明日から夏休みの旅行ということでいろいろ準備をしていた。
しかし昼間は暑い。旅行中は昼間に動くんだから暑いだろうなぁ。
この時期の旅行は梅雨の終わりで雨に見舞われることも多いが、
現時点では旅行中に雨マークが重なるところはない。
だからといって雨に遭わないわけでもないけど。
さて、参議院議員選挙の期間に入り、どうするかねという感じである。
そんな中でこんなニュースが入ってきた。
マスク氏、新党「アメリカ党」結成へ トランプ大統領とは決裂 (CNN)
トランプ氏を支援してきたマスク氏が新党を設立するという話である。
アメリカといえば二大政党制だが、そこに切り込む政党にしたいようである。
わりとこれって今の日本政治にも共通する課題なんだよね。
日本でも二大政党制を目指した時期はあった。
実際、民主党はそれで一時政権を獲得しているわけである。
とはいえ、自民党に対するもう1つの政党を維持するのは難しく、
2017年の衆議院選挙での希望の党騒動で崩壊を迎え、
2020年にかつての民主党は立憲民主党と国民民主党の2つに正式に分離して完結した。
国民民主党は最近は勢力を伸ばしつつあるが実態としては自民党からの遷移が多そうである。
養生された巨大ポスター掲示板 (最後の方に先の東京都議会議員選挙の感想として書いている)
日本維新の会は大阪府中心で地域に偏りはあるが一定の勢力がある。
この4大勢力でもって現在の日本の国会はなっていると言えそうだ。
自民党の勢力が圧倒的で、自民党内で決まったことを国会は追認するだけという状況が長く続き、
国会軽視と思えるような事態も多々発生していた時期もある。
自民党の党内政治に参画できなければ何も出来ないのである。
自民党の党内政治に党外から参画しようしてきたのが公明党だが、
実態としてこれもあまりうまくいっていない印象である。
今は衆議院の過半数を自民党・公明党で抑えられていないので、
他の会派との協調もある程度は必要だが、根本的に変わった気はしない。
アメリカの二大政党制というのは自民党のような巨大政党が2つあるようなものなのだろう。
共和党と民主党、それぞれの党内政治で決まってしまう部分がほとんどで、
この2つの政党の間の駆け引きもカルテルじゃないかと言ってしまえば、
実態として政治に参画できるとは言いがたいではないかと。
これをマスク氏は「わたしたちは民主主義ではなく一党制に生きている」と言っているのだろう。
日本では自民党の圧倒的優位が続いてきた。
文字通りの一党制だったわけだが、そこに楔を打つのは二大政党制だと思っていた。
ところがそれもやはり政治参画とは言いがたいと「第三極」と呼ばれる政党が現れて消えていた。
二大政党制の崩壊により、2つの民主党が別々の道を行くことになり、
大阪府で圧倒的な地域政党、大阪維新の会を母体とする日本維新の会があり、
いろいろな事情もあり自民党の圧倒的優位も薄れてきたのが現状である。
アメリカの共和党・民主党の党内政治がいかなるものかはなんとも言えないが、
自民党の党内政治はわりとよくできた仕組みでもある。
自民党は様々な業界団体の支援をうけており、政策は多角的に考えられている。
選挙で勝つ政治家が偉いので、党内の勢力図は世論をかなり反映している。
問題はそれらの駆け引きが閉じた場所で行われることである。
最終結果はともかく、そこに至るまでの納得感が薄いのではないか。
自民党の中に入って関与する道はあるが、党内政治は奇怪である。
実際のところマスク氏のアメリカ党はうまくいったところで、
共和党の補完勢力に過ぎないのでは? という話はあるようだ。
政権を取ることを目的とした政党ではないですからね。
政権選択という点では大統領選挙が重要だが、そこは共和党側になるんじゃないかと。
一方で議会で共和党にも民主党にももの申せる政党を目指したいと。
具体的にどういうところで食い違うのかはわかりませんが。
ヨーロッパでは比例代表制中心ということもあって、
複数政党による連立政権が普通で、不安定な面もあるが、
党派ごとの勢力図というのはまさに選挙の結果が直接反映されている。
日本では二大政党制は受け入れられなかったが、
そこで一党制なのか、せいぜい5党ぐらいの多党制で行くのか。
このあたりは国民の中でも相当意見が分かれるところではないかと思う。
実は自民党内もけっこう揺れているのかもしれない。
二大政党制もあんまりいいものではないのだが、
小選挙区制というシステムを活用しようとするとそうなるんだよね。
日本においては自民党の一党優位を支えてきた側面はあるが、
最近は二大政党制以外のアプローチでこれを崩しつつあるって感じですね。
アメリカでもこれにならうところはあるのかもしれない。