AVIFという画像フォーマット

以前、このサーバーの隠しページにWebPで画像を集めている話を書いた。

SafariとInternet ExplorerがWebP非対応であることもあって、WebPへ一本化というのはまだ現実的ではなく、

(自分のサーバーに画像を置きたかった)

これが2019年の話だが、2020年にSafariがWebPに対応したそう。

そしてそれを追うようにAVIFにも対応したということも書かれていた。

Chromeが2020年、Firefoxが2021年、Safariが2022年、Edgeはちょっと遅れて2024年に対応したという。

WebPでSafariが大きく遅れたことと比べるとだいぶ足並みは揃っている。


AVIFというのは画像のフォーマットとは思えない名前だが、

AV1 image formatの略で、AV1はAOMedia Video 1の略である。

そう、AVIFは画像のフォーマットだと言いながら、VはVideoから来ている。

なんのこっちゃという感もあるが、そもそもWebPもそうだった。

WebPはGoogleが開発している動画コーデックVP8を静止画に適用して作られた形式である。

動画コーデックAV1の静止画形式がAVIFということである。


GoogleはVP8を発展させたVP9を作り、さらに発展させたVP10を作ろうと考えていたが、

多数の会社が参加するAOMediaというコンソーシアムに合流して、

ここにVP10として開発していた技術を投入、AV1コーデックに結実している。

VP8に対してWebPがあるように、AV1にはAVIFがあるということである。

概念的には似ているがWebPはRIFF(AVIもRIFFコンテナの一種)である一方、

AVIFはHEIFというコンテナを使っている点も異なる。


面倒な話なのだが、HEIFというのはMPEG規格の1つで、

HEVC(H.265)でエンコードされた動画・静止画の格納を目的としている。

その場合の拡張子としては hevc(動画), heic(静止画)とするのが通例である。

MPEG4に対するMP4コンテナみたいな話ですね。

これをAV1でも使うことにしたようだが、静止画はそれでよいのだが、

動画の方ではMP4コンテナの方が使われてるっぽい。


WebPの後継という点では間違えなくAVIFなのだが、

次世代画像フォーマットという点ではHEICというのも存在する。

形式や発想は同じで使っているコーデックがHEVC(H.265)というだけの違い。

ただ、HEICはSafari以外は対応していない。

iPhoneで写真を撮るとHEICで保存される設定になっていることがあり、

後で変換に苦労するという話もあるが、ほぼiOS専用に近い状況である。

静止画ではAVIFの方が圧倒的である。


WebPと比べると、より小さなファイルサイズでも画質を保ちやすい傾向にあるそう。

WebPの変換に使っているXnViewでもちゃんと対応していた。

XnViewはマイナーな形式もカバーするソフトとして有名だから当たり前だけど、

GIMPも読み書きできるし、Windows 11のフォトでも開けるみたい。

ともあれXnViewで変換をしてみたが……えらい遅いのだが。

AVIFというかAV1の問題らしいが、エンコードが遅い傾向にあったという。

現在は改良された方式もありHEVC(H.265)にもひけを取らないものもあるようだが。


WebPと比較したときのAVIFの欠点としてエンコードの遅さが書かれている。

XnViewでは変換速度の設定があり、最速の10にするとだいぶ速くなった。

それでも1000枚変換してWebPは12秒、AVIFは40秒だから、相当遅いことは事実である。

今回の用途では全く問題ない所要時間ではあるが、

オンデマンドで画像を変換・生成するという用途では気になるかもしれない。

そういう話をするとJPEGのような古典的な形式の方がいいのかもしれないが。


WebPと比べるとAVIFはスピード導入という印象はあるが、

それはAOMediaという大手企業がこぞって参加したプラットフォームの成果物だからかも。

AV1の目的はロイヤリティフリーで利用できるコーデックとすること。

動画のコーデックは様々な特許を利用しており、実施には使用料の支払が必要な場合がある。

デジタル放送を受信する機器にはロイヤリティーも含まれている。

これ自体は昔からあった話だが、HEVC(H.265)は多くの特許権者が絡み、複雑化している。

これを問題と思った企業が技術を持ちよって作ったのがAV1である。

インターネットでの利用に重きを置いており、まずは静止画が先行した形である。


ただ、これに前後してWebPの導入も進んだので、AVIFでなければならないわけではないが。

WebPが時代遅れになったとは解釈しない方がよさそうだ。

自動車があったほうがよいか?

