西武ドームは音漏れどころか

西武ドームの音漏れはすごいということが話題になっていた。

そりゃまぁあの構造だしね、と思ったけどそれだけではない事情もある。


西武ドームは所沢市にあるドーム球場、西武ライオンズの本拠地で、命名権で メットライフドーム となっている。

もともと屋外球場だったものに屋根をかけたという独特の構造から、インターネットの野球ファンからは猫屋敷との異名も。

密閉されていないので、夏は暑いし、冬は外からの寒気が入ってくるということで、今日だと雨が降って夜だと寒かったようで。

そして、密閉されていないので音漏れがするのもやむを得ない。


コンサートで音漏れに期待してチケットもないのに会場に行く人がいる。

体育館のようなところだと多少音漏れが生じることがあるので。そこまで期待する程かはさておき。

ただ、西武ドームほどいい加減な構造ならば、そりゃ音漏れには期待できますよね。

さらに昨日・今日と行われていた「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~」では、

見切れ席用のモニターが外から見えてしまうという話もあった。


野球場である西武ドームをコンサート用途で使う場合、どこにステージを置くか。

いくつか考えられるが、1つはセンターステージにする方法。この場合、スタンドの座席は基本的に全て使える。

一方で、外野側にエンドステージを置くという方法も西武ドームでは取られるとのこと。

というのも西武ドームの外野席は斜面に人工芝が貼ってあるだけで、そこまで広くない。

外野席というのは野球観戦である種の人気があるそうだけど、西武ドームの外野席はあまり評判がよくないとか。

裏返せば、内野側の座席を充実させているという理解もできるし、それはそれでよい球場だと思うんですがね。

そこで外野席は使わない前提で、外野側にエンドステージを置くという選択肢がとられることがあるわけだ。

演出面でもメリットがあるのだろう。


と、いいつつも、チケットの売れ行きがよいと、ステージの横とか裏になる外野席にも観客を入れたくなる。

そこで、外野席の一部をステージが見にくい部分を含むと明示した「芝生指定席」、残りを「完全見切れ指定席」として売ったわけである。

そこの人たちのためにモニターを置いて、映像も一応は見られるようにしたのだ。

ところが外野席から見られるということは、外からも見えてしまうらしい。

外野側に広場があるというのもあるし、外野側の壁が低いのもあるようだ。

ということで音漏れ以上のものがあるという話。もちろん外に見せることを意図したものではないのだが。


ちなみにこの公演はライブビューイングで各地の劇場で上映されている。

チケット取れなければ音漏れしか……という状況ならまぁ分からんではないのだけど、

この公演では代替策があるわけで、真っ当に考えれば音漏れに頼る必要はない。

公演前のグッズ販売からの流れで雰囲気も楽しんでいきたいとか、そういう意図もあるのかもしれないけど。


ちなみに音漏れのことは去年9月に行われた、2ndライブでも言われていたことで、このときの評判もあったのだろう。

そう、西武ドームを使うのは2度目なんですね。というか1年経たずにまた西武ドームってのもすごいな。

2ndライブのときは、名古屋(日本ガイシホール)→神戸(ワールド記念ホール)→埼玉(西武ドーム)、

3rdライブでは、埼玉(西武ドーム)→大阪(大阪城ホール)→福岡(マリンメッセ福岡) と3会場6公演ずつやっていくよう。

いずれもなかなかのもの。その中で西武ドームってのはいろんな意味で異様だけど。

スマートな議決権行使

最近、株主総会の招集通知がたくさん届いている。

ぶ厚い封筒がポストに数通入ってくるから、なかなか重い。


半分ぐらいの会社はインターネットで議決権の行使ができるのだが、

めんどくさいからと結局、ハガキで議決権の行使をしている。

というのも、

  1. 信託銀行の専用サイトにアクセスする
  2. 記載されているコードとパスワードを入力する
  3. パスワードを変更する
  4. 投票を行う

という手順を踏む必要がありめんどくさいからだ。


なんでパスワードの変更が必要なのかというと、本人以外が議決権行使内容を変更できないようにするため。

初回の議決権行使後にコードとパスワードを拾っても変更できないようにするのが目的なのだが……

一度、議決権行使した後に、その内容を変更するというのを想定する必要があるのかって話だけど。

パスワードを変更するという操作がすごくめんどくさいわけでもないのだが、ただでさえ操作が多い中で1工程加わるのは不便だ。


そんな中で三井住友信託銀行は「スマート行使」という仕組みを導入して、証券代行業務を受託している一部の会社で採用されているよう。

みずほ信託銀行でも使われているらしい。

QRコードが印字されていて、それを読み取ることで、すぐに投票画面に遷移する。

従来のインターネットでの議決権行使と違い、一度行使すると内容を変更できない仕組みなので、パスワードの変更も不要になっている。

従来の仕組みに比べればはるかに簡単で、これならペンで丸を付けて、ハガキをちぎって、保護シールを貼るよりも楽だ。


QRコードに従来のID・パスワード相当の内容を埋め込むのはいい仕組みですね。

日本郵便もヤマト運輸も不在通知に追跡番号など埋め込んだ再配達依頼用QRコードを印字しているという話を紹介したけど、(cf. けっこうQRコード使ってるんだ)

