9bitのUARTが必要なわけ

あるシステムで9bitのRS-485通信という記載があり、

よくわからんし、マイコンでそういう設定できるんだっけ?

と思っていたが、サンプルプログラムを見てなるほどとなった。


RS-485は調歩同期式のシリアル通信の伝送方式の1つで、マイコンにとってはUARTってことですね。

RS-485の特色として2線のバスに複数の機器をぶら下げることができるというのがある。

どうもそこと関係がある話のようである。

というのも通信の先頭ではMSB=1にしてアドレスを伝達、

それ以降の通常のデータはMSB=0としてデータを伝達することで、

アドレスとデータ本体の識別を容易にするための方式だからである。

RS-232のような1対1通信の場合はそもそもこういう方法が必要ないと。


マイコンの開発ツールでUARTの設定をするときに9bitって設定がなくて、

あれ? と思ったのだが、ちゃんとマニュアルを見たら9bitってのはあった。

この9bit通信というのは8bit+パリティのパリティに相当する部分をアドレス識別用に使うというものである。

というのもUARTは通常LSBファーストで伝送され、最終ビット=MSBの次にパリティを付ける場合がある。

ということは9bit通信のMSBは8bit通信にパリティを付けた場合のパリティの位置である。

このあたりの言い方はマイコンにより差があるかもしれない。

RS-485通信をモニタリングする機器を取り付けていたのだが、

こちらでは8bit通信でパリティビットを任意設定できる設定にすることで、9bit通信に対応できるようだ。


さらにこのMSB=1でアドレスを伝達することに特化した機能をハードウェアレベルで備えていて、

というのも、指定のアドレスデータのみを受信するという設定が可能なためである。

これは今まで使ったことがなかったので全然知らなかったのだが、

他のマイコンでもこういう機能はわりと備えているようである。

アドレス0x5Aの機器は普段は 0x15A の9bitデータ以外は無視する設定にしておく。

こうすると{0x123,0x030,0x04A,0x05A,0xFF} のような通信には一切反応しない。

データ本体に0x5Aを含んでいても、MSB=0なのでアドレスではないと容易に識別できる。


その上で {0x15A,0x020,0x043,0x091,0x070}という通信が来た場合、

0x15Aというデータを受信した時点で割り込みが入るようにしておけば、

ここでアドレスデータのみ受信する設定を一旦解除する。

すると後続の{0x020,0x043,0x091,0x070}を受信できるようになる。

所望のデータを受信できたら元の設定に戻して、自分のアドレス以外の通信を無視するようにする。

こうすれば無駄な受信処理が発生しないというわけである。

そんなことできるのか。


というわけでわりと理にかなった機能だったらしい。

なんでマイコンの開発ツールで9bit設定が見えなかったのかわからないけど、

レジスタに適切な設定をすればちゃんとそのように動作していた。

さっきも書いたように1対1通信ではそもそもいらない機能なので、

代表的な設定ではないということで除けられたのかもしれない。

実際の製品では直接レジスタ操作で設定するので特に問題ないですが。

パトカーで犯罪率が下がるゲーム

1ヶ月ぶりぐらいにCities:Skylines2で遊んでいたら、

アップデートでいろいろ変わっていたが、特に変化が大きかったのが警察。

従来は全く問題なかったはずの治安の指標が「高犯罪率」になってしまった。


理由は警察がパトロールで巡回することで治安が改善する仕組みになったため。

従来は警察の車というのは事件があったときに出て行くだけだった。

なので車の台数が足りないということはあまりなかった。

アップデートにより車の台数や道路での往来のしやすさが治安に影響するということで、

車両数が多い警察署を道路の便がよいところに建て直した。

これにより治安は急激に改善していった。


日本の警察では交番・駐在所が定期的に各戸を巡回している。

その交番の管轄だったのか

郊外だとパトカーでの巡回かもしれないが、市街地では徒歩・自転車だろう。

警察が定期的に顔を見せておけば、犯罪率が下がるという発想は同じだな。

現在は交番・駐在所の体制強化のために集約が進む傾向がある。

どうしても常時人を貼り付けるというのは大変なことなので。

集約した分は警察署のパトロールとの組み合わせで対応しているとのことで、

実態としてはパトカーが巡回することで犯罪率が下がる仕組みに近いのかもしれない。


この結果、市内を警察車両がうろちょろする状態になった。

