ガラスは自然に割れたのだ

もう1年前の話なんだけど、部屋の窓ガラスが割れましてね。

割れたと言っても完全に割れたわけではなく、縦にヒビが入ったような状態になってしまったと。

直後に管理人に話をしたところ、「大家がなおすので、段取りが決まったら連絡する」と言われたのだが、

ずっと放置されてたので改めて管理人に言うと、1週間ほどで修理日程が決まって、今日、修理をしてもらった。


ガラスは衝撃以外でも割れることがある。

特に網入りガラスは自然に割れやすいものだそうだ。管理人も「網入りガラスだからね」と瞬時に理解してくれたし。

割れる原因はいくつかあるのだが、1つは不均一な熱膨張による熱割れである。

特に冬に起きやすいそうなんだけど、フチは冷やされてるのに、中央部は太陽光でガンガンに熱せられる。

中央部の膨張に周辺が追いつかず、これにより割れることがあると。

もう1つ、これは網入りガラス特有のことだが、中に入れてる金属線が錆びて膨張することで割れる錆割れという現象。

ガラスの端に水が触れて、それがきっかけで金属線がさびてしまうということがあるんだそうだ。

この2つの合わせ技でヒビがだんだんと広がっていくということらしい。


ガラスの交換自体は1時間ほどで終わった。

まず、ガラス屋が寸法を測って、ガラスを切ってくると言って外に行った。

車で持ってきたガラスをその場で切ってくるんだそうだ。

そして切ったガラスを持ってきて、サッシを窓枠から外して、交換対象のガラスの入ったサッシを解体していく。

ある程度解体したら、割れたガラスを取り除いて、新しいガラスに差し替えて、もう一回組み立てる。

組み上がったガラスを見るとなんかちょっと汚れがある。作業員が爪でこすると汚れが取れた。

「網入りガラスがさびないように端に塗ったのがはみ出てただけだ」とのこと。

錆割れ対策はちゃんとしているらしい。


今回のガラス交換の費用は大家持ちということだろうと思う。

経年劣化に対する補修という認識で対処していただいたということだろうと理解している。

もっともガラスを割れたということに対して、入居者の負担で修理せよとなる可能性もある。

実はこうなってもおそらく僕の懐は痛まないのだ。

なぜか? 個人賠償責任保険に入っているからだ。(cf. セゾンカード会員のための小さな保険)

「居住する住居の管理上に起因した偶然の事故で他人のものを壊して損害を与え」という条件には合う。

そうなのよ。自分の家を壊しても自腹だが、借家を偶然の事故で壊したら個人賠償責任保険でまかなえるのよ。


もっとも、この件について、大家から賠償しろと言われたら、保険会社に問い合わせをするわけだが、

保険会社がそれで合意してはだめだと言う可能性はある。

こういうときどうなるのか? 選択肢はいろいろあるが、民事調停ですかね?

10万円以下の調停ならなんと手数料500円。簡易裁判所に出向いて、調停委員の下、話し合って落としどころを探ることになる。

ここで合意できれば、その結果は裁判と同じ効力を持つので、これで賠償責任が決まれば保険金が下りるだろう。

現実には裁判所にたどり着くまでにどっちかは引きそうなものだが、本来、賠償責任というのはそうやって決めるものだ。