Webサイトへの誘導に加えて、識別情報を加えることもQRコードなら軽く出来てしまうんだよね。

もちろんQRコードが読み取れない場合も、従来からの手順でWebからの議決権行使はできますので。

パスワード変更のスキップができてもいいと思うんだけど、そっちはどうなんだろ。


ハガキではなく、インターネットで議決権を行使してくれたら、

株主1名あたり 62円+10円(料金受取人払)=72円 浮くことになる。

株主数も会社によるだろうけど、ふとみた会社は株主が7万名とあった。

仮に1/4の人がハガキからWebへの行使に切り替えると、126万円浮く計算になる。

上場会社の事業規模からすれば微々たる金額かもしれないが、全く無視できる金額でもない。

もちろんWebでの議決権行使システムも費用はかかるだろうけど、どうせ信託銀行が持ってるシステムを共同で使うわけだしね。

と考えると、インターネットでの議決権行使を便利にすると言うのは会社にとってもメリットがありそう。

過酷な利府の思い出

ふと、およそ1年前の宮城のことを思い出していたけど、あれは過酷だったなぁ。

風と雨とモヤの宮城


これは利府町のセキスイハイムスーパーアリーナで行われた、

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!! 宮城公演の話。

まず問題が悪天候で、なにもかもびしょ濡れになって大変だった。

さらに悪天候で仙台空港に着陸できない飛行機が続出し、西日本からの遠征勢がたどり着けなかったという悲劇もあった。

でも、悪天候を抜きにしても過酷だったんだよね。


なによりの問題が会場への交通だった。

このときは往路は利府駅から臨時バス、復路は仙台駅付近までツアーバスを使っている。

ご存じの方もおられるだろうけど、利府駅は利府支線の駅で、概ね1時間おきに2両編成の電車がやってくる。

往路でもなかなかの混雑だった。でも、まだ往路は時間的に分散するからなんとかなった。

利府駅~グランディ21(会場のある運動公園)は10分ほどの距離感なので、バスの増発もうまく行っていた。

もっとも往路でも、列車の本数の少なさ、乗り継ぎの煩わしさから仙台駅からのツアーバスを使う人は多かったようで、

ちなみに往路のバスは満席になり次第、随時出発だったらしい。どれぐらいの頻度で走ってたんだろ。


ところが一気に人が帰る終演後はこれでは全く対応できない。そこで多くの人が頼りにしたのがツアーバスだった。

これがすごくて、終演にあわせて駐車場に大量の貸切バスを並べておいて、これに乗せていったわけだ。

仙台駅まで約30分ほど、終演後にスムーズに運ぶことを考えると、片道1回で運びきる必要があった。

往路は飛び乗りできたみたいだけど、復路は完全予約制だったはず。予約数にあわせてバスを用意する必要があったから。

このツアーバスの料金は片道1250円、列車+バスだと440円だから高いけど、駐車場に並べられたバスを見てそれぐらいはかかるよなぁと思った。


もう1つの問題が宿の問題。

このときは日曜が仙台で市民マラソンがあって宿が逼迫していたんだよね。宿の確保には苦心した。

ただ、そもそも宮城県は宿が不足しがちだという話も聞く。なかなか余裕がない。

実はシンデレラガールズ5thツアーの7会場の中で宮城公演だけが公演直前まで当日券を売っていた。

一般販売開始当初に一旦売り切っているが、機材開放席を出したところ、こちらが掃けなかったのが要因である。

その要因の1つがこれだったんじゃないかなぁ。急に行こうとしても宿が……ってなったのだろう。

近所の人ならふらっと自動車で行けばそれで済むんだけど。


もっとも、このツアーは最後の埼玉公演以外と金曜開催の大阪公演1日目を除いては終演が早めになっていた。

特に2日目は早く、開演の一番早かった 福岡(北九州)公演の2日目 は終演してもまだ明るかったとか。

これは2日目終演後に出演者・スタッフがその日のうちに東京に戻れることを想定したものだと言われている。

このため、遠くからの参加といっても、条件によっては宿は必須ではなかった。

ただ、宮城公演は会場から駅までの移動に懸念があったりで、スムーズに帰れる想定はしにくかったよね。

対照的だったのが北九州で、会場が小倉駅至近だったので、そこから新幹線ですぐに各地に移動できてしまうし、リムジンバスで北九州空港もすぐだった。


なぜ、こんなことを思い出したかというと、来年にアイドルマスターミリオンライブでライブツアーを行う告知があったから。

具体的にどのぐらいの都市でやるか、会場の規模がどの程度かというのは明らかではないが、シンデレラガールズのツアーは参考になりそう。