知人からうちの近くに引っ越す計画があるというので相談を受けていた。

かなり意外な話だったのだが、相談内容としてはなるほどという内容である。

簡単に言えば自動車はいるのかという話である。

なかなか悩ましい話である。

引っ越すと通勤には自動車が使えないので、どうしたものかという意図である。


僕は就職以来、車は自転車と電動バイク(特定原付)だけを使っている。

現実的に駐車場の確保も難しいし、これで生活できているのはある。

ただ、自転車であれやこれやと買い物に行くのはそれなりにハードルが高いとも感じている。

わざわざ自転車でロードサイドの店まで買いに行くのは、

ここら辺の人でもあまりやらないのが実情のような気がする。

わりと商店街まで行けばこと足りるのはあるのだろうが。


知人が言うところの引っ越す予定と見た地域は、

近所ではあるがこのあたりよりはまだ自動車の保有に適しているように思う。

店にも駐車場あるのかって、あのあたりならあるよねと。

東京都だって言ってもそんなもんかという反応だったが。

ただ、どの世帯も自動車を持っているという地域でもないとも思う。


なにより元々自家用車を使って生活していた人にとってみれば、

自転車で駆けずり回る生活はなかなか耐えがたいものではないか。

実際、このあたりの人でもそうなんじゃないかなという気はする。

市内ではカーシェアの車も見るが、広く活用されている一方、

使いたいときに車が使えるとも限らないという点では難もある。

いずれにせよ思い通り行かない部分が多くなるのかなと。


地域的に近いのはそうだが、ちょっと生活圏が違うことも確かで、

果たしてあのあたりの人は自動車があればどこに行くのだろうか?

