を与えている。

ソフトバンク、モバイル事業でみずほ信託銀に拒否権付き優先株を発行 (NIKKEI BPnet)

そこら辺の都合があるので、今も存在していることに意味はあるらしい。

ただし、ソフトバンクとBBモバイルの間に挟まっているモバイルテックの意義は不明。

クロネコメール便を廃止した先にあるもの

ヤマト運輸がクロネコメール便を廃止し、法人向けのクロネコDM便に変更すると発表した。

クロネコメール便の廃止について (ヤマト運輸)

廃止の理由が「『お客さまが知らないうちに信書を送ってしまうリスク』を防ぐため」というのはなんとも言えんが、

広くメール便のサービスを提供することの難しさというのはあったのかもしれない。


ここで信書という言葉が出てきているが、これは郵便による独占が認められたいわゆる手紙のことを表す言葉だ。

信書の法律上の定義は「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」となっている。

まぁ手紙ってそういうもんだよねという話だけど、これによれば求職者が送る履歴書は信書だけど、企業が履歴書を返送するときは信書ではないとか、奇妙なことも起きる。

直感的には両方とも手紙なんですけどね。

一方で通信販売の荷物に納品書を入れたものは、納品書が信書だから本来は郵便で送る必要がある。

ただし、無封の添え状・送り状を荷物に添えることは許されているので、封をしなければOKだ。

そうなんですよ。封をしちゃダメなんですよ。荷物に手紙を添えるときはご注意を。本来は荷物と手紙は別に送るのが作法かもしれないけど。

現実問題として定形外最大を超えるものは本来、郵便で送るべきだとしても送る方法がない。

昔の郵便料金表に「小包はがき」というのがあったけど、あれは小包と手紙を同時に送るため制度上存在していたものだが、

使う人はほとんどなかったし、現在は廃止されている。今でも制度上はゆうパックと郵便の同時配達の制度があるらしいけど使う人はいないだろうなぁ。


郵便の独占が認められているのは、郵便はユニバーサルサービスを維持することが義務づけられているからだ。

信書を独占する代わり、全国一律で安い料金で配達することが義務づけられているわけだ。

だから信書でも郵便と競合しないものなら特定信書便事業者として他の事業者も参入しやすくなっている。

信書便制度について (総務省)

定形外最大以上の大きな信書を運ぶサービス、3時間以内に信書を運びサービス(バイク便のこと)、運賃1000円以上の信書便が特定信書便の対象になっている。

例えば、佐川急便は大きな信書便と運賃1000円以上の信書便の許可を取っているので、4kg超の契約書とかそういうものも運べる。

飛脚特定信書便 (佐川急便)

