百済駅改め百済貨物ターミナル駅

大和路線に百済駅という貨物駅があったのだが、

どうもこの3月から百済貨物ターミナル駅に改名されていたらしい。

なんだそれは。


なんでこうなったかという話だが、そもそもの発端はJR貨物の梅田駅を再開発のために廃止することになったことだ。

梅田貨物駅を廃止するのはよいが、梅田貨物駅の機能をどこかに移転する必要がある。

そこで注目されたのが岸辺駅のあたりにかつて存在した吹田操車場跡地だ。

その昔、鉄道貨物のメインがコンテナになる前に、貨車をつなぎ替える拠点として作られたのだが、

鉄道貨物がコンテナ輸送に移り変わり、貨車のつなぎかえを行わなくなったということで廃止されることになった。

以後、長らく未利用の状態が続いていたので、ここに梅田貨物駅の機能を移転しようとした。

ただ、全部は移転できなくて、梅田貨物駅の機能の半分程度の移転に留まることになった。

吹田操車場跡の半分ぐらいが新しい貨物駅に、残り半分ぐらいは区画整理が行われ、医療・教育施設の誘致を行うことになった。(cf. 吹田操車場跡地まちづくり室 (吹田市))

国立循環器病研究センターが移転を検討していて、その移転候補地に名乗り出ているようだ。

そこで残る半分の機能は百済駅に移転することになり、百済駅の能力強化も進められた。


そしてこの3月、梅田貨物駅の廃止とともに、梅田貨物駅の移転先が完成した。

吹田操車場跡に設けられた貨物駅には吹田貨物ターミナル駅と名前が付けられた。

そして百済駅が機能強化に合わせて改名し、百済貨物ターミナル駅になったわけだ。


貨物駅の名前もいろいろで、旅客駅に併設されていて旅客駅と同じ名前のこともある。安治川口駅はそうだよね。

そうかとおもったら梅田駅のように一見すれば旅客駅と見間違うような駅もある。

他の旅客駅である梅田駅と紛らわしいから梅田貨物駅と言われることが多かったようだけど。

最近は 大阪貨物ターミナル駅(摂津市にある) だとか、○○貨物ターミナル駅 とすることが多いようだ。

旅客駅と明確に区別できるからわかりやすいよね。


既存の駅の改名というのも順次行われてきたようだ。

京都市にある梅小路駅は2011年に京都貨物駅に改名されている。

まぁ確かに梅小路駅と言われてもよその人からは京都市にあるとはわからんよな。

そう考えれば納得の改名だったのだが、百済貨物ターミナル駅はどうだろう?

確かに百済駅では貨物駅かはっきりしないので、貨物駅とはっきりさせるのはいいんだが、

百済といわれても地名とはなかなかつながらないよね。


ちなみに百済という地名はこの地域にやってきた百済人が付けた名前ね。だいたい予想はつくと思うけど。

東住吉100物語/027 百済の地名 (大阪市)

ただ、百済の地名は今は町名としては残っていない。

百済駅はその百済の地名を残すものの1つという点では貴重ではある。

東部市場前駅は1989年にできた駅なのだが、この場所にはかつて百済駅という旅客駅があったんだが、

復活時に付けられた駅名は百済駅とはならなかったようで。

そんな今となってはあまり存在感のない地名を貨物駅の名前として残したのはなんでなんだろうね?


まぁ貨物駅の名前なんて気にすることはほとんどないよね。

地図にも駅として書かれていることはあまりない。

駅の利用者となることもほとんどないだろう。自分で鉄道貨物で荷物を出す人なんてほとんどいないだろうから。

ただ、駅を利用する人は広い範囲にいることもまた事実だろう。

今は大きな貨物駅からトラックで集荷するのが普通だからな。

百済貨物ターミナル駅だと大阪府の中南部、奈良県、和歌山県ぐらいはカバーしてることが想像される。

カバーするエリアは広いし、荷主は全国に存在するわけだから、駅名のわかりやすさというのはけっこう重要な気がする。

寒いと暑いが混在する5月初旬

今日は夕方から雨が降ってたけど、そのせいか帰りの電車が10分近く遅れていた。

別に帰り道なんで遅れたって大した問題はないのだが、なんでこんなに遅れたんだろ。

確かに雨の日は電車って遅れがちだけど、それにしてもここまで影響が出るものか?


