とりあえず全機能実装したプログラムで機能確認を進めていたが、
バグだらけで相当修正したし、同じようなバグがないか調査してたら、
他のバグにも気づいて、やはりいきなりはうまくいかないもんだなと。
ただ、とりあえず基本的な目標は達成したんじゃないかね。
インドネシアの通貨、ルピアについてデノミネーションが計画されているらしい。
通貨ルピアのデノミ計画、インドネシア中銀が政府・国会と協議 (Bloomberg)
昔からあった話だし、そのたびに頓挫してきたので今回もわからないのですが……
韓国のウォンも世界的に見れば桁数が多い通貨である。
概ね1円=10ウォン程度なので、日本円より1桁多いと。
実質的な最小単位は10ウォンであることからもわかるが。
(現在は1ウォン・5ウォン硬貨の発行は停止されている)
ルピアはそれよりさらに1桁多い。1円=100ルピア程度である。
到着ビザ(VOR)の料金が50万ルピアなど、日本で見聞きするルピア建ての金額は基本的には万単位であることが多い。
1万ルピア=100円程度、それはそれでおさまりがよいという感じもありますけどね。
この桁数の多さについて当地では下3桁を省略する慣例があるという。
レストランのメニューなどは30Kというような表記がよくあるそうで、
これは30×1000ルピア=3万ルピアの意味である。
桁数が多いがゆえ、桁区切りを入れないと読めないということで、
世界的に一般的な3桁区切りを入れていたことから自然に定着したようである。
ちなみにインドネシアは元オランダ領ということもあり、
ヨーロッパ大陸で一般的なカンマが小数点、ピリオドが桁区切りとする方式になっているそう。
なので “Rp 500.000” のような表記になる。日本人があまり考えずに読むと500ルピアみたいに読めますが。
“Rp 1.000.000” って書かれてたらさすがにわかると思いますけど。
なのでデノミネーションも3桁減らすというのが有力である。
現在の実質的な最小単位は100ルピアなので、3桁落とすと0.1が最小単位になる。
(50ルピア硬貨は存在しているがほぼ流通していないそう)
実際この単位で精算してるのかね。丸められてることも多そうだが。
さっきも書いたようにもともと3桁省略する慣例があるので、
日常的な使い勝手はあまり変わらないのでよいだろうということか。
ただ、ルピアの桁数が多いというのは本質的な問題ではないのではないか。
ルピアの不便な点としてよく挙がるのが、10万ルピアが最高額紙幣であることなんですよね。
10万ルピアって日本円で言えば1000円程度ってことね。
日本の最小額紙幣とインドネシアの最高額紙幣が同程度なんですね。
日本は500円玉という高額硬貨があるという事情はあるんですが。
10万円相当の現金を運ぶだけで紙幣100枚程度、札束である。
なお、最小額紙幣は1000ルピアだが、2010年から硬貨でも発行されている。
ってそれ以前はこの単位でも紙幣だったんですね。ボロボロになって大変だったらしい。
韓国もかつてはこういう問題が存在した。
その対策として市中銀行が10万ウォン自己宛小切手を発行していた。
手票(スピョ)と呼ばれ、各行共通フォーマットでATMも対応してたとか。
しかし、小切手の発行コストがかさむ上に、偽造問題もあったという。
このため5万ウォン・10万ウォン紙幣発行の方向に動き、
2009年に5万ウォン紙幣が発行されるに至った。
(10万ウォンは肖像について議論がある中で立ち消えたそう)
5万ウォン紙幣があれば10万ウォンも2枚で済むので十分だということで、
かつて広く流通した手票も今ではほぼ使われなくなったそう。
だからインドネシア当局はルピアの桁数より先にやるべきことがあって、
それは50万ルピアとか100万ルピアの紙幣を出すことなんじゃないか。
さすがにその桁数を紙幣に書くのはという思いもあるのかもしれないけど。
これが3桁減ると 500 と 1000 だから平凡な数字になるのだが。
デノミネーションを行うのは銀行のシステムなどが対応できなくなることが理由で、
一時、ジンバブエが急激なインフレでデノミネーションを繰り返したのはまさにその理由である。
ただ、おそらくインドネシアの場合はそういう状況ではない。
ここまで桁数が増えたのは1978年~1999年ぐらいの期間でインフレが進んだためで、
当初は1USドルあたり415ルピアだったのが、10000ルピア程度になり、
だいたい1桁半ぐらい増えたわけですね。といってもその程度か。
以後は変動はあるが1桁も動くようなことはなく安定している。
この桁数を前提にシステムも構築されており、特に問題は起きていない。
ゆえにデノミネーションされても、システム上は大きな変化はなく、小数点の位置をずらすだけではないか。
となればデノミネーションする必要性はないという結論もある。
世界的に見れば日本円も桁数が多い方の通貨ではある。
ただ、日本では1円が最小単位として定着している。
USドルやユーロは0.01が最小単位なので、正味あまり変わらない。
システム上は 8.99ユーロは 899 と記録されているはずですからね。
桁数が無駄に多いということで言えば、韓国ウォン、インドネシアルピア、
あと日本の両替商が扱うところだとベトナムのドンもそんな感じのようね。
1000ドンが6円程度なのでルピアよりさらに少し細かい程度。
ただ、ここは最高額が50万ドンなので、10万ルピアよりは価値は高い。
どちらかというと問題は少額硬貨が機能しておらず、ほぼ全て紙幣でのやりとりになっていることなのかも。