WBCの球審とABS

WBC、日本はベネズエラとの準々決勝に敗れて敗退。

ちょうど帰国後に試合の後半をラジオで聞いていたが苦しい試合だった。

日本側にとってみれば直前にケガなどで辞退した選手がいた影響もあったのかもしれないが、

ベネズエラの日本選手の研究がうまくハマった結果でもあるようで、

これは勝者をたたえるべきところなのだろう。

そのベネズエラは決勝進出を果たし、果たして世界一なるかと。


この試合結果にも影響したかもしれないのがABS(Automated Ball-Strike System)である。

ABSというと今シーズンからMLBではチャレンジ方式で採用が決まっている。

といってもWBC自体はABSは採用されていないのだが。


ボール・ストライクの判定は球審の一存で決まるところである。

ただ、人間が判定するのでどうしても判定にはばらつきもある。

観戦しているファンにとっても「これがボール?」「これがストライク?」と疑問を持つこともある。

そこでロボット審判の導入はできないかということが考えられたと。

ところがこれがなかなか容易なことではなかったのである。

ルールに忠実に実装すると人間の審判の出す結果との差異が大きかったのである。


ABSの本格導入の先陣を切ったのが韓国のKBOリーグである。

KBOでは球審の判定への不満が相当大きかったようで、

とにかくロボット審判が必要だという声が大きかったようだ。

KBOでは2024年からストライクゾーンの判定は全てABSが行う。

ABSの判定結果が審判に音声で伝えられ、これをコールする形である。

(導入初期にこのコールを間違えて審判が解雇される事件が起きている)

ともかく、KBOリーグの選手にとってはABSによる判定が当たり前になっており、

昨年11月の侍ジャパンシリーズ・K-BASEBALL SERIESの日韓戦では、

国際ルールに従った球審による判定と普段のABS判定の乖離を感じる場面がしばしばあったことが報じられた。


MLBでは今シーズンからチャレンジ方式のABSが導入される。

これは普段は球審が目視判定するが、打者・捕手・投手の「チャレンジ」によりABSによる判定を行う仕組みである。

ヘルメットやキャップを叩く動作をするとチャレンジの意思表示になるという。

チャレンジは1試合1チーム最大2回(延長戦の場合+1回)まで失敗が許されている。

これまでの試行では平均成功率は50%ほどとか。

KBOとは異なりチャレンジ方式になったのは、人間の感覚との乖離が受け入れられなかったからのようだ。

その中で打者・捕手・投手との乖離がある場面のみABSを適用するとなったと。


さっきも書いたようにWBCではABSは採用されていない。

ただ、WBCはMLBの審判員が多く入っている。(NPBなど他国の審判員も参加してるが)

どれぐらい多いかというとアメリカ戦でも平然とアメリカ人の審判員が入るほど。

(さすがにそれは国際大会としておかしくね? と言われているが)

