日本のメルカリの商品が世界の多くの国で買えるようになる? という話が出ている。
メルカリ、越境取引事業の新戦略を発表 世界共通アプリ「メルカリ グローバルアプリ」の提供と、 事業者向け越境EC基盤の強化でグローバル展開を加速 (メルカリ)
個人間取引もそうだが、メルカリShopsも対象なので、越境目的でメルカリShopsに出店してくれるところが増えることも期待しているよう。
実はこの話、起点はUS版メルカリの失敗から始まっている。
メルカリは2014年にアメリカに進出したが、赤字続きだったらしい。
アメリカ国内の個人間取引を仲介するサービスとしてやっていたが。
しかし日本と同じようにはいかないんですよね。
先行するeBayなどにはかなわないし、個人間取引の拡大ができたわけでもない。
そんなこんなでずっと困っていて、撤退の噂もあったわけである。
そんな中で起死回生の策として、日本のメルカリの商品を買えるようにしたところ、
これが評判を生み、アメリカ事業は黒字化、アメリカ国内の取引も伸びたようである。
これと同時期に台湾・香港でも日本のメルカリの商品が購入できるようになり、
これをさらに多くの国に増やしていく話のようである。
各地の個人間取引まで手がけるわけではない。
でも、メルカリで取引していて、アメリカ・台湾・香港の客が買っていったって話は聞かないけど?
実はこの越境取引、BEENOS社が仲介に入っているそうである。
「メルカリ」と「US版メルカリ」の連携をBEENOSがサポート (BEENOS)
BEENOSというのは、昔からメルカリの公認代行業者をやっているBuyeeの会社ですね。
だから実は外国のメルカリから日本のメルカリの商品を発注しても、
それは結局はBuyeeで発注するのとあまり変わらないんですね。
日本のメルカリ利用者にとってみればBuyeeが買って、Buyeeの倉庫に発送しているようにしか見えない。
輸送の手配などはメルカリが行っている部分もあるので全