新生銀行のキャッシュカード

SBI新生銀行の口座開設が完了して、まずE-mailで口座番号が届いて、

これでインターネットバンキングのパスワード設定ができた。

次にキャッシュカードの初期暗証番号がハガキで届いて、

その翌日にキャッシュカードそのものが届いた。


初期暗証番号の変更なのだが、てっきりATMでやるものだと思いきや、

テレフォンバンキングで変更するのだという。ちょっと驚いた。

冷静に考えればATMでの暗証番号変更は自行ATMに限られる。

しかし、新生銀行は2017年に自行ATMを全廃している。

だからATM以外の手段となると電話ということらしい。


それで暗証番号は正しく設定できているのかという話で、

試しにATMで残高照会をかけてみることにした。

どこのATMが使えるのかとみると、イオン銀行がいけるのでイオンに買い物に行った時に試してみた。

ATMにキャッシュカードを挿入しようとして、なんか違和感がある。

そうだ、これICチップが搭載されていないんだ。

今どき珍しい気がしますね。

昔から交換していなくてICチップが付いてないってのはあるかもしれないけど、新規発行ですからね。


あと、これも珍しいと思ったのは裏面にJ-Debitのマークが入っていたこと。

いまどき……というサービスではあるが、なんやかんや続いている。

みずほ銀行のキャッシュカードにもJ-Debitマークが入っているので、

それと同じではあるのだが、みずほ銀行ほど入れこんでいる会社とも思わないから不思議である。


帰ってきてキャッシュカードと一緒に同封されていたものを見ると、

印鑑を届け出る場合は申込書を請求するようにと書かれていた。

そういえば届出印なかったねということで一応申し込んでおくことに。

届出印を使うのは口座振替の申込書などに限られるので、

それがなければ印鑑を届け出なくてもよいということらしい。

正直なところ特に使うあてはないのだが、とりあえず申し込んどくかと。


これも他の銀行はどうだったかなという感じなのだが……

ただ、昔はなんやかんや言っても何らか紙の申込書を出す金融機関は多かったんですよね。

SBI証券・住信SBIネット銀行だってそうで、届いた書類に記名押印して送り返すぐらいのことはやってたはず。

(もっとも住信SBIネット銀行は印鑑照合はすでに廃止しているという)

新生銀行自体は昔からある銀行なので印鑑照合自体はやめていないが、

届出は任意というところでやっているようだ。


実のところ、新生銀行との入出金にATMを使うことはあまりないんじゃないか。

ただ、キャッシュカードは当然発行されますからね。

それがICチップ無しってのはびっくり仰天ですが。

ふるさと納税の上限の不思議

こういうニュースが出ていた。

ふるさと納税、控除に上限を検討 政府与党、「金持ち優遇」批判で (45NEWS)