そのときの会場をそのままなぞるかというと、そうとも言えないが、宮城ではやりそうだと思った。

そのときに宮城県で使いそうな会場として真っ先に思い浮かんだのが、利府のセキスイハイムスーパーアリーナだったんだけど、

それとともに思い浮かんだのが、アクセスの過酷さだった。関係者の尽力もあってなんとかなっているけど、なかなか厳しい会場だ。


一方で宮城県には交通至便でそれなりに広い会場もある。

それがゼビオアリーナ仙台、長町駅のすぐ近くにある。しかも2012年開業だから新しい。

実はミリオンライブの3rdライブツアーの仙台公演の会場として使われており、

同ツアーの他の会場が2000人程度のとこころが多い中では、4500人程度入るそうだから広い方だった。

4500人も入ればそれなりという見方もあるが、一方で利府ならば7000人弱入るだろうから、その差は大きい。


遠征してくる人は多いのだから、交通の便が良くて4500人なら簡単に埋まってしまうだろう。

じゃあ、交通の便が悪くて7000人だと? これはなかなか難しい問題だ。

宮城でやるとは言っていないし、想定している規模感も明らかではないが、この2つで悩んだ可能性はありそうだなと思った。

参加できる分には交通の便がよい方がいいんでしょうけど。どちらも体育館だから演出面での差は小さいでしょうし。

Google Chromeも可になったが

先日、勤務先の全社で標準アプリケーションとしてGoogle Chromeが追加された。

用途は社外のWebサイトの閲覧のため。

従来は標準アプリケーションのWebブラウザとしては Internet Explorer しかなかったのだが、

社外のWebサイトの閲覧に支障をきたすことがあるという理由で、代替策としてGoogle Chromeが追加されたのだという。

もっともそれ以前から職場単位でGoogle Chromeを使えるようにしているところも多かったようだけど。


社外のWebサイトの閲覧に支障をきたすことがあるというのは、

特定のWebサイトを見るとしばらくフリーズするような問題が発生するから。

どういう条件で発生するのかは調べてないんだけど、特定のWebサイトでは必ず発生するんだよね。

この問題に対する対策として、他のブラウザで社内での利用実績もある Google Chrome を使うことにしたようだ。

確かにChromeを使えばこのような問題は起きない。


一方で 社外のWebサイトの閲覧用となっているのは、社内のWebサイトの一部はInternet Explorerでしか使えないから。

基本的にChromeでの動作は保証されていない。

問題なく使えるページもそれなりにあるし、見た目が多少崩れる程度なら許容できるが、全く機能しないページも多い。

傾向を調べてみると 認証機能が対応していない、JavaScriptがActiveXに依存している、Microsoft製のシステム というところ。

認証機能が対応していないのは、おそらく回避策がありそう。同種の認証でもChromeで使えるページもあるわけだし。

JavaScriptがActiveXに依存しているのは、ActiveXに依存しないJavaScriptへの書き換えは可能だろう。

今後、社内のWebサイトでもChrome対応をすると書かれていたから、このあたりの問題も解決していくのだろう。

一方で、Microsoft製のシステムは、Internet Explorerの使用を前提として、Windowsと調和性の高いものを作ってるんだろうし、代替できないのでは? とも思う。


個人的には Mozilla Firefox をずっとメインで使ってるけど、あまりこだわりがないのならGoogle Chromeは無難でよい選択肢だと思う。

一方で職場で使っている限りにおいては Internet Explorerもそこまで悪くないのでは? とも思っていた。

特定のサイトでフリーズする問題は致命的なので、そこは問題だったのだが、

ただ、Windowsとの親和性という点ではメリットがあったことも確かで、それなりにメリットはあったと思う。

一般的にはOSやブラウザに依存するWebサイトはよくないけど、社内で使う限りにおいては許容できるし。


というわけで、最近はInternet ExplorerとGoogle Chromeで2窓して仕事をしている。

社内の設計資料を見るのはInternet Explorer、メーカーの資料を見るときはGoogle Chromeと言った具合。

本当はこの2つを1つのブラウザで両立できればよいのだが。

ICカードだけで新幹線自由席に乗れる?