ユニバーサルサービスの提供とは関係ないところにあるのは確かだし、許可を取らせる必要すらあるのか疑問だけど。

一方でクロネコメール便のような郵便と明らかにサイズ・料金では信書を運ぶことは困難だ。

一般信書便事業者になればできるのだけど、これはポストの設置などきわめて高い条件が課されているからだ。事実上不可能だ。


ヤマト運輸としては信書では定義が不明瞭だから、外形基準に改めるようにと要望していたよう。

郵便の独占領域をサイズで決めるということだ。郵便で送れないものまで郵便の独占というのもおかしな話だし、それは確かだ。

EU各国・アメリカでは重量・料金で独占領域を定義しているようで、

その範囲はEUの場合、当初は重量350g以下・料金は基本料金の5倍以下、その後50g以下・基本料金の2.5倍以下まで狭められ、

将来的な撤廃を予定していると2006年のレポートには書かれてるが、今はどうなんだろ。加盟国には独占領域がこれより狭い、もしくはないところもあるだろうが。

確かにこの主張はユニバーサルサービスの維持という点でも受け入れやすい主張だ。ただ、これが採用されることはなかったよう。


外形基準にするにしても独占領域の定義を定形郵便物程度とするか定形外郵便物でも軽い物は含むかという問題はあるのだけど、

例え、定形郵便物程度の範囲に留めたとしても現状のクロネコメール便の相当割合は50g以下の荷物だ。

現状の信書の定義というのは確かにわかりにくいけど、ダイレクトメールのような信書でないものは非独占である限りにおいては、

現状の規制というのはクロネコメール便にとってありがたいのでは? と思うのよね。

独占領域が変わらなかったことの背景にはそういうこともあるんじゃないかなぁ。

現状でも定形郵便物は黒字出してるはずだしねぇ。完全独占にせずともユニバーサルサービスは維持できているわけだ。


いずれにしても広く利用できるクロネコメール便から、法人発のダイレクトメールに限るクロネコDM便への移行は妥当なのではないかと思う。

クロネコメール便の9割は法人からのもの。それもほとんどはダイレクトメールだろう。

クロネコDM便ではきちんと内容を確認した上で引き受けを行うということで、その点でも強化が行われるよう。

ここで引っ込んでおけば文句は言われないだろうと、そういう意図もありそうだけどね。

いずれにしても個人向けに広くやるようなサービスではないのは確かだろう。


一方で小さな荷物に対するサービスの充実を図るとのこと。

1つは全国翌日配送、地帯別運賃、対面配達など普通の宅急便とほぼ同じ性質を持った小さな宅急便だ。

専用BOX代込みで持込などで割引を受ければ400円台となるとのこと。

そこそこ高い気はするけど、レターパックプラスが510円だから、大きさ・料金としてはこのあたりを狙ってるんじゃないかな?

もう1つが2.5cmまでの薄い荷物をポスト投函で届けるサービス。これも全国翌日配送ということで、現状のメール便より速い。

これは大口向けのサービスだが、個人向けにも契約しているサイトでは利用できるよう。

具体的な値段はわからないが、これはポスパケットに似てる気がする。

個人向けの提供はクリックポストみたいな感じになるのかな。これが料金164円だけど、それぐらいの領域でやってくのかな。

クリックポストというもの

個人でクロネコメール便を使うというと、こういう領域が多かっただろうから、個人向けのサービス提供がどうなるかによるけど、

クリックポストぐらい利用条件がゆるければ(ヤフオクでの利用を想定しているがYahoo!IDがあればオークションの荷物で無くてもOK)、十分代替できそう。


ここら辺の小さな荷物に適したサービスが拡充されることはいいことだと思う。

今までここらへん一切合切をクロネコメール便で受けていたので、ニーズに応えられてない面があったのは事実だし。

特に配送日数の遅さだよね。本州内でも翌々日配送だからねぇ。ダイレクトメールならそれでいいけどさ。値段が安くてもこれじゃあねぇ。

その点では定形外郵便は翌日配送の範囲はそこそこだし、レターパック・ポスパケットなど休日も配達するサービスもある。

日本郵便はこの領域の商品開発はなかなかうまいと今にして思う。レターパックの前身のエクスパック500もポスパケットも公社時代に出来たものだし。

歴史あるサービスでも簡易書留は配達記録の代替で値下げされたこともあって、利便性が見直されたり、小さな荷物においても大変優れている。

もっともゆうメールは大口に苦しめられているという話はあるけどね。契約条件の見直しを進めているという話は聞くけど。

そんな中でヤマト運輸がこの領域で宅急便の実力を生かしたサービスを通販や個人間に提供すべきというのは、むしろ遅かったぐらいじゃないかな。

確かに今までもクロネコメール便速達というのはあったけどんだけどね。(速達のあるクロネコメール便)