ふるさと納税の控除上限、これは住民税の特例分のことを言っているのだと思うが、

これに新たな上限を考えているという話である。

確かに今の制度はイマイチだなと考える部分はある。


一般論として都道府県・市町村への寄付は所得税・住民税の寄附金控除の対象となる。

所得税は(寄付額-2000円)の所得控除、住民税は(寄付額-2000円)の10%の税額控除である。

それぞれ総所得の40%, 30%が上限と定められている。

一方で指定された道府県・市町村への寄付については住民税で特例分と呼ばれる控除がある。

所得税と住民税の基本分の寄附金控除と合わせると、ほぼ寄付額を相殺できるのだが、

この特例分の上限が住民税所得割の20%となっているのである。


ここで住民税所得割の20%が上限というところから、

所得が多い人ほど上限が高いのだということに気付いたかもしれないが、

実はそれだけでもない事情があり、それが冒頭に書いたイマイチな理由である。

というのも、所得税は累進課税のため所得が高い人ほど適用税率が高くなる。

所得税率5%のみの人は、(寄付額-2000円)の84.895%が特例分での控除対象だが

所得税率20%まで適用されている人は 69.58% が特例分となり、

所得税率45%まで適用されている人は 44.055% が特例分である。


なので所得が高い人はそもそもの住民税所得割の20%というのが大きい上に、

寄附金の比較的高い割合を通常の寄附金控除で相殺できるので、

一般的に言われるふるさと納税の上限額が高くなるということである。

というので所得税率の段差をまたぐとけっこう変わるんですよね。


特例分の控除額より、対象となる寄附金の金額に着目した方がいいと思っていて、

例えば 住民税所得割の22%までの寄付額を特例分の対象にする、とか定義すれば、

所得税率により控除額が加速していくということはなくなる。


ただ、ここで話題にしているのはさらにその先のことのようで、

高所得者を狙った返礼品も増加。関係者によると、寄付額500万円以上が対象の純金製小判や、3千万円以上のスーツ仕立券もあるという。政府、与党内では「金持ちの節税対策になっている」と批判する声が強い。

ということで、絶対的な金額の高さが問題のようである。

所得税率が40%とか45%に達する人は、特例分がなくても寄付額の50%とか55%が控除されるわけで、

特例分まで住民税所得割の増加を追っかける必要はないとは言える。

仮に所得税率33%の上限にラインを引くと住民税の課税標準は1800万円ほど。

これで寄附金控除(特例分)を使い切る寄付額はおよそ63万円である。

それを超過した分は寄付額の50%~55%の控除ですよと。

これでも非常識に思える金額だが、ある程度の歯止めにはなるかもしれない。


正直なところ、ふるさと納税もいろいろ問題は多いと思うのだが、

地方交付税交付金で調整できないほど税収の多い団体の税収を減らし、

それを他の地域に還流させ、地域の財源に活用するとともに、

場合によっては返礼品を通じて地域経済の活性化に寄与しているのだ。

と言われると、ある程度は欠点にも目をつぶるべきかという思いもある。

この件はそれにしても目に余るという話なんだろう。

賞金王って本賞金か?

ふと気になったことがあった。

あの〝凱旋門賞連覇トレヴ〟抜いた!ジャパンC制覇のカランダガンがフランス競馬の賞金王に浮上 (日刊スポーツ)

この賞金ってのは本賞金のことなのだろうか?


ジャパンカップは、フランスから遠征してきたカランダガンが優勝、

天皇賞(秋)の優勝馬であるマスカレードボールも迫ったがわずかに及ばなかった。

カルティエ賞の年度代表馬がジャパンカップを勝ったことは驚きだが、

一方、そこに迫ったのは日本競馬のチャンピオン揃いである。

まぁ落馬とかいろいろトラブルはあったんですけど、結果的にはそんなに悪くなかったのかなと。


で、カランダガンはジャパンカップの褒賞金対象だったので、

それで1着になると300万US$の褒賞金を得ることになる。

この金額は上記の賞金に入っているのかという話である。

結論から言えば入っていないと思われる。

ジャパンカップ前の数字からの増分がおよそ5億円なので、

日本で言うところの本賞金または本賞金+付加賞を加算したものと思われる。


一般的に言われるジャパンカップの1着5億円、ダービーの1着3億円というのは本賞金のことで、

これはすべて馬券売上などで賄われることとなる。

一方でこれらのレースはステークス方式で馬主同士の賭けという側面も僅かにある。

これを競馬法で規定していて、馬主から徴収した登録料は付加賞として分配することになっている。

ただし、日本というのは概して登録料の割合は低く、ジャパンカップだと1着付加賞は378万円、

クラシック5競走は比較的多いが、今年の日本ダービーで1着付加賞は2771万円である。


さらに本賞金・付加賞以外にも賞金として扱われるものがある。

6~9着または6~10着に支払われる出走奨励金、これは賞金といってもいいですが。

さらに一部の重賞レースでは11着以下にも特別出走奨励金という参加賞が出る。

また、内国産馬奨励賞など条件により追加の賞金が出ることもある。

これらはJRAの話だが、地方競馬でも着外賞などはこの扱いである。

これらの賞金は20%を進上金として調教師(厩舎)・厩務員・騎手で分けることになる。

もっとも付加賞は騎手の進上金のみである。(馬主同士の賭けという性質による)


