1等車を避けて2等車に乗りたかった

出張先では空港との移動、休日のお出かけに電車に乗っていた。

クレジットカードのタッチ決済で乗車できるので便利ではあるのだが、

気になったというか、面倒だったのが1等車の存在である。


大抵の人は2等車に乗車するのでタッチで乗車できるのは2等車に限られる。

車両には「1」「2」と等級が書かれているので、これを見て「2」に乗る。

大半が2等車とは言えるのだが、目の前に来た車両が1等車だとおっとっととなる。

で、最初に空港から乗った電車は列車名からすると特急っぽかったのだが、

全席自由席で特別な料金もかからないので、普通に通勤電車である。

そういう車両でゆとりを求めて1等車があるのはなるほどと思ったが、

停車駅の多い列車でも1等車があって、わざわざいるか? と思ってしまった。

当然のことながら自由席である。


調べてみるとヨーロッパでは郊外の列車では1等・2等の区分はほぼ必ずあるものらしい。

1等車というのは日本ではグリーン車と呼ばれるようになり、

以後は普通運賃(かつての2等運賃)・自由席特急料金にグリーン料金を追加で払えば乗れる仕組みになった。

日本ではグリーン車は特急を中心に設定されている。

特急でさえ短編成だと普通車のみであることも多い。

普通列車のグリーン車(自由席)は関東圏では比較的あるが、

他地域では岡山~高松のマリンライナーのグリーン車指定席ぐらいである。

マリンライナーは通勤電車の一面もあるが、新幹線接続列車としての側面から特急に準ずる役割もあるため。


1960年以前の国鉄は1等・2等・3等の3等級制だった。

鉄道黎明期には3等級全て揃うのが通常だったらしいが、

1934年には早々1等車は一部の展望車と寝台車を除いて廃止されてしまった。

2等車は普通列車への連結含めて自体は行われていたが、

普通列車の増発が進む中で3等→2等の最下級のみで構成される列車が増えたという。

特急でさえグリーン車がないのは、現在のJR特急は急行がルーツのものが多く、

急行すらグリーン車がだいぶ撤去されてしまったからである。


おそらく日本の鉄道で1等車という制度がなくなったのは、

2等に1等乗車区間の差額を払うという乗り方が大半になってしまったからなのだろう。

異級乗車券というのがあって、連絡船区間だけ1等にするような使い方が多かったらしい。

もっともヨーロッパの鉄道の1等車も2等に加算料金を払う体系のものもあるよう。


逆に日本の鉄道では多い指定席だが、ヨーロッパでは必ずしも一般的ではないようだ。

今回の出張先周辺では指定席って概念がなさそうだった。

自由席の有料特急みたいなのは存在するみたいだったけど。

座席指定する場合でも1両全部指定席ということはあまりなくて、

座席指定のない乗客が乗っていることもあるらしい。


日本では座って移動するために指定席を取って特急に乗るというのは一般的である。

特急券を上乗せで買うという仕組みは外国人から見るとわかりにくい仕組みらしいと聞いたことがある。

料金体系が異なる優等列車はそれ用の乗車券を買うものなので。

在来線特急だとICカードで乗って、特急券はチケットレスなどで別途買うと説明しやすいが。

ヨーロッパでは普通列車含めて1等車に乗るとゆったり移動できる可能性が高いが、

特急だからといって指定席を取るわけではないということですね。

通勤電車でわざわざ1等車に乗る人はそうそういないから、あえて1等車に乗るのは強力ではあるが、

日本の感覚で言えば細々1等車を維持するのも大変だろうと思う。


気になる部分はあるが、2等の普通列車で延々移動するなら、

日本の普通列車の旅とそうそう変わらないのかもしれない。

実際、そういう旅をするのかという話はあるのですが。

距離が長ければ高速鉄道とか夜行列車みたいな話にもなるでしょうし。

でも、日本だとそれは特急料金払うでしょうという区間でも、

通勤電車と同じクラスの列車が適するケースが多い印象はある。

その中で1等を選ぶというのはありうるけど、どうでしょうかね。

SBI証券の多要素認証

最近、SBI証券の画面が禍々しくて、それは今月20日から多要素認証が必須化されたから。

この多要素認証というのは3タイプあるのだが……

  • デバイス認証 (新規デバイスからのアクセス時にE-mailでワンタイムパスワードが通知される)
    • WebサイトとHYPER SBI2が対象
  • FIDO(スマホ認証)
    • スマートフォンアプリ と 商品先物専用トレーディングツール が対象
  • 電話番号認証

