那覇発着の飛行機が上級席ばかり埋まっているということが話題になっている。
需要の減少に伴って、那覇発着の航空便も大きく減便されている。
それでも普通席は半分も埋まらないので、普段に比べると移動が大きく減っていることがわかる。
ところが、ANAであればプレミアムシート、JALであればファーストクラスはほとんど満席だという。
JALのクラスJはそこまでではないが、普通席に比べればやや利用率は高いようである。
そもそもANAのプレミアムシート、JALのファーストクラスは席数がそこまで多くはない。
1便に12席とかそれぐらい。需要がある路線では容易に埋まってしまう。
なお、JALはクラスJの上としてファーストクラスがある都合、ファーストクラスの設定は非常に限定的である。
ビジネス需要が旺盛な 東京(羽田)~大阪(伊丹)・新千歳・福岡は大半がファーストクラスの設定があるが、
那覇発着便となると、東京便の半分程度に設定があるぐらいで、大阪便はなし。そこは注意が必要である。
席数が少なければ埋まりやすいというところで納得してもよさそうだが、心当たりはある。
プレミアムポイントの特別倍率での積算について (ANA)
対象期間 : 2020年1月1日(水)から2020年6月30日(火)ご搭乗分まで
FLY ON ポイントの取り扱いについて(2020年4月2日更新)(JAL)
対象期間 : 2020年2月1日(土)から2020年7月31日(金)ご搭乗分まで
両社とも、対象期間の搭乗分で積算されるポイントを倍付けすると。
このポイントは上級会員の判定に使われるもので、年間で所定のポイントに達すると上級会員の特典が受けられる。
両社で期間は少し異なるのだが、極めて類似したキャンペーンが行われることとなった。
そこで奮起したのが「修行僧」である。(cf. 修行と称して飛行機に乗る人)
特に JALグローバルクラブ と スーパーフライヤーズカード(ANA)といった、
一回条件を満たすと所定のクレジットカードを更新し続ける限りは会員としての権利が継続するもの。
ここに挑むには絶好のチャンスと考えた人が多かったわけである。
気づいたら超過達成していたという人も少なからずいたようだけど。(過去にさかのぼって適用だったから)
これが発表された頃には、さすがに国際線での「修行」は難しい状況になっていた。
国際線では定番の修業先、シンガポールは入国どころかトランジットすら禁止になりかかっていた。
5月・6月ならと計画した人もいたようだけど、どうでしょうね?
シンガポールはロックダウン延長になっちゃったし。(外国人労働者の宿舎での感染拡大が深刻らしい)
そうなると、やはり国内線での「修行」ということになり、その場合は沖縄路線が使われることが多い。
ここで効率よくポイントを稼ぐ方法の1つが上級席に乗ることで、
JALのファーストクラス、ANAのプレミアムクラスは50%増、JALのクラスJは10%増になる。
上級席に格上げすると追加料金はかかるが、それ以上に分がよいとされている。
ポイント2倍期間に上級席で那覇と何度か往復すると、それで所定ポイントが稼げて、以後ずっと上級会員としての恩恵がある。
そういうことで期待があるようである。
もっとも、これみよがしに「修行」する人というのは全体としてはさほど多くないと見られる。
Twitterで調べる限りでも、普段に比べれば修行する人は圧倒的に減っている印象である。
ただ、一定程度いるのは確からしく、とはいえ、この状況ではむやみに街に出ても仕方がないので、
そのまま空港で折り返す(出発地に向けて乗り継ぐ)人の流れという形で、修行僧の存在が浮き彫りになっているようである。
この場合、沖縄での滞在時間は短く、リスクは抑えられているという見方もあるが、不要不急の外出の最たるものである。
とはいえ、航空会社としても、最低限の足を確保しつつ、航空貨物の輸送にも応えなければならない中で、
比較的、高額な運賃で乗ってくれる修行僧は本音ではありがたい存在かもしれない。
もともと、連休中の人の動きについては心配されていたけど、
広域の交通機関の予約状況は極めて低調で、連休中の人の動きは大きく抑制されると見られる。
ただし、やはりどうしてもこの時期に動かないといけない人がいるのも確かではある。
仕事で動く人は減るので、総合的にはそんなに悪いとは思わないが、少し気がかりな地域もあるかもしれない。
沖縄県は特に人口に比して観光客が多いのが気がかりだろうし、特に先島諸島の心配はもっともなことだとは思った。
先島諸島については、本州からの直行便が全て運休になっているので、訪問者は大きく減るとみられる。
というか先島諸島は沖縄本島からの訪問者にすらピリピリしてる状況らしく、そりゃ本州路線は全部カットされるわけですわ。