これらは無視して本賞金だけで賞金ランキングを語るのが通常である。

付加賞は入ることもありますけど、せいぜいそんなもんですね。

ゆえに各種の褒賞金は賞金ランキングでは考えないのが慣例である。

なお、褒賞金は特に定めがなければ厩舎関係者への配分はないようで、

ジャパンカップの褒賞金は全部馬主が持って行くようだ。

なんでそんなこと知ってんだって、イクイノックスがクラブの馬だったので、クラブ会員がそう書いていたから。


それにしてもジャパンカップのレーティングが出たのですが、

カランダガンが130ポンド、ダノンデサイルが125ポンドと、

両馬の持ちレートを元に計算されたようなのだが、

結果としてマスカレードボール、クロワデュノールなどのレーティングが相当高くなっている。

根拠はかなりあるが、それが妥当なのかというのは正直よくわからない。

ただ、この2頭が今回のジャパンカップのキーマンであることに疑いはない。

セブンイレブンがカバーできない駅売店

今では駅売店がコンビニチェーンに属しているのはよくあることである。

大概はもともと売店を経営していた会社がコンビニのフランチャイジーになっており、

例えば、西武の駅にあるトモニーは、西武鉄道がファミリーマートのフランチャイジーになっている。

(ファミリーマートのルーツは西友なので、西武鉄道とは同根という縁がある)