最近、寒いと暑いが混在していて大変困っている。

朝、6時ごろに家を出るときには少し寒いので、ウインドブレーカーを着て出る。

電車に乗ると日が射してきて、最初はちょうどいいぐらいなのだが、乗り続けているとじきに暑くなってくる。

なので電車に乗ったら一旦ウィンドブレーカーを脱がないとやってられない。

ただ、途中で満員電車に少しだけ乗るのだが、この電車では乗客が多いと言うことでもう冷房を付けている。

冷房の風が当たると寒いぐらいなので勘弁して欲しいものだが、この乗客の多さでは仕方ないか……


5月ってこんなに寒かったっけ?

昼間は暖かくなった。それは間違いない。問題は朝夕だ。

確かにこれまでに比べると朝、家を出るのは早くなり、夜に家に帰ってくるのも遅くなった。

なのでその分、寒い時間に移動することが増えたのは確かなのだが、それだけでもない気がするんだよね。


5月中にはぐんぐん暑くなるはずで、こんなことに悩むのもあと1~2週間ぐらいの話なのだろうが。

ただ、もっと早くウィンドブレーカーの仕事は終わると思ってたのに、予想以上に長く活躍することになった。

6月になれば衣替えの時期だけど、いつ衣替えするかというのもまた悩むことになるのかも。

朝夕と昼の温度差は困ったもんだ。

e-learningにどれぐらいかかる?

今週からe-learningの技術英語の授業が始まった。

そんなわけで早速やっていた。


多くの学生がこの授業を履修しているのだが、必修科目というわけでもない。

ただ、英語ぐらい勉強したいと考えているのか、他の講義を受けるぐらいなら、と考えているのか履修する学生は多い。

e-learningということで教室に出向かなくてもいいのもメリットと考えている人もいるようだ。

ただ、その分ちゃんと各自で計画的にやることが求められているので、授業に出て勉強するよりもめんどくさいとも言えるが。

時間は自由に使えるのでそれはメリットではあるんだけど。


課題は毎週木曜日に出題され、水曜日までに提出する必要があるのだが、

履修期間中にいつやってもいい課題もある。ただ、こちらも毎週計画的に進めることが勧められている。

一般的なReading・Listeningの勉強に、技術英語で使われる単語の勉強、Writingの練習、さらに教科書に沿った課題とやることは多い。

だからちゃんとe-learningを進める時間を確保しないと厳しいだろうなと思っていた。

そこで目を付けたのが一週間で一番やることの少ない木曜日、研究室でやろうと考えた。


というわけで、朝9時ごろに研究室にやってきて、課題をそれぞれ進めていた。

履修前のガイダンスで渡されたスケジュール表を見て、今週の課題を確認しながら、1つ1つ進めていた。

そして1週間分の課題が終わったのが11時すぎ、2時間ちょっとで完了した。

まぁやっぱりそれぐらいかかるよね。午前中全部つぶれるかなとも思ったんだけど、さすがにそこまではいかんかったか。


ところで、この授業は半期で2単位割りあてられている。

1単位は45時間の学修に相当して、2単位を15週というと1週間あたり6時間となる。(参考 : 自習に時間が食われる学修単位システム)