というとなかなか想像が出来ないところもある。

それなりにいろいろありそうではあるんだけど。

渋滞は気になるが、やや遠方にも足を伸ばして楽しめるのではないか。

そう考えるとアリとは思う。お金は相応にかかるが。


昔は夏に自転車漕いでイオンまで買いに行けば、汗だくで仕方ないので、

なかなか行く気が起きなかったが、電動バイクを使うようになって、

それでだいぶ楽になって買い物によく行くようになったのもある。

自転車と同じぐらいの速度しかででないが、そこは大きな差である。

自転車は駐車場には困りにくいのはとても強力なのだが、それはそれで難しい乗り物だとは思う。

おそらくこの地域では自転車も使わないと生活はできないのだろう。

ならこれで1台でという話もあるが、そこには相応の努力がいると。

それでいけると確信がある人ならそれでいいんですけどね。

スペシャルウィークとブリーダーズカップ

昨晩、ウマ娘5周年のインターネット配信番組があった。

この番組では「?????役」の出演者が4人もいた。

そのうち1人は散々匂わせていたフォーエバーヤングなんだろうが……


5周年の目玉がブリーダーズカップシナリオとは前々から言われていた。

ブリーダーズカップをネタにするにあたって、ここまでいろいろ準備をしていたわけである。

わかりやすいのはラヴズオンリーユーだけど……


最初のTVアニメで主人公だったスペシャルウィーク、

ゲームのメインストーリー第1部の最後に唐突にデアリングタクトが出てきた。

スペシャルウィークのひ孫だから

非常に回りくどい話だが、ここが大きな起点でもある。

第2部の主人公はラインクラフト、現実世界の2005年の牝馬三冠路線がモチーフである。

ここにはデアリングタクトの祖母、デアリングハート(母の母)とシーザリオ(父の母)がともにいた。

そしてアーモンドアイの母、フサイチパンドラもいたわけである。

こうなるとアーモンドアイはウマ娘に来るんじゃないかと言われて、

実際にやってきたのが1年前、ゲームの4周年の話である。

アーモンドアイがウマ娘になるまで

そのときに2019年の牝馬三冠を分け合った グランアレグリア、ラヴズオンリーユー、クロノジェネシス も出てきた。


シーザリオと並んでスペシャルウィークの代表産駒がブエナビスタだが、

こちらもブエナビスタっぽいウマ娘は今までもいろいろあったのだが、

2024年6月に正式にウマ娘のブエナビスタが発表される。

このブエナビスタのライバルとしてレッドディザイアもウマ娘として登場してきた。

実はレッドディザイアは2010年にアメリカに渡り、BCフィリー&メアターフに参戦して4着となっている。


今回BCシナリオに合わせて登場してきたのがフォーエバーヤング、マルシュロレーヌ、

この2頭をモチーフにしたウマ娘が出るのは予想していた人は多かっただろうが、

もう1頭、カジノドライヴ、このシナリオのアドバイザー的な存在である。


知らなかったのだが、日本調教馬でアメリカのダート重賞を勝ったのは、

マルシュロレーヌのBCディスタフ以前はカジノドライヴのピーターパンステークス(G2)のみだったそう。

これが2008年のこと、もっともカジノドライヴはアメリカ産なのだが。

その後ベルモントステークスに出るつもりがアクシデントで叶わず、

同年秋のBCクラシックに出走するも12着となっている。

その後ジャパンカップダートで6着、翌年のフェブラリーステークスで2着など一定の結果は残したが……

BCシナリオの先達としてはふさわしい名前だったのだろう。


あと今回「?????」として出演した1人はヴィクトワールピサだった。

ヴィクトワールピサは2011年にドバイワールドカップを優勝している。

JRAの記録上はダートのレースを勝ったことになっているが、

実際はオールウェザーで、なおかつアメリカの有力馬を欠く中での勝利だった。

少なくとも日本ではダートを走っていたわけではないですからね。

とはいえ、こういうのも大切な足跡と考えたのだろう。

すでにウマ娘にいる面々ではエイシンフラッシュと同じ世代でもある。


ゲームの作り込みには相当な期間を要するので、

フォーエバーヤングがBCクラシックを制覇するのを見て作ったわけはないと思うが。

どちらかというとラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌなんだろう。

BCシナリオが面白いのは目標となるレースが様々選べること。

そういう意味では幅広く楽しめるシナリオになっているのかも。

そこに説得力を持たせるストーリーをいろいろ考えたって話ですね。

通年スケートリンクの作り方

今シーズンで現役引退して指導者に転向するという坂本花織選手、

その背景の1つ? というのが「シスメックス神戸アイスキャンパス」である。

【五輪】坂本花織 引退後は「神戸クラブ」で指導者へ、日本フィギュアの底上げを期待…北京銅メダルで国際規格の通年リンクが誕生 (スポーツ報知)

昨年6月にできた通年スケートリンクだが、坂本選手らが神戸にも通年のスケートリンクが欲しいですねと言って、

所属するシスメックスが神戸市、兵庫県のスケート連盟・アイスホッケー連盟を動かして完成に至ったという。

今後はここを拠点にフィギュアスケートの指導に当たるとのこと。


シスメックスは神戸に本社を置く医療機器メーカー、地元への貢献というので納得できる話だが……

似たような経緯でできた施設が関西にはもう1つあるんですよね。

それが宇治市にある「木下アカデミー京都アイスアリーナ」である。

これも京都府、京都府のスケート連盟・アイスホッケー連盟、そして木下グループが組んで2019年に開設された。

でも、木下グループの中核企業、木下工務店は主に関東圏で事業を行っている。

なんでそんな会社が京都府のスケート場に関わっているのだろう。


この2つのスケート場、共通しているのは土地は行政が提供する一方、

スケート場の整備・運営はスケート連盟・アイスホッケー連盟とスポンサー企業が設立した一般社団法人が行っている。

一般開放も行っているが、トップ選手の利用に重きをおいている。

地域のスケート・アイスホッケーのチームが様々利用しているわけだが、

設立に関わった木下グループやシスメックスが多く借りているわけである。

これで運営資金を確保しているというのが実情のようだ。


どうして木下グループが京都府のスケート場に関わっているか?

京都府のスケート・アイスホッケー界が困っているのを聞きつけて、

そこに乗っかることで所属選手の練習環境を充実できると考えたのが答えのようだ。

行政としても土地は貸すが、運営費まで面倒を見る必要は無い。

一般開放もしてねとは言っているが、経緯からしてトップ選手の利用が中心になるのは承知である。

京都府にしても、神戸市にしても冬季は公営のスケート場がある。


最近は日本のフィギュアスケート界では関西を拠点とする選手が強いですねと。

大きなきっかけになったのが2006年にできた「関西大学たかつきアイスアリーナ」である。

日本で初めて大学がスケート場を作ったわけである。

これにより関西大学にはスケート留学する選手含めてトップ選手が集まるように。

大学の授業・クラブ活動以外でも借りることはできるが、それはそれで忙しい施設である。

それを補完する通年スケートリンクが関西には増えて行ったわけである。


少し前は愛知県を拠点とする選手が強かったんですけどね。

今も強いとは思いますが。

こちらも2007年にできた 中京大学アイスアリーナ(豊田市) がトップ選手の拠点として活用されている。

愛知県はもともとスケートリンクが多い地域だったが、

必ずしもトップ選手の練習に適したスケート場があったわけではない。

そんな中では画期的な施設だったとされている。

ただ、時代が進むにつれ、関西勢がそれをさらに上回るに至ったということのようだ。


老朽化に苦しめられるスケート場も多いわけですが、

公営のスケート場だとスポーツ振興くじの助成金も活用されている。

スケートに限った話ではないが、toto・BIG・WINNERの売上はスポーツに広く活用されている。

トップ選手の支援にも使われているが、割合としてはローカルなスポーツ施設や団体を支援する部分が多い。

フィギュアスケートのトップ選手も入口は案外そんなところである。


そうか、今はフィギュアスケートのトップ選手も国内拠点になってるのかと。

まだカップル種目は指導者が追いついていないとか課題はあるんだけど、

木下グループとしてはゆくゆくはそれも宇治を拠点に出来ればと考えているようだ。

それもそんなに遠くないのかもしれませんね。

特定在留カードの不思議

今年6月からマイナンバーカードと在留カードを一体化した特定在留カードの発行が始まるそう。

【※2026年6月14日運用開始※】特定在留カード等交付申請について (出入国在留管理庁)