電話番号認証は多要素認証必須化に向けて追加された認証手段で、

それ以前は前2つのどちらかがログイン手段により1つ使える形だった。


で、僕がSBI証券を使うのはWebサイトのみなのでFIDOが使えないんですよね。

この状態だとアプリでのログインは多要素認証が適用されなかったわけである。

これはセキュリティ上の穴になりかねなかったのだが、

今月20日からの2要素認証必須化によりFIDO未設定の人は電話番号認証を導入しない限り、

これらのアプリを利用することはできなくなった。

すなわち意図せずこれらのアプリでログインすることが防げると。


もっともついさっきまで僕はFIDO未設定という認識だったのだが、

実際には昔にFIDOの登録を済ませて、結局使い道ないじゃないかと投げ捨て、

現在のスマートフォンには認証アプリはインストールされていない。

ゆえにこれらのアプリでログインしようとすると結局ログインできない状態である。

あらためてFIDOの登録をやり直すか、電話番号認証を有効化すれば使えるので、

結局のところはFIDO未設定でアプリの利用制限されているのと同じ状態になっていた。

必須化以前でも意図せず強固になっていたようだ。


というわけでとりあえず問題ないと言えば問題ないのだが、

今月20日から「アプリ・ツールのログイン制限」というのが追加され、

Webサイト以外のログイン手段を制限する機能が導入された。

これを使うことで使用しないアプリでログインされることを防げる。

というわけで全アプリのログイン制限をしておいた。

使用するアプリを選んで許可することも可能である。

これにより意図しないログイン手段を使われることを防げると。


デバイス認証という名前だが、実態はメールアドレス認証なわけで、

E-mailのアカウント管理が強固でないと意味を持たないわけである。

SMS認証ならば一定程度の水準は保証されるのだけど。

SMSでも乗っ取りがないとは言えないし、中間者攻撃の対策にはならないのだけど。

SBI証券の多要素認証必須化でもデバイス認証が基本となっている。

電話番号認証はE-mailアドレスの届出のない人への適用がメインである。

(E-mailアドレスの届出がある場合でも、自分で設定して電話番号認証を使うことはできる)


FIDOというから住信SBIネット銀行のスマート認証NEOみたいなのを想像したのだけど、

実際にはスマートフォンアプリへのログインを中心としたものだし、

実は今月20日からの多要素認証必須化にあわせてPCアプリのHYPER SBI2では、

FIDOが多要素認証の手段から外され(経過措置あり)、デバイス認証または電話番号認証となった。

背景にはPCアプリなので、スマートフォンアプリを使えない利用者が一定おり、

このまま多要素認証必須化すると不便をきたすからということだったよう。


銀行に比べると証券会社の認証というのは弱い印象はある。

しかし、インターネットバンキングに比べるとリスクが低いという判断も確かに成り立つ。

銀行振込を使えば他人の口座に現金を振り込んだりできてしまう。

一方の証券会社はせいぜい本人名義の口座に出金できるだけである。

もっとも本人名義というのはカナ表記が一致していれば足りるので、やや弱い面はあったが。

SBI証券が狙われたわけ

ところが最近は変な事件もあって……

証券口座乗っ取り相次ぐ、中国株大量購入で「株価操縦」か…数百万円被害の投資家も (読売新聞)

不正ログインして、有価証券を売却して、中国株などを購入するという手法である。

証券口座の中で資産を売買しただけで、この証券会社から現金を引き出してはいない。

ところが流動性が低い銘柄で他の人が反対取引を行うことで、

乗っ取られた証券口座に損失を生じさせ、その利益を得ることができてしまう。

こういう乗っ取りは被害の認定も難しいので大変困っている状況。


証券各社としては強固なログイン手段を必須化する動きがあり、

持株会関係で取引のある証券会社でもメールアドレス認証を必須化するという話があった。

(ここのインターネット口座には普段は有価証券・預かり金ともにないけど)