さて、JR西日本は2014年にセブンイレブンと提携を結んでおり、

これは従来、JR西日本が経営していたハートイン、キヨスクをセブンイレブンにするというもので、

従来よりこれらの店舗を経営していたJR西日本デイリーネットなどがセブンイレブンのフランチャイジーになる形である。

これはセブンイレブンにとっても大きなことだったと言われている。

なぜならばセブンイレブン初出店となる地域も多かったからである。

例えば鳥取県へのセブンイレブン進出のきっかけもこれであろうと思う。


ところがどうもセブンイレブンもさじを投げた地域があったらしい。

具体的には新宮と豊岡である。もっともすでに閉店してしまったが。

セブンイレブンとの提携後、レジの置き換えなどはあったそうだが、

キヨスクのまま最後まで残った店舗だったらしい。

また、JR西日本では「おみやげ街道」と掲げた売店がしばしばある。

セブンイレブンに合わせて掲げられている場合も多いのだが、

独立した店舗としてある場合もある。ただ大概は他のハートインなどもある駅であることが多い。

しかし、そうでない駅があることも確かで具体的には城崎温泉と白浜である。

これらはセブンイレブンがさじを投げたのが理由かはわからないが、

奇しくも兵庫県但馬と和歌山県紀南である。


これらの地域にもファミリーマートやローソンはあるんですけどね。

それでもセブンイレブンをとったのはJR西日本だし、

駅売店という商売が持つ限りは続けていたのもJR西日本である。

まぁそれならいいのかもしれないけどね。

SBI新生銀行への乗換

以前、SBI証券と新生銀行の連携サービス「SBI新生コネクト」の話を書いている。

SBI証券と住信SBIネット銀行とSBI新生銀行

「SBIハイブリッド預金との違いは、投資信託積立以外の入金は手動」

ということでやや利便性に劣るところもありそうだが……と書いている。


先日、東京に出かけた時に「SBIハイパー預金」という広告を見た。

実はこれ住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金の新生銀行版である。

確かに少し前にSBI証券での「ハイブリッド預金口座」の表示が「スィープ専用銀行口座」になると通知があったが、

SBIハイブリッド預金またはSBIハイパー預金の意味である。

というわけで機能的には全く同じですね。

普通預金とは分離された口座が作られる代わり、証券口座への入金を都度行う必要はなくなる。

これが導入されたのが今年9月のことだったらしい。気づいてなかった。

なお、これに伴い新生SBIコネクトは新規申込みを停止、およそ1年後に廃止が予定されている。


で、新生銀行は普通預金の金利は現在0.21%が基本なのだが、

SBI証券との連携がなされている人など対象のダイヤモンドステージの場合は0.40%に引き上げられている。

なおかつ、SBIハイパー預金についてはさらに高い0.42%である。

SBIハイブリッド預金は0.21%なので倍ですよと。

証券口座の待機資金というのは金額が大きく、昨今の金利だとけっこうな金額である。

例えば100万円の資金を0.21%で1日置いておくと5.7円である。

実際には数ヶ月とか置いていることもあるわけですが。

これが倍になるって言ってるんですよね。そりゃ大きいなと。


SBIハイブリッド預金と同様に使えて、今のところ金利は2倍。

いつまでこの金利が続くかはわからないけど。

一方、住信SBIネット銀行に期待する機能としてこういうのもあった。

GMOクリック証券への入金は主に住信SBIネット銀行で行っている。みずほ銀行からの入金も使うが。

ところが新生銀行からのリアルタイム入金はできないんですよね。

でも、よく考えたらGMOクリック証券を併用する理由も減っていた。

元々GMOインターネット(現:GMOインターネットグループ)の株主優待を活用するのが目当てだったが、

そもそも現物株の取引手数料が無料化されたのでこの優待がなくなったと。

それはそもそもSBI証券への対抗策なので、当然SBI証券も手数料無料である。

以前、イオン株を単元未満株取引(S株)で買い集めたとき、これも手数料無料なのかと驚いた覚えがある。

単元未満株式を買う


というわけで、いろいろ考えた結果ではあるが、

まず新生銀行の口座を開設することにした。これはWebで申込みができる。

SBIハイブリッド預金がある状態だとSBIハイパー預金の申込みができないが、

先ほど書いたように1日単位でもけっこうな金利が付く状態、

とりあえずはSBIハイパー預金とは紐付けずに口座開設する。

で、後で一時的にSBIハイブリッド預金との連携を切って、SBIハイパー預金に変更して、

それから住信SBIネット銀行→新生銀行に振込か証券口座への入金という形でお金を動かす。

(またこのあたりの話は別途書くかも)


GMOクリック証券については、まず株式の移管手続きを行った。

GMOクリック証券からの出庫はWebのフォームに書けばできるのだが、

1回で手続きできるのが10銘柄なので、数回手続きしないといけないのが面倒だった。

これによりGMOクリック証券の現物株は今年中には移管されるんじゃないか。

で、当面は配当金の入金なども続くと思うので残しておくが、

ある段階で解約とかそういうことも考えている。多分もう使わんだろう。


住信SBIネット銀行については悩ましいところはある。

同行は親会社が変わって、スマートプログラムの制度変更が予定されている。

スマートプログラムの条件が怖かった?