東北新幹線・北陸新幹線・上越新幹線・北海道新幹線でICカードを使った乗車サービスが導入さ

新たな新幹線IC乗車サービスの導入について (pdf) (JR東日本)

東海道・山陽新幹線のスマートEX相当のサービスですかね。

既存のICカードを予約時に登録して、これをタッチすることできっぷの引き取りが不要になるということ。

従来のモバイルSuica特急券の機能もこちらに包含されることになるようだ。


これに関連してニュースを見ていたら、すでにJR東日本は「タッチでGo!新幹線」というサービスをやっていることが書かれていた。

そういえば、新幹線の自由席に乗車券・特急券を買わずに乗れるサービスをやるってどっかに書いてあったよな。

そのサービスにこんな名前が付いていたとは知らなかった。


利用可能な区間は東北新幹線の東京~那須塩原、上越新幹線の大宮~上毛高原、北陸新幹線の高崎~安中榛名となっている。

概ね関東圏内のSuicaエリアに対応している、エリアが狭い気がしたが、自由席限りですからね。

あらかじめ券売機で利用登録が必要だが、1回やっておけば、あとはチャージ残高で新幹線に乗れる。

てっきり、運賃と別に特急料金を別に引き落とす仕組みだと思っていたのだが、

在来線からの乗り換えでも新幹線に乗った時点で一旦運賃を精算して、

新幹線の利用区間に対して 運賃・料金を合計した専用料金を割りあてる。

この専用料金は通常の運賃+料金よりやや安めに設定されている

新幹線から降りて在来線に乗り換える場合も、ここで一旦料金を精算する。


こういう仕組みなので、普通にきっぷを買う場合より安い場合と高い場合があるのだが、

例えば、新宿~大宮~宇都宮の場合、きっぷを買うと運賃1940円+料金1840円=3780円、

タッチでGo!新幹線では在来線464円+新幹線3090円=3554円というわけで、やや安くなるようだ。

新幹線区間だけなら安く設定されているので、そう高くなることはなさそうですけどね。


ところで、以前から新幹線の自動改札機はSuicaに対応していた。

モバイルSuica特急券のためというのもあるが、どちらかというと定期券で新幹線を乗る人のためのものだろう。

在来線の定期券であっても、新幹線停車駅を1区間以上含むものは、特急券を買えば新幹線自由席に乗車できる。

さらに、Suicaでは特急料金を定期券用新幹線自由席回数券の1枚あたりの金額で精算してくれるから割安だ。

そういう仕組みは以前からあったんですね。


その考え方を定期券のない利用者にも応用したわけだけど、同時に運賃・料金の両方を計算することはできなかったのだろうかな。

そこで新幹線区間は運賃+料金をあわせた特別料金で、それ以外の在来線は運賃のみで、と切り分けることにしたのだろう。

この仕組みならこれまでのICカードの仕組みの枠組みで対応できるよね。

従来、定期券を持っている人だけがSuicaを使えたのも、運賃が無視できるという前提があったからなのだろうか。


この仕組みが導入されるまで、新幹線にICカードの残高だけで乗ることは全く出来なかったんだよね。

Suica以外ではICカードのエリアから新幹線は除かれている。

Suicaは新幹線をICカードのエリアに含めているが、それは定期券での利用を想定したものだった

一方で、EX-ICなどインターネット上で予約すれば、きっぷの引き取り不要で新幹線に乗れる仕組みが導入されていたわけだけど。

それがICカードのエリアから新幹線が除外されていることの答えだと思っていたのだが、

JR東日本は新幹線自由席をSuicaエリアに組み込む仕組みを作ったという点では画期的だったのかな。

予約不要ということは裏返せば指定席には対応できないということなのだけど。


まぁ面白いアプローチだとは思いますけどね。

ただ、やっぱり自由席限りで、あまり長距離乗るのは想定していないので、これだけでよいということはない。

インターネット上で予約・決済して、ICカードと紐付けることできっぷを受取不要にするというアプローチも必要だ。

駅に「新幹線の乗換駅ではえきねっとの引き取りが混雑することがあります」という掲示があったような気がする。

出発駅で引き取ればいいんだけど、そもそも引き取り不要にするというのもよい考えだ。

使うかどうかは分からないけど、選択肢として増えればありがたいですね。東海道・山陽新幹線でEX-IC使ってても便利だし。

監査役か監査委員の取締役か

最近、株主総会の招集通知が続々と届いている。

その中で 監査等委員会設置会社への移行 のための定款変更という議案があった。

説明を読んでいたのだが、あまりメリットがわからなかったので調べてみたら、

どうも監査ということについて会社はいくつかの選択肢があるらしい。