ログインの強固化以外の対策も必要そうだけど、株式取引などはスピードが求められる側面もあり、

インターネットバンキングと同様というわけにはいかない部分はある。

それならログイン手段の強固化にFIDOなど中間者攻撃にも強い方法を適用できないもんですかね。

移動時間の入力方法

出張の経費精算は無事に承認され、資金ショートの心配はなくなったか。

いや、実際にはSBI債の満期償還で現金が確保できたので大丈夫なんですけどね。

ホテル代の立替が重い上に支払サイトがえらくタイトで心配だったが、無事に乗り越えられそうだ。


勤務先では勤務時間外の移動時間に対して手当が付く。

制度上は旅費だった気がするが、勤怠システムに付けると給与の一部として支給される。

一方で、定時内の移動は勤務した扱いで、給料が発生するため手当は生じない。

国内出張だと定時前後に電車など乗って移動している時間を足すだけなので簡単である。

海外出張でもそうだと言いたいのだが、難しいのは時差の存在である。


勤怠簿上の時差の扱いだが、到着するまでは出発地の時刻で入力するルールになっている。

日本を出て、ヨーロッパ(夏時間:UTC+2)で同日21時に到着したとすると、

日本時間に換算すると翌4時になるので、翌4時までの手当が生じる。

そんなの入力できるの? と思うのだけど0時を越えて勤務した場合などを想定して「翌」と選んで入力できるんですね。

逆にヨーロッパを出て、日本の翌13時に到着した場合、

出発地の時間に換算すると翌6時になるので、翌6時までの手当が生じる。

今回は日本に到着したのが日曜なので、日曜の勤怠は空欄で問題ない。


僕がこの会社で働き始めた当初は車中泊手当という規定があって、

車中泊に当てはまる部分は1時間当たりいくらという移動時間の手当が支給されず、

一律いくらという車中泊手当が支給される仕組みだった。

実は車中泊に該当する方が時間単価が安く、変な仕組みだなと思っていた。

とはいえ、昨今はこれに該当するのはほぼ海外出張の機中泊で、

時差もある中で出発地の時刻基準で車中泊に該当するのか判別するのは不都合と、

従来の車中泊も含めて1時間当たりいくらという手当で支給されることになった。


さて、今回は出発日は定時内移動を含んでいるので、この分は勤務した扱いで入力し、

定時外にはみ出た分を移動時間分の手当として記載すれば良い。

帰りはすべて定時外の移動なので、出発日1日に移動時間を全て書いて、日曜は空欄でよい。

ただ、帰ってきた日が稼働日の場合どうなるかというと、また難しそうである。

前日の移動時間と到着日の定時内が被る場合の扱いってどうだったか。

理屈の上ではこれも定時内移動に含まれそうだが、そういう入力は想定してそうではなかった。


ちなみに管理職は定時外移動に対する手当はないんですね。

時間外勤務の手当がないのでそれに合わせた形である。

なので管理職の場合はこのあたり考えなくていいのである意味では楽。

そもそも移動時間に手当を払うというのは法令上は必須ではない。

給料が発生しないので、理屈の上では自由に過ごして良いが、

そうはいっても現実には拘束されているので手当を払っていると。

こうすることで休日に移動となる場合も理解を得やすいのはあると思う。

国内出張で休日に前日移動というのは今まで経験なかったはずだな。

外国出張はやはり移動時間が長くなりがちなので、休日移動にされがちですよね。

飛行機での移動時間も長くなりがちで、手当の金額は相当かさむ。


飛行機での長時間移動はなかなか過酷である。

日本~ヨーロッパ線は運行形態からしてなかなか休みにくいんですよね。

東南アジア線の夜行便とかはけっこう休める印象はあるのだが。

削られる体力などに対して手当が見合っているかというとよくわからない。

金銭換算したくないという人だっているだろう。

以前、出張のメリットは時差なく打ち合わせできることで、

日本でも昼夜逆転生活でテレビ会議に缶詰すれば目的は達成出来るかもしれないが人道的ではないなんて話を書いた。

かといって出張するのも往復の飛行機は重い重いオーバーヘッドである。

どっちがいいんでしょうね? どっちもいやですか。

養生された巨大ポスター掲示板

冷蔵庫の中身がスッカラカンなので、仕事を少し早く終えて買い物に。

えらく大量に買ってしまったが、再来週には夏休みで1週間ほぼ不在である。


帰国した日が東京都議会議員選挙の投票日だったわけだが、

出発する少し前から東京都内では異様な光景が広がっていた。

というのも都議会議員選挙にしては超巨大なポスター掲示板が作られていたのである。

巨大ではあるのだが……大半はブルーシートなどで養生されている。

