今週は職場であれやこれやとバタバタしていた。
前に話題にしたRaspberry Pi Picoが届いて作り込んでいたけど、
最初はいろいろのたうち回りながらだったが、やりたいことはよく実現できたはず。
前に横浜に行ったとき、横浜駅の各所に2027年のGREEN×EXPOの宣伝が貼られていた。
これは大阪・夢洲の国際博覧会が注目を集めている中で、
2027年に横浜でも「万博」がありますよというアピールなのだが、
果たしてこれは万博なのだろうか?
2027年、横浜・上瀬谷で予定されているのは国際園芸博覧会である。
この国際園芸博覧会というのは制度的にはけっこう複雑である。
そもそも園芸博覧会については国際園芸家協会 (AIPH)という団体がある。
このAIPHでは園芸博覧会の形式として下記の類型を定めている。
- International Horticultural Exhibition (A1)
- International Green Exhibition (B)
- International Horticultural Show (C)
- International Horticultural Trade Exhibition (D)
いずれも国際園芸博覧会ということにはなるが、その規模が異なる。
1990年に大阪・鶴見緑地で行われた花の万博はA区分、
2000年に淡路島で行われたジャパンフローラ2000、2004年に浜松で行われたパシフィックフローラ2004はB区分にあたる。
もう1つの観点としてBIEの認定博、かつての制度では特別博というのがある。
これは何らかの専門分野を決めて行う博覧会で、
1975年の沖縄海洋博覧会、1985年につくば市で行われた国際科学技術博覧会がそれにあたる。
このタイプは外国館を建てるのは主催者の役目となっており、
2005年の愛知万博は制度の変わり目で特別博として申請した兼ね合いから、
外国パビリオンはセルフビルド方式のところはなかった。
で、この専門分野の1つとして園芸というのもあるんですね。
AIPHの国際園芸博覧会のA区分に該当する場合、BIEの認定博として開催することが可能であり、
2027年の国際園芸博覧会はこの形で開催される。
日本では1990年の花の万博以来のこととなる。
ただし、BIEの認定博とするためにはBIEの登録博と被ってはならないというルールがある。
そういう制約も満たした上で開催することが出来ると。
このため、現在開催されている国際博覧会と比較すると、
まず外国政府の出展だが、これは相当数見込めるであろうと。
出展形態は建て渡しということになる。庭園がメインではありますが。
国際色豊かであることに疑いはないが、外国館の形は大きく異なるだろう。
主催者・政府などで庭園や屋内展示(温室?)などをやる。
この辺はいかにも園芸博覧会というところである。
あわせて国内の民間パビリオンも出る。
ここはわりとこれまでの万博とも似ているところかもしれない。
外国館は建て渡し、主催者・政府などはほぼ庭園であるが、民間パビリオンはその限りではないかもしれない。
前に「国内パビリオンの先進性という点では、愛知万博がかなり分があった。」と書いたが、
上瀬谷の国際園芸博覧会がどれだけ盛り上がるかは国内パビリオンにかかっているのではないかと思う。
そのためには国内の機運醸成が重要。
ちょうど大阪・夢洲の博覧会もあるので乗っかれるところは乗っかると。
国際園芸博覧会としては最もハイレベルなものではあるものの、
それは今回の夢洲のような国際色とはまた異なるものであることは理解するべきである。
一方、民間パビリオンは夢洲のリバイバルのような形でやろうかと考えているところもあるかもしれない。