ゴミ収集車も大概多いが、感覚的にはそれより多いんじゃないかというほど。

よく確認してないけど、警察車両が街中にたくさんいると、

犯罪が行われたときに逮捕できる確率が上がるかもしれない。

他にも逮捕周りの仕様変更があり、従来より拘置施設の稼働率が上がるという話も。

とはいえ、パトカーのカバーエリアの方が重要だと思うけど。


Cities:Skyline2は各種の施設のカバーエリアの決まり方はいろいろある。

医療・消防・公園といったところは、道路での距離と沿線人口で決まるようである。

人口密度が低い地域ならば同じ施設でも広くカバーできるし、

人口密度が高い地域は大規模な施設でも狭い範囲しかカバーできない。

医療機関のカバー範囲では健康度が改善し、消防のカバー範囲では火災発生率が下がり、

そもそも救急車・消防車の出動が減るという仕組みである。

(この手のゲームでは当たり前だが、救急車の出動元は医療機関である)

従来は警察もこの手の施設で、カバー範囲の犯罪率を下げて、パトカーの出動自体が減っていたと。


ゴミ処理、郵便といったところは実際に車両が巡回することで改善する。

ゴミや郵便が貯まって処理されなくなると企業活動の効率が下がったり幸福度が下がると。

各種施設から遠くても処理さえ間に合えばよいとも言えるし、車両数がカバー範囲として重要になってくる。

現在の警察はこちらの考えになったわけですね。


あと死亡率も下がったみたいですね。

なんか異様に死者数が多くて、霊柩車が街中を駆け巡っていて異様だったけど、

それも落ち着いたようで今はそこまででもないみたい。

けっこうこのあたりは仕様変更の影響は大きいんですよね。

東京高速道路を続ける口実

東京高速道路というのが銀座周辺を走っていたが、この土曜でほぼ廃止となった。

一般的には観光用の有料道路で使われることが多い一般自動車道の制度を、

都市高速でかつ通行料無料で適用しているという珍しい道路だった。

もっとも多くの場合は首都高速との連続利用だっただろうから、無料で走っていた人は限られそうだが。

首都高速のネットワークの中では東京高速道路株式会社の路線ということでKK線と呼ばれていた。


廃止になる理由は都心環状線の日本橋上空を走る区間を地下化することと関係している。

地下化されるのは都心環状線の神田橋(八重洲線接続)~江戸橋(上野線・向島線接続)の区間だが、

この際、神田橋からの地下区間は向島線のみにつながる構造となる。

となると、神田橋から来た車は従来の都心環状線の汐留方面に行けなくなる。

神田橋~汐留は八重洲線とKK線で往来することも可能だが、

ビルの上を走るKK線は大型車が利用できないため都心環状線の代替には不適。

このため、八重洲線の西銀座(KK線接続)と都心環状線の京橋付近を結ぶ地下式の道路を作り、

これで大型車含めて神田橋~汐留を往来できるようにするというわけである。


明言はされていないのだが、おそらくこれにより八重洲線は都心環状線(C1)の一部となる。

地下化される日本橋区間は案内上は6号向島線の一部となり、

神田橋JCTは都心環状線(三宅橋方面)と向島線を接続するという扱いになるはず。

江戸橋~京橋の都心環状線は案内上は1号上野線の一部となり、

江戸橋JCTは向島線と上野線(京橋方面)を接続するという扱いになるのかな。

そして京橋JCTで都心環状線(汐留方面)と上野線が接続されるとなると。


ところで東京高速道路の自動車道事業は全廃されたわけではないという話がある。

というのも発表資料のタイトルも「東京高速道路(KK線)の廃止(東銀座出口を除く)」となっている。

どういうことかというと、京橋JCTで分岐した先にあるKK線はほぼ廃止だが、

京橋JCT直近にある東銀座出口だけは存続することになっている。

京橋JCT付近にある白魚橋乗継所を境に東京高速道路の営業区間となり、

東銀座出口まではごく短いが、東京高速道路所有の新京橋ビルの上を走る区間には違いない。

ゆえに東京高速道路の自動車道事業はわずかだけど残るという話である。

もっとも今後は東銀座出口は都心環状線の出口として案内されるだろうから、

KK線の名前を見ることは無くなるというのは事実である。


冒頭にも書いたように東京高速道路は一般自動車道としては珍しい無料道路だったが、

ビルの上を走る道路で、かつビルの賃貸料で経営が成り立っているためである。

それもこれも銀座周辺の一等地に土地を持っているからということになるが、

これらは汐留川や京橋川を埋め立てることで生み出された土地である。

都市高速という公共性のある目的のために埋立が認められたわけである。

(ちなみに汐留川は中央区と千代田区の区界にあたり、ビルの所在は現在も確定していない)