おそらくSBIハイブリッド預金を引き払うと、新制度のベーシックになるだろう。

そうなったときにこの口座を維持する意味があるのかという話である。

実際のところSBI証券・GMOクリック証券絡み以外の利用は少ないんですよね。

ただ、皆無でもないので、そのために少し残高を残しておくのかどうするかという話ですね。

ベーシックでも月1回は振込無料だし、ことら送金で入金できるし、

アプリでATMは無制限にできるし(近所にセブン銀行ATMはある)、それでいいんでしょうけど。


ちなみに新生銀行のステージアッププログラムの判定条件だが、

SBI証券との連携を行うだけで最高クラスのダイヤモンドなので興味はない人は多いと思うが、

本来はけっこう厳しい条件がいろいろあるんですよね。

その下の条件を満たすような人は、SBI証券連携してるんじゃない? と思うような感じである。

未成年など証券口座を作るのに適しない人もいるわけだが、

そもそも28歳以下についてはダイヤモンドステージ扱いになるので、

やはりSBI証券連携をしないで条件を満たす人はあまりいない気はする。

昔からの新生銀行の利用者だとあるのかもしれませんけど、

なんやかんやいってもSBI証券は業界ガリバーですしね。後から連携している人も多そうだなと。

何比較してもfalseになるNaN

評価計画を立てているときに、浮動小数点演算の結果が無限大になったときの処理も確認しないとな。

というところでIEEE754形式の浮動小数点数の資料を見たら、

NaNというのもあることを思いだし、これがけっこうなくせ者だった。


特殊な浮動小数点数として +0, –0, +∞, –∞とNaNがある。

+0と-0はどちらも0なのだが、符号ビットの概念が存在する。

通常は+0を使うのだが、計算によっては-0が生じることがある。

とはいえ大概の場合、意識する必要はない。

+∞, -∞はゼロ除算で生じることが比較的多い。

1.0/0.0=+∞, -1.0/0.0=-∞ といった具合である。

数学的には正しいとは言えないけど、概念的にはわかりますよね。


NaNは “Not a Number”の略で、漢字で書けば「非数」ってことになる。

なんのこっちゃという話だが、何らか未定義の値が出てくるとこうなる。

ゼロ除算でも 0.0/0.0 の場合は±∞ではなく NaN となる。

∞が絡む演算では 0.0×(±∞) や ∞-∞ は NaNとなる。

また、虚数が生じる演算 sqrt(-1.0) のような計算も NaN となるそう。

NaNが絡む演算も通常はNaN になるので 0.0/0.0+1.0 も NaN+1.0=NaNとなる。


浮動小数点数をスケーリング・整数化して表示する処理がある。

ここに +∞, –∞とNaN をそれぞれぶち込んでみた。

+∞, -∞は上限・下限に貼り付くような動作で、これはこれでよい。

しかしNaNは0になってしまった。一体なぜか。

float fval = roundf(forg * fscale);
if(fval < (float)SHRT_MIN){
     shortval = (short)SHRT_MIN;  //(1)
}else if(fval > (float)SHRT_MAX){
     shortval = (short)SHRT_MAX;  //(2)
}else{
     shortval = (short)fval;      //(3)
}

