8K映像の即位の礼

今日は即位礼正殿の儀、ということで休日なんだけど、

テレビ中継でも見るかと思ったら「BS4Kでやってるよ」とのこと。

同じNHKでも総合テレビとは内容が異なったようで、BS4Kは淡々と風景を伝えていた。

それにしても4Kか……と思ったらBS8K同時ということで、4Kダウンコンバートなんですね。


即位の礼をテレビ中継で見守れるようになったのは、前回の1990年(平成2年)が初めてのこと。

そりゃ日本のテレビ放送が始まったのが1953年ですからね。

でも、そのもう1回前、1928年(昭和3年)のときはラジオ中継が行われていたという。

どうも、ラジオの全国中継ができるようになったのが、この直前だったようだ。

余談だが、ラジオ体操が生まれたのも同年、昭和天皇の即位記念だったそうだ。

AMラジオ → カラーテレビ → 8Kスーパーハイビジョンテレビ という移り変わりだったんですね。


しかし、驚くべきことに、前回の即位の礼をハイビジョンカメラが記録していたらしい。

僕も見てないんだけど、NHKの番組で1990年の映像にしては妙に鮮明で、16:9の映像が出てたんだそうだ。

現在のNHK BSプレミアムの前身となった、NHK BS-hiが本放送を開始したのは2000年のこと。

本放送こそ2000年スタートだが、すでに同チャンネルでは1991年から試験放送を開始していた。

さらにそれより前、1989年からすでに実験放送をやっていて(BS2の一部時間帯を放送休止にしての試験だったらしい)、

すなわち、1990年にはすでにハイビジョンカメラはあったわけだ。放送局がなかっただけで。


8K実用放送が始まったとはいえ、8Kカメラはけっこうな貴重品だ。

それはBS4KとBS8Kの番組表を見比べてもわかるが。

ラグビーワールドカップも試合によってBS4Kで放送してるが、BS8Kにはない。

おそらく、試合を伝えるにはたくさんのカメラが必要だが、8Kで揃えることはまだ出来ないというのはあるんだろう。

今回の即位の礼の撮影で8Kってのは大奮発でしょうね。


1928年の即位の礼はモノクロフィルムで記録が残っていたらしい。(公開されたのはかなり後になってからだが)

それが1990年にはカラー映像になり、今回は広色域化とHDRでさらに鮮やかな色で残ることになるh

前回と比べて、カラー映像って点では変わらないんだけど、その質は圧倒的に上がっている。

そのことが後の時代にどう伝わるかはわからないけど、きっと報われるんじゃないかな。