そのMLBの球審はABSでチャレンジされうる立場である。

というわけでABSとの乖離を小さくする努力をしなければならない。

名目上はWBCのストライクゾーンの考えはNPBなどと同様ではある。

今シーズンからのMLBだって名目上は変わっていない。

ただ、MLBの審判員は実運用としてABSの判定に合わせるようにしている。

結果としてWBC含めてABSの影響を受けてしまっているわけである。


こうなると日本野球にABSは導入されるのかというのが気になるが、

日本ではハードルが高いのではないか? というのが大方の見方である。

いろいろ見解はあるのだが、一番大きいのはアマチュア野球との整合性である。

ABSは設備面や事前の身長測定など、準備が難しく、WBCでは採用に至らなかった。

現状は選手や球場もおおかた固定されたプロ野球向けの方式である。

国によって野球の事情も様々、そんな中で日本はプロ野球もアマチュア野球も盛んである。

これまでもプロ・アマ双方のルールは整合を取るように努めてきたのですぐには難しいのではないかと。


ただ、アマチュアこそ審判員の技量の面でABSが欲しそうだが。

アマチュアでも国内トップレベルの大会、

例えば高校野球の都道府県大会とか、都市対抗野球の予選とか、

そういうところにABSが導入できるようになれば一気に事情は変わるかもしれない。

そこまでくると国際大会でもという話になるのかもしれない。

果たしてそれはいつなのかという話だが、そのためにNPBで試行導入される展開はあるのかも。

バーコードの格納方式いろいろ

以前、CODE128とQRコードの符号化方式を紹介したことがある。

CODE128という方式らしい, 数字だらけのQRコードにした意味

CODE128は1次元コードとしては高密度な方式で、コンビニ用の払込書などで使われている。

103種類のシンボルを持っており、数字2桁を1シンボルで表せる。

ASCIIコードの0x20~0x7Fと0x00~0x5Fを切り替えてASCII文字を全て表現することができ、

切替で128種類の文字を表現できることがCODE128の由来である。

QRコードは点1つが1bitの情報を持つが、数字モード、英数字モード、バイナリモード、漢字モードの格納方法がある。

バイナリモードは単純に8bit単位、数字モードは3桁を10bit、

英数字モードは数字・大文字アルファベットからなる45種類を2文字で11bitとする。

漢字モードはShift_JIS前提なので今どきどうか思うが1字13bitである。


昨日紹介したスタック型バーコードのPDF417だが、

これは928種類のシンボルを1単位としている。必ずバーから始まりスペースで終わるので、

シンボルの切れ目のところには全行ともスペースとバーが揃う。

900番以降のシンボルはモード切替などの制御用のシンボルなので、

基本的には900個のシンボルを効果的に使って表現することとなる。

その方式にはテキスト圧縮モード・バイト圧縮モード・数字圧縮モードがあるそう。

もっともシンプルなのがテキスト圧縮モードで2文字を1シンボルに格納する。

ただ、30文字ではアルファベット全部は入るが数字は入らない。

大文字・小文字・数字他・記号の4ページに分けて相互に切り替えるキャラクタ含めて30字としているそう。


数字圧縮モードは最大44桁を最大15個のシンボルに変換する。

90015=2.06×1044という計算なのだが、符号化前に頭に1を付加するので、

1の次に9が44個続く数字、すなわち 1.99…×1044 まで符号化できる必要があると。

ちょっと無駄な気はするが、17桁の数字は1.99…×1017<9006 より6個のシンボルで表現できる。

バイト圧縮モードは6バイトを5個のシンボルに変換する。

この2つは相当複雑だから用途が限られてそうだなと思う。

バイト圧縮モードは1文字だけ切り替える制御コードもあるようなので、

基本アルファベットで表せない文字の符号化に使われてるのかも。


いろいろ格納できるコードはいろいろ工夫があるということですね。

ただ、PDF417は英数字の格納に特化している印象はある。

CODE128は英数字1文字が数字2桁相当、QRコードは英数字2文字より数字3桁の方が小さい。

なので数字ばかり格納するとかなりお得である。

ただPDF417は英数字30個で数字44桁だから、そこまでお得感はない。

もっともこれらのコードそれぞれ英数字の表現方法は異なるので単純比較はできないが。

ただ、QRコードの英数字モードは45種類に含まれない文字は一切表現できないので、

URLの格納などはバイナリモードによらざるを得ないとかでけっこう不利ですよね。

そもそもがコンパクトだからそれでも便利に使われてるけど、

能力をフルに発揮しやすいのは断然数字モードだなと思う。

CODE128はそれに比べれば柔軟性は高いと思う。

1次元バーコードなんで、どう頑張っても格納できるサイズには限りがあるが。

PDF417の印字された搭乗券

無事に帰ってきた。カザフスタン上空を通る復路の方がだいぶ速いんだなと。

今回の宿は湯船がなかったこともあり、大きな風呂に入りに行くかと、

近所のスーパー銭湯にお出かけ。かなりの混雑だったがゆっくり休めた。

明日は半日休暇はとったが、本当は午後半休にするつもりだったが、

打ち合わせがあるじゃないかと、先週すっぽかしたのもあるし不在はよくないかと、午前半休に。

いくら手当をもらっても休日がほぼ消えたことは変わらんのだよなと。


今回は往復とも自分で刷った搭乗券を持って乗っている。

帰りは職場の人に頼んでオンラインチェックインした搭乗券を刷ってもらった。

ただ、よく考えれば往復とも荷物タグを刷るためにチェックイン機に行く必要があり、

そこで搭乗券も同時に印刷できるわけだから、あまり重要ではなかったのかもしれないが。

(前回は荷物預け場で搭乗券を出してタグが刷られる方式だったが)


その搭乗券にスタック型のバーコードが刷られている。

日本では二次元コードと言えばほとんどがQRコードだが他の方式もある。

いかにも一次元バーコードを縦に積み重ねた方式の二次元コードもあり、スタック型と呼ばれることがある。

搭乗券に印刷されているのは PDF417 というものらしい。

この方式はアメリカでは特によく使われ、本人確認書類に印刷されているためである。

アメリカで早期に普及したことから搭乗券の国際標準になったようだ。

もっとも日本の国内線ではQRコードであることが多いが。

(国際線の搭乗券とともに発行される場合などPDF417も使われているようだが)