まず、forg×fscaleを四捨五入で整数化した値をfvalとして求める。

この値が -32768(SHRT_MIN)~32767(SHRT_MAX) であればそのままshortvalに代入する。

-32768未満であれば-32768、32767超であれば 32767 に丸める。

この処理で forg=-∞, fscaleが適当な正の数だと fval=-∞ となる。

-∞<SHRT_MIN なので(1)に分岐し、-32768 となり下限に貼り付く。

forg=+∞もfval=+∞となれば +∞>SHRT_MAX なので(2)に分岐し 32767 に貼り付く。


問題は forg=NaNで、fval=NaNとなった場合である。

実はNaNと他の数の比較はすべてfalseとなるルールがあるそうで、

NaN<0 も NaN>0 も NaN==NaN すらもfalseとなるのである。

すなわち、上記の(1)にも(2)にも該当せず、

あたかも -32768~32767 の範囲にあるかのように(3)に入る。

こうなったNaNをどのように整数変換するかは処理系依存だが、ARMでは0となるようだ。


ところでここまでの処理で例外とか発生しないの? と気になった人もいるかもしれない。

ARMではゼロ除算など不正な演算をしても例外にならないのが通常である。

レジスタ設定により例外を発生させることもできるみたいだけど。

ARMでは整数演算で0除算をすると0になるというルールを持っており、

100/0 のような演算をうっかりやってしまうと 0になるんですね。

x86はゼロ除算で例外が発生するのだが、必ずしもそうではないと。


何を比較してもfalseになるのが功を奏したものもあって、

a<bの場合に動作する処理を if(a<b){ … }else{ … } と書くと、aかbがNaNだとelse側に入ることになる。

数値比較してfalse側にフォールバック的な動作があればよいのだが、

逆に範囲外の処理をtrue側に書くと、ひっかからないということが起こる。

とりあえずNaNを何か範囲外相当の処理に落とし込みたいわけである。

というわけで考えたのはこういう書き方である。

if(!(fval >= (float)SHRT_MIN)){

「SHRT_MIN未満」という書き方を、あえて「SHRT_MIN以上でなければ」としている。

NaN以外の数に対する動作は何ら変わらない。

NaN >= SHRT_MIN は falseになるので、これを反転するとtrue になる。

これにより従来の書き方では分岐しなかった(1)の処理に入り、

fval=NaNは便宜上 -32768 に変換されることになる。

いかにも異常な数字であることが気づける可能性が高まる。


実際のところ +∞, –∞, NaN なんて発生させちゃいけないんですけどね。

ただ、設定次第で発生する可能性は否定できないので、

その場合でもなんらか説明ができる動作にしておくべきという話ですね。

比較順序によってはあまり問題にならないんですけどね。

ただ、意識して作らないとなかなかうまくいかないだろうなとは思った。

男性プレイヤー・読者への配慮だった

先日「あの子は可愛い男の子。」の話を書いた。

渡良瀬準のようなそうでないような

この話とはかなり違うのだが女装している男が出てきた話で、

THE IDOLM@STER Dearly Starsの秋月涼と、

舞-乙HiME の漫画版で出てきた「マシロくん」のことを思い出した。


実はこの2人、共通的な理由で生み出されたキャラクタである。

Dearly Starsはアイマスが携帯型ゲーム機(Nintendo DS)に展開するにあたって、

従来のプレイヤーがプロデューサーとなるのではなく、アイドルとしてプレイするという形態が取られた。

大人がだらしないので、アイドル自身がセルフプロデュースするゲームだと言われてたような。

で、当時アイドルマスターシリーズのアイドルといえば女性ばかりで、

そういう中で男性のプレイヤーがプレイするのに男がいた方がいいだろう。

これが姉(秋月律子)にだまされて女の子アイドルとしてデビューする、秋月涼が生み出された理由である。


舞-乙HiME は主にはTVアニメだったが、漫画でも展開されることになった。

ところでこの作品の登場人物は大概が女だったわけである。

一方、漫画が連載されたのは「週刊少年チャンピオン」という少年漫画雑誌、

というわけで主人公は男がよかろうという話があったそうである。

が、適当なのがいないというので、王女 マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム が、

漫画ではいきなり暗殺され、替え玉としてマシロ姫そっくりの男を送り込み、

これが通称「マシロくん」である。無茶苦茶もいいところである。


というわけで主なプレイヤー、主な読者への配慮だったわけだが、

それが功を奏したのかというと正直よくわからないところである。

Dearly Starsが2009年のゲームで、舞-乙HiME が2005年からのアニメ・漫画である。

女の子の形をした主人公も受け入れられると考えていたんだろうし、

時代的に見れば「ふたりはプリキュア」が2004年に放送開始されていた頃、

こちらは女児向けのアクションアニメなんで、事情は違うのですが。

舞-乙HiMEのアニメはわりとそんな感じでしたけどね。


ちなみになぜこの話を思い出したかというと、

漫画「僕はお姉ちゃんのおもちゃ」の作画を担当している柚木涼太さんが、

プロフィールに「涼ちんP」と書いていたから。秋月涼のプロデューサーということ。

そういうところに心揺さぶられた人が、今漫画を描いているという点では、

冒頭に書いた「あの子は可愛い男の子。」とも共通する話なのかもねと。

まぁ事情は全然違うんですけどね。

ジンエアーとエアプサンとエアソウル

韓国で大韓航空とアシアナ航空が合併することが決まっている。

実質的には大韓航空によるアシアナ航空の救済ですね。

アシアナ航空のブランドは消え、大韓航空に一本化されることになる。

大韓航空の崔副社長、アシアナ統合後LCCはジンエアー1本化 FSC機材・人員削減せず26年末新体制 (Aviation Wire)

ただ、気になることがあって、それが傘下のLCCのことである。

崔副社長はLCCをジンエアーに一本化するとし、「ソウルと釜山の2都市をうまく活用していく」と述べた。

本当に?