かなりクセのある制度だなと思ったが、外国人住民の困った事情を少し解決できるものである。


外国人住民が住民票に記録されるようになったのが2012年のこと。

その後、2013年より外国人住民も住民基本台帳カードの発行を受けられるようになった。

住民基本台帳カードは現在はマイナンバーカードに引き継がれている。

外国人住民がこれらのカードを発行を受けるメリットとして、

電子証明書の発行が受けられることがある。ようなe-Taxが使えると。

本人確認という観点では在留カードがあるので重要でもないが。

ただ、外国人住民がマイナンバーカードを発行を受けるには不便なこともあり、

それが有効期限、通常は10年だが、外国人住民は最長でも在留期限までになる。

永住者・特別永住者であれば10年だが、それ以外は在留期限の方が先に来てしまう。


このため永住者以外がマイナンバーカードの発行を受けるのは難しい面もあったが、

かつてはそこまで重要とも思われていなかった。

ところが健康保険証の発行が終わり、マイナ保険証の利用が基本となり、

こうなるとマイナンバーカードというか電子証明書がないことが不便になってしまった。

外国人住民にもマイナンバーカードの発行を促してはいるが、

在留期限を更新する度に市町村で手続きが必要ではやってられない。

この問題を解決するのが特定在留カードだという。


在留カードは出入国在留管理局で発行し、マイナンバーカードは住所地市町村で発行するが、

これを一体化した特定在留カードはどちらの窓口でも発行できる。

中長期在留の外国人は最初の上陸時には在留カードが発行される。

この在留カードを持って市町村に転入届を出すと、市町村では在留カードに住所を記載する。

これで住所地届出の手続きも完了するが、このときに特定在留カードの発行を申し出ることもできる。

すると一体化されたカードが後日市町村窓口で受け取れる。

これは在留カードの交換を市町村で代行したともとれる。


次にこの外国人住民が在留資格更新・変更を行う場合、

出入国在留管理局で申請を行い、許可されると受け取ることができる。

ここで特定在留カードを受け取ると、マイナンバーカード・電子証明書の更新も兼ねることとなる。

というわけでこちらはマイナンバーカードの更新業務を出入国在留管理局で代行する形となる。


なお、新規に在留資格を取得する場合にいきなり特定在留カードは出ない。

日本で生まれた外国人の子が手続きするケースとかありそうだけど。

まずは市町村の出生届を出すが、この時点では在留期間60日の外国人住民として登録される。

ここから期間内に在留資格取得のための手続きを行うわけだが、

完了すると発行されるのは在留カードということになる。

おそらく新規の場合は迅速発行を重視しているためではないか。


これは特定在留カード特有の問題ではないが、

在留資格更新・変更というのは審査に時間を要する場合があり、

在留カードに審査中と記載されると、本来の期限から最大2ヶ月まで延長される規定がある。

ただ、マイナンバーカードとしての有効期限は本来の在留期限となる。

特定在留カードの在留カードとしての機能とマイナンバーカードとしての機能で期限満了日が変わると。

ただ、これはマイナンバーカードを別に発行されていても同じこと。

この特例期間に医療機関にかかる場合は、資格確認書の発行を受けるなどの対応が必要になる。

ただ、期限切れのマイナンバーカードを持参した場合の医療機関のワークフローによれば、

資格確認のお知らせや、過去の診療記録から被保険者番号がわかれば、

それで保険診療を受けさせてもよいので、そんなに深刻な問題でもない気はする。

(健康保険が生きていればオンライン資格確認は通るのだし)


そしてもう1つ問題なのが運転免許証をマイナンバーカードに記録した場合である。

現在はマイナンバーカードの更新時に必要事項を入力することで、

更新後のマイナンバーカードに運転免許証情報を入れて発行することもできる。

ただし書面申請が対象外であるなど、かなり穴の多い仕組みである。

特定在留カードも運転免許証を記録する機能は持っている。

ただ更新時に運転免許証情報を入れて発行する仕組みに対応しない。

このため、1枚持ちの場合、在留資格更新・変更するたびに運転免許証が飛んでしまう。

これでは使い物にならないだろうと思う。1枚持ちのマイナ免許証は事実上使えないと見るべきだろう。


なお、今後も外国人住民がマイナンバーカードの発行を受けることは可能である。

永住者であればマイナンバーカードのデメリットは少ない。

在留カードの携帯義務を履行するため、2枚持ちが必要ではあるが、

逆に言えばその程度のメリットしかない。

在留カードの更新手続きの方を市町村窓口でできるようになるなら、

それもメリットがありそうだと思ったが、そこは今後も出入国在留管理局でやることになっている。

それはマイナンバーカードの更新とほぼ同じだと思うんですけどね。

このあたりの業務見直しも特定在留カード導入の先にあるべきとは思いますが。

団体戦が先か後か

オリンピックのフィギュアスケートは日本時間で言うと今日朝で競技は全て終わり。

全体的に言われていたこととして、団体戦に出た選手は団体戦での消耗があったのかもねと。

真相はわかりませんが。


団体戦→個人戦という順番を見て、柔道は逆だよなと。

オリンピックでは柔道の団体戦は個人戦の出場者が掛け持ちする。

(他の国際大会だと団体戦は別の選手をエントリーするのが通常)