で、一体何が入ってるんだろうと。

Free Online Barcode Reader (inlite)

これで読んでみると、氏名・PNR・発着地・便名・席番・Eチケット番号・FFP会員番号といったところだった。

会員番号が入ってるのはちょっと驚いたけど。

果たしてこの情報が飛行機に乗るためにどれぐらい重要なのかはよくわからない。


PDF417は走査型のスキャナで読むことが想定されている。

QRコードはカメラで素早く認識できることを目的に作られたが、

PDF417は一次元バーコードを読む走査型のスキャナで読み取れることを目的に作られたよう。

といっても今どきはカメラで読んでるんじゃないかと思うが。

そのため全体的に横長、サイズも他の方式に比べて大きめの傾向がある。

アルファベットがそこそこ格納できるバーコードという意味合いが強いのかもしれない。


これを調べていて知ったのだが、モバイル端末で搭乗券を表示する場合、

こちらも二次元コードが表示されるが、それはPDF417ではないそう。

こちらは真ん中に渦巻き状のマークが特徴的な Aztec Code というものである。

PDF417は横長で比較的サイズが大きいので、画面表示には適しないという判断か。

この方法は走査型のスキャナでは読めないだろうから、PDF417含めてカメラ読み取りになるのは必然なわけですね。


といっても結局入っているデータ自体は同じはずだが。

これはIATAのBCBP(Bar Coded Boarding Pass)規格によるもので、

そもそも格納されているテキストデータはRESO792という規格によるるらしい。

これが格納できればなんでもよくて、DataMatrixやQRコードもBCBP規格では定義されている。

モバイル端末での表示にはAztec, DataMatrix, QRを使うことという規定がある。

印刷用途にこれらのコードを使ってもよいとはなっているが、

慣例的に印刷はPDF417、端末表示はAztecなんだろう。

ただ、同様のデータを格納したQRコードもIATA BCBP規格に適合するものではある。

日本の航空会社が使っているQRコードがそれに適合してるかはよくわからないけど。


というわけで見慣れないスタック型バーコードの話だった。

搭乗券の話とは関係ないけど、PDF417はアメリカの本人確認書類に印字されていると書いたが、

昨今アメリカではREAL IDという制度ができ、飛行機の搭乗などで本人確認書類の呈示を求めることになっている。

REAL IDの典型例が運転免許証で、その裏面にはPDF417がある。

これをピッと読めば済むのは楽だが、偽造対策を考えるとICチップは必要そうだが、果たして搭載されているのか。

まぁ日本でも本人確認書類のICチップ読み取りが当たり前なのって、

マイナンバーカードを健康保険証として使う場合ぐらいですけどね。

これはオンライン資格確認のためには電子証明書が必須だからなんだけど。

ラウンドアバウトとウインカー

今日で無事に出張の業務を終え、明日には帰国、時差の都合でほぼ1日消えてしまうが。

宿と職場の往来、行きはバスだけど、帰りは駐在している同僚に送ってもらうことが多かった。

その車に乗ってる中で気になったことがあった。

それがラウンドアバウトを走るときのウインカーの付け方である。


日本でも環状交差点の制度が導入されてそこそこ経ちましたが……

そうはいっても全然ないので、そこでどうウインカーを出すかしらない人も多いと思う。

環状交差点の入口には青地に左回りの矢印が書かれた標識がある。

これにより環道優先、環道内徐行、右回り一方通行を示すこととなる。

そして、この標識を見て環道に入る場合はウインカーを出さないんですね。

これは左回りの環道に合流するのが自明だからですね。

そして環道を出る直前で左ウインカーを出して出て行くというわけである。


ところが走っている車を見ると、左ウインカーを出して環道を回っている車がいる。

ヨーロッパ大陸なので右側通行、ラウンドアバウトは左回りである。

環道を出る直前では右ウインカーを出すのだが、そこまではずっと左ウインカーを出している。

一体なにを表しているのだろうか?

