桜には遅い吉野行き

昨日は奈良で吉野を感じていたが、今日は吉野へ向かうことに。

というわけで橿原神宮前駅から吉野行きの「普通」に乗る。

昔は吉野線ではあべの橋直通の急行(吉野線内は各停)がメインだったが、現在は別立てになっている。

実際には橿原神宮前行きの各停をホームで待たせて、橿原神宮前行きの急行が到着したら、吉野行きとして出発するというやり方をしている。

2両編成のワンマン運転対応車両を使うためにこういう運行形態にしたらしい。

それだけ近年は吉野線の利用は振るわないということなんだよな。


吉野駅はICカード専用の自動改札機が据え付けられているが、

新タイプに置き換えられ、クレジットカードのタッチ決済、QRコードにも1台で対応するように。

一般的な自動改札機を解体して作ったかのような見た目だったが、果たしていかに。

メインルートはロープウェイ(ケーブルという表記だが)である程度上がる方法だが、

せっかくなので歩いて上がっていくことに。どうせロープウェイを使ってもほとんどは歩きなのである。

桜の時期はすっかり過ぎたという認識で、人はさほど多くないが、ガラガラでもない。

工事現場が見えてきたが、これが工事中の金峯山寺二王門である。

工事前の状況が説明されていたが、不同沈下など解体しないと解決できない問題が積み重なっていたという。

けっこう悲惨な写真が貼られていた。やっぱり大変ですね。


で、今日、金峯山寺にやってきたのは秘仏で本尊の金剛蔵王大権現3体の開帳をしているから。

秘仏といってもいろいろですが、ここは年2回一定期間公開するというもの。

二王門修理の勧進という名目もついているが、もともと年2回やっているのでそこは変わらんらしい。

春は桜の時期から連休までをカバーするおよそ1ヶ月である。

で、ちょうど法要の時間に被ってしまい、せっかくなので一緒に拝むことに。

護摩供のために火は燃やすわ、法螺貝は吹くわとなかなか独特な感じである。

必ずしも蔵王堂でやるわけではないようだが、毎日正午に行っているらしい。

で、法要後には金剛蔵王大権現3体をしっかり拝むことが出来た。巨大である。

外陣にはいろいろ仏像などあるが、博物館に出ていることを示すボードが多く置かれていた。


この先、歩いて行くと吉水神社というのがあった。

後醍醐天皇の皇居を転用した神社ということで、御祭神は後醍醐天皇ということである。

で、この敷地内に名勝「一目千本」があるんですね。

ここからみるともうほとんど葉桜、ただちらほら桜は残っている。10本ぐらい?

奥の方がよく残っているというわけでもないので、あまり進んでも仕方なさそう。

で、こうするともうすこし進むとバス発着場があるんじゃなかったっけ? と。

そう、この期間は中千本までの臨時バスが走っているのである。これを使うと下りで参拝・花見が楽しめるというわけである。

これを帰りに使うと。ちょうど着いたらバスが出る時間で、けっこう利用する人は多かった。


吉野駅に到着すると次の電車までちょっと間が開いていたが、選択肢もないので橿原神宮前行きの各停に。

学校帰りの人も乗るのか2両編成ではけっこうな混雑だった。

せっかくなので橿原神宮に参拝していくかと降りると、令和22年が皇紀2700年であることを示す看板が。

2040年ってことですね。そこそこ先ではあるが見えてきたということだろう。

その後、帰路についたのだった。

今回の関西滞在は明日まで。短期間だがまずここで行きたいところは行けたかなと。