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新しい指定席特急料金は新幹線より高い?

ちょっと話題になってたんだけど。

東海道線特急が新しく生まれ変わります (pdf) (JR東日本)

東京・池袋・新宿~小田原・下田・修善寺 の特急が全席指定化されるとのこと。

在来線特急の全席指定化は、高崎線(スワローあかぎ)・常磐線・中央線 で行ったものと同じ。

このときに従来の座席定員制の通勤ライナーを代替するために、特急「湘南」が新設される。

これは中央線で通勤ライナーの代替で特急「はちおうじ」「おうめ」が新設されたものと同じである。

このことから全席指定化の対象は従来からある「踊り子」と新設の「湘南」で、いずれも新しい車両に置き換えられる。

もっとも新しい車両といっても中央線特急のお下がりなんだけど。今が古いからね。


全席指定化に伴い、特急料金が変更され、指定席特急料金としては従来に比べて値下げになる。

ただし、自由席特急料金よりは値上げになる。

また、通勤ライナーを代替するということで、こちらも比較されるが、こちらも値上げになる。

東京都心~平塚・小田原の50km超100km以下の料金で見ると、

従来の指定席特急料金は1480円(繁忙期・閑散期で変動あり)、自由席特急料金は950円、ライナー料金は520円、

これが新しい指定席特急料金では1020円(事前購入)となる。

自由席特急料金に比べてはあまり変わらないですかね。ただ、ライナー料金よりはだいぶ高くなるね。


このことについて新幹線より高いじゃないかという指摘があった。

東京・品川~小田原・熱海では東海道新幹線も並行して走っている。

新幹線自由席回数特別急行券(定期券用)(JR東海)

東京・品川~小田原については、この回数券を使うと定期券との併用という条件はつくが新幹線自由席が990円で利用できる。

定期券との併用でなければならず(普通乗車券では使えない)、回数券の1枚あたり料金と比べるのもどうかと思うが。

あと新幹線は自由席だ。こだま号の自由席は多いからまず座れるだろうというのはその通りだけど。


もっとも、この定期券用の回数券と比較することにも合理性はあって、来年春からIC定期券での新幹線利用サービスが始まる。

在来線および新幹線におけるIC定期券のサービス向上について (JR西日本)

新幹線停車駅を2駅以上含む在来線IC定期券を持っている場合、その区間内ではICカードで新幹線に乗車できるが、

このときICカードから引き落とされる特急料金は、これまでは回数券がある区間ではその1枚あたり料金になっている。

なので、湘南が運行開始される頃にはSuica定期券で小田原~品川・東京は990円で乗車できるはずということ。


そもそも特急自由席がなんのためにあるのかと考えると、きっぷの発売・購入の手間を減らすためというのがあって、

売る側にとっては発売枚数を管理しなくていいから、乗車券と同じような券売機で売ることもできる。

購入する側もどの列車と指定する必要はない。

実はこの点ではライナーの乗車整理券は問題があって、発売枚数を管理するために特定の券売機でないと買えないというのがある。

枚数管理さえできればよいので、一般的な券売機をカスタマイズしたものを使っているようだ。

一方で、自由席特急券は再利用できないように車掌が回って検札しては検印を押している。

ライナーの乗車整理券は、乗車口で駅員が立って確認しているそう。(その列車のみ有効なので乗り込んだことを見届ければOK)

これが手間がかかるという話がある。


一方で指定席特急券については、現在は検札が省略となることが一般的である。

これはシステム上で売れている座席に座っていれば検札を省略してもよいと判断しているから。

売れていないはずの座席に座っていれば声を掛けて、座席間違いなのか、きっぷがなければ特急券を購入してもらうか。

ということで乗務員にとってはこっちの方が楽なんですね。

指定席特急券の場合、券売機としては指定席券売機が必要になるので、従来の自由席特急券よりは買いにくくはなる。

しかしながら、チケットレス特急券が普及すれば、券売機を使わないわけですからね。

チケットレス特急券というのも回収の必要の無い指定席特急券だからこそできることである。


目論見としてはここまで書いた通りだが……

実際には特急の全席指定化したところでは、指定席券売機が混み合うなどの問題も起きている。

チケットレス特急券の普及以上に、自由席特急券を代替する指定席特急券を求める客の増加が多いと。

特急停車駅では指定席券売機の増設も行われるとは思うが、それが十分かということだね。

あとは料金体系で、自由席と比べてはそこまでではないが、ライナーと比べるとやっぱり高くはなる。

新幹線の方が安くて速いのでそっちを使うというのも1つの答えだと思うし、それでもいいとは思う。

ただ、特急化の付加価値はなんだという話はあるかもしれない。

特急になればライナーより速くなる? そうかな?


中央線特急のときは、全席指定化自体はそれでいいんじゃないという感じはあったし、

ライナーの特急化も、東京・新宿~八王子 や 新宿~青梅 であれば、50km以下の750円だったのでそこまでではなかった。

(これもさしてメリットはないのに値上げされると不満を言う人はいたけど)

それ以上に問題となったのは あずさ回数券 の廃止だよね。勤務先でも出張に使ってたんだけどね。

チケットレス特急券への集約という名目はあるのだが、とにかく元が安かっただけに値上がり幅が大きかった。

常磐線特急でもそうだったんだけど、いろいろあった回数券類をほとんど廃止したので、

定価ベースではさほど差がなくても、もともと割引幅の大きかった人にとっては大きな影響があった。


特急の全席指定化・チケットレス化という方向性自体は正しいとは思うんだけどね。

あと、JR東日本の特有の事情として、普通列車グリーン自由席というのがある。

平日・事前料金の50km以内が780円、50km超が1000円となっている。(休日は200円安くなる)

従来は特急の自由席よりも、普通グリーン自由席の方が高いことは珍しくなかった。

普通列車より特急の方が速いわけだし、車両設備もあんまり変わらないんじゃないか。なのに高い。

新しい料金制度でも50km以内では、特急指定席より普通グリーン自由席の方が20円高いのだけど、差は小さくなった。

それ以上では普通グリーン自由席の方が多少なりとも安くなっている。

このあたりの整合性を取る目的もあったのだと思うが、そもそも普通列車のグリーン車というのが……

(歴史的には2等級制のときの1等車に由来し、当時は運賃が2倍で定期券も別物だった。大衆化しても運賃体系のベースはここにあるのだろう)


ちなみに、これまで 踊り子 で主に使われてきたのが185系という車両で、これをもって引退となるが……

JR東日本185系「踊り子」昭和・国鉄の雰囲気残る特急列車で伊豆へ (マイナビニュース)

これを見て、なんか見覚えあるなぁと西日本管内にゆかりがある人で思った人もいるかもしれないけど、

かつて新快速用に導入された117系、現在は湖西線や岡山県内で走ってるけど、これの特急タイプですね。

「リクライニングシートにリニューアルされ」とあるけど、当初はなんと117系と同型の座席がついていたとか。

JR西日本ではとうの昔に第一線を退き、最近は観光特急に仕立て直されたのもあるけど(cf. WEST EXPRESS 銀河)、

踊り子号では40年近くにわたってずっとこの路線で走ってきたという、対照的なもんだなと思いますね。

中央線特急のお下がりでの置き換えにはなるが、大幅に新しくはなるのでよいとは思いますけど。


Author : Hidemaro
Date : 2020/11/16(Mon) 23:22
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