別の選挙のポスター掲示板の上に都議会議員選挙のポスター掲示板の板を被せているのである。


はて、別の選挙……というところで気付いたかも知れないが、

これは参議院議員選挙のポスター掲示板を先行して作って、

その上に都議会議員選挙のポスター掲示板を重ねていたわけである。

近接する選挙のポスター掲示板を重ねて作ること自体は時々ある。

ただ、異様なのは都議会議員選挙のために必要なポスター掲示板に比べて超巨大ということである。

このあたりの作戦は市区町村に委ねられているところだが、

例えば参議院のポスター掲示板を半分だけ先行して作って、そこに重ねるとか、

全部作って養生して、端の方にぽつんと都議会のポスター掲示板を作ったり、

混乱は引き起こさないだろうと参議院の掲示板の養生を一部省略してたり……


今日、買い物に走っていたら都議会のポスター掲示板を外して、

養生を外して参議院のポスター掲示板を完成させる作業が進んでいた。

半分サイズで作ったところはもう半分を完成させたり順次進めるのだろう。

このあたり計画的に進められるのはメリットか。


それもこれも参議院東京都選挙区の立候補者数は相当多くなるからなのだが。

まだ立候補者向けの説明会とかやる前ではあるけどね。

昨年の知事選挙でポスターの掲示枠が不足したという前科もあり、

東京都としては巨大なポスター掲示板を計画的に用意するように、

各市区町村に依頼したということで、準備するなら早い方がいいと、

こういう形になっているようである。


さて、都議会議員選挙、都民ファーストの会が第一党にという話で、

ただ、その内訳を見てみると都民ファーストの会の議席数自体は横ばいで、

改選前の第一党である自民党が議席数を減らしたことが多かったようだ。

では、その分はどこに行ったのかというと国民民主党である。

改選前0議席だったのが今回9議席である。

国政選挙ではファーストの会と国民民主党は連携している。(効果はよくわからんが)


実態としては都民ファーストの会・自民党・公明党を中心とした議会運営は続くのだろう。

なのでこの選挙を経て都議会が大きく変わるということはない。

ただ、自民党・公明党が議席を減らして、国民民主党に回る分が大きいというのは、

2つの民主党が分かれて自民党は相当影響を受けているんだなということである。

支持者の層は被っていても、国民民主党と自民党が手を組むのは難しいのだろう。

自民党と公明党の関係の難しさを見れば、お互いあんなのは勘弁となるでしょうし。

顔認証ゲートと自動化ゲート

無事に日本に帰ってきて、予想より少し早く帰宅できた気がする。

暑いが、バス乗り場の自販機でまともな値段ですぐに飲み物が買えるのは助かる。

出発前の空港でペットボトルの飲料を買うとアホほど高かったんだよな。

帰ってくるとポストの中が株主総会などの資料でどっさりと入っていた。

1つずつ開封して、整理して、その中から都議会議員選挙の入場券を彫りだして、

少し昼寝して投票所に行って、あれこれとして1日が終わった。


今回の出張、日本出国、当地出国、日本帰国がいずれも顔認証ゲートだった。

特に日本出国はほとんどの人が顔認証ゲートに流されるフローである。

帰国も日本籍の人は顔認証ゲートが並ぶところに回ることになる。

日本の顔認証ゲートはサクサク動くからいいけど、

帰りの出国時の顔認証ゲートはけっこうトロイ。なぜかわからんが。


ICチップを埋め込んだパスポートはバイオメトリックパスポートとも呼ばれる。

ICチップを埋め込むのは偽造防止の意味もあるが、元々は生体認証情報を埋め込むことを目的としていた。

といっても大概は顔写真が唯一の生体認証情報である。

印刷されている顔写真が正しいことがICチップで確認できることだけとも言える。

他の生体認証情報も埋め込める仕様ではあるが一般的ではない。

顔認証ゲートでは必須の生体認証情報である顔写真を使って自動認証する仕組みである。

だから日本出国では国籍によらずICパスポートでさえあれば使えるんですね。


さて、日本での顔認証ゲートの適用範囲だが、

入国では日本人の帰国、ここは本人であることさえ確認出来ればよいので、

日本人の帰国に割く人員はできるだけ減らして、外国人の入国に人員を振っているわけですね。

出国では日本人と短期滞在の外国人の出国を対象としている。

ここに含まれないのが在留カードを持っている外国人ということになる。

在留カードを持っている外国人は再入国出入国記録の提出か在留カードの回収が必要だからである。


というのも、この3つのいずれであるか意思表示が必要だからである。

  • みなし再入国許可での出国
  • あらかじめ再入国許可を受けての出国
  • 再入国しない出国(在留カード回収)