韓国の大手航空会社はこれで1社になるわけだが、LCCとされる会社はかなりある。

大手以外で最も存在感のあるのがチェジュ航空かと思う。

というか韓国の大手航空会社は日本線をあまり飛ばしていないので、

今や日本でもっとも存在感のある韓国航空会社なのかも。

この会社は愛敬グループという財閥が中心に設立されたが、

チェジュ島の行政・企業も出資している会社である。

チェジュからの国内線とともに、ソウルなどからの国際線も展開している。

日本から見てるとチェジュ航空なのにチェジュ便じゃないのかと思うけど、

本当の主力はチェジュからの韓国国内線なんだよな。出稼ぎですね。


日本から見ればチェジュ航空が圧倒的という印象だが、

全部ひっくるめて見れば ティーウェイ航空、ジンエアーが同程度、

それに次ぐのがエアプサン、イースター航空という状況である。

ティーウェイ航空は大韓航空・アシアナ航空の統合にあたり、

競争法上の措置で一部路線を移管されており、長距離線に参入するなどLCCという枠組みに留まらない会社でもある。

ジンエアーは大韓航空の系列で、大韓航空から移管された航空機を使っている。

エアプサンは名前通りプサンを拠点とするアシアナ航空系列の会社である。

プサンを拠点というが、ソウル路線もけっこうある。


これらに比べると規模が小さいがエアソウルというのがアシアナ航空系列にある。

ということで新生大韓航空は傘下に3つのLCCを抱えることになるので、

その中でもっとも規模が大きくて、元々大韓航空系列のジンエアーに統合を考えているというのである。

一見よさそうなのだが、気になるのがエアプサンのことである。

実はこの会社、プサンの地元企業も出資してるんですよね。

地元にとっても期待の大きい会社らしく、そう簡単に統合とはいかないように思える。

一方で大韓航空は統合に時間を要するのは織り込み済みでああ言っているのかもしれない。


こういう話を見ると思い出すのはANA傘下のPeach Aviation と バニラエアの合併ですね。

Peachは関西拠点、バニラエアは旧エアアジアジャパンを引き継いだ成田拠点の会社。

双方にANAは噛んでいたが子会社というわけではなかった。

エアアジアジャパンからエアアジアが撤退し、取り残された会社をなんとかする必要がある一方、

Peachは事業が軌道に乗り、ANA以外の株主から取得して子会社化、

この会社にバニラエアの事業を移管することで統合を図ったわけである。

成田発着便を中心に旧バニラエアを継承し、第3ターミナルを利用することになったが、

結局まもなく旧Peachが使っていた第1ターミナルに戻っている。

路線も圧倒的に関西に偏っており、成田の重要度はさほど高くないように思う。

関東圏にしても深夜早朝枠を使った羽田空港乗り入れなんかもあるからね。


この件はいわば関西拠点のPeachの顔を立てて、どうにも困ったバニラエアを統合した形である。

今回の大韓航空・アシアナ航空統合は大韓航空主導であることを考えれば、

元々大韓航空傘下のジンエアーに統合するのが自然だという話はなるが、

エアプサン関係者の納得感はどうだろうかなとはやはり思う。


Peachとバニラエアと対照的なのがJALグループのLCCである。

JALグループにはジェットスタージャパン、SPRING JAPAN、ZIPAIR Tokyoの3社がある。

ジェットスタージャパンはオーストラリアのジェットスターの日本部門という側面もある。

一方、成田発着の国内線はJALの国際線乗り継ぎ便を継承する部分もある。

SPRING JAPANはかつての春秋航空日本、中国の春秋航空が中心に設立し、

成田から中国に飛ばしたり、日本国内の接続便を飛ばすことを目的としていた。

ところがこれが軌道に乗らず、JALの出資割合を増やすこととなった。

当初からJALと業務面では提携していたが、より強力なバックアップを求めたわけである。

ウェットリースという名の事実上の発着枠譲渡(cf.それってスプリングジャパン便では)、

ヤマト運輸からの貨物機運航の受託などで立て直しを図っていると。

ZIPAIRは当初からJALの100%子会社で、JALからの機材移管でスタートしている。

中長距離国際線を中心としている点でジェットスタージャパンとは異なる。


この3社が並立しているのは、他の会社との関係によるところも多いように思う。

ZIPAIRはLCCとは言っているがJALの別働隊に近いのかもしれない。

SPRING JAPANが社名変更しても現在まで残っているのは不思議だが、

やはり上海春秋国際旅行社・春秋航空との協業は意味があるという認識なのだろう。


急ぐ話でもないのかなという気はするし、

まず最初はジンエアーとエアソウルの統合からかもしれない。

エアプサンは現在はアシアナ航空と広範囲にコードシェアを行う関係だが、

もう少し緩やかな関係に移行していくのも選択肢かもしれない。

当然、大韓航空の思惑通り、全部で1つの会社になるのも選択肢だろうけど。

大阪ドームでも足りない?