ビルを所有する名目として自動車道事業を行っているというのが実情だったわけである。


ところが今回、東京都から八重洲線に都心環状線の機能を持たせるため、

KK線との接続を切ってしまうという提案をされてしまったわけである。

こうなるとビルを経営する理由もなくなってしまうわけだが、

「歩行者中心の公共的空間」に転換するということで東京高速道路の事業は存続する。

どうしても遊歩道が必要なエリアとも思えないのだけど、そういう口実がなければ存在できないビルなのである。

将来的には道路・ビルの老朽化への対応が必要だっただろうけど、

今回、道路を廃止しながらもビルの存続が認められたのは渡りに綱だったかもしれない。


日本橋区間の首都高速の地下化事業は僕はかなり懐疑的である。

というのも地下化されるのは日本橋川上空を走る区間のうち、神田橋~江戸橋のごくわずかのためである。

この地下化事業は日本橋付近の景観改善という目的が大きいとされている。

でも、ここしか改善されないんですよ。そのためには大がかりすぎないかと。

ただし、この事業には首都高速の老朽化対策という側面もある。

この事業に合わせて京橋~汐留の築地川区間の大規模改築も行われる。

また、向島線の江戸橋JCT~箱崎JCTの距離が短いことにより、

都心環状線に渋滞が伸びてしまうという問題が生じているのだが、

先ほど書いたように都心環状線・向島線の分岐点が神田橋JCTに動くので、

これにより都心環状線の渋滞緩和が見込まれているというのもある。

新しい都心環状線は急カーブが多くなりそうで、安全に走れるのかという懸念もあるが。

八重洲線は長期通行止めで改築するのでそこはなんとかするんでしょう。

グリーンアローズの道をバイクで走る

東京駅から新豊洲・有明方面に行くのに晴海通りのバス、都05-2系統が便利である。

すさまじい混雑なので、有明まで乗るなら東16系統の方が結局早いのだが。

この都05-2系統は「グリーンアローズ」という愛称があり放送でも流れる。

グリーンアローズは晴海通りのバスに都市新バスシステムを導入した際に命名されたもので、

都03, 都04, 都05の3系統があることから、この命名は 三本の矢の故事から来たという定説がある。

都05は従来からの晴海発着便が都05-1、東京ビッグサイト発着が都05-2と枝番で分かれた。

都04は東京駅~豊海水産埠頭と通勤バスっぽい目的地だが、1日を通じて本数は多い。

問題は都03である。四谷駅~晴海五丁目だが、1時間1本程度と本数は少なく、単独区間の利用は多くないという。


三本の矢の1本は折れかけだとか言われているが、元は都03がメイン系統である。

その歴史は路面電車の時代にさかのぼり、新宿駅~月島(現:勝どき駅付近)を結ぶ電車だった。

これを継承したバスが銀71系統で当時はたいへん利用者が多かったという。

そのため都市新バスシステムの名目でバスサービスの高度化が図られた。

このオマケで2系統くっついてきたというのが実情だという。これが1988年のこと。

当時は大江戸線の建設途上だったが、2000年に環状部が完成した際、

都営バスの路線にも大きく手が入り、都03は新宿駅~四谷駅を短縮した。

(この区間の地下鉄が出来たわけではないが、勝どき駅の開業などの影響も考えたのだろう)

ところがこれにより利用者が激減、本数も減っていって今はこの有様。


ここまでが前置きである。今回、この都03系統のルートをなぞって四谷から晴海通りを走り、

そのまま直進、新豊洲駅・有明周辺にバイクで走ってみたわけである。

このエリアは観劇を中心に用事があるが、特に帰りの往来に困っている。

さっきも書いたように都05-2系統は便利なルートだが、混雑が激しい。

夜はこの系統に限らないがバスの本数が減るので、そもそも不便な上にそもそも乗れないリスクがある。

電車を使えばよいが、利便性が高い豊洲駅や国際展示場駅まで歩くと遠く、そこからも乗換など不便である。

そこで四谷からズドンとバイクで行けばいいじゃないかと考えたわけである。

四谷なのは家との往来が便利で、東京駅のような巨大駅ではないからである。


というわけで最寄り駅でバイクを畳んで電車に乗って四ツ谷駅で下車。

(なぜかJRの駅名には「ツ」が入るが、バス停は四谷駅、周辺の町名も四谷である)