それにしても通販で使うという感じではなかったしね。そのためにクロネコメール便を縮小するのは全く妥当だ。

イトーヨーカドーは結局セゾンカード

先日、就職後の入寮先が決定したという通知を受け取った。

地図で見てみると、会社に恐ろしく近い。

これまでのどの学校への通学距離よりも近い気がする。小学校だって1kmちょっとだから十分近いが。

引っ越しは会社で手配してくれるようだが、とりあえずは家財関係で必要なものを調べないとならんな。


とりあえず買い物はどうだろうか? と思って、調べてみたら近くにスーパーがあるからそこかな。

地元では有力なスーパーらしく、独自のポイント制度もあるが、きわめて使いにくいのでポイントなんて無視して買い物するのが得策かも知れない。

ただ、小さなスーパーだから、ここで日常的な買い物がすべて完結するわけではないだろう。

ということでもうすこし広げて調べてみると、1kmそこらでイトーヨーカドーがあるので、これも便利そう。

イトーヨーカドーなら大概の物は揃うから便利だね。1kmならうちから最寄りのスーパーとそこまで変わらんから十分近いな。


イトーヨーカドーと言われて思ったのは、これはセゾンカードで買い物すればいいんだなということだ。

以前、セゾンカードとnanacoを紐付けすることで、イトーヨーカドー・セブンイレブンでのセゾンカードの利用100円に付き1nanacoポイントが付与される。

永久不滅ポイントは別に計算されて付与されるから、nanacoにクレジットチャージ(永久不滅ポイントなし)よりお得ということになる。

セゾンカードとnanacoの不思議な組み合わせ

もっとも最近はこの機能を活用することはない。現在はイトーヨーカドーで買い物することはないので、活用できるのはセブンイレブンだけだが、

セブンイレブンはSuicaが使用できる。ビューカードからのSuicaチャージでは1.5%分のビューサンクスポイントが付与される。

永久不滅ポイント(0.5%)+nanacoポイント(1%)と同じで端数分を考えるとSuicaの方がやや有利という考えだ。

ただし、これはセブンイレブンの話。イトーヨーカドーではこの方法は有用だ。


じゃあイトーヨーカドーはセゾンカードでよいのか?

実はセゾンカード利用時のnanacoポイントとnanacoで決済時のポイントは一致しない。

というのもボーナスポイントはセゾンカードで支払っても付与されないからだ。実はそうなんですね。

セブンイレブンだとボーナスポイントの差だけで、これまでボーナスポイントが付与される利用はしたことないから無縁だと思っていた。

ただ、イトーヨーカドーではそうではない。というのも8の付く日はnanaco決済に限り5%OFFになるからだ。

8のつく日はハッピーデー (nanaco)

イオンカード・WAONの20日・30日みたいなもんですかね。これはnanacoとセゾンカードでは大違いだ。


そんな中できらりと光るのがセブンカード・プラスだ。

クレジットカードのポイント制度が紐付けまたは内蔵したnanacoへのポイント付与というのがユニークだが。

これもイトーヨーカドー・セブンイレブンでのクレジットカード利用でクレジットカード分のポイント(200円あたり1nanacoポイント)とは別にnanacoポイントが付与される。

ただ、それに加えてnanaco決済時にボーナスポイントをつく商品を買えば、その分のnanacoポイントも集計して紐付けしたnanacoに付与されるし

8のつく日の5%の割引も受けられる。

セブンカード・プラス (アイワイカード)

イトーヨーカドーを主に使う人ならぜひとも欲しいカードだな。けどそんなにイトーヨーカドー使うかなぁ?

8のつく日以外ならセゾンカードでいいわけだし、8のつく日なら永久不滅ポイントを犠牲にしてもnanacoクレジットチャージすればいいわけだし。


そんなことを思って調べていたら、どうもnanacoチャージ時にクレジットカードのポイントが付与されるカードというのもぽつぽつあるらしい。

nanacoチャージでポイントが付くクレジットカード (電子マネー比較.jp)

よく見てみるとファミマTカードが書かれているな。あのポンコツにそんな使い道があったとは……

1決済あたり200円未満は切り捨ててポイント付与されるので、コンビニのような小額の買い物では使いにくいカードなのよ。

よりによって有用なのがライバル会社の電子マネーのチャージというのがポンコツさに拍車を掛けているとも言えるが。

nanacoチャージなら1000円単位だから5ポイント単位で付与されるからそれはそれでありかもしれんね。

ポイントばかりに目がくらむのも良くないが、なんて思いながらこのページを見てたら、「SoftBankカード」というのが目に付いた。

あれnanacoチャージでもポイント付与されるのかい。というかあれ年会費永久無料だったのか。


SoftBankカードはクレディセゾンがソフトバンクモバイルと提携して発行しているクレジットカードだ。

SoftBankカード (クレディセゾン)

年会費永久無料とかVISA・MasterCard・JCB・AMEX(年会費あり)の4ブランド展開とかいかにもセゾンカードらしい。

西友での割引など、セゾンカードとしての特典の大半を受けることが出来る。イトーヨーカドー・セブンイレブン利用時のnanacoポイント付与は対象外だけど。

ただしポイント制度は永久不滅ポイントではなくSoftBankマネーなので全然違う。

ポイントが加算される限り期限延長され続けるので、携帯電話代金の支払いにでも使っていれば永久不滅みたいなもんですが。

これが100円あたり1ポイント付与されるのだが、ソフトバンクポイントを介して1ポイント1円でソフトバンクの端末代などに充当できる。このとき還元率1%となる。

と書いてあるけど、ソフトバンクポイントへの交換は廃止されることになってるんだよねぇ。どうするんだろ。

ただし、これ以外にも使い道がある。やはりメインはキャッシュバックだろうね。2060ポイントで2000円分のキャッシュバックを受けられる。

このときの還元率はおよそ0.97%、1%よりは少し減るが、それにしてもかなり優秀だ。

あとSBギフトへの交換もできる。自分に贈れば自分で恩恵を受けられる。

なぜかモスバーガーの大半のメニューを贈ることができるので、SoftBankマネーをモスバーガーで還元するという怪しいことが出来る。

ご利用ガイド (SBギフト)