来月13・14日に大阪ドームである「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD 2025」は、

なんとか両日ともチケットが用意された。1日目はステージサイド席になってしまったが。

ステージサイド席はステージには近いんだろうが、見えにくい場所があるという話でしょうね。


大阪ドームこそ広いはずなのに、なかなかチケットが用意されなくて困惑している人は多かった。

今回のステージサイド席で相当数は用意できたとみられるが、

もう2週間前まで迫っている中で諦めた人も多かったはず。

そう考えると潜在的なニーズはもっと高かったのかも名とか思う。

今までのアイドルマスターシリーズの合同イベントで、

ここまでチケットの需給がタイトだったのは初めてじゃないかなと。

不思議なもんだなと思うんですよね。


そんなこんなで宿の手配をしていたのだが、想定より高い!

もっと早く着手できれば良かったのだが1日か2日かわからなかったので待っていたと。

交通の便とか、他の目的地とかいろいろ考えながら決めていたが、うーんという感じですね。

妥協はあるが、これなら納得というのを組めたのでよかったかなと。


12月は27・28日にも京Premium Liveで京都に行く。

これが本当に年末でいろいろ混む時期だが、ほぼ弾丸旅行ですね。

そんなので関西行き2回である。

あと、これは近所だけど7日はRAISE A SUILENとトゲナシトゲアリのライブがあり、

これも「注釈付き指定席」という曰く付きの席で取れている。

果たしてこれもどうなのかという話はあるが、鉄は熱いうちに打てということで。

こっちは本当に近所ですからね。このチャンスを生かしたかったということで。

フライングスタートの管理職登用

前にこんな話を書いた。

以前は非管理職の課長を任命しておいて、後から管理職登用するのもみられた。

現在はこのような方法はとれず、課長になるときに管理職になるのが原則。

このため準備が整うまでは部長に課長兼任させるというのはありそうな話。

(課長兼任の部長)

ちなみにこの課長兼任の部長というのは1人管理職登用されたことで、

部分的に解消したが、一気に全部を引き継がなかったので、部長兼任は一部残っている。

で、今日の本題はそこではなく「課長になるときに管理職になるのが原則」という方の話。


先日、部内で部下を持たない管理職が任命された。

部下を持たないのに管理職とはこれいかにという話ではある。

結果としてそうなっている人は見たが、最初からというのは不思議である。

管理職というのは労働基準法でいうところの「監督若しくは管理の地位にある者」で、

通常は部下を持って管理する立場の人を指すわけである。

経営者と一体であるから労働時間規制を適用するのはなじまないと。

果たして管理職の全てがそうであるかというのは疑わしいものだが、

現実問題として経営者と一体であるとしないと会社は回らないということである。

では部下のない管理職とは一体何なのか?

これは経営に不可分であるスキルを有するような人なんじゃないか。


ただ、それもちょっと変な気がしたのである。

実はこの人、今度の異動で課長クラスのポストに就くことになる。

それを見越して先行して管理職登用するためにこういう手段をとったと。

まぁ実際のところ、この管理職登用の時点で部長直轄になっていて、

考えようによっては部長代理ともとれる立場ではあった。

本来であれば異動と同時に管理職登用となるべきなのだが、

そこを少しだけごまかす手段として部下を持たない管理職にしていたと。


昔はここのアプローチは逆で、先に課長にしてから管理職登用するだった。

ただ、その場合はいろいろ支障もあるだろうと見たのだろう。

なぜ今回、管理職登用が同時ではなかったのか? そこはよくわからないが、

キリのいいタイミングで管理職にしておくと研修などの都合がよかったのかもしれない。

昔みたいに管理職登用は原則年1回というわけではないのだけどね。


というわけでこの人は経営に不可分なスキルを有するというのは真の理由ではなかったと。

そういう人が本当に居るのかという話ではあるが……

ちょっと気になる話もあるんだけど、少し様子を見ないとなんとも。