日本の大会社の大半は「監査役会設置会社」という区分になる。

取締役会のある会社では基本的に監査役を置く必要がある。

さらに大会社では監査役3人以上からなる監査役会を置く必要がある。

業務執行の意志決定・監督を行うのが取締役会、監査を行うのが監査役会という役割分担になる。

さらに監査役の半数以上は社外監査役にする必要がある。

というわけで、監査役会の構成としてよくあるのが、常勤監査役1人+社外監査役2人というパターン。

ただし、これだと誰か1人でも欠けると監査役会が成立しなくなるので、補欠監査役を1人あらかじめ決めておく必要がある。

もちろん、常勤監査役2人+社外監査役3人 など、誰か1人欠けても、3人以上 かつ 社外監査役が半数以上という条件を満たすようにしてもよいが。


日本の会社で監査というのは伝統的にこうしてきたが、それに対して 指名委員会等設置会社 という制度が2003年にできた。

アメリカの制度を参考に作られたらしいが、従来の日本の会社制度とは差が大きくて、

  • 取締役会に指名委員会、監査委員会、報酬委員会を置き、それぞれ取締役3人以上 かつ 社外取締役が半数で構成される
  • 監査役は置かない (監査委員会がその役目を果たす)
  • 執行役を置く (取締役と兼任可)

となっている。確かに監査役会設置会社とは差が大きそうに見える。

ただ、差が大きそうに見えるといいつつも、監査委員会と監査役会は3人以上で構成され、半数が社外の人という点では同じ。

指名委員会等設置会社 では委員会を構成するのに社外取締役が必要だが、今や公開会社では社外取締役は普通にいる。

指名委員会等設置会社 では執行役が必須で、これは執行役が業務執行、取締役会はその監督という役割分担を明確化するという意図もあるようだ。

一方で、それ以外の会社でも執行役員を置くことが多くなっている。取締役以外で会社の業務執行に関わる人を執行役員にしておくと。

執行役は会社法の制度、執行役員は各会社の任意の制度だが、実態としては似たようなものだと思う。

指名委員会・報酬委員会も任意の制度として設けている会社もある。


というわけで、監査役会設置会社 も 指名委員会等設置会社 の考えを取り入れた構成になりつつあるという話なのだが、

1つ決定的な差があって、それは監査委員が取締役として会社の意志決定に関わるということ。

従来の監査役会設置会社では監査役会は取締役会と明確に分離されていて、監査役は専ら監査だけをしていた。

ところが監査委員は取締役であって、会社の業務執行を監査するという両方の役目を持つことになる。

社外の人に監査だけでなく、意志決定にも関わってもらおうという意図だったのだろうが、監査委員となる人の責任は重そうに見える。


さて、これで最初の話に戻るのだが、監査等委員会設置会社 というのは、

指名委員会等設置会社の委員会のうち、監査委員会相当の 監査等委員会 だけを置く会社ですね。

監査役を置かないこと、監査等委員は取締役であるという点では、指名委員会等設置会社と同じ。

指名委員会等設置会社の簡易版のような感じで、指名委員会等設置会社よりも普及度は高いようだ。

ちなみに指名委員会・報酬委員会を任意で置くことも出来る。(必ずしも取締役で構成する必要もない)


そういう観点でこの会社の取締役候補者を見てみると、

まず取締役の人数は変わらないが、その一部は監査等委員だから、従来の取締役+監査役と比べると監査役の分だけ人数が減っている。

社外取締役の総人数は変わっていないので、監査役が取締役になったことで社外取締役の人数が増えたというわけでもない。

全体として社外の人に監督してもらう仕組みを強化しようという感じはしなかった。

どちらかというと、取締役会の役目を業務執行から監督に持って行くという意図なのかなと。

もともと取締役の数が多めだったので、業務執行に関わる取締役が少し減っているのはそういうことなのかなと。

分社化を行い、会社の組織も変わってきたので、それに応じた制度をという意図もあったのだろう。


当初のコンセプトというところに差はあっても、どの制度を選んでも似たような方向へ向かっているのかなという気がする。

公開会社の場合、証券取引所の指示で社外取締役を2人以上置きなさいとかありますからね。

ただ、やはりそれぞれコンセプトに差があるのは確かで、そこがどの仕組みを採用するかのポイントなんだろうかなとは思う。

でも、それをわかりやすく会社が説明しているかというと、そこは疑問なんですけどね。

朝食に時々パン

最近、時々、朝食用にパンを買うことがある。

時々は食べたくなるって話なんだけどね。


それで買うのがこれなんだけど。

イングリッシュマフィン (Pasco)