みなし再入国許可は在留カードと有効なパスポートを持つ外国人が、

1年以内(特別永住者は2年以内)に再入国する場合に使える制度で、

あらかじめ再入国許可を得なくても出国時に申し出ればよいと。

再入国出入国記録に必要事項を記載すれば、みなし再入国の申出ができる。

一方で最後のケースの場合、あらかじめ再入国許可を受けている人は、

それを使う意志がないことを明確にするために再入国出入国記録にチェックして提出する必要がある。

再入国許可を受けていない状態で単純出国する場合は提出不要だが、

出国で間違いないかと口頭で確認された上で、在留カードは回収するのだろう。


日本への入国については原則すべての外国人が対面での審査になる。

再入国でも例外はなく、指紋採取の対象外の特別永住者と、指紋採取対象のそれ以外の再入国のレーンがある。

昔は前者は日本人の帰国レーンと一緒だったけど、今は日本人は顔認証ゲートなので。

とはいえ、これらの人は審査は比較的容易である。

再入国を拒否する条件はあるけど、ほとんど当てはまらないはずなので。

最低限1レーンずつ開けてる感じでしたね。


日本に長期で滞在する外国人は、入出国ともに顔認証ゲートが使えないのだなと思ったかもしれないが、

確かにそれはそうなのだが、こちらは自動化ゲートの対象になっている。

元々日本人・再入国の外国人は指紋と顔写真の登録をすることで自動化ゲートを利用できた。

ただ、日本人については顔認証ゲートが使われるようになったので、

あえて自動化ゲートの利用を選択する人はそうそういなくなった。

ところが外国人にとっては引き続き有用な選択肢になるわけですね。

ただし、この場合でも再入国出入国記録の記載・提出は必要で、

自動化ゲートを通った先の係員が在留カードともどもチェックするのだそう。

そこ省略できないのはイマイチな気がするんだけどな。


これとは別の観点で短期滞在の外国人が自動化ゲートを利用できるトラスティド・トラベラー・プログラムというのもあるそう。

トラスティド・トラベラー・プログラムの概要 (出入国在留管理庁)

日本に頻繁に来る外国人が対象で、どれぐらい対象者がいるんだろ?

この場合、上陸許可のシールの代わりに特定登録者カードの裏面への印字という形で上陸許可が記載される。

顔認証ゲートも自動化ゲートも原則は押印しないわけですよね。

もっともすぐ先にいる係員に見せれば押印してもらうことはできて、

特に長期出国して帰国後の手続きには、押印がないと不便することも多い。

短期入出国を繰り返す乗務員などは押印省略のメリットは多いけどね。


この希望すれば押印してもらえるというのは、帰りの出国時もそうで、

顔認証ゲートを越えた先に列を成しているので、

日本の外国人向け自動化ゲートみたいに二次チェックがあるんかねと思ったら、

単に押印を希望する人が列を成していただけらしく、横をすり抜ける人もいた。

どこの国もそんな仕組みなのね。

WiFiルーターレンタルの気になるところ

今日で出張先での作業は全て終わり。2週間でだいぶことが片付いた。

帰ってからもやることはいろいろあって、これはこれで大変だが、

現時点でもそこそこ動くものを作れたというのはよかったかなと。

出張先で手が早いのはよいことである。


今回の出張にあたりWi-Fiルーターをレンタルしている。

会社が使っている旅行会社の提携先らしく、大概の出張者が使っているので。

値段的にはどうでしょうかね。一番安い小容量のプランにはしているが。

しかし今どきモバイルインターネットがないと困ることも多いので。

あと、僕が社用で持っている電話は内線電話相当ということで国内限定になっている。

(内線電話といいつつ、公衆回線を使うので社外でも使える)