なので、個人戦で残念でも、ここを勝てばみんなでメダリストというので盛り上がった。

この順番が逆なのは明確な理由があって、それは個人戦とは階級の切り方が違うことである。

個人戦の2~3階級が団体戦では1階級に統合されているので、

下の階級の選手にとっては個人戦の後である程度体重が増えても構わない。

個人戦で言えば2階級上の選手に勝てる選手はいるということである。


柔道同様に個人戦→団体戦の順番という競技も思ったよりあった。

卓球は混合ダブルス→女子シングルス→男子シングルス→男子団体→女子団体の順、

フェンシングも個人戦→団体戦の順番ではあった。

陸上競技もリレー種目は同種の個人種目の後である。

100m→400mリレー、400m→1600mリレーということね。

冬でもスキージャンプはよく見るとそうだった。

ノーマルヒルで行う競技では個人戦→混合団体、ラージヒルで行う競技では個人戦→男子スーパー団体である。


一方でフィギュアスケート同様の団体戦→個人戦の順序になるもの。

体操、まずは予選からスタートする。これは団体総合・個人総合・種目別の全ての予選を兼ねる。

そして、団体総合→個人総合→種目別の順に進んでいく。

より難しい技を競う種目別が最後にあるんですね。

馬術も団体戦→個人戦の順である。

総合馬術はクロスカントリーのこともあって団体戦と個人戦が兼用なんですが。


フィギュアスケートは女子の個人戦で終わるのが通例にはなっていてる。

北京の時は中国勢が強かったペアが最後だったんだけど。(今回は不発だったが)

団体戦をやるにしてもそこは変えたくなかったというのはあるんだろう。

それはその後に各種目上位者によるエキシビションがあるというのもある。

柔道の団体戦はこれでオリンピック終わりだというお祭り感もあったが、

それに値するのがフィギュアスケートの場合はエキシビションというのはあるんでしょうね。


今回のフィギュアスケート団体戦は日本とアメリカが非常にハイレベルな争いになり、

お互いトップ選手を出さないという選択肢がなかったことはある。

結果的にはアメリカが金メダルとなったが、順位を換算した得点でわずか1点差、

すなわちどれかの種目で順位が1つ違えば結果が逆転したということである。

当然これにより、アメリカチームは全員で金メダルを得たわけだが、

その後の個人戦に尾を引いたのがどれぐらいおるかということである。


ただ、フィギュアスケート団体戦でよかったなと思ったのは、

本来は日本の出場枠がなかったアイスダンスでも団体戦では選手を送り込めたことですね。

あくまでも団体戦だけの出場で、その足で種目別のアイスダンスに出られるわけではないんだけど。

こういう取り組みの先にはオリンピック出場、予選突破、そしてメダルという話もあるのだろう。

団体戦のメンバーを揃えるのってけっこう大変なことで、

韓国はペアの出場選手無しなのに団体戦に出るという状況だった。

どうも最低限の派遣基準を満たす選手がいないと出場すらできないらしい。


フィギュアスケートは柔道ではないので、比べるのは違うのかなと思うのだけど、

団体戦が盛り上がった一方で、後にこうして言われるのも苦しいなとは思う。

団体戦が後なら、チームの層の厚さをより生かせるようにも思うが、

エキシビションまで考えたとき、よいとは言えないのもわかる。

いずれにせよ団体戦の銀メダルから始まり、日本勢は大活躍といってもよいでしょう。

WBCの国籍ルールの理由

冬季オリンピックは選手を出せる国も限られているが、

時に外国生まれでウインタースポーツをやっていた選手が出てくることがある。

重国籍の場合もあり、住んでいる国では出場権が得がたいとかで、

他の国籍に変更して、そちらで出場権を得たとか、そういう話もある。


というので、思い出したのがWBCである。

WBCというのは世界野球ソフトボール連盟公認の野球の国際大会で、

基本的には国別対抗戦と思われているところだが……

国籍ルールがオリンピックやプレミア12とは異なるのである。

これも知っている人には当たり前かもしれませんが。


こういうのは野球に限った話ではないのだが、WBCは相当緩い。

  1. 当該国の国籍を持っている
  2. 当該国の永住資格を持っている
  3. 当該国で出生している
  4. 親が当該国の国籍を持っている
  5. 親が当該国で出生している
  6. 当該国の国籍取得資格を持っている
  7. 過去に当該国の選手としてWBCに参加している