エレベーターはあるが妙に遅い。人数も乗れないので混雑する。

エレベータを上がって改札を出て、麹町口の方を見るとエレベータがないので、

じゃあ反対かと見てみるとタクシーが見える。なんと改札と同じ平面に車寄せがある。

というわけでここでバイクを組み立てて出発である。

駅の目の前は国道20号線「新宿通り」で、自転車専用通行帯もあり上々の滑り出し。

半蔵門交差点で内堀通りにぶつかるが、文字通り皇居のお堀に沿った道路である。

左矢印・右矢印の信号を分けて出すので、どうやって二段階右折するのかと思ったら、

ちゃんと歩行者用信号機に「歩行者・自転車専用」と付いていた。これに従えばいいですね。

この先も左矢印信号を使う交差点にいくつか遭遇したが、だいたいは歩行者用の信号に「歩行者・自転車専用」を付けていた。

このあたりは絶景で、というのもお堀がすごく深いのである。歩行者も多かったが花見かな。


往路は概ね道なりに進めばよいが、しばらくは難しい道が続く。

三宅坂交差点は急カーブ注意とあり、下り坂とカーブの組み合わせなので事故が多いのだろう。

特定原付じゃそんな速度は出ませんけど、注意しながら走っていた。

国会前交差点、往路はどうってことなかったが、帰りが大変だった。

この交差点は銀座方面から来ると一番左が左折可の左折レーンになっている。

四谷に向かうにはここで右折するが、左折レーンから直進して右折する。

左折可なのであまり減速せずに車が突っ込んでくるので、大変難しい。

大阪の梅新東交差点の左折レーン2本よりはマシだけど、ここもけっこうハードである。

JRを越えると銀座の繁華街に突入するが、ここは第一通行帯を走るのが大変。

なぜかというとタクシーが多いからである。タクシーは乗降のために車線変更をしますからね。


築地あたりに来るとこのあたり落ち着いてきて、

少し古めかしい勝鬨橋を渡ると、埋立地にビルが乱立するようになってくる。

晴海大橋はかなり高いところを通るので歩くと大変である。

都05-2系統の本数の少なさと混雑の懸念から、晴海大橋を渡って晴海三丁目まで歩いて、都05-1系統を拾うことがあるが、

そこで大変なのが晴海大橋で、そこさえ乗りきれば楽なんだけどね。

そこをバイクだと20km/hは保って走っているのでそこは楽ですね。

渡りきると新豊洲変電所の円筒形のビルが見える。


今回、バイクでこのあたりに走ってきたのはバイクを停められそうな場所を探すという目的もあった。

まず、新豊洲周辺だが、歩道にバイクや自転車を停めているものの多いこと。

そんな中で駐輪場を備えているのが「チームラボプラネッツ TOKYO」である。

敷地の一角にラックを並べて自転車の駐輪場としている。

うちのバイクは入るけど、一般的なバイクは停められないでしょうね。

新豊洲一帯はバイクは全然ダメだなぁと思って見ていた。


木遣り橋を渡って、有明アリーナ、中にはジムや店舗利用者用の駐輪場はあるらしいが、

とても冷やかしでは近づけないような警備員配置である。

そのまま直進して かえつ学園西交差点で左折して都橋住宅前バス停付近の有明親水海浜公園の入口へ。

入口付近に駐輪場とかあるのかなと思ったが特にないよう。

公園の注意書きにはオートバイ乗り入れ禁止とある一方、園路に自転車に向けた歩行者優先の標示がある。

ということは園路は自転車が自走することは想定しているのか?