海外出張用の電話というのが部内共用であるらしいが、これは持って行っていない。

社内が目的地で、地域性からして基本的にはインターネット経由でIMなどでやりとりできて、

緊急時はプライベートの電話でローミングで対応できるからよしという考えである。

そこまで考えれば総合的には安いと言えそうである。


ところがこのWiFiルーター、なぜか起動後、接続できるまで10分以上かかるのである。

初めての国で接続する場合時間がかかることがありますとは書いてあるのだが、

翌日以降も電源をつけるとかなり接続に時間がかかってしまう。

このため社内にいるときは特に使い道はないが、すぐ使えないのは困るとずっと付けている。

外国で使える端末を国内からレンタルしていく都合でなにかあるのかもしれない。

そこが不満である。


Androidではデータローミングのスイッチを入れない限り、

ローミング先のモバイルネットワークにデータ通信をしないようである。

この状態でも電話とSMSは普通に使える。なので別途WiFiルーターがある場合はこれでよい。

ローミング以外の通信方法が何らかの無線LANなのか、当地のeSIMなど実装する方法かはわからないが、

いずれにせよローミング以外でインターネット通信できる手段があればそちらに流される。

よくできた仕組みだと思う。


で、帰国したら空港で返却するのを忘れないようにしないといけない。

これも時間によってはポストに返却となるんだけど、

特に問題なければ営業時間中に返却できて、するとその場で領収書が出るらしい。

そしたら精算も早くできる。そう早く出張精算したいのである。


あとはとにかく無事に帰ることですね。

勤務中にオンラインチェックインして、搭乗券刷ってくれと頼んで刷ってもらったので、

これ見せて荷物預けて、出国すれば、あとはどうって話はないはずだけど。

スムーズに行くと空港に着いてからけっこう待たされるんだけど、パツパツなのは危ないので。

ここの鉄道は何もなければスムーズだが、想定外のことも多いので。

ペリフェラルの初期化順序がおかしい

出張前からマイコンのあるペリフェラルの性能が微妙に悪いという話をしていて、

後処理とかでなんとかできますかねぇというので、こういう実験をしてはいかがですかという話をしていたが、

結局のところ、この問題に着手できたのは僕が出張に来てからのことだった。

一緒に顔突き合わせて作業できるのはよかったといえるけど。

で、やっと解決したのだが、ひどい話である。


結論から言えば、ペリフェラル同士の初期化順序が間違えていたという話である。Aの前にBを初期化しないといけないと。

今までマイコンのメーカーが提供する開発環境とライブラリを使って、

それで生成した初期化コード一式を自分で書いたプログラムに取り込んでいた。

よくある話だとは思うんですけどね。

これで自動生成されたコードの初期化順序だと性能がうまく出ないのである。

かといってエラーにもならないし、おおざっぱに言えばそれなりに動いてしまう。

高性能な測定器をいくつか組み合わせるとおかしな動きが見えてくるということで、

これは本当に根気強い調査のおかげだと思うんですけどね。


そもそもペリフェラルの初期化順序に制約があるってのが珍しいと思う。

動作原理を考えればなるほどねという感じではあったんだけど。

1つのペリフェラルの中でレジスタの操作順序が厳密に決まっているのはまぁあって、

そこはメーカーの提供するライブラリを使っておけば堅いと考えるわけである。

ところがペリフェラル同士の順序関係は意識できてなかったんですよね。

いや、これも手で書いていれば正しい順序で起動できてたかもしれない。

ところが自動生成されるコードでは正しくない順序に並んでしまうのである。

初期化順序を指定するオプションとかあったっけ? と思ったがそんなものはない。


この問題に気づいたのは本当に根気強い調査のたまものである。

いろいろ設定をガチャガチャする中で、評価ボード用のテストプログラムに立ち返ろうという話になり、

サンプルプログラムで測定すると、性能劣化が起きないという話が出てきた。

ある意味では当たり前なのだが、詳しく測定したことはなかったようである。

それでパラメータの差を丁寧に比較して、自分のコードに反映したが特に変化がない。

ペリフェラル毎の初期化コードはサンプルコードと全く差はない。

そりゃメーカーが提供しているツールが自動生成するコードだしね。

で、いよいよサンプルコードに忠実にターゲットボートのプログラムを書き換えて実験するか、

とコードの改造方法を考えていたら、順序の差に気づいたわけである。


この調査のためにアナログ回路の設計者にだいぶ時間を浪費させてしまい、

大変申し訳ないという思いもありつつ、まさかメーカーの提供するツールがダメとはまさか……

これ以前にもパラメータの設定がよくないところがいくつかあって、

それはメーカー側の技術者から情報提供を受けてパラメータ変更したりあったんだけどね。

このパラメータも経験則みたいな決め方でどうかと思うんですけどね。


まだ少し気になるところはあるので、出張最終日の明日に調査しようと思うけど、

深刻な問題ではなさそうなので、これでだいたいOKなんじゃないかなと。帰国後に継続調査でもいいし。

これに限らないのだが、出張前から抱えてた問題が出張中に次々解決していったのはよかったが、

これについてはどうにもモヤッとする話である。これはほぼエラッタみたいなもんだろ。

本来なら問題解決して気持ち良く帰れる話に思えるけど、これだけは納得いかん。

外国でのBOOK☆WALKER

そろそろ出張も最終盤、明日が実質大詰めかなという感じですね。

かたや日本側ではいろいろ起こっていて、Q&A対応とかいろいろあって、

出張するとこっちがうまく進まないと、2週間が限度なんだろうかなという感じですね。

帰国したらインタビュー結果を反映させたりいろいろ作業はあるんですけどね。


帰りの飛行機も長い旅である。

日本→ヨーロッパは北極圏を通るか、カザフスタン上空を通るかは発着地や風向きによるが、

ヨーロッパ→日本はさすがにカザフスタン上空を通るルートでしょうね。

で、長旅に備えてBOOK☆WALKERで電子書籍で小説でも買うかと見ていた。

ちょうどKADOKAWAの5/19以前の本がコイン60%還元とやっているので、

あれこれとCheckにマーキングしてる本を買おうかと思ったのだが「日本国内のみ販売」となっている本がけっこうあることに気づいた。

これはクレジットカードで直接買えないとなっている本と一致しているのかな。


そもそもBOOK☆WALKERって外国からも買えるんだとおもったかもしれないが、

BOOK☆WALKERは明確に外国居住者向けに商売を行っている。

KADOKAWAとしては外国に漫画やライトノベルを中心に販売していきたい思惑があり、

翻訳作品を専門に扱うストアもこのブランド名で各地のKADOKAWAグループの企業が経営している。

英語版のストアは日本で直営していたので同じアカウントだが、今年に経営移管されている。

日本語版の本を外国から買うことも想定されている。

外国居住の日本人が買うのが多いのか、日本語が読める外国人が買うのが多いのかはわからないけど。


で、いろいろ面倒ごとを避けたくて、日本でクレジットカード決済を制限した作品は、

外国からは検索できないようにしていて、日本でCheckに入れた作品も買えないと。

グラビアは全てこの制限がかかってるんじゃないかな。

そもそもクレジットカード決済できなきゃ外国から買うのは難しいのでは?