通常の授業なら教室内が1/3、自習が2/3とかそうやってやっているけど、この授業は全部自習だ。

6時間といっても1時間は通常1単位時間で45分と解釈されているので4時間半か。

今日、1週間分の課題をやったら2時間ちょっとだったから、本来割りあてられている時間の半分ぐらいしかかかってなかったようだ。

ちょっと駆け足だったのかな、それにしても割り当て通り4時間半もかけてやってたら大変なことだが。


ともかくこんなのが前期の間ずっと続くことになる。

復習と実践といった授業だが、実力の強化に努めたい。

Scilabで信号処理ができる

今日は研究室でB4向けのScilabの講習会があった。

B4向けではあるけど、せっかくなので僕もこれを聞いてScilabの勉強をしていた。


Scilabというのはフリーの数値計算ツールとしては有名なもので、実はこれまでに使ったこともある。

といっても高専専攻科の数値計算の授業で課題をやるために使っただけで、

その課題のときはサンプルのソースコードを付けてくれてあったので、自分でいろいろ考えてやったわけでもない。


うちの研究室では実験データの解析などのためにScilabとMATLABを使っている。

MATLABは商用の数値計算ツールで、買うと高い。アカデミックでもけっこうするらしい。

機能的にはよく似ていることもあって、うちの研究室では最近はScilabを使う方向になっているようだが、

昔から使っているプログラムがMATLABだからと一部の人はMATLABを使っているそうだ。

ともかく、Scilabはうちの研究室で使っている道具の1つで、ぜひとも使えるようになって欲しいということだ。

そして、もちろん僕も身につけて欲しいということは言われていて、だから今日の話を聞きながら勉強してたんだけどね。


主に信号処理のための利用法を取り上げるようで、

音声データを入力して、FFTして周波数スペクトルを出して、ということをやっていた。

マイクで音声を録音して、WAVEファイルを読み込んで、それをグラフに描画するというのは、

[snd,fs]=wavread('input.wav');
N=size(snd,2);
t=linspace(0,1/fs,N);
plot2d(t,snd);

Scilabではグラフを描くにはベクトルを用意するんだよね。

wavreadで読み込むとsndという数値の入ったベクトルが得られる。fsはサンプリング周波数ね。

これに対応して時間のベクトルtを用意する。linspace(0,1/fs,N)は0から1/fs間隔でN個の等差数列のベクトルを作るという意味。

このtとsndのベクトルをplot2dに与えて、それぞれ横軸・縦軸に取ってグラフをプロットするということだ。

spectrum=fft(snd,-1);
f=linspace(0,fs/N,N/2);
plot2d(f,spectrum(1:N/2));

fft関数でFFTはすぐ書けてしまう。

あとは0からサンプリング周波数fsの半分までの周波数のベクトルfを用意して、得られたスペクトルのfs/2までの分のグラフを描く。

FFT結果のうち、意味があるのはナイキスト周波数、すなわちサンプリング周波数の半分までだから。


フィルタをかけるのも、

h=wfir('lp',8,4000/fs,'hn');
snd2=convol(h,snd);
playsnd(snd2,fs);

これは試してないんだが、FIRで4kHz以下の声の部分だけ取り出すローパスフィルタを用意して、

たたみ込み演算すれば、雑音が混ざった音声から人の声だけを取り出して聞けるはず。

こんなのも大きな手間をかけずに作ることが出来る。


多目的なツールではあるのだが、今回、信号処理ツールとしての利用を中心に勉強できたことはよかった。

この講習の構成を考えたのはM2の先輩なのだが、自分で音声を吹き込んで、これに対して処理するという形で、

実際に処理ができてるなということを実感しながら進められたのはとてもよかった。

今度、画像処理についてもやるそうで、それも楽しみにしたい。

流水音が鳴るとうれしい人がいる

今日の帰り道、上本町駅のトイレにて、

改装されてきれいになってるなとは思ってたのだが、温水洗浄便座が導入されていることに気付いた。

まぁそれは最近は珍しいことではないのだけど。

もう1つ驚いたのが、このリモコン、男子トイレにあるものにしては珍しくもビデ・流水音のボタンが付いていた。

多分、女子トイレ用のものを男子トイレでも使ってるんだろうな。別に不都合はないけど、珍しいことだ。


僕を含め男にとってはなじみがないことだろうが、女子トイレには流水音を鳴らす装置が取り付けられていることが多いようだ。

TOTOグリーンストーリー 22年ぶりに大リニューアル! 進化した「音姫」で節水と快適なトイレタイムをお約束。

いまや女性用トイレの必需品。それがトイレ用擬音装置の「音姫」です。このユニークな商品は1988年に誕生。当時各地を悩ませた渇水がきっかけに、高まる節水意識に応えて商品化。

音を鳴らしてなんで節水になるんやろ? こういう装置の存在を知ったときにまず思ったのはそれ。

その答えだが、

トイレでの音を他人に聞かれたくない。そんな日本女性ならではの恥じらいの文化から生まれたのがTOTOの「音姫」です。

だから男性はその存在すら知らない。だって男性用トイレには普通設置されていませんからね。僕だって入社するまで知らなかった(笑)。
でもその節水効果は抜群。なにせ女性は1回のトイレに平均2.3回の水を流す。その無駄な水が「音姫」で一挙に減る。