ただ、園路に駐輪スペースっぽいのは見えないんだよなぁ。

この辺は一時的に自転車を停めるだけでも難しそうですね。


引き返して有明ガーデン、自転車で来る人も多く、通路を押し歩きして駐輪場へ行くものは多い。

5時間無料と書いてあるが、休日はゲート開放されていて完全に無料みたい。

ただ、注意書きに明確に「バイクについては、バイク駐車場をご利用ください」とある。

このバイク駐車場というのが厄介である。

確かに有明ガーデンにはバイクの駐車場がある。しかし、料金体系が四輪と全く同じなのである。

大型のバイクであれば四輪と同じ料金で駐車できるだけよいかもしれないが、

原付でもこうなんですよね。というわけで困った話である。

とはいえクレジットカード持ちなら4時間無料など、定価に興味がない人なら気にせず使うんだろうが。


さらに先に直進すると、有明テニスの森公園があるが、バイクが停まっている一角が。

自転車の駐輪場に「原付・小型車はこちらをご利用ください」なんてある。

有明テニスの森公園の駐車場はテニスをする人向けのものである。

テニスを観戦する人や、有明コロシアムの観戦・観劇者の利用は想定していない。

四輪は有料だが、バイクは出入口のゲートをすり抜けて利用するようで、無料みたいですね。

自転車は歩道から押し歩きで入る想定だが、どっちから入っても原付は自転車のところに停められるようだ。


有明テニスの森駅の下には自転車の駐輪場はあるが、自転車だけである。

橋の前で左折すると有明アーバンスポーツパークがある。

ここは駐輪場が線で区切っただけで、一部は明確に「バイク駐輪場」とある。

有明アーバンスポーツパークはオリンピック時の施設を移設集約したもので、

例えば、地元の堀米雄斗選手が滑って金メダルを獲得したスケートボード場が利用できるわけである。

「livedoor URBAN SPORTS PARK」と書いてあって、livedoor!? と驚いたが、

間違えなくポータルサイトのlivedoorである。2022年にLINEから譲渡されて別会社になってたらしい。


周辺を散策してみると、運河沿いの有明親水海浜公園が有明アリーナ付近まで通じていることに気づく。

テニスの森駅からアリーナへ向かう人を公園経由で向かうように誘導しているようで、そのような人の流れもみられた。

もしかするとアリーナからの帰り道の運用も変わってるのかも。

有明親水海浜公園としては有明GYM-EX隣接地の広場を整備しているようだった。

何かオブジェがあるなと思ったら、パラリンピックのマークで、

このあたりはオリンピック・パラリンピックのシンボルエリアとして整備されるのだろう。


有明北橋を渡ると豊洲市場、市場隣接地には「千客万来」という施設がある。

千客万来には歩道に隣接した自転車の駐輪場があったが、歩道に放置されてる自転車も多い。

新豊洲駅周辺しかり、このあたりもあまりバイクは想定していないようだ。


この一帯は住宅・オフィスとして利用されている土地が多い。

有明アリーナが冷やかしでは近づけないような物々しい状態なのも、

隣接地がマンションということで、来場者がそちらに向かわないように誘導する必要があるためである。

公共駐輪場はバイクを停められるものはない。新豊洲駅・市場前駅に至っては公共駐輪場自体がない。

基本的には徒歩圏の駅を使う想定で、自転車はともかく、バイクで遠方から来る想定はないのだろう。

そんな中では珍しくも有明ガーデンは規模の大きな商業施設である。

ただ、原付クラスのバイクにとってはあまりに見合ってないんだよなぁ。


このあたりの結果を踏まえて今後のことも考えようと思う。

バイクを運ぶのは大変だが、バイクでズドンと走れるのは気分がよい。

土地柄、帰り道にふらっと車を停めて食事や買い物は難しいのは残念ですけどね。

MELF抵抗はなにものか

MELF抵抗というのがある。

メルフ抵抗器の理解:建設、アプリケーション、および利点 (ICコンポーネント)

見たことありますかね。あまりなじみはないかも。

中学校の授業でリード抵抗ははんだ付けしたことあるよという人は多いだろうし、

四角いチップ抵抗は一般的な電子機器のプリント板上に多く実装されている。

MELF抵抗はある種の製品では広く使われているそうだが、一般的かというとなんとも。


MELF抵抗はリード抵抗のリードを取って だるま のようにしたもので、

構造的にはリード抵抗同様でありながら面実装部品であるところに特色がある。

密度という面ではリード抵抗と大差なさそうではあるけど、

他の面実装部品と同様に実装できるという点でメリットがある。

両面に実装できるからこの点ではリード抵抗よりも高密度かもしれない。


リード抵抗あるいはMELF抵抗がチップ抵抗より優れている点は耐久性ということになる。

電力定格という点では大きなチップ抵抗と大差ないところはある。

3.5mm×1.4mmのMELF抵抗の代表的な定格は0.25W、

3.2mm×1.6mmのチップ抵抗の代表的な定格は0.25W、同じですね。

(ちなみに現代ではよく使われる1.0mm×0.5mmの抵抗の定格は0.1W)