このカード、不思議なことはたくさんあるのだが、一番不思議なのはSoftBankの携帯電話と併用するメリットがそこまでないということだ。

貯まったポイントは端末代に充当できるが、新しい端末を買うアテなんてない。

全損時の保障はあるが、購入日から2年以内というに限るということで、今の中古で買ったPANTONEには関係ない。

けど、ソフトバンクとは無関係に恩恵は大きいカードなんだよねぇ。

年会費永久無料で、0.97%キャッシュバックで、nanacoチャージなどにもポイント付与がある。

そしてなによりセゾンカードだから使い勝手は現状とほぼ変わらない。

SoftBankカードと永久不滅.comの併用も可能らしい。通常のショッピング利用分のポイントはSoftBankマネーで、永久不滅.comでの付加分は永久不滅ポイントで付与される。

今のセゾンカードの永久不滅ポイントも合算されるし、なにかと都合がいい。

複数カードのポイントを集約できるのも永久不滅ポイントの長所だ。


イトーヨーカドーでの合理的な決済方法というところから、少し離れてしまったが、

SoftBankカードは一般的なショッピング利用、nanacoを介してのイトーヨーカドー・セブンイレブンの利用、いずれも有用だ。

そんなわけでSoftBankカードを申し込んでみようかなと。

外貨換算レートがMasterCardがよい傾向にあるということも踏まえて(OMCカードで外貨を得るのが最適なわけ)、MasterCardブランドにしようかな。

すでにセゾンカード持ってるから、口座振替の設定はないからちょっと楽だし、あわよくば限度額の見直しで20万円枠ぐらいもらえるかな?

そうそう、セゾンカードは複数持ってても全部でいくらという考えになるのよ。だから2枚あるから合計枠が増えるわけではない。単純に見直しがあるかどうかという話だけだ。

金利差を狙う人たち

研究室で銀行の話になったときに、指導教員が高金利の定期預金を求めて銀行をさまよっていた時期の話をしていて、

「けど、定期預金って金利が高いといっても知れてるでしょ」と言うと、

「確かにそうだ。9割は定期預金で持っているが、1割でFXやってる方がよっぽど稼いでいる」と言う。

「FXで稼ぐというのも危うい話だと思いますが」と返すと「FXの利益の半分はスワップポイントだからねぇ」と言う。

そういや、オーストラリアドルやニュージーランドドルを買ってるって言ってたなぁ。


FXでは持っているポジションに応じてスワップポイントの受け渡しが発生する。

スワップポイントというのは金利差を調整するお金のことだ。

FXで円を売ってオーストラリアドルを買うということは、言うならば円を借りてオーストラリアドルを預けているということだ。

このとき円を借りる金利を支払い、オーストラリアドルを預けたときの金利を受け取ることになる。

今は円とオーストラリアドルの金利を比べるとオーストラリアドルの方が金利が高いから、

このポジションを持っていると金利差相当のスワップポイント1日単位で計算して受けとることになる。

これでかなり儲かっているのだという。


レバレッジ10倍のコースで、実際には保証金の3倍程度の円を売り外貨を買っているのだという。

それなら円定期預金を減らして、FXで積んでいる保証金の3倍ぐらいの外貨預金をするのと一緒ではないか?

確かに理論的にはそれでいいはずだが、実際にはいろいろな事情でFXでスワップポイントを稼ぐ方が有利なのだろう。

まず、スワップポイントがどれぐらいかという話だが、SBI証券のFXで円を売ってオーストラリアドルを買うと1取引単位で1週間あたり525円受け取ることになるそうだ。