用を足す音をマスキングするためだけに水を流すような無駄遣いが横行していたので、

それをどうにかするために音だけ鳴るものを作ればよいと考えたようだ。


ただ、男にはそんなものを使う需要はほぼないということで、取り付けられているのは見たことが無い。

これまではトイレの壁に取り付けられていることが多かったようだ。

ただ、温水洗浄便座の普及に伴って、当然、便座の横であったり、壁であったり、便座を操作するコントローラが設けられることになった。

そのコントローラにに流水音ボタンを設ければ、あえて別に装置を置く必要はない。

ということで公共施設の女子トイレ用の温水洗浄便座では現在、標準装備となっているようだ。

そういうことは知ってたんだが、いかんせん男には需要がないということで、男子トイレ用の温水洗浄便座にはその機能はない。

それどころかビデも使うことがないからこれもない。ボタンが設けられてないだけだと思うんだけどね。


別に用を足す音にこだわりはないのだが、実際どんな具合に使えるのか。

試しに鳴らしてみた。おお、確かに水の音だ。

そんな音が止めない限り60秒とか鳴り続けるようだ。

それはしつこい気もするが、こんな長い時間鳴り続ける設定なのは、もともと用を足す間、ずっと水を流し続ける人が多かったってことなんだろうな。

利用者の気持ちはよくわからなかったが、機能的にはよくわかった。


ところで、最近のトイレというのは水を流すときも静かなんだよね。

その本当の水を流す音より、大きな音が鳴り続けるというのはそれはそれで不自然なことかと思った。

まぁ音をマスキングするという目的を達成するのが最も重要なことだから、

その音が少々わざとらしいことは問題ではないんだろうな。

もっとも、問題意識はもっていたようで、

確かに現行のフラッシュバルブ音はトイレの洗浄水量が今より多い時代に作った音源ですからかなり勢いの激しい流水音です(笑)。
それを上質な音に変えていままで消えにくかった音まで消そうというのだからハードルはえらく高い。

よく考えればわざとらしいが、ドアの外にいる人にとって気にならなければそれでOKなんだし、そこはよく研究されてるんだと思うけど。

通学のお供、マイスタイル登場

今日で連休も終わり。

僕にとっては4連休でしかなかったが、10連休にしてた人にとっては長い休みだったよね。

その連休明けの火曜日がいきなり授業が詰まった日なのはちとハードな気もするが。


もう大学院に入学して1ヶ月ですね。

研究室のみんなに支えてもらって、無事に大学院での生活も慣れてきたところか。

そろそろ研究テーマを決めて、大学院での研究が本格的に始まることになるだろう。


もう1ヶ月も経てば通学も慣れたもんだ。

高専時代と比べると通学距離もずいぶん伸びていて、もちろん所要時間も延びている。

この距離を通学するのは狂っているなんて言われたこともあるけど、

往復とも、通学時間の大半を座っていけるので、意外に楽。

考えようによっては高専時代より楽かも。


通学にPiTaPaを使うように1ヶ月でもあるわけだけど、

先日、4月分の請求額が確定した。

PiTaPaは利用実績に応じて後で割引を適用するので、翌月4日にならないと請求額がわからない。

それまでは割引前の金額が並んでいて、合計額も割引前の金額しかわからない。

利用額割引マイスタイルだとか定期券の金額になるように補正が入る場合はあまりあてにならない金額だ。


ちゃんとマイスタイル適用されるのかなぁ、と不安にも思っていたのだが、

期間中の全ての市営地下鉄の利用がマイスタイル適用されていた。

そりゃ適用されるように乗ってたからな。当たり前なんだけど、翌月にならんと見えないのよね。

期間中の市営地下鉄の利用額は8970円、これがマイスタイルの上限、3780円で済むということで一安心。

割引額は5190円、6割引ぐらいになっているが、6ヶ月定期の1/6なので、定期券と同じ値段になってるだけ。

ちなみにこれがマイスタイル適用になっていなければ、学生割引で2割引になっていただけなので請求額は7176円、

マイスタイルがあるのが前提でPiTaPaを使っているので比べても仕方ないけどね。


通学の交通費だが、高専時代と比べると2.5倍ぐらいになっている。

普通運賃で見ても2倍ぐらいになってるし、当然ではあるんだけど。

あと、元が近鉄だけだったので、すごく安かったからね。今は3社分あるから、そりゃ高くなる。

それでも鉄道だけで済んでるから十分安いと思うよ。

このお金で学校の近くに部屋を借りられるのかというとそんなことはないはずだから。

延々と通学することを選んだのはお金のことばかりではないのだけど、メリットとしてよく現れている。

人生の手引きが欲しい

こんなニュースが出ていた。

人生設計考えて…妊娠いつする? 10代から「女性手帳」導入へ (Yahoo!ニュース)