オリンピックやプレミア12では1番のルールを満たす必要がある。

ラグビーは国籍ではなく所属協会ということになっており、

出生地に着目すれば上の3番・5番のルールに似ている。

これに加えて一定期間当該国に居住・ラグビー団体に所属しているという要件である。

逆に国籍だけだと要件は満たせないんですね。


どうしてこのようなルールなのか? MLBの都合と言ってしまえば簡単だが。

MLBには外国出身の選手もいるが、必ずしも出身国の国籍が残っているとも限らない。

日本ではこういう問題はあまりないが、カリブ海の国々では時に問題となる。

この問題を緩和するため、出生地、親の国籍・出生地ルールがあると。


この結果として、イタリアやイスラエルなどはほぼアメリカ出身の選手で構成されている。

先祖にイタリア人、ユダヤ人だと容易に国籍取得条件を満たせるためである。

こういうチームを認めていることもMLBの戦略だと言われている。

MLBを世界に売り込んでいくというなら、こういうチームもあった方がよいと。

それが例え、第2アメリカ代表というべきものであってもである。


日本はなんやかんや言っても国内プロリーグのNPBの選手が主体だが、

こういう体制でWBCで世界チャンピオンを目指せるところはそう多くない。

そういうところがプレミア12とかでも強いわけですが。

そして2年後、ロサンゼルスオリンピックでは野球が追加種目として実施される。

ここもオリンピックルールなのでWBCとは異なる。


今回のWBCは南北アメリカの出場2チームを争う。

なお、アメリカは開催国枠があるので、アメリカ以外の上位2チームが選出される。

独特の国籍ルールがあるが、予選でMLB選手が呼べないのは不公平という考えなのか。

ロサンゼルスオリンピックではMLB選手も呼べるって言ってるもんな。

アジアとヨーロッパ・オセアニアは各1枠を2027年のプレミア12で争う。

日本・韓国・台湾とひしめくアジアで最上位1チームは狭き門である。

そして、これらを逃したチームの上位とアフリカ代表が最終予選で残る1枠を争う。

普通に考えればアジア枠を逃した2チームが強そうだが、1枠しかないんですね。

日本としてはオリンピックに出たければプレミア12は優勝するつもりでやらないといけないわけである。


日本にとってみればWBCだからというのは必ずしも大きな話ではない。

侍ジャパン常設化の中で主軸にあるのはNPBのトップ選手である。

そこはWBCでもそう大きく変わる話ではない。

前回は親が日本人という条件でヌートバー選手が出ていたが、

今回もこういう選手を検討したかは知らないが、結果として全員日本人となっている。

山岳スキーは山岳競技?