気になって聞いてみたら、ラウンドアバウトに入るときに最終的に向かう方向を示して入るらしい。

ラウンドアバウトに入ってすぐ環道を出て右に回る場合は入る時から右ウインカーを出す。

ラウンドアバウトを半周して直進する場合はウインカーなし、3/4周して左折する場合は左ウインカー、

環道を走る間もそのままで、出る直前になってやっと右ウインカーを出すわけである。


各国のルールを細かく調べたわけではないが、どうもこういう運用らしい。

ただ、なんで入口で最終的に向かう方向を意思表示する必要があるんだろうかと。

先ほど書いたように日本では環状交差点に入る車は左折するのが自明ということでウインカーを出さない。

ただ、ルールを知らなくて左ウインカーを出してしまう人もいるかもしれないが。

そこで思い出したのだが、日本で環状交差点では接続する道路は片側1車線、環道も1車線という条件を付けている。

現状のルールでは複数車線ある場合の走り方を規定していない。


ところが当地では片側2車線で接続し、環道も2車線になるラウンドアバウトがしばしばある。

この場合、最終的に向かう向きによって入る車線が異なる。

概ね右折は右車線、左折は左車線ということになるが、そこは通常の十字路と同じである。

というわけでどの車線から環道に入るかという意思表示としてウインカーがいるんじゃないか。

環道内を走っているときは右ウインカー以外は意味を持たないが、別に消す必要はないと。


日本はとにかく道路のために使えるスペースが限られている。

市街地は住宅などが密集し、山間部は地形の制約で道路を通せる場所も限られている。

その限られたスペースで交通量をさばくには信号制御にならざるを得ない。

家の近所をバイクで走ってても思うけど、日本の市街地は信号が多すぎることは事実だと思う。

特に近所だと主に横断歩道のために付けられた信号も多い。

信号なしの横断歩道では歩行者最優先で横断する度に車が止められてしまう。

信号制御を行うと渡るタイミングを信号でコントロールできる。

全体的な流れを考えたタイミングで車を止めるので、こちらの方がスムーズということなんだろう。


ここでラウンドアバウトを見ていると、環道を出る車を横断歩行者が止めてしまい、

環道内に車がたまって、場合によっては環道に車が入れないという事象が起きている。

もちろんその状態がずっと続くということはないが、リスクとしては存在する。

環道優先のルールによりデッドロックになってしまうということは理論上は避けられるが。


とはいえ横断歩道がラウンドアバウトにあるというのは歩行者からすれば安心感がある。

どうしてもラウンドアバウトを出入りするには車は減速せざるを得ない。

歩行者は置いておいても、環道を走る車がいれば、そちらを優先して一時停止しなければならない。

日本では車がびゅんびゅん走る道路に信号なしの横断歩道が置かれていることもしばしばある。

ルール上はノータイムで横断する歩行者がいても確実に車は止まらなければならない。

でも、歩行者も怖くて、車がいないか、走っている車が止まれるか確証があるまでは渡らない。

よっぽど交通量が少なくなければ、押しボタン式か何らか信号制御は必須というのが実情だろう。

ラウンドアバウトだと、日本では信号制御が必要なクラスでも信号なしで安心して渡れるかな、とは思う。


ただ、やっぱりスペースは相当食いますね。

ラウンドアバウトを設置する前提で道路を引くと、交差点以外では相当な幅の緑地帯などが取れる。

日本でも環境対策のために緑地帯を広く取っている道路はあるけど、

それが必要な道路は相当な交通量の道路なわけで、とてもラウンドアバウトという話ではない。

日本でもうまく使えば効果的な制度だとは思うのだが、用地面の条件が厳しいですね。

郊外とて地形やら既存集落やら障壁となるものは多い。

タッチ決済での乗車と国際ブランド

今日で出張中にやりたかった仕事は全て終わったつもり。

ただ、いろいろ宿題はあって、明日はその宿題でもやるかなという感じ。

この先に作らないといけないドキュメントがいくつかあって、けっこう重いんだよな。

そんな作業ばかりやっていると他の仕事が進まないしどうするかねぇと。

とりあえずさっさと片付けられる仕事は帰る前に終わらせてしまおうと。


空港との往来に使う鉄道、職場との往来に使うバス、いずれもクレジットカードのタッチ決済で乗車している。

前はJ-WESTカードで乗車していた。国内でもタッチ決済での乗車と言えばこれでしたね。

これはVISAカード限定のキャンペーンの適用を狙ってという側面もかなりある。

前回出張のときもこれを使っていたのだが、先日に(旧)SoftBankカードがタッチ対応になったので、

今回の出張中は乗車もそれ以外の買い物もこのカードばかり使っている。

これはMastercardブランドだが、当然これでも乗車できる。


そういえばこの地域のタッチ決済での乗車ってどのブランドに対応してるんだろ?