1取引単位というのはオーストラリアドルだと1万ドル、すなわち956000円程度だ。すなわち金利差は年利2.8%ぐらい。なるほど。

住信SBIネット銀行でオーストラリアドルの外貨預金を見ると普通預金で1.5%、定期預金(3ヶ月・6ヶ月)で2.6%だから、普通預金よりはかなり良い。

SBI証券の外貨MMF(1日単位で分配金を計算する投資信託)で見てもオーストラリアドルは2.075%だから、確かにFXのスワップポイントはいい。


もう1つメリットがあるとすれば為替コストだろう。

住信SBIネット銀行ではオーストラリアドルの売り買いには1ドルあたり40銭の為替手数料がかかる。これでも安いんだけどね。

それがSBI証券のFXだとスプレッド(売買のレート差)が1ドルあたり1.8~2.2銭、片道だとこの半額だから0.9~1.1銭という計算になる。

1万オーストラリアドル売り買いするときの片道の為替コストは、1ドルあたり40銭だと4000円、1銭だと100円だから大違いだ。

為替コストが安いので機動的に売り買いできる点もFXの優れているところなのだろう。

あと、為替差益の課税方法も違うね。外貨預金の売り買いのときに出た為替差益は雑所得として総合課税される。

一方、FXは店頭FXでも20%の分離課税だ。どっちがお得かは人にもよるが。


そんなわけで外貨預金的にFXを使っておられるわけだけど、ここで気になることがある。

外貨預金は確かに金利がよいが、為替レートの変動リスクを負っている。

金利差で稼いだ分以上に買っていた通貨が下落してしまうと損をしてしまうことになる。このリスクというのは十分考えられる。

為替レートというのは金利差を打ち消すように動くという説があって、これを金利平価説というそうだ。

円に対してオーストラリアドルの方が金利が高いのなら、時間の経過につれてオーストラリアドルは安くなって、金利差を打ち消すはずだというのだ。

だから、金利差で儲けようという試みは失敗するはずだというのだけど……実際にはそうでもないよね。むしろ逆だったりする。

このことについて調べてみると、円キャリートレードのように低金利の通貨を借りて、高金利の通貨で儲けようというするからこうなるのかもしれないのだという。

日本経済の不況の原因は何か12~フォワードディスカウントパズルと為替の実証研究~ (Coolな経済理論とWarmな金融実務のあいだ)

みんなで低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うから、金利平価説だと安くなるはずの高金利の通貨が高くなるのだという。

けど、低金利の通貨を借りてる以上はどっかでそれを返すために、高金利の通貨を売る必要が出てくる。

一旦、低金利の通貨が高くなると、一気にキャリートレードの巻き戻しが起きるので、そのときには低金利の通貨が暴騰すると。

だから短期的には金利差でも為替レートの変化でも儲けられるけど、長期的には怪しいと。

だからこそ機動的に売り買いできるFXで為替レートでの損益をコントロールすることに意義があるんだろうけど。


金利にまつわる不思議な話はいろいろある。

僕は「エマージング・ソブリン・オープン(為替ヘッジあり)」という投資信託を持っている。

これは外国の債券に投資しているのに、為替ヘッジにより為替レートの変化を打ち消すようにしてある。

為替レートの変化によらず、わりと安定して稼げているのだけど、一体どういう仕掛けなのだろうか?

外貨を買うと、金利差が生じる代わり、為替レートの変動を受け、金利平価説によれば金利差を打ち消すように動くはずだと。

為替ヘッジはこの逆だ。金利差の受け渡しが生じる代わり、為替レートの変動を打ち消すことができると。

じゃあなんで金利差は為替ヘッジで消えるのに、わざわざ為替ヘッジして外国の債券を買うのか?

それは投資対象がアメリカドルやユーロ建てで発行される新興国の債券だから、アメリカドルやユーロの短期金利より高いからだね。

人気の為替ヘッジ付き投信特集 (SBI証券)

新興国の債券はやはり信用リスクが高いので、その分、アメリカドルやユーロの短期金利よりもかなり上乗せされていると。

その金利差で儲けるというのが為替ヘッジ付きの投資信託だったわけだ。

円と投資対象の債券の金利差ではなく、アメリカドルやユーロの短期金利と対象の債券の金利差で儲けると。

こうすれば為替リスクは消え、対象の債券の信用リスクやアメリカドルやユーロの金利変動リスクを負うだけで済むと。

アメリカやヨーロッパの人がそこの通貨で発行されている新興国債券を買うのと同じことができるわけだ。


片や金利差のために為替リスクを取り、片や為替リスクのため金利差を捨てる。

通貨を越える上で肝心なのは金利差なんですね。

通貨間の金利差で稼ぐことの是非はともかく、外貨との金利差を得る方法としてFXはなにかと有利なことは事実のようだ。