架橋離島とは

日本でもっとも人口が多い離島は淡路島だが、

淡路島って橋で本州・四国と結ばれているじゃないのと。でも離島なんですよね。

本土5島(北海道・本州・四国・九州・沖縄本島)と架橋された離島は架橋離島と呼ばれることがある。

なお、中洲や埋立地はそもそも離島には含まれない。


架橋離島のリストというのが自賠責保険の保険料を決めるためにある。

実は自賠責保険は車両の本拠によって保険料に差がある。

離島を使用の本拠とする場合は安い保険料が適用される。

さらに沖縄県は本土・離島とも割安な保険料が適用される。

しかし架橋されて本土と往来できる離島は本土と同じ料率が適用される。

自賠責保険で本土の保険料を適用する離島

なお、この中では唯一、淡路島は高速道路を走れない車は離島扱いになる。

淡路島は唯一高速道路だけで本土と結ばれた離島だったんですね。

瀬戸大橋が通る与島などもこれにあたるように思うが、島民用ランプしかないから対象外なんですかね。


架橋離島の数というのは地域ごとにかなり差がある。

広島県は架橋離島がすごく多いことが知られている。19島もある。(うち2島は無人島)

広島県の有人離島は33島なので、架橋されてない有人離島は16島となる。

それでも多いとは思うが、相当割合が架橋されていることがわかる。


長崎県の18島、熊本県の15島も多いですね。

長崎県はそもそも離島が多いんですよね。

離島振興法対象の離島が51島、これは架橋されると通常は除かれる。

広島県と比べると架橋どころではない島が多いが、それでも多い。

ちなみにこの中には大村市の箕島があるが、これは世界初の海上空港とされる長崎空港の島である。

(現在は無人島だが、ただの無人島で語れる島ではない)


熊本県は15島もあるが、戸馳島以外は天草諸島の島々である。

間違えなく架橋はされているのだが、すべて宇土半島を経る必要があるので、

なかなか遠い道のりだなという印象はある。

この不便さゆえに天草エアラインという航空会社があるんじゃないか。

なお、鹿児島県の3島はいずれも長島町に属しているが、

これも天草諸島にあたる。ただし架橋先が鹿児島県である。

どうも歴史的には同一地域だったが、だいぶ昔に薩摩国になって、架橋もそちらにされたということらしい。


特徴的な架橋離島としては三重県志摩市の賢島がある。

ここは賢島駅があるが、日本で唯一の離島にある鉄道駅である。

歴史をたどれば淡路交通が洲本~福良を結ぶ鉄道を経営していたが、

現在の淡路交通は橋を渡って神戸と淡路島を結ぶバスを運行する会社である。

あまり離島っぽくはないのだが、リゾート施設が多くあるのは特徴的な島である。

なお、賢島には旅客船ターミナルがあり、間崎島を経て、和具に至る航路がある。

形式上は離島~離島~本土 ということになるが、実際には賢島が本土側で、和具は陸の孤島のようなところである。


ちなみに東京都には架橋離島はなく……というか伊豆諸島・小笠原諸島以外に離島はないからな。

東日本は少なくて、宮城県の3島と神奈川県の2島である。

なので架橋離島という概念になじみがない人も多いのかもしれない。

架橋離島もいろいろで、架橋されても船で往来する人が多い尾道市の向島みたいなのもある。

架橋されて海況によらず往来できるのはよいが、必ずしも人の流れにあっているとは言えない面もある。

でも、だいたいは橋をできるだけ活用する方向になってますね。