若い女性に女性手帳なるものを配布して、体のこと、将来設計のことを考えて欲しいということだ。

一生にわたって役立つものが配布されるのはよいことだと思う。

女性特有の事情もいろいろあるでしょうし、大きな助けになるんじゃないかな。


こんなものを配布しようと言い出した理由はなんなのか。

女性手帳では、30歳半ばまでの妊娠・出産を推奨し、結婚や出産を人生設計の中に組み込む重要性を指摘する。ただ、個人の選択もあるため、啓発レベルにとどめる。

少子化を食い止めるためには若いうちに子供を産む必要があって、そのためには若いうちに結婚する必要があるだろうということだ。

そのことを理解してもらい人生設計の指針にして欲しい、そういうことなんだろう。

医学的に妊娠・出産には適齢期(25~35歳前後)があるとされる。加齢に伴って卵子が老化し、30代後半からは妊娠しにくくなったり、不妊治療の効果が得られにくくなることも明らかになっているが、学校教育で取り上げられていない。

こんなのも人生設計の指針になりますよという1つの例だな。


このニュースを見て、果たして女性だけの問題なのか? と僕は思った。

確かに女性の一生において出産ということはかなり大きなことだろうし、考えることが多いのはそうなんだろうなと思うんだけど、

現実には女性だけのことではないからな。

そうなんだよね、僕も含め男だって考えんとならんし、さらに言えば職場だとか社会全体でもって理解がないと大変なことだ。

女性手帳を配って理解を深めてもらうのはとても意味があることなんだけど、

それを支えてくれる人々に理解してもらうこと、これもまた大切なことだ。


ところで母が事務の仕事をしているのだが、

年金・税金・健康保険・雇用保険だとかの理解に欠ける人も多く苦労しているというようなことをぼやいていた。

ただ、よくよく考えてみると、学校で教えてもらえるかというとそういうわけでもないのよね。

社会の授業でもそういうものがあってという話は聞くよ。だけど実際的なところはあまりわからない。

そういう生活の手引きというかな、そういうものがあればいいよね。

その冊子でもって知識を付け、困ったときにその冊子を開いて解決の糸口をつかむことができれば。


女性手帳のニュースを見て、ふとそんなことを思いついた。

まぁそこまで風呂敷を広げた話でもないし、この話からただちに僕が思ったような方向に進むかというとそうでもないけど、

ただ、それで実際にやっていくと、行き着くところはここだと思うんだ。

結局は一人でどうにかできる問題ばかりではないのだから。

太古の時代から現在まで大阪を巡る

昨日も書いたが、今日は大阪に出かけていた。

キャンパスメンバーで入れる博物館などを中心に巡っていた。


というわけでスタート地点は上本町駅、ということは市バスですね。

バスまで少し時間があったので谷町九丁目駅のきっぷ売り場でエンジョイエコカードだけ買って、

上本町六丁目のバス乗り場に行って、62号系統に乗った。これで大手前まで行く。

大手前バス停を降りるとそこは大阪城の西側、最初の目的地は大阪城天守閣ですね。

大阪城天守閣にキャンパスメンバーで入れるのはかなり意外だった。

どうも大阪市立の美術館・博物館をセットで契約しているようで、その中にこの大阪城天守閣も入っていたようだ。


大手門から大阪城に入るわけだが、大手門から入ったところの石垣は妙に巨大な石が使われている。

