おととい、熊本地震の話を書いたときに書き忘れていたのだが、
今回、地震の被害が大きかった八代市は、九州自動車道・九州新幹線が通っている。
在来線も鹿児島本線が移管された肥薩おれんじ鉄道が通っている。
この影響を大きく受けるのが鹿児島県と宮崎県である。
当然、熊本県への影響もあるが、熊本市付近と福岡方面の往来はすでにほぼ通常通り確保されている。
さあどうしようかということである。
といってもすぐにとりうる手段は大分経由での迂回なのだけど。
東九州自動車道が北九州~日南で開通している。
さっき宮崎県に影響があると書いたが、九州自動車道の えびのJCTから分岐する宮崎自動車道があり、
平時においては福岡~宮崎は宮崎道+九州道がメインルートである。
宮崎道は鹿児島県内から東九州道へのアクセスにも使えるので、
それも含めて東九州道で大分・北九州に向けて走って行くということになる。
鉄道については鹿児島にとっては新幹線の代替、そして宮崎にとっては高速バスの代替という意味もあるのか、
鹿児島~宮崎や宮崎~大分・北九州の特急が増発されている。
あとは空路ですね。そもそも鹿児島・宮崎というのは空路の利用が多いですが。
福岡~鹿児島は平時はATR42が1往復飛ぶのみだが、ジェット機を動員して増発されている。
おそらくこの便は機材繰りや奄美路線との乗り換えの都合で飛んでいるのだろうが、
いざとなれば増発できるようにという意味もあったんだと思う。
ただ、八代周辺は見ての通りの被害ですから、いつ復旧できるか正直わからない。
九州新幹線は水俣~鹿児島では再開の見込みが立ったそうで、
鹿児島県内の移動手段としては使えるようになるが、そこまでである。
高速道路は九州自動車道は緊急車両限りではお盆頃には通れるようにするとのこと。
そこまでには継ぎ接ぎでも安全なルートを確保するということだろう。
そこから一般車が通れる状況までのギャップがどれぐらいあるのか知らないが。
今回、この八代周辺だけピンポイントで迂回するルートが乏しいことが問題である。
一応方法はある。それが長島~天草のフェリーを使うということである。
この前の夏休みの旅行で走ったルートである。
当初は天草~熊本方面のルートも怪しかったから、さらに天草~島原のフェリーを組み合わせないと使えなかったが、
現在は天草~熊本方面のルートも回復している。
宇城市もひどい被害を受けたから心配をしていたのだが、天草との道路という点ではなんとかなったらしい。
このためここだけピンポイントで迂回する手段としては、
長島~天草を海で渡り天草経由で往来するという手段はある。
ただ、そもそも一般道は往来が全く出来なくなるような状況になっていないようだ。
このため熊本県内で支援物資の輸送などに目立った問題はないよう。
なので、どうしても通らなければならない状況であれば、一般道を通るということなのだろう。
それを普段の九州自動車道などのように使われるととても間に合わない。
ましてや緊急車両の通行の妨げになることも考えられる。
迂回できる人は東九州道に迂回する対応を取るべきだということである。
長期的にどうやって対応していくかは難しい問題ではあるが、
広域においては九州自動車道の開通が最優先なのかなと思う。
これができれば鹿児島県・宮崎県への影響はだいぶ減るので。
ただ、新幹線が復旧しないと鹿児島県への影響はずっと続くでしょうね。
早期になんとかしたいという思いは山々だろうけど、どうなんでしょうね。