Pasco(敷島製パン)ってこういう食事用のパンで強い印象があるが、

超熟シリーズの発売以来、食パンではトップシェアらしく、その理解は正しかったらしい。

これがなかなかおもしろいから買っている。


具体的にはサンドイッチみたいにして食べるんだけど。

まず、半分に割る、それから焼く。普通はトースターを使うが、ないのでフライパンで焼く。

それでバターを塗って、ハムやレタスなどをはさんで食べると。

挟むのによさそうな形をしていて、パン自体の食べ応えもあるということだ。

焼いた後にただバターやジャムを塗って食べるだけでもいいんだけど、せっかくだからとこうするのが常だ。


普段はご飯を炊いているのだが、夜に炊飯器をしかけるのがめんどくさくなるときがある。

そんなときに買うこともあるのだが、一方で朝に食べるまでのことを考えるとご飯よりも手間がかかる。

ということで休日の朝食向けですね。そうやって考えるとなかなかいいでしょ。

パンの食べ方もいろいろだけど、食べるまでのことを考えるとご飯より手間がかかる傾向にあるような気はする。

あと、パンは通常買ってくる必要があるから、毎日となるとこれが重い。

家で焼けば買いに行かなくてよいが、それはご飯を炊くよりもはるかに手間がかかる。


というわけで、どこに手間をかけるかだけの差だと思うんだよね。

あとご飯にしてもパンにしても、機械の問題はあって、うちには炊飯器はあるが、トースターはない。

それで、今までパンは不都合だと思ってたけど、やり方次第だと。

トースト相当のことをやりたければ、フライパンで焼くぐらいしかないが、それでもそれなりにはなるので。

765プロライブ劇場はあった

今日はさいたまスーパーアリーナ(SSA)に出かけていた。

去年夏には冷やかしに行っているが、今日はちゃんと観客として行っている。

冷やかしだけど見所は多い


何かと言えば、アイドルマスター ミリオンライブ5thライブ ですね。

昨日・今日と2公演やっているが、出演者総入れ替えになっている。

このあたりは去年夏に冷やかしに行ったと書いた シンデレラガールズ とも似ている。

と、外見的には似ている点が多いものの、その目指すところはずいぶん違ったように思う。

というのも、今日参加しての感想が「『765プロライブ劇場』がそこにあった」ということなのだから。


ミリオンライブのゲームをプレイされている方ならご存じだと思うが、

この作品の舞台は 765プロライブ劇場(シアター) である。専用劇場を作っちゃったって話ですね。

GREE版のゲームのときは、なかなか実態に迫ることが難しかったが、

スマートフォン向けゲーム「アイドルマスターミリオンライブ! シアターデイズ」(ミリシタ)では、この劇場の姿が明確に分かるようになってきた。

これが芸能事務所の専用劇場と考えるとかなり豪勢な代物で、座席のあるコンサートホールで、なんと2階席まである。

座席の配置や建物の規模から、定員は1階・2階あわせて1000人程度と推測されている。想像していたより大きい。

ステージも広くて、中程に段差があるんだけど、その下側だけで13人ライブができて、それでもまだ余裕がありそう。

現実でこれに近そうだと思ったのが宝塚歌劇団で、といってもさらにすごくて2000人程度の専用劇場を宝塚と東京の2箇所に持っている。その半分の半分ってこと。


さて、話を元に戻すけど、実は今回のSSAのステージはエンドステージだけだった。

こういう会場だとセンターステージを作ったりというのもあるけど、ただ一方の端にステージがあるだけ。

去年のシンデレラガールズ5thライブも、他会場と共通のステージだったということもあり、エンドステージだけだった。

ただ、このときはSSAに限っては「馬車」があった。ようはトロッコですね。アリーナ外周をトロッコで回る場面があったということ。

でも、今回はそれすらなし。本当にエンドステージだけだった。これを見て最初は詰め込み仕様だなと思ったんだけど、

確かにそういう面もあるかもしれないが、よくよく考えてみると、このステージの構成が765プロライブ劇場に似ていることに気づいた。

さすがに会場の大きさが違うので同じではないけど、段差がかなり高くなっていること、リフターがあること、ステージの脇を伸ばしてあること、それぐらいかも。

全体的な演出の傾向を見ても、ミリシタで描かれている劇場でのパフォーマンスをSSAで表現したような公演だった。

衣装もミリシタの標準衣装「シャイニートリニティ」だったし。


そこで気になるのが「で? 後ろの方の人でも見れるの?」ということだが、人数が入る割には悪くなさそうだった。

というのもSSAは変形するので、アリーナモードの長手側の座席のあるブロックが動くようになっている。

このブロックは半月状になっていて、アリーナモード時・短手側の座席も一部付いた状態で動くようになっている。

ということは、東西方向の断面を見ると、スタジアムモード長手側・アリーナモード短手側の座席が積み重なるようになっているということが想像される。

実際、アリーナモード短手側の座席へのアクセスは厚みのある通路を通り抜けるようになっていて、これがスタジアムモードの座席相当の厚みなのだろう。

そういう構造なので、アリーナモード短手側・スタジアムモード長手側の座席は薄く作る必要がある。

SSAではアリーナレベルと200・300・400・500レベルの5層構造になっている。が、300・500レベルはアリーナモード短手側・スタジアムモード長手側しかない。

アリーナモード長手側は200レベルと400レベルの2層構造で、これを高くまで伸ばして定員を稼いでいる。アリーナモード短手側はそれができないから4層で薄く高く積んでいると。