大阪城には何箇所かこんな巨石が見られるが、建設にたずさわった大名が権威を表すために持ってきたものだそうだ。

本丸に入ると古めかしい建物がある。これは大阪歴史博物館の前身となった大阪市立博物館の建物だったもので、

さらにさかのぼれば陸軍の建物だったようだ。戦前には大阪城周辺には軍事施設がたくさんあったんだよね。

そして大阪城天守閣があるわけだが、この天守閣というのは鉄筋コンクリートで再建されたもので、最初から博物館として使うことが意図されていた。

ところで、大坂城というと豊臣時代のものと、その跡に作られた徳川時代のもの2つある。

徳川時代の天守閣は落雷で焼失してしまい、その徳川時代の天守閣の場所に豊臣時代のデザインを取り入れ建てられたもののようだ。

そんな現在の天守閣だが、鉄筋コンクリート造りとあってか焼失することなく、これまでで一番長命の天守で、

歴史的景観に寄与しているということで登録有形文化財となったぐらいなんで、それはそれで歴史ある建物のようだ。


そりゃそうとして9時前にたどりつくと長い行列ができている。

まだ開場してないのだから列をなしてるのは当然としても、これ本当に朝一番で正解だったのか?と思うほど長い行列だった。

そんなことを思いながら列を眺めていたのだが、すぐ列もはけたので、すぐに入ることが出来た。

中は豊臣秀吉の一生、大坂夏の陣のことを中心に展示されていて、大坂城にまつわることを詳しく知ることができた。

なるほど確かに博物館だ。

あ、そうそう、最上階の展望台はいい眺めだったね。


大手門から大阪城を出て、馬場町交差点を渡れば、そこにあるのは大阪歴史博物館とNHK大阪放送局、

大阪歴史博物館がキャンパスメンバーで入れるのでここも入ろうと思う。

チケット売り場が特別展のせいか長い行列、並ばんとならんのか聞くと、並んで無料入場券を受け取るようにとのこと。

無料入場券を受け取って、常設展に進んだ。

この大阪歴史博物館は小学生のとき社会見学で訪れている。とはいってもその時とはまた見る目も違うだろうしね。


この博物館の敷地は難波宮跡にかかっていて、そんなこともあってか難波宮にまつわる展示から始まる。

発掘調査のことも取り上げられていて、今の大阪のイメージからすれば意外なスタート地点に思う人もいるかも。

次に大阪が天下の台所と呼ばれていた時代の展示がある。

今の大阪の基礎はこの時代に作られたんだなと、展示をたどっていて思った。

堂島米会所の存在は、大阪証券取引所が世界有数のデリバティブ市場に成長するきっかけとなったものだし、

天満青物市場は移転したが今も中央卸売市場として残っている。

船場は今もオフィス街として大阪の商業を支えているし、道頓堀のあたりは日本一の広がりを持つミナミの繁華街が広がっている。

そして大大阪の時代に、本当に華やかな時代だったんだなと展示を見て思った。

心斎橋をぶらぶらすることを「心ぶら」なんて呼んでいたと書かれていて、へぇと思った。

今でも心斎橋をぶらぶらしてる人は多いけどね。

他のエリアが発展したから相対的な存在感は下がったが、今も昔も大阪のホットスポットか。


馬場町バス停からまた62号系統のバスに乗り淀屋橋バス停で降りた。

淀屋橋というと市役所の最寄り駅だが、目的地はまさに市役所だ。

実は今年は大阪市営地下鉄開業80周年でそれを記念して市役所前に開業時の地下鉄の車両を持ってきている。

大阪市営地下鉄 開業80周年記念イベント (大阪市交通局)