気になって調べたら、国際ブランドとしてはVISAとMastercardの2つらしい。

ヨーロッパと考えればこの2ブランドなのは妥当なのかもしれないけど。

ヨーロッパ圏内だとだいたいはこの2ブランドでしょうしね。

ただ、それ以外の外国からの旅行者にとってどうかという話はある。


それで日本国内だとどうだったかなと調べてみた。

最初期はVISAカードに限るというところも多かったし、Mastercardは導入が遅れたところが多い。

(現在も福島交通、京福バス、横浜市営バスなどMastercardのみ未導入の事業者は少しある)

Q-MOVEのWebサイトを見ると、交通機関毎に対応するブランドが記載されているが、

多くは AMEX, Diners, Discover, JCB, Mastercard, UnionPay, VISAとなっている。

日本国内だと JCB, Mastercard, VISA, AMEX の4ブランドでほぼ全てという感もあるが、

国際ブランドという観点ではDiners(これは国内でも発行されている)とDiscoverもある。

中国の国内ブランドだがUnionPayというのも対応している。

AMEX, Diners, Discover, UnionPay は日本国内ではJCBの加盟店網の多くに組み込まれているので、

その流れでタッチ決済での乗車もきちんと対応しているということなんだろうと思う。


日本の場合、外国人旅行者をターゲットに導入している側面がかなり強いので、

その旅行者が持っているカードに対応していなければ意味がないということでもあるのだろう。

UnionPayにわざわざ対応しているのも、往来の多い中国特有の事情も考えたものだろう。

どちらかというと日本の場合、どこで使えるかという方が問題になる。

関西だと私鉄・公営交通は鉄道では多くが導入しているが、JRと京阪は非対応である。

関東圏も導入が進む見込みだが、JRと京成が非対応、東京モノレールも非導入なのかね。

よりによって国際空港の乗り入れ路線の一方が非対応という状況である。

バスということでは導入路線は限られることが多く、安心して使えるエリアは限られる。

バスはそもそも大都市圏以外だとICカード自体導入していないところも多いし。


ここだとVISA, Mastercard持っていればどこでも乗れるのは安心感がありますね。

といってもそんなにいろいろな事業者がいるわけでもないのだけど。

でもJCBとAMEXはダメなんだなと。そうか、AMEXはダメなのか。

タイブレークと失点率

今日は今出張最大の目的である作業をしていたが、無事トラブルもなく完了した。

明日までかかると思っていたのだが、想定より短時間で済んでよかった。

月曜・火曜で立てた作戦が完全に当たりましたね。


日本にいたらラジオで観戦してたんだろうけど、WBCの東京プールが無事全戦終わった。

日本は無事に全勝で1位勝ち上がりとなった。

無事に全勝とは書いたが、韓国戦もオーストラリア戦も厳しい戦いでしたよね。

オーストラリア戦はすでに出張先で仕事中で、ラジオで観戦するわけにもいかず。

今にしてダイジェスト映像(MLBの英語実況だけど)で見たけど、

なかなかチャンスをものにできず、ミスも目立つと、けっこう大変な試合だったんだなと。


ただ、それより大変だったのが2勝2敗で並ぶことになった韓国・台湾・オーストラリアだった。

全チーム、日本には負け、チェコには勝ったが、それ以外は三すくみになってしまった。

最終的には韓国が2位勝ち上がり、悲願の準々決勝進出を果たした。

後で書く事情もあり、最も妥当な結果とは思うのだが、失点率という決定手法はわりと謎である。


ところで三すくみとは書いたのだが、実は韓国vs台湾は9回では引き分けである。

NPBだと12回まで普通に延長戦をやって、それでも引き分けならそれで終わりになるが、

試合数が限られることや、ダブルヘッダーで試合時間も気になるわけで9回からタイブレークとなる。

タイブレークはトーナメントが多いアマチュア野球ではもう当たり前になってますよね。

MLBでは ノーアウト2塁のタイブレークが採用されているので、それに準拠している。

アマチュアではノーアウト1・2塁が多く、国際大会もWBC以外(すなわちプレミア12を含む)だとこれらしい。

PK戦はサッカーではない、というほどではないが、タイブレークも本来の野球とは言いがたいだろう。

これを引き分けとみれば、韓国は2勝1敗1分、オーストラリアは2勝2敗、台湾は1勝2敗1分となり、

明らかに韓国の結果が上位であることがわかる。ただ、こういう方法で決まるものではない。


ここで決定に使われるのが失点率という指標である。

三すくみになった3チーム同士の試合で、各チームの1アウト当たりの失点数を計算する。

1イニング当たりというのは、9回裏の攻撃がない場合などを考慮してのものである。

対象試合での失点数は各チーム7点、実は失点数だと差が付かないのである。