と思ったかも知れないが、コインをクレジットカードで買えば、実質的にクレジットカードで買えてしまう。

そもそも検索も出来ないのでずっと外国にいる人はその作品がBOOK☆WALKERに存在することすら気づけない。


なお、日本で購入された作品はすべて外国で閲覧することはできる。

KADOKAWAのキャンペーンは日本に帰着する日まで続いているので、

Checkでマーキングしてた写真集とかは帰国後に買いますかねぇ。

クレジットカードと旅費精算のレート

滞在中、ホテルから職場までクレジットカードのタッチ決済でバスに乗っている話を書いたが、

先に出張に来ていた人が「同じ運賃なのに日によって円建ての請求額が変わるんだよね」と。

そりゃそうだ。だって処理される日のレートで決まりますからね。


実はこれ、会社の経費精算システムの方もそうで、請求日によって金額が変わるんですよね。

どうも外部の業者が提供しているデータを元に計算しているらしい。

このレートが日替わりなんですね。

で、眺めていて思ったのだが、どうもクレジットカードの請求額の方が数円多いような。


昔は旅費精算時の為替レートは両替やカード利用時のレートで計算するルールだったが、

現在はこれらのオーバーヘッドが織り込まれたレートで自動計算されているということになっている。

実際、仲値に比べてある程度上乗せはされているのだろう。

しかし、クレジットカードのレートの方がわずかに悪いのである。

今回の交通費程度であればあまり気にしなくてよいが、宿代のように金額が大きいと僅かなレートの差が大きな差になる。


原因かどうかわからないが、最近各社で海外事務処理手数料の引き上げが相次いでいて、

今回関係するところでは三菱UFJニコスが昨年8月、クレディセゾンが昨年12月に2.2%→3.85%に引き上げている。

それ以前であればシステム上のレートよりよかったのだろうが、今は逆転してしまったようだ。

それでもトントンぐらい。少額の差であれば出張日当で十分吸収できると言える。


この為替レートの問題、実は出張者用のクレジットカードの発行を受けていれば回避できた可能性もある。

元々外国への出張を想定していなかった中で、わりと急に決まった出張ということで、

カードを発行することが出来ず、自分のクレジットカードで立て替えることになってしまった。

で、宿泊費がかなり高額で、引落がわりと競っているので、帰国して早々精算しないとキャッシュがショートしてしまいかねない。

仮払金を申請してもらっておけばよかったという話はあるが……

実際のところ、出張者用カードもいろいろ欠点があるらしいので、うまく適用できたかはよくわからない。


で、これを書くに当たってキャッシングのATM手数料など込みのレートを計算したのだが、

利息を仮に1週間(すでに振込で返済済み)と置いて計算したレートはクレジットカードのレートより2%ぐらいよかった。

え? なんで? と思ったけど、そういえば思い出した。

利息制限法の規定により、キャッシング利用には海外事務処理手数料がかからないんですね。

VISAデビットで引き出してたら、ATM手数料に加えて海外事務処理手数料も上乗せされてたのですが。

そうか。クレジットカードで払うよりも現金の方が分がよいのか……

と言われても、キャッシュレス化が進んで現金を使う方が手間なのだけど。


出張日当と夕食代の補助というのがどんぶり勘定ですから、些細な差ではあるんですけどね。

ちなみに昼食代は出張時も特に出ないわけだけど、出張先の人がサンドイッチを手配してくれているので、

昼食代はかからないということで、これはかなりありがたいことである。

普通に考えれば普段の昼食代よりだいぶかかるでしょうからね。国内出張でも気になるからね。

夕食代も日によるけど、大きく超えることはなさそうなので、足は出ないかなと。

これは幸いでしょうかね。

セキュリティボックスの電池切れ

2週間の出張も折り返し地点を過ぎたところだが、仕事の進捗はなかなかよくて、

最低限やっておきたい仕事は今日で一応完了した。

あとは実機を見たり、直接Q&Aできるうちに追加の仕事をやっておくかという程度である。

ただ、プロジェクト全体としてはけっこう苦しい話もあるんですよね。

同行していた出張者が持っていた問題、先に行っていた出張者が持っていた問題、当地での調査が進むにつれて、

思っていたよりもまずい問題であることが見えてきて、頭を抱えている状況である。僕も頭を抱えている。

自分の仕事としては悪くないんだけど、全体の調子が悪いとこれはこれで困る。


キャッシングで確保した現金、しばらくは使うことがなくて拍子抜けだが、

週末になんやかんやと使うことがあって、受け取った小銭を見ていたのだが、

ものすごい見覚えのある硬貨が出てきて1円玉だったんですよね。

混乱防止のため日本円は全部別の財布に入れて、ホテルのセキュリティボックス内にしまっていたのに1円玉1枚だけ忘れていたらしい。

というわけでセキュリティボックスを開けてしまおうとしたら、開かないのだが?