わざわざ保存している車庫からトレーラーで運んできたそうだ。

中之島祭りで賑わっている市役所に向かうと、庁舎の真ん前に「梅田-心斎橋」というプレートを付けた古めかしい車両があった。

これが開業時の地下鉄の車両、これが今の御堂筋線の同じ線路を走っていたなんてなかなか想像も付かんよなぁ。


淀屋橋からその開業80周年を迎えた御堂筋線に乗り、南へ突き進み長居駅で降りて長居公園へ。

長居公園は大阪市を代表する公園の1つだが、とにかく人が多い。多すぎる、なんだこれは。

なんで長居公園に来たかというとここにある大阪市立自然史博物館に入るため。ここもキャンパスメンバーで入れる。

長居公園には長居植物園という植物園もあるのだが、どうなってるのかなぁ、と思ってたどりついたら自然史博物館の入口と植物園の入口は一緒だった。

どうも自然史博物館の入場券を持ってる人は植物園も入れて、植物園を通って自然史博物館に入るようになっているようで。

だから学生証を見せると植物園に入ることもできる。おー、こりゃありがたい。

ちなみに植物園の入場料は200円、自然史博物館の入場料は300円、ただし学生だと自然史博物館の入場料は200円だから、事実上タダだ。

そんなわけで植物園を歩き回ってたのだが、昼寝してる人がちらほら。癒やしのスポットだってことだろうが……

季節が変わればみどころも変わるだろうし、また来たいですね。キャンパスメンバーで入れるのならふらっと来るのも悪くない。

植物園を存分に楽しんだ後、自然史博物館へ。


入るといきなりナウマンゾウがお出迎え、昔はこんなのも今の大阪のあたりをうろついてたそうだ。

まずは身近な自然の話、いきなり外来種の話から始まるあたりシリアスだな。

それがどんどん昔の話にさかのぼっていく。

特に驚いたのは大阪が海の底だった時代にいたクジラなどの化石が都心でもしばしば見つかるという話。

今からすれば夕陽丘が海に面していて、海に沈む夕日がきれいに見えるところだったということさえ疑ってしまうところけど、

それよりもっともっと昔のことなんてわからない。だけど化石は当時のことを確かに語っているわけだ。

そして、生物の進化の展示、そして生物同士のつながりあいの展示へのつながるのだが、

この生物同士のつながりあいというのは本当に複雑だ。

食う・食われるの関係、競争の関係、さらには人間の関わり、そんなのが複雑に絡み合って今の自然はある。

本当に不思議なもんですよ。


大阪が海の底だった時代から、大大阪の時代まで、巡ってきたわけだが、

最後に今の大阪を……というわけでもないが、あべのに寄ってきた。

阿倍野歩道橋の架け替えが完成したというから、どんな歩道橋になったのか見てきた。

空から見ると不思議な形をしているように見えるが、実際に歩いてみるとかなり機能的なつくりだなと思った。

ただ、まだ阪堺電車とはつながっていない。あべの筋拡幅に合わせ移設することになっているのだが、その準備も進められているようだった。

そして、あべのハルカス、もう来月には百貨店部分がオープンするというのだから驚きだ。

実は東大阪あたりで高架を走っている電車から見ながら大阪入りしたのだが、実際に近くで見ると本当に高い……


キューズモールの東急ハンズでおもしろい文具を買って、そしてまたしても市バスに乗り込み、上本町六丁目で降りてゴール。

行きも帰りも上本町からだと楽だな。

帰りの電車に乗りながら思ったのだけど、今日は主に大阪城と長居植物園でけっこう歩いたのよね。

もともとそんなことになるとは思ってなかったのだが、そんなのも悪くない。

水道記念館という水族館だったもの

明日は大阪に出かけて、キャンパスメンバーの博物館などを巡ろうと思う。

連休なのに出かけないのはもったいないから、手頃なところで1つ出かけるかと。

毎年5月になるとそんなことを思っているようで、

去年は伊勢から鳥羽に、(伊勢神宮から二見浦、鳥羽水族館へ)

その前は大阪に出かけている。(交通科学博物館で見てきた乗り物の仕組み)


キャンパスメンバーの施設のリストを見ながらルートを考えてたのだが、

その時、水道の博物館があって、確か無料で入れたよな、と思い出した。

どこだったっけ、と思って調べたらWebサイトがすぐ見つかったのだが……

水道記念館 (大阪市水道部)

※水道記念館につきましては、本市における施策・事業の見直しの一環として、費用対効果などの観点からの精査を行なうため、4月1日から一時休館しています。(※当分の間)。ご不便をおかけしますが、ご理解をお願いします。

は!?


こんなことになったのも大阪市長になった橋下さんがケチを付けたからなんだろうなと想像できたが、

なんで水道の広報施設が橋下さんに目を付けられることになってしまったのか。

その原因はこの水道記念館の展示内容にあったようだ。

水道記念館 (遊び~ば~大阪)

水道事業に直接関わる展示もあるのだが、それとともに淀川水系の魚・植物も展示している水族館としての一面もあったようだ。

なんと日本動物園水族館協会に水族館として加盟している(cf. 関西 水族館一覧)、そんな施設だったのだ。


大阪府・大阪市の水道事業の統合を進めていく中で、橋下さんが「水道局の事業としてやるものではない」と主張して、

去年4月に運営委託契約が切れるので、これを更新せず休館することにしたようだ。

それで困ったのが展示されている生物の取扱だ。

実はここで展示されている魚には希少種もあって、水道記念館はそれらの保全活動にも関わってきた施設でもあったそうだ。

(参考 : 大阪市水道記念館の一時休館に関する見解 (西日本自然史系博物館ネットワーク) )