ただ、オーストラリアvs台湾 ではオーストラリアの9回の攻撃(=台湾の9回の守備)がなく、

台湾vs韓国 ではタイブレークにより両チームとも10回をやっている。

この結果、韓国はタイブレーク分だけ他チームより長く守備をしていたことになった。

タイブレークを経験したのは台湾も同じだが、オーストラリア戦で1回守備をやっていないので相殺される。


というわけで最終的には韓国はタイブレーク負けだったことで2位通過となったわけだが、

そもそもタイブレークでの勝敗は軽視できるとかそういう話で決まったわけではない。

韓国vsオーストラリア戦での両チームの失点数によってはどうにも転ぶ話だった。

というわけでいろいろあったけど韓国は報われて良かったねという話だった。


前回のWBCで失点率に泣いたのが台湾だった。

というのも台中プールは全チームが2勝2敗で並んでしまったのである。

キューバ(1位)とイタリア(2位)が東京での準々決勝に進出している。

一方、失点がかさんだ台湾は最下位、WBC1次ラウンドの最下位には大きな意味がある。

それは次回大会は予選に回る必要があるということである。

野球の国際大会では強豪とされるチームがWBC予選に回るというのは大きな屈辱である。

そのWBC予選を台北に誘致し、大盛況だったのはよかったけど。

そこで無事にWBC出場権を獲得しての今大会への参戦だった。

今回は最下位回避なので次回WBCの出場権は獲得できている。失点率に泣いたが、前回ほどではない。


そんなわけで混戦の東京プールだったのだが、ヒューストンプールが思わぬ混戦になってしまった。

注目のアメリカvsメキシコ、因縁の戦いだったのだが、無事にアメリカが勝利した。

これは1位通過に向けて視界良好と思いきや、アメリカvsイタリアではイタリア勝利となった。

次のイタリアvsメキシコの結果次第ではあるのだが、ここが厄介である。

イタリアが勝てば1位通過、アメリカとメキシコは3勝1敗で並ぶが直接対決ではアメリカ勝利なのでこちらが2位となる。

問題はメキシコ勝利の場合で、これは三すくみとなり失点率で争うことになる。

まさかのアメリカが失点率次第で1次ラウンド敗退もありうる状況に追い込まれたのである。

しかも自分のあずかり知らぬところで行われる イタリアvsメキシコ の結果で決まるという。


というわけで面倒な話だった。果たしてヒューストンはどうなることやら。

大きなタップでも口があまり増えない

今日は明日の作業に向けた準備に追われていたが、その中でバグを発見した。

どうも今までの日本の職場の構成では起こせないバグで、気づいてなかったらしい。

元々日本の職場での構成が実際と乖離していることは多少気になってはいたのだが、

思わぬ機能の組み合わせで生じる問題だったので、全く感度がなかった。

日本の職場の構成でも工夫すれば差異は埋められそうなので、そこは改善しようかなと思った。

滞在中にそのためのバックデータを収集しておきたいですね。


明日の作業に向けた準備中、コンセントの数が足らないことがたびたび問題となった。

そのたびにタップを持って来て数を増やしていたのだが……

職場においてあるタップの多くは3口なので、1個持って来てもコンセントは2口しか増えないねと。

今まで刺さってた1口を抜いて、3口のタップを付けて、抜いたのをその先に付け直すと、残りは2口である。

しかもサイズはかなり大きい。日本なら6口ぐらいのタップのサイズである。


原因は言うまでもなくプラグの形状の差である。

一般家庭ではアースなしのプラグを使っていることが多いと思うが、

パナソニックの 機器用はめ込みコンセント は27.0mm×21.5mmというサイズである。

アース付きの3極コンセントでさえ 27.0mm×30.0mm である。

以前書いたがヨーロッパではドイツ式(CEE7/3)とフランス式(CEE7/5)でおおよそ占めている。

Europlugは妥協の産物らしい

いずれも円形の窪みにプラグを差し込む形で、この窪みは直径39mmである。

例えばコンセント1口あたり45mm四方のユニットがある。


先ほどの数字からすると長さ45mmには日本のコンセントがアースなしで2.1個、アースありで1.7個並べられる。

だから3口のタップのサイズで日本なら6口ぐらいのタップになりそうというのはおおよそ正しいようだ。

日本で言えば大型のタップのサイズで、3口しかないのだからなかなか割に合わないが、

プラグのサイズが大きく異なるので致し方なしということであろう。


このサイズの差は100V系と200V系の差というのは当然あると思う。

日本のプラグはアメリカと同様だが、基本的にこれを使うのは100V系の地域である。

200Vなのでその分、安全対策が強化されているという側面は当然ある。

日本はアースなしのプラグが主流というので感電対策としては相当弱いことは事実である。

(日本でも水回りを中心に3極プラグが活用されているところはあるけど)