ただ、円筒形で熱が逃がしやすいとか構造的な差もあり、

静電気などで短時間に過大な入力が入ったときに切れにくいことは事実である。

温度係数もMELF抵抗の方が小さい傾向にある。

チップ抵抗でも適切なものを選べば要件は満たせると思うのだけど、

MELF抵抗はそもそもの性能がいい傾向にあることは確かなようだ。


ただ、うちの職場ではMELF抵抗は使ってはいけないルールがある。

なぜかというと、MELF抵抗のはんだ付けはいろいろ問題があるからである。

円筒形の部品ということは転がりそうだなと思うし、

実際、手ではんだ付けするときのハードルとしてはそこが大きい。

部品が大きいので熱容量が大きく、暖まりにくいのも難しい点だという。

もちろん製造時には自動実装機で乗せて、加熱してはんだをリフローさせることで付けることになる。

転がらないように接着剤でつけてからリフローに流すのは当然である。

とはいえ、円筒形の部品はチップ部品より動きやすいのは確かで、

MELF抵抗は電極からズレたり立ったりする問題が多いようである。

このため原則使わないというルールになっているという。

チップ抵抗で条件を満たせない場合はリード抵抗で対応しているのではないか。


ところが今回、試作品にはMELF抵抗が大量に載っているのである。

変だなぁと思うかも知れないが、製造場所が違うので、その都合らしい。

その中で0Ω抵抗を実装するポイントがいくつもある。

どうも評価の内容に応じて付けたり外したりするらしい。

僕が使う用途ではほぼ全部ショートでいいんだけど。

そのための0Ω抵抗だが、結局はチップ抵抗を使っているのが実情である。

さっきも書いたようにMELF抵抗は転がったり、暖まりにくいなど手はんだには手間である。

0Ωってことは両端をショートできればなんでもいいわけで、

それならうちの職場に多数転がっているチップの0Ω抵抗でいいじゃないかと。

そう言われて0Ω抵抗を必要箇所に取り付けていた。


もっともうちの職場でのチップ抵抗の主流は1005サイズか1608サイズ、

これではMELF抵抗のパッドに届かないので、もう1つ大きな2012サイズ(2.0mm×1.2mm)のものが必要である。

そんなんあるんかいと思ったけど、それなりにバリエーションはあって、

もちろんその中には0Ωはありましたね。

最近は2012サイズの抵抗って使ってるのかね?

(チップ部品ではコンデンサは耐圧のこともあり、微細化が進む中でも岩みたいなサイズのものをよく見るが)

このぐらいのサイズだとはんだ付けしやすくていいですけどね。

といいつつ、MELF抵抗が立ち並ぶ中ではんだ付けするとはんだごての先を入れにくくて、

一応は付いているけど……みたいな微妙な付き方になってしまったのもある。


MELF抵抗が大量に並んでいる基板ってのは異様ですね。

リード部品がたくさん並んでいる基板ともまた違った感じですね。

ある種の製品の基板が社内では部品密度がやたらと高いということで「白っぽい」と言われたことはあるが。

(部品が載っているとプリント板のレジストの色が覆い隠されるので白っぽく見えるらしい)

まぁそれに類する話ですかね。

第二種住居地域とは

東京・渋谷区(といっても新宿駅の少し南だが)の山野ホールで予定されていたイベントが急きょ会場変更になり、

一体なにがあったのかと言われていたが、どうも劇場として不適格な施設だったらしい。

山野ホール、今後イベントなどの貸し出しを行わず 「第2種住居地域」で劇場使用不可  (産経新聞)

これは専門学校の付帯施設で外部への貸出を広く行っていたのだが、

当初は避難経路の問題だと言われていて、これは改修の余地があったかもしれないが、

そもそもこの場所は第二種住居地域で劇場が立地できない地域だったと。


第二種住居地域という字面からすると住居の立地のための用途地域に見えるが、

実際のところ、この用途地域はオフィスの立地に適したものである。

用途地域による建築物の用途制限の概要(pdf) (東京都)