水道事業でやるべきことなのかという主張自体はそんなにおかしい話ではないけど、

いきなり休館にしてしまうのは水道記念館のこれまでの活動内容を考えると大きな問題だ。

その後、飼育されてた魚の一部は大阪府立環境農林水産総合研究所 水生生物センターに移されることが決まったのだが、

それは順番が逆で、休館してからあてを決めるのではなく、あてが決めてスムーズに移行できるようにして進めるべきだったんじゃないかね。

なお、水道記念館は水道事業のPRに絞ってダウンサイジングして今年度中にも再開する方針のようだ。

休館中の水道記念館、25年度中に再開へ PR・学習施設にリニューアル (msn産経ニュース)

いきなり休館にするようなことがなければ、リニューアルにもここまで長く休館することはなかったと思うんだけどねぇ。


せっかく行こうと思ったが、休館してるんじゃ仕方ない。

再開して機会があれば訪れてみようと思う。

やる気のない研究室見学

今日は研究室公開ということで、研究室には来訪者がちらほら。

学外の人も見学できるが、ほとんどは好きな研究室を見学してレポートを書くように指示を受けているB1だったようだ。


以前、学部生の研究室配属前にも研究室を公開していた。

その時にも思っていたのだけれど、うちの研究室って来てもらっても、そんなに見せられるものはないんだよねぇ。

実験装置とか見せられる研究室ならいいんですけどね。


じゃあ研究室公開ではなにをやっていたかという話だけど、

主にうちの研究室で取り扱っているテーマの紹介で、

今回の研究室公開では1つ、デモも取り入れていて、

実際に研究室で作ったシステムを動かして実際こんなことができるんですよと見せていた。

けどほとんどは研究室の紹介だね。

プロジェクターでスライドを映して、それで説明していた。


指導教員もその説明にあたっていたのだが、あまり乗り気ではない様子。

毎年こういうことをしているようだが、あまり手応えがないからだそうだ。

研究室配属前の研究室見学については意味がないとまで言い張るほどだ。

その前に全体で研究室紹介をしているのに、それと同じようなことを研究室公開で説明したところで意味は無いとのことだろう。

ただ研究室で研究室紹介をするだけなら、確かに研究室見学に来てもらう意味は無いのだが……


研究室公開にやってくる人は何を求めているのだろう?

それを考えないことにはどうしょうもないんじゃないかなと。

ただ研究室の紹介に終始するなら研究室に足を運んでもらう必要はあまりない。

研究室だからこそ見せられるものを重視するべきなんじゃないかなと思う。


ただ、最初に書いたとおり、実験装置を見せられるような研究室でもないから、

見せるものというのは具体的にはデモということになるんじゃないかなと。

だからデモ中心の構成にして、いくつかのデモを見せるようにすればよかったんじゃないかなと。

今回の研究室公開でも1つデモ見せていたが、他にも見せられるものはあるはずなので、

いくつかのデモを並べて、見てもらえるようにすれば喜ばれたんじゃないかなと。

ただし、そうやってやるためには準備や説明に手間がかかるけれど。


けど、実は根本の問題というのは、研究室公開に対して乗り気でないということだと思うのよね。

公開することになっているから公開するが、あまり手間のかかることはやりたくないということだと。

興味を持ってやってくる来訪者が多ければ、手間をかける価値があるが、

実際にはあまり興味もないが指示を受けてやってくる学生ばかりで、

説明しても手応えがないから、積極的にやろうという気も起きないようだ。


公開しないといけないととらえるか、公開する機会があるととらえるか。この違いなんだろうな。

研究室配属前の研究室見学のときに、意味がないと言い張る指導教員に、

僕は「こちらのやり方次第だと思いますよ」と言ったのだけど、興味がない学生にはなにをしても意味がないと言い張る。

詳しく聞きたいことがある、実際に研究室を見てみたいと思う学生は自分で研究室にやってくるはずだという意味だと思うんだけど。

けど、今のところは強い興味を持つに至っていない学生を後押しする機会ととらえることはできないだろうか?

そんな学生に対して、研究室だからこそできるアピールがあるんじゃないかな。僕はそう思ったんだけどね。