というわけでなかなか日本の感覚とは違うと思った話だった。

ちなみに僕は変換プラグを2つもっていて、1つはホテルにずっと置いていて、もう1つはホテルと職場を往復している。

これ忘れると職場でPCの電源が取れないなと思いながらカバンにいれているのだけど。

実際には忘れたら忘れたで職場の人から借りることはできそうではあるのだけど。

国外からだと登録できない?

ヨーロッパでの初日は好調な滑り出しである。

実機を見ながら、現状の確認や操作方法の説明などやって、あまり時間はかからなかった。

ただ、明後日以降の予定に想定外の変更が入って、これは困ったとなっている。


前回もそうだったのだが、当地での移動はクレジットカードのタッチ決済を使っている。

SoftBankカードがタッチ対応になったので、今回は基本的にずっとそれ。

ちなみに店舗もほぼタッチ決済対応の端末が入っているので、タッチで払っている。

日本だと画面の場所にタッチする端末が多いけど、ここは側面にタッチする端末が多い。


それでこの利用状況を確認出来るサービスがあるのだが、

ここにクレジットカード情報を登録しようとすると”403”エラーとなって登録できない。

日本だと登録できないということかなと思って、到着後にレンタルのWiFiルーターにつないでやっていたが、

やはり403エラー、うーん、でもこの機能がずっと壊れっぱなしだと話にならないはずだが……


気になって調べてみると国内からでないと登録できないっぽいとのことだった。

そういえば、このWiFiルーターってヨーロッパ圏の他国からのローミング扱いだったっけ?

と、IPアドレスから地域を推定するサイトにいくと、やはりそのようだった。

というわけでホテルのネットワークに接続して登録する難なく登録できた。そういうことだったのね。

一度登録すると、その登録結果はそのまま残るので帰国後でも確認出来るはず。


地元の人はいいけど、ヨーロッパ圏内のローミングですらだめだとなかなか厳しい気はするな。

ただ、地域制限というのはいろいろありますよね。

ヨーロッパに来てYahoo!JAPANを開くと「欧州経済領域(EEA)およびイギリスからご利用いただけなくなりました」と出てきて、

これは外国というよりヨーロッパ特有の規制に対応しないためにこういうことを言ってるんだけど。

果たしてIPアドレスからの識別がどれぐらい精度がよいのか? という話はあるけど、

国内限り、特定地域を除外することを前提にやっているという事情があれば仕方ないのかなと。

でも、そういう根拠も乏しいのに制限されては困っちゃうねとは。


というわけでローミングってのが罠でしたねという話だった。

ちなみに当地のバス会社、名前が変わっていた。会社自体が変わったというよりもリブランドだったみたいなんだけど。

バス自体も一気に新しいのに入れ換えて電動化されていた。なかなか日本では見ない急速な入れ換えだったようで。

日本でも電動バスは導入が進むんだろうけど、大阪シティバスが万博合わせで購入したバスの相当数が要改修になり、

保管状態にあるバスが相当あって、改修されれば市内各所で走り、ディーゼルバスも減るんだろうけど、まだ時間がかかりそうらしい。

動いていないEES

何ごともなく無事に出張先の都市に到着、時間はかかるが比較的楽だな。

前回はあまり日本人いないなという感じだったが、今回は多かった。

日曜発ということでビジネスに適しているからか、季節的なものなのか。


昨年の出張時とほぼなにも変わりは無かった。機内食すら変わりがなかった。

機内でいろいろビデオが並んでいる中に「EESについて」というのがあった。

どうもEUというかシェンゲン協定加盟各国の入国管理に導入される新しいシステムだそう。

ただ、まだ稼働してはなかった。なんかそれっぽい装置はあったけど。


出入域システム(EES) (European Union)