暗証番号を間違えた? と思ったのだが、それにしてはおかしな挙動である。

画面がものすごく暗い……もしかして電池切れ? というか電池駆動だったのか?


そんなわけでフロントに申し出ると担当者が来てくれた。

緊急用の電子キーを持って来たのだが、やはり反応しない。これは電池切れだねという反応。

「急ぐか?」と聞かれて「来週中に解決すればよい」と妥協すると、

「じゃあ月曜に修理を呼んで修理してもらう」ということで持ち越しになった。

それで、今日に職場から帰ってきたら「We have been in your room to solve the problem」と書かれたカードが置かれていた。

確かにセキュリティボックスは正しく動作する状態になっていた。中身も無事だった。


そもそもセキュリティボックスって電池駆動なのかという話だが、そういうものみたいね。

日本のメーカーのセキュリティボックスの説明書を見てみると、

電池交換1回で通常は2年持つが1年に1回は電池交換するようにと書かれていた。

おそらくこのホテルは定期的な電池交換を怠っていたのだろう。

で、電池切れの場合のワークアラウンドとしては、通常は機械的な鍵で開けるという方法になる。

おそらく急ぐといえばその対応をしてくれたのだろう。

ただ、このセキュリティボックスは鍵穴がシールで覆い隠されている。

このシールを破ると後で面倒なのでやりたくなかったのだろう。

そこで代替電源を供給して開ける方法があるらしく、それをやれば即解決できたのだが、

当初来てくれた人はその対応ができず、月曜まで持ち越しにしたのではないかと想像している。


今にして見れば当初から表示画面がおかしかったのだが、電池が減ってたんですね。

こう言う場合は使用前に問い合わせをするべきですねという反省である。

そもそもホテルのセキュリティボックス使うのがどうなんだ? という話はある。

むしろ貴重品をスーツケースに入れて施錠する方が強固ではないかという話もある。

ただ、鍵を持ち歩いて失うことが怖くて、このホテルならセキュリティボックスは大丈夫だろうと。

盗難されないという点ではよかったかもしれないが、可用性という点では問題があったという状況である。

やはり問題とみるか、より深刻な問題を回避できたと見るかは難しいところである。


ところで冒頭で小銭を見ていた話を書いたが、ユーロ硬貨って発行国によって裏面のデザインが違うんですよね。

明確に国名を書いてあるとわかりやすいのだが、そう単純ではない国も多いんだよな。

紙幣は欧州中央銀行が全て発行しているのでデザインは1種類しかない。

なぜ硬貨は各国が発行しているのか不思議に思ったのだが、通貨発行益の兼ね合いらしい。

一般的に紙幣というのは市中銀行が中央銀行にお金を預けて、それを引き出すことで発行される。

中央銀行の帳簿上は紙幣(銀行券)は債務として扱われる。紙幣を預けると残高に戻るわけですね。

こういう考えなので紙幣の発行そのものは特段の利益を生むわけではない。

ただし、市中銀行が中央銀行にお金を預けるには国債などを中央銀行に売るなどする必要がある。

中央銀行は国債など運用することで利益を得る一方、紙幣として引き出されたお金には利子を払わない。この差が中央銀行の儲けになる。


一方で硬貨の発行主体は中央銀行ではなく国で、国は預金残高と引換に硬貨を渡すわけである。

すると額面-製造費が通貨発行益として国の収入になるのである。

とはいえ、実際そんなにおいしい話というわけでもないようである。

まず1円玉のように製造費の方が高い硬貨というのも存在はする。

ヨーロッパでも1セント、2セントはそんな感じなんじゃないかなという気がする。

摩耗した硬貨を回収して再製造する場合、特段の利益はないのに製造費だけかかることになる。

その代わり、回収した硬貨の金属を再利用できるわけですが。

現金流通について負担を負う代わり、国の会計には通貨発行益が少し計上されているということで、

ユーロ圏においては、それを加盟各国が分担して責任を負い、利益を得ているということなのだろう。

めんどくさい仕組みだなとは思いますけどね。