今回のオリンピックの新種目に「山岳スキー」があるという。

ノルディックスキーのクロスカントリーとは違うのか? と気になってたが、

なんと競技団体からして違うのだという。


国際スキー連盟(FIS)管轄の競技はスキー・スノーボードを使う競技のほとんどである。

唯一、ノルディックスキーを履いて走り回って射撃をするバイアスロンだけは別団体である。

射撃という要素もあるからなんだろうな。

それを除けばアルペンスキー・ノルディックスキー(ジャンプ、クロスカントリー)、

そしてフリースタイルスキー、スノーボードまでも含まれる。


では、山岳スキーは? というと国際山岳スキー連盟(ISMF)というのがある。

歴史的には国際山岳連盟(UIAA)から分離される形でできている。

面白いのは日本の競技団体で日本山岳・スポーツクライミング協会である。

この団体は登山という観点での上位団体はUIAAである。

スポーツクライミングという観点での上位団体は国際スポーツクライミング連盟、

これもUIAAから独立したという経緯がある。

そして山岳スキーという観点での上位団体はISMFという形である。

というわけでどっちかというと山岳競技の一種なんですね。


実際、この種目はスキーであると共に山登りでもある。

クロスカントリースキーはあらかじめ溝を作ったコースを走る。

一方で、山岳スキーは圧雪されていないところを進む。

斜面を下るところはアルペンスキーの要領で下ることはできるが、

登るという点では2つ選択肢があって、1つはシールというのをスキー板に貼って進む方法。

シールというのは毛を使ったすべり止めである。これで急斜面も登れると。

もう1つは板を担いで歩く。急斜面においてはこちらがよいこともある。

このような登山特有の技も使いながら登って、下りは滑るというわけである。


スポーツクライミングも、元々は崖を登る登山の技を競うところから始まった。

日本では国民体育大会→国民スポーツ大会の山岳競技で長年行われている。

昔は縦走とかもあったけど、これはもうなくなって長い。

もはや登山とはかけ離れているように思うが、それでも山岳競技なのは過去の経緯による。

山岳スキーもそうで、確かに実施するには山がないとできないが、

オリンピックで実施されるスプリントは総じて3分程度の競技である。

ちょっと登山って感じではないですよね。


残念ながら日本選手は出場枠が取れなかったので出場はないそう。

今後も続く追加種目になるかはわからないけど、

スポーツクライミングと山岳スキーで夏冬双方で山登りにルーツのある競技が定着すれば面白いなとは思いますね。

オリンピック種目として定着すれば国民スポーツ大会でもという話があり、

山岳競技は冬季大会と秋季大会の双方にまたがる種目になるとか、

そういう展開ももしかしたらあるかもしれない。まだ時期尚早か。

紙の申告書とクレジットカード納付

職場の書道部の人が「確定申告しないとなぁ」と言っていて、

それは確定申告なのか? と思ったら、なんと納付が発生するらしい。

株式の譲渡所得の影響らしいのだが、特定口座じゃないのか?


所得税の確定申告を行った後、還付ならば還付金が戻ってくるまで待つだけだが、

納付側の場合は、何らかの方法で納付手続を行う必要がある。

確定申告は例年3月15日までだが、納期限も3月15日で同時である。

自分で申告書に書いた金額を税務署の指示を待たずに納めるのが基本である。

古典的には金融機関にある納付書に必要事項を記載して支払う形になる。

納付書は税務署でもらうこともできるが、日本銀行歳入(復)代理店には置いてあることになっている。

通常はどうしているんでしょうね? 例年申告している人には送られてくるみたいな話も見たが。


で、e-Taxで申告する場合は、インターネットで納付出来るんだよなと思ったのだが、

紙の申告書を印刷して提出して、クレジットカードで払っている、

というからそんな方法あるの? と思ったらあるらしい。

というわけで普段なじみがない国税の納付方法の話。


国税庁のサイトによれば、国税の納付方法には下記があるとなっている。

  • 振替納税
  • ダイレクト納付
  • インターネットバンキング等(ATM含む)
  • クレジットカード納付
  • スマホアプリ納付
  • コンビニ納付
  • 現金納付(上記で書いた納付書で金融機関・税務署で支払う方法)

わりとたくさんあるんだな。

ダイレクト納付


振替納付は口座から自動的に税額が引き落とされる仕組みである。

地方税ではおなじみで、僕も軽自動車税は自動振替で払っている。

振替納付は予定納税の対象者には特に便利なシステムだろうと思う。

予定納税というのはあまりなじみがないかもしれないが、

前年の所得税納付額が15万円以上の場合は、当年の所得税として1/3を7月、1/3を11月に支払う。

最終的な所得税の金額は翌3月15日までに行う確定申告で決定するが、

その前に「予定」で納税するから予定納税と言われている。

現金納付で納めている場合は予定納税の納付書は税務署から送られてくる。

それを金融機関に持って行って払ってもよいが、自動振替ならその手間がない。

これは多くの地方税同様だが、面白いのは確定申告後の納付である。

振替納付の場合は、申告書に書いた金額が自動的に引き落とされるが、

3月15日に提出して3月15日に銀行から自動引落は当然不可能。

調べてみると4月下旬の振替日に引き落とされるらしい。

実質的に納期限が1ヶ月ぐらい伸びるんですね。そんなこともある。


ダイレクト納付も口座振替という点では同じだが、

振替納付は個人所得税・消費税のみで、ダイレクト納付はe-Taxで手続き出来るすべての税目で、

e-Taxを利用出来るプロ向けの納付方法ということになろう。

で、もう1つ、e-Tax特有の納付方法としてインターネットバンキング等というのがある。

これはPayeasyのシステムを利用していて、e-Taxでの申告からそのまま納付に進める。

PayeasyはATMでも使えるので、だから「インターネットバンキング等」という書き方になっている。

e-Taxといえばこれとセットで使うものと思っている人もいそうだが、どうなんだろ?


ところが、これに新しい方式が近年加わって、

クレジットカード納付、スマホアプリ納付、コンビニ納付である。

クレジットカード納付は手数料がかかるがクレジットカードで納付できる。

スマホアプリ納付は5つのアプリで30万円までの納付ができる。

ちなみにPayPayの場合は銀行口座などでチャージしたPayPayマネーでしか納付できない。

コンビニ納付はQRコードを発行し、これをLoppi・Famiポートで読ませてレジで支払う方法。

いずれもe-Taxでの申告が前提だと思っていたし、通常は納付後にそのまま進むことが想定されている。


しかし、これらの方式はいずれも現金納付で納付書に記載する情報に相当するものを入力して進めることもできる。

すなわち紙の申告書で提出して、これらの方法を利用することもできるのである。

これは知りませんでしたね。

納付後の処理は現金納付と全く一緒ということなんだろう。

インターネットバンキングがe-Taxで申告した場合しか使えないという記憶から、

他のインターネットからの手続きもできないと思い込んでいたが、そうでもなかったと。


いまどきe-Taxで申告書の提出をせずに、Webの申告書作成コーナーで入力して刷って提出する理由もよくわからんが。

カードリーダーがない? でもスマートフォンでもいけるらしいし。

昔、マイナンバーカードの発行前には僕もこの方法でやってたが。

良くも悪くもほぼ同じという印象しかないんだよな。

そしたら送付不要なe-Taxの方が楽じゃないと。

チームパシュートのプッシュ作戦

冬季オリンピック、日本チームの活躍している種目は多岐にわたるが、

スピードスケートもそんな種目の1つである。

そのチームパシュートを観戦して「先頭交代しなくていいの?」と戸惑っている人がしばしば。

最近流行の戦術で、先頭交代によるタイムロスを減らせるので採用されているのだという。


スピードスケートのチームパシュートは比較的歴史の浅い種目だというが、

この種目は自転車のチームパシュートに着想を得て作られたとされている。

自転車競技は全般的に先頭を走る選手への負担が重い競技である。

ロードレースだと先頭を交代しながら走るのが不文律とされていたり、

競輪では先頭を走る選手がまるで勝負にならないことから、

先頭に順位の付かない選手を置いて途中まで走らせる先頭固定競走が導入された。

トラックレースのケイリンはここに着想を得た種目である。


チームパシュートは4人の選手が接近して走ることで、

先頭選手の負担が重い一方、後ろの選手は空気抵抗が軽減される。

このため4人で先頭を分担することで、全体として速く走れるわけである。

さらに言えば3人ゴールすればよいので、1人は途中で脱落しても良い。

というわけで自転車競技では先頭が順々入れ替わる種目で間違いない。


スピードスケートもごく最近まではこの通りだったのだが、

2020年に自転車とは異なる手段が出てきて、それが後ろの選手が前の選手を押すという方法である。

すなわち、空気抵抗を受ける先頭選手の負担は重いのだが、

その先頭選手の負担を軽減するため後ろの選手が押せば、長く粘れる。

なんならゴールまで粘れてしまう。そういうことができるのだという。

これは自転車ではあり得ませんよね。

実際のところスケートでも危険な技ではあって、選手間の距離を詰める必要があるから。

このため日本の女子チームは前回北京オリンピックでは部分採用に留まった。

すなわち先頭交代はやるのだが、部分的には後ろから押してもらうと。


今回は練度が上がったこともあって、本格採用にいたったとのこと。

この結果、ずっと高木選手が前を引っ張るという形である。

かなり過酷らしいが、そこは後ろに粘り強い選手を置くことでカバーすると。

国際大会でもこの体制で結果を出しており、満を持してのオリンピックとなっている。


ただ、これってどうなのよという意見も当然あるわけですよね。

選手間の分担をどうするかはチームの戦略で自由であるべきだが、

やはりこの先頭の入れ替わりというのが競技の特徴と思われてきたじゃないかと。

それを違う競技というのかは意見も分かれるところだが、

何らか封じるようなルール変更も考え得るところである。


やるとすれば必ず先頭を交代するというルールよりは、

プッシュ作戦を封じるというルールの方がよいように思う。

やはりこの作戦は危険が伴うものであるから。

一方でそれができるチームも国際大会では普通にいるとなれば、

作戦の1つとして認められるべきだという考えもあるだろう。


場合によってはそれが別々の種目として行われることもあり、

バタフライは元々平泳ぎの定義にあたる泳ぎ方だったが、

あまりに違いすぎるという理由で別種目に分けられた経緯がある。

ただ、昨今オリンピック種目は絞り込みが求められているところで、

分けたところでオリンピックでは一方しか出来ないとなれば、

オリンピック種目に選ばれなかった方は細ってしまうのが宿命。


チームパシュートは日本語で「団体追い抜き」と書かれるが、

入れ替わりのために追い抜きがないのにこれいかにいう意見もあるが、これは明確に間違いである。

自転車競技では個人パシュートというのも存在する。

(2008年のロンドンを最後にオリンピック種目としては廃止)

2選手のスタート・ゴールが半周ずつズレていて、

通常は同時にスタートを切って先にゴールをしたほうが勝ち。

実は半周ズレた相手選手を追い抜くとその時点で勝ちになるルールがある。

そう「追い抜き」というのは相手選手を追い抜くと勝ちという意味だったのだ。

これ僕も最近まで知らなかったんだけどね。

このルールは自転車・スケートともにチームパシュートにも存在する。

ただ、トップレベルの国際大会でこのような差が生じることは極めて稀である。

なので、入れ替わりがなくてもやはりチームパシュートである。