ご丁寧にも日本語版のWebサイトがある。

どうもEU圏・シェンゲン圏外からの短期滞在の外国人はまずキオスク端末に行く。

そこでパスポートを読み取らせて、顔写真と指紋の取得を行う。

その後、追加の審査は不要と判断されればEU圏・シェンゲン圏の人と同じ自動ゲートに、

追加の審査が必要と判断されれば有人ゲートに回るということらしい。

将来的にはパスポートの押印も廃止するとのこと。


顔写真と指紋の採取という点ではアメリカのUS-VISITや、日本のJ-BISに似ているような気がするが、

これらは外国人についてはほぼ全てが対象となる仕組みである。

アメリカではテロ対策というところを重視しての導入だったというが、

日本で最も重視されたのは過去に退去強制となった外国人を発見することだった。

このためほぼ全ての外国人を対象とする必要があったわけですね。

日本人とか特別永住者になりすまされたら発見できないのはどうなのかという話はありますが。

(日本人の帰国・特別永住者の再入国は拒否できないので、必須化していないという事情もあるようだが)

この顔写真・指紋の採取を審査手前で先行して行うバイオカートというのが一部空港で導入されている。

あくまでもバイオカートは上陸許可を与えることが困難な外国人を効率的にあぶり出すもので、

それ以外の点では昔からの上陸審査のフローと何も変わるところはない。


EUが顔写真・指紋を短期滞在という部分に活用しようとしたのは、短期滞在でのオーバーステイというところが大きいのかも知れない。

シェンゲン圏ではあらゆる180日間での滞在日数が通算が90日以内となるものを短期滞在としている。

日本のJ-BIS導入の動機もそうなのだが、同一人物が複数のパスポートを使い分けると判別が難しい。

そこで本人から生体情報、特に指紋を得ることでごまかせないようにしようとしたわけである。

そこさえ抑えられていれば低リスクと考える条件もいろいろあるようで、

そこにあてはまるなら有人ブースでの審査すらいらないので省力化も実現できるねと。

これはなかなか日本では考えがたいことですが。


ただ、これを実現しようとすると相当な台数のキオスク端末が必要ではないかと思う。

有人ブースが不要になるということはない。

短期滞在以外の外国人、そして短期滞在でも審査が必要となった外国人は有人ブースに回る。

どれぐらい審査不要という判断になるのかはわからないのだけど。

果たして上手く回るのかというのは気になる。


でEESは昨年10月から段階的に導入し、今年4月10日から全面運用という。

普通に考えれば主要空港から導入と思うわけで、そしたらあの空港で動いてないのはおかしいよねと。

もう1ヶ月ぐらいしかないわけだから。でも動いてないんだよな。

ヨーロッパは新しい制度とか導入すると期日まで決めて言っても延期とか頻繁なんですよね。

日本ではおおよそ考えられない話なんだけど。果たしてEESはどうなんだろうね。

またここに出張することがあれば判明するかもしれませんが、今回の用事が終わると当面ない可能性が高い。

というか今回で終わってくれという話である。

旅行前の洗い物

いつも旅行前の段取りというのはいろいろあるが、

やはりいつも困るのが洗い物である。いろいろ洗う物がある。


まず洗濯、今回は出張先で洗濯せずに1週間乗りきる作戦である。

というわけでスーツケースには手持ちの相当割合の衣類を詰めた。

昨日着ていたのも昨晩洗濯機にぶち込んで、乾燥までして詰めた。

こういうとき洗濯乾燥機は便利ですね。

おそらく帰ってくるとまたこれもすぐに洗わないと足りない。

なので洗った分の一部はすぐに乾燥までしてしまうのだろう。


次に食器類だが、昨晩までで洗い物は済ませる考えだった。

今朝はパンを食べたが、パンをオーブントースターで焼いて、

それで皿を出しては面倒と、クッキングシートの上に置いて食べてた。

これで洗い物はしなくてよいと思ったが、少し誤算もあった。

それが卵が1個残ってたこと。1週間なら置いといてもよかったかもしれないが。

というわけで急きょ卵を焼くために調理器具を多少使うことに。

全く洗い物なしというわけにはいかなかったようだ。


今までは洗濯物は出発前に洗って、旅行中はずっと部屋干しにしておくとか、

食器にしても洗って干し続けておくことが多かったんですけどね。

1週間だしそれでもいいような気はするが。

ただ、今回は洗濯についてはできるだけ旅先での衣類を確保する必要があったこと。

食器は食洗機導入後のフローとしてこちらのほうがよいというのもあった。

食洗機動かしっぱなしで長期間家を出るのもねと。

いや、普段は食洗機動かして外出するのは普通だし、洗い終わったら勝手に止まるのだから全く問題ないはずだが。