ちなみに200レベルの通路より下は可動席で、一番低い席はアリーナレベルの高さ。実は僕の座席はそんなところだったから、かなりステージに近かった。


そんなわけで、アリーナモードだと、短手側のスタンド席は奥行きが小さいので、ステージからの距離がむやみに遠くならない。

アリーナの平らな部分で後ろの方はどうだろう? と思ったけど、可動席が降りてくることを考えれば、他のアリーナと同程度でしょうね。

段差をかなり高く作ってあるとか、リフターがあるとかいうのも、人の頭越しに見る人たちへの対策なんだろう。

座席数を稼いでいるのは長手側で高く積まれた200レベル・400レベルの客席で、アリーナの端からは遠いけど、エンドステージとの距離感ではそこまで悪くなさそう。

こういう事情を考えると、スタジアムモードを縦長に使うのはもったいない気がした。ステージの後ろでつぶれる座席も多くなるし、距離も遠くなるし。

ちなみにアリーナモードをこの使い方する場合の座席数は16000人程度とのこと、

今回はトロッコの通路もない上に、ステージ脇のスタンド席もステージサイト席として売って、一方で機材でつぶれた席もあるけど、この数字にかなり近そう。

765プロライブ劇場 16個分ぐらいですかね。1公演でと考えるとすごい数字ではあるけど。


各公演で、出演者19人と多いが、これで35曲やっていて、全員ともソロ曲はやっている。

19人全員のソロ曲を組み込むというのは必須条件ではあったんだろうけど、よくやるなという気はする。

残りはミリシタの新曲を含む、ミリシタでプレイできる曲だった。(2曲ほど今後実装予定という曲もあったけど)

特に新曲ではミリシタでのステージ演出をかなり意識しているようだった。

欲張りではあるが、ミリオンライブらしいというか、アイドルマスターらしいというか。

全体の人数は多いけど、もともとのゲームシステムでは1~5人で歌うのが基本だから、それでソロ曲は外せないなとかやるとこうなる。

会場が大きくて、出演者も多いけど、そんな中で自分たちの劇場を表した結果こうなのだと思う。

まぁ欲張りすぎて4時間半ぐらいやっちゃって、終演が21時20分ごろって、遠方から来てる人にとっては大変だったとか。


こうしてミリオンライブのステージを見るのは、3rdライブツアー 仙台公演以来ですね。

どうしてもあの頃は曲が先行していた印象はあったが、ミリシタがスタートしてゲームも追いついてきた感じですかね。

それだけに説得力が増してきているんじゃないでしょうか。

ミリシタ始まってまだ1年経ってないのにね。GREE版などの下敷きもあったとはいえ、急速な立ち上がりだな。

それでも八王子市だ

八王子市に南大沢という地域がある。多摩ニュータウンの一地域である。

僕はそのことを知ったときに、多摩ニュータウンって八王子市にかかってたの?

