週末に間に合わない投票所入場券

昨日、家に帰ってきてポストを見たら、しょうもないDMが1通。

ということは……まだ衆議院議員選挙の投票所入場券が届いてないのか。


まず、これは正しい状態なのかということである。

市のWebサイトを掘ると、来週月曜か火曜に配達予定とのこと。

というわけで妥当なようである。

投票日までには届くので本来の役割としては問題ない。

が、これじゃあ期日前投票が困りそうだなと思った。


散々言われている話だが、期日前投票には投票所入場券は必要ない。

これは不在者投票もそうなのだが、宣誓書を記載するわけですよね。

その内容を見て、選挙人名簿と照合して受付ができるためである。

ただ、手元に投票所入場券がある場合は持参するように求めている。

これは混乱防止のために投票所入場券を回収する意味もあるかもしれないが、

多くの市町村では投票所入場券にバーコードを付加していて、

そのバーコードで名簿照合を行うことができるためである。


さらに言えば、最近は投票所入場券に期日前投票の宣誓書を刷り込んでいる市町村も多い。

事前に投票所入場券の裏面や下などに設けられた宣誓書の記載事項を書いて持参すればスムーズである。

最近は期日前投票受付で宣誓書を書いている人はあまり見ないぐらい。

書く場合でも入場券の裏面に書いている人が大半である。

ただ、宣誓書の紙はちゃんとおいてあるはずである。

まだ届いていない場合、何らかの事情で受け取れなかった場合、紛失した場合など。

おいてある紙に書けば投票できるわけである。


今週末はまだ誰も投票所入場券が届いていないので、あらかじめ書いて持参するのは難しい。

その上、受付では宣誓書の内容を元に選挙人名簿の照合をしなければならない。

そしたらどう考えても混むだろうと思うわけである。

だいたい期日前投票は投票日前日の土曜日の混雑がひどいが、

選挙期間に入っている場合はその前の土日もそれはそれで多いはず。

でも、上記のような事情で足が遠のくのではないかと思う。

そうすると前日土曜の混雑激化、投票断念という有権者も一定出るのだろう。


あと今回はさらに面倒な話があって、最高裁判所裁判官国民審査である。

昔は国民審査の不在者投票・期日前投票の開始は衆議院議員選挙とズレていたが、

2016年以降は基本的には一致するようになったそう。

ところが今回はあまりに急な日程のため、裁判官の名前を刷り込んだ投票用紙の準備が間に合わないと、

投票開始を遅らせる措置がとられ、明日2/1から投票開始である。

国民審査については投票する意義を感じない有権者も多いだろうが。


ただ、ふと思い出したのだが、国民審査が在外投票の対象でないことについて違憲判決が出て、

現在は国民審査も在外投票できるようになった。

国民審査が在外投票の対象外としていた背景には投票用紙の送付が間に合わないということがあり、

対策として裁判官の名前の代わりに番号が印刷された投票用紙を使い、

その番号と裁判官の名前の対応関係は在外公館などに掲示するという方法がとられた。

これを期日前投票・不在者投票の初期に適用すればよかったのでは?


というわけで困った選挙ですよね。

今までも投票所入場券の到着が遅れるかもという話はあったが、

1~2日程度のことで、前の週末の期日前投票には間に合っている。

今回もそんなもんだと思ったのだが、もう派手に遅れまくってると。

市町村によっては市役所以外の期日前投票所の確保ができないという話もあった。

制度上、急な選挙というのは当然あるけど、今回はいろいろな思惑があってこういう状況である。いけませんね。