真っ赤なバスで東山七条へ

無事に6泊7日の旅行から帰ってきた。

長い旅行でしたね。特にホテル泊がそこまで続くことはなかなかないよね。


今日に京都でやることは京都国立博物館に行くことだけ。今日からの特集展示目当てですね。

京都駅近くの宿から東山七条に行くのに普通はバスを使うわけだが、

今回往路で使ったのはバスはバスでもプリンセスラインである。

なんと京都駅八条口から出発しているので、線路を越えて烏丸口バスターミナルに行く必要が無い。

だけど、このバスは観光客にはほとんど知られていないと思う。いろいろ事情はあるけど。


バス乗り場はどこなのかと地図をみると、ちゃんと「プリンセスライン」と書いてあってE2のりばから出るようだ。

市バス・京阪バスはバス乗り場ごとに「醍醐寺方面、京都橘大学方面」とか方面を書いてあるが、

プリンセスラインは1つしかバス停がないこともあって、まずどこに行くのかというのがわからない謎の存在である。

それは隣のE1のりばから出る ケイルック(この名前で書かれてもわかるか?)も同じだが。

乗り場に待ってると時間になると真っ赤なバスがやってきた。行き先は「京都女子大学前」となっている。

行き先からしてもわかるが、実態としては通学バスという色合いが濃く、昨今の状況から日曜日は大きく本数が絞られている。

ただ、土曜は平日とほぼ同じ本数があって、1時間に4~6本程度(これでも通常よりは減便されてる)走っているようだ。

乗り込んだバスはあまり見慣れない感じがあるが、なんと外車である。中国のBYD製の電気バスなんだそうで。

電気バスはガタゴト言わない路面電車みたいな音でとても静か。電気バスに乗りたければ狙い目の路線ですね。

八条口を出たバスは、京阪七条(市バスの七条京阪前に近いが別のバス停)に停車して、次の東山七条(これも市バスとは別)で降りた。

自社の定期券・回数券がないひとは現金で運賃を払うことになる。運賃自体は市バスと同じ230円ですが。


プリンセスラインは2005年に路線バスに参入した会社(それ以前は送迎バスをやってたらしい)、

京都駅~東山七条のバスの混雑がひどく、この解消を目的として走り始めたバスだった。

京都女子大学に乗り入れることで通学の便宜を図り、市バスの混雑緩和を狙ったわけである。

ところが京都市はこれをよく思わなかったのか、一時期、市バスで京都駅~東山七条の区間便を走らせて対抗したこともあったとか。

現在も各種フリー乗車券どころか、市域共通回数券すらも使えないのは、京都市との関係がよくないことをうかがわせる。

(新規参入のバス会社でも桂川駅・洛西口駅発着のバスを主に運行するヤサカバスは市域共通回数券の枠組みに入っている)

メインは通学客だがそれ以外の利用も歓迎ではあり「このバスは公共の路線バスです。どなた様でも御利用していただけます。」という記載がしばしば見られる。

当たり前のことを言っているだけだが、単なる通学バスだと思われがちな実情を踏まえたものなんだろう。


そんなわけでたどり着いた京博、およそ1ヶ月ぶりだが、前は特別展だったので内容は全く違う。

今回の特集展示のテーマは「文化財修理の最先端」である。

博物館内に文化財保存修理所というのがあって、修理された文化財とそのポイントなんかを紹介していた。

けっこう見応えがあっていろいろ考えさせられる内容だった。

日本画だと、絹などの上に書いた絵を、裏打ちして、軸などの形で表装するわけだが、

これが時間が経過するにつれて接着が劣化してきたりして、すると絵本体の劣化も進んでしまう。

そこで定期的に表装をやり直す作業が必要になると。絵自体の汚れを取って、剥落や欠損も修復しながら、表装をやり直すわけですね。

とすると、絵以外の布などは作り直すことが普通なんですね。これは鎌倉時代に描かれた絵だと言っても、絵以外の部分の布はずっと新しいことがあると。


ただ、これはそれぞれの文化財の事情によって変わるところで、特徴的な布を使っていれば、布も修理して再利用することはあるという。

保存・活用上の理由で形を変えられることもある。

保存時に折り目が入ると痛みやすいから、折り目が入らない形に作り直したり、手鑑を畳んだときに重なるのを防ぐために台紙にフチを付けたり。

過去に形が変わったのを復元することもある。できれば当初の形に近い状態で持っておきたいわけだし。

なんてことで修復の作戦もいろいろであり、そんな修理時の経緯も紹介されていた。


帰りは途中で昼食を食べるため寄り道をしながら京都駅へ戻ることに。

それでホテルに預けてた荷物を回収したりなんだとしていたら、新幹線のホームに着いたのは10分前でピッタリぐらい。

こだま号に乗り込んで東京へ向かうが、関ヶ原越えの区間は真っ白でびっくり。

でも雪なのは本当にその区間ぐらいで、米原駅付近は少し雪はあるけどという程度で、

米原駅を出てしばらくすると真っ白で雪が降り続いていて、一方でそれを過ぎると大垣市に入る頃には雪がないという。

関ヶ原区間を乗車することが少ないこともあって、東海道新幹線で雪を見るのは初めてだったけどね。

ここが大変な雪だと足止めになったりするから大変なんだけどね。まぁ今日はどうってことなかったですが。