と思ったのだが、とはいえ、この地域は八王子市としてはやや特異な地域である。

というか八王子市の多摩ニュータウン自体がそうなんだけど。


東京方面から南大沢へ行く場合、京王相模原線を使うのが通常である。

調布で分岐して走って行くわけだが、多摩川を渡って稲田堤駅付近、その先、稲城市を抜けて若葉台駅付近で川崎市を通る。

ちなみに若葉台駅は稲城市の若葉台、ここも多摩ニュータウンの一地域だけど、その名前を付けている一方で、駅の片側は川崎市になっている。

そして、その先、多摩市に入り、多摩ニュータウンの中心となる地域を通る。そして八王子市に入って、堀之内駅、南大沢駅となっている。

東京都内の移動なのだが、少し川崎市を通るのが特徴だ。川崎市が細長いのでどうしてもかかっちゃうんだよね。

これが東京あるいは狛江・調布付近から南大沢へのルート。


じゃあ八王子中心部との移動はどうするのかという話である。

1つはバス、京王バスが運行しており、南大沢駅~八王子駅を40分ほどかけて走る。

てっきり住宅団地の中をぐるぐる走っているのかと思ったが、そこまでではなかった。

もう1つ、鉄道を使ったルートもある。こっちの方が所要時間は短く、運賃も安いのだが……

そのルートが問題で、八王子駅から横浜線に乗り、橋本から京王相模原線に乗るというルート。

これが何を指しているかというと、八王子市内の移動にもかかわらず相模原市をガッツリ通るのだ。相模原市ということは神奈川県だ。

地図で見るとけっこう遠回りに見えるのだけど、それでも乗り換え時間込みで所要時間30分程度だから、電車の方が速い。

このあたりは多摩市の多摩ニュータウンだと、多摩ニュータウン以前の市街地にある聖蹟桜ヶ丘駅とのバス路線が充実しており、利用者も多いのとは対照的だ。

京王相模原線ができる以前からの歴史も長いのもあるんだろうけど。


東京または調布から行っても、八王子市街から行っても、神奈川県を通るという変なところだが、

バスを使わず、東京都内だけの移動で済ませる手段は一応ある。

それが多摩センター駅から多摩モノレールに乗るという方法。こうすれば神奈川県を通らずに日野・立川方面に行ける。

ただし、運賃はかさみますけどね。南大沢~立川で見ても、橋本・八王子経由の方が安上がりと出る。所要時間も大差ない。

感覚的にはこっちの方が近そうに見えるんだけどね。ちょっと分が悪い。


そんな八王子市なの? という地域だが、僕が話題にするときは「八王子の南大沢」というような具合に、

八王子市にあることを明示するようにしている。まぁ違和感があるといわれたこともあるけど。

断りなく使うにはちょっと厳しい地名だと思うんだよね。

八王子市に2つある大沢のうち南の方というところから来ているが(cf. 東野田だけあるのはなぜ?)、町村制施行時の村の名前は由木村だし。

言うほど八王子か? という話はあるけど、八王子市にあることは揺らがないしね。

というか、僕が一番よく行く八王子市が南大沢だし。


こういう言い方をするのは、飛び地のような地域でも市町村の名前を冠した地名を見ることが多かったからかもしれない。

その最たる例が西宮名塩駅、西宮市だが、六甲山脈を挟んだ先の名塩地区にある。

西宮市中心部との往来は不都合だったが、近年になってバスが走るようになったとか。

そんな地域でも駅名や住宅団地の名前に西宮と付けているわけだから、やっぱり市の名前って重要だなと思ったものだ。

その他、ある市の果てにあるのに、雑にも市の名前を拾っている施設もけっこう見てきた。


余談だけど、さっき京王相模原線が川崎市をかすめると書いたけど、このあたりの川崎市に仕事で行くことがたびたびあった。

「明日は川崎に出張だ」といいながら、京王に乗るというと怪訝な顔をされたこともあったが。

こんな地域だけど、工業都市らしい姿も多く見られる。それがこの地域で仕事で行く背景としてあったんだけど。

海の川崎も山の川崎も行く機会が多く、どっちも川崎だと思っているけど、世間的にはそうでもないんだよね。

「BLもGLもNLも」って?

現在、TVアニメシリーズが放送されている「魔法少女 俺」だが、

これの感想として「BLもGLもNLも一度に楽しめる」というのがある。

さて、どういうことかわかるかな? どれもあんまり日常生活で使わない言葉だけど。


この中で一番よく聞くのが BL だろう。

ボーイズラブの略で、男同士の恋愛を描いたジャンルを表す。主に女性向けということらしい。

漫画や小説ではBLってのは一大ジャンルらしいが、といっても知る人ぞ知るというのが実情なんだろう。

広告では時々見るんだけど、いかにも好みが分かれそうだなと思う。


男同士の恋愛をBLというなら、女同士の恋愛はガールズラブで GL か?

というわけだが、そう言わなくもないけど、あまり一般的ではない。普通はこれを「百合」という。

BLに比べれば百合というのは、漫画・小説・アニメなどではよく見る要素だ。

女の子同士が仲良くしている描写が印象的だったら百合と言われてしまうぐらいなので。

そのぐらいの軽い使われ方なので、百合という言葉はそれなりによく聞く。


じゃあ、男女の恋愛は、ということでノーマルラブを略して NL という言葉を使うことがあると。

あえてBLとか百合と区別する必要がある場合に使われるんだろうが、あまり一般的ではないと思う。

ただ、同性愛を表す言葉は数あれ、異性愛を表す言葉に困ってしまうという問題はあるみたいで、

そういう流れの中で、BLに対してNLって言い方はどう? っていうのがあったんだろうかと想像するところ。

現代だとその言い方ってどうなの? って言われそうだけど、ノーマルという言葉を使いたくなる感覚はわかる。


「魔法少女 俺」はその名の通り魔法少女の出てくる物語だが、この世界の魔法少女は変身すると強い男の姿になるというもの。

変身前に女の子が男の子に好意を寄せているのは、変身すると男同士になってしまう。変身前はNLだが、変身するとBLだね。

女の子が女の子に好意を寄せているというのもある。これは百合だが、2人とも変身すれば見た目は男同士、これはBLだ。

実は原作の漫画の作者はBL作品を書くこともある人で、この作品もBLの雰囲気がある。

ところが変身するとBLになるというのなら、変身前はNLだったり百合だったりする。

変な作品だとは思ったけど、いろいろな恋愛の姿を描いているので、多方面からとっつきやすいのかもしれない。

「BLもGLもNLも」というのはこの作品の最も特徴的な点を表した言葉なのは確かなのかなと。