第一種住居地域(一住)の用途として認められているものを見ると、

住宅、3000m2以下の店舗・事務所・ホテル・運動施設、小規模で環境悪化のおそれが少ない工場など、

というわけで住宅と中程度の規模の店舗・事務所に利用できる。

住宅地に隣接した幹線道路沿いの地域に使われることが多い印象がある。

第二種住居地域(二住)は事務所の面積制限がなくなり、10000m2までの店舗・カラオケ・パチンコ屋なども立地できる。

全ての事務所が立地可能という点がオフィスに適していると書いた理由である。

店舗もそれなりの規模のものまで立地可能である。

運動施設の制限も外れるので運動公園に適用されることも多い。

準住居地域(準住)というのもあり、これはさらに車庫・倉庫の制限がなくなるもので、

ロードサイドで使われることの多い用途地域になっている。


一住・二住・準住は「住居の環境を守るための地域」ということで、

それ自体が住宅地とも限らず、住宅地に隣接したエリアに適用されることも多い。

二住は事務所の面積制限はなくなり、店舗の面積制限もかなり緩いが、

典型的な商業地に使われる商業地域(商業)と比較すると、

劇場・ナイトクラブや接待飲食店の立地ができないという差がある。

これらの施設は住宅地の環境悪化の原因になりやすいと考えられているためである。

その割にはパチンコ屋(10000m2以下)はいいんだなと思うんだけど。


というわけで、この観点では確かに山野ホールは問題のある施設である。

専門学校内のホールという本来の目的であればどうってことはないが、

劇場として多くの人が出入りするのは問題じゃないかと。

でも、劇場といっても巨大な映画館とはまた違うわけですよね。

オフィスは無制限、そこそこ規模のある店舗やパチンコ屋も立地可能、

そういう地域で厳しく制限を受けるような施設なのかなという疑問はあった。


なかなか用途地域というのは字面ではわからない部分も多い。

第一種中高層住居専用地域(一中高)について表を見てみると、

立地できる施設として大学・高専・専修学校や病院というのがある。

このため大学や病院の立地を目的とした 一中高 というのはけっこうある。

どこが「住居専用」なんだと思うけど、大学や病院、付帯する寮などが立地できる最低限ということで選ばれている。


商業地の用途地域としては商業の他に、近隣商業地域(近商)もある。

商業と近商の最大の差は接待飲食店などの立地が可能か否かである。

なので商業というのは繁華街のコアエリアだけに設定されることが多い。

パチンコ屋、劇場などは商業・近商ともに立地可能である。

近商から劇場と10000m2超の店舗などを除いたものが二住とも言える。

この観点で住宅地内の商店街を二住にしているところもあった。

地区計画で運動施設やパチンコ屋の制限を加えると、住宅地内の商店街に適すると考えたようである。

「住居の環境を守るための地域」という特徴が合っていたわけですね。


逆に緩すぎるのが準工業地域(準工)である。

住宅地が準工に塗られていて、町工場の立地を想定したものだった。

これ自体は準工の典型的なイメージ通りだが、

事務所・店舗・ホテル・運動施設・カラオケ・パチンコ屋・劇場などが無制限に建てられ、

接待飲食店も立地可能(個室付浴場等だけは除かれているが)となっている。

とはいえ、町工場の立地を想定した地域にそういうのが並ぶのは不適当と、

地区計画で一定の制限を設けていることも多い。

逆に住居系の用途地域に地区計画や特別用途地区で制限緩和して工場を立地可能にすることもあるらしく、

特定の地場産業の工場は立地可能としていることがしばしばあるそう。


二住に劇場が立地できないことを理にかなった規制とみるか、他の規制に対してやや厳しいとみるか。

実際、二住に地区計画で劇場の立地を可能としているところもあるみたいですね。

公共施設が集中する地区にホールを設置するとかそういう意図ですね。

あと、二住は運動公園に適用されることも多いが、客席は観覧場として劇場同様に立地できないのが原則である。

ただ、建築審査会の同意を得て立地していることが多いようである。

そこにどれだけの必然性があるかという話でしょうけどね。

山野ホールにそのような必然性は認められないというのはそうなんでしょうが。

でも同種の公共施設なら地区計画などで認められていることも多いんですよとは書いておく。

並ばない万博とは

4月になってFamiPay翌月払いの締め日もまたいだことだし、

万博の前売りチケットを購入した。

1つは4月の連休前まで使える開幕券、こちらは奈良行きの用事に合わせて行くということで日程も固めている。

もう1つは前期券ということで7月下旬までの前半期間に使えるもので、

こちらは7月中旬に取得予定の夏休みに使うことを考えている。

いずれも比較的安く4000円と5000円である。


というわけで開幕券の1枚は早速来場日を決めて予約した。

平日とは言え、朝一番の9時台の東ゲート(夢洲駅または駐輪場)は混雑気味。

朝は中央線も大変でしょうし10時台でもいいかと。

この来場時刻の予約は中央線の混雑対策という側面がかなり強い。

西ゲートは各地からのバスと駐車場だが、バスは桜島駅発着以外は予約制だし、

桜島駅発着便にしても朝の夢洲行きは時間帯を切って予約するようになっている。

駐車場も来場時刻を決めて予約する仕組みのようである。

夢洲に直接乗り付けられる自転車・特定原付以外は連絡バスのこともありまからね。


これだけでも一手間という感じはあるが、もう1つ考えないといけなかったのが「7日前抽選」である。

55年前の千里丘陵では「人類の辛抱と長蛇」と揶揄され大行列を成したわけだが、

今回のスローガンは「並ばない万博」ということでパビリオン・イベントの予約制がある。

来場予約制も電車・バス・入場口での混雑回避のための策である。


このパビリオン・イベントの予約、やらなくてもそれなりに楽しめるとは思う。

大半の国のパビリオンはそもそも予約できないし、

予約できるパビリオンもおそらく空いている時間を狙えば自由入場になりそうではある。

ただ、人気のあるパビリオンについては予約必須になるであろうと思う。

長い行列を成すパビリオンというのはないだろうというのが想定である。

とはいえ、これも事前予約が必須かというとそうとも言えない。

というか、事前予約をあれもこれも詰め込むのはできないのである。


どういうことかというと、事前予約は2ヶ月前抽選・7日前抽選・空き枠先着予約の3つがある。

ポイントはこの3つの予約でそれぞれ1つの予約だけが取れることである。

おそらく2ヶ月前から来場予約して2ヶ月前抽選に申し込むのは、

よっぽどこのイベントに行きたいという人に限られると思う。

さすがに8日前には計画が決まっている人も多いだろうから、

多くは7日前抽選と3日前から始まる空き枠先着予約で2つの予約を取れると言える。

じゃあ2つしか予約制のイベント・パビリオンは見られないのか? いや、そうではない。


それが当日登録である。これは来場後にイベント・パビリオンの予約が出来る。

これは来場後に会場内の端末で予約することも出来るので、万博IDの登録をしていなくてもよい。

当然、万博IDで登録している人なら自分の端末で予約することも出来る。

この予約なのだが、当日登録で取得した予約を消化するまでは追加の予約ができない。

予約を取ってから予約を消化するまでの間、事前予約のパビリオン・イベントがあればよいが、

それがない場合は予約不要なパビリオンなどを楽しむことになる。


すなわち並ばない万博というのは、人気パビリオンに行列している間、

空いている各国パビリオンなどを楽しめるということである。

実際、そううまくいくのかわからない部分もあるのだが、

状況を見ながら予約制の運用を調整していくと思うので、そこそこうまくいくのではないか。

まぁ予約不要のパビリオンだけでも楽しめるとは思いますけどね。


今回はけっこう慌ただしい万博行きになりそうだが、

夏休みに行くときには、17時以降利用できる夜間券(3700円)と組み合わせて、

足かけ2日で楽しむのもよいかもねなんてことも考えてはいる。

ただ、気がかりな話もあって、それが大阪の宿の逼迫である。

近年、大阪ではホテルの開業ラッシュである。

それは万博も見越してのことだが、フタを開けてみれば万博前からすでに逼迫しているという。

遅い時間まで万博を楽しむには近所に宿を取ってこそである。

でも、それが難しいとなると困ってしまうわけである。

今回は諸事情あり大阪で宿を取ることはそもそも考えなかったが、実際取ろうとするとどうなんでしょうね。

小中学校の夏休み前ならそんなに混まない気はするんだけど、どうでしょうか。