ドイツの議会選挙で極右政党と言われるAfD(Alternative für Deutschland: ドイツのための選択肢)が第2党になったと報じられた。
ドイツでは1つの政党が単独で過半数を取るのが難しいので、
複数の政党での連立が普通で、第1党のCDU/CSUを中心に模索しているとのことだが、
AfDとは組まないという方針らしく、政権与党にはならない見込みである。
ドイツ総選挙、最大野党の中道右派が勝利 極右AfDは第2党に (BBC NEWS)
AfDが支持を集めたことには違いないが、地域的な偏りがかなりあるらしい。
Diesen Ausgang sagt die Wahlkreisprognose voraus (ntv)
「分析」のところに地図が貼られているのだが、
左の地図で青く塗られたところがAfDが第1党だった地域である。
見事にかつての東ドイツ地域なんですね。
一方で黒く塗られたところがUnion(CDU/CSU)が第1党の地域である。
こちらは旧西ドイツ地域をほぼ塗りつぶしている。
ところでこの地図、南東部のバイエルン州の色が濃いと思ったかも知れないが、
CSU(Christlich-Soziale Union: キリスト教社会同盟)はバイエルン州の地域政党で、
CDU/CSUは議会では実質的に1つの政党として活動しているが、
CSUはバイエルン州の地域政党で、CDUはバイエルン州では活動しないという形で棲み分けている。
それだけバイエルン州で強いということなんだけど。
別にAfDは東ドイツの地域政党ではないし、西ドイツ地域でも得票は集めている。
ただ、ここまで偏っているのを見ると頭によぎるのが、
大阪府における日本維新の会(大阪維新の会)である。
先の衆議院選挙では大阪府内の小選挙区を独占なんて話もあった。
一方でそれ以外の地域ではなかなか苦戦しているのが実情で、
隣接する兵庫県阪神地域ですらなかなか容易ではないようだ。
逆に大阪府における自民党はガタガタだと言われており、
与党でない自民党にはそんなに価値はないという実情を表しているか。
もっともCDU/CSUとAfDは組まないぞと言っている一方、
自民党と日本維新の会は比較的組める相手だと思われているので、
そんなに地域を分断しているという感じはないが。
AfDを支持する人が多い東ドイツ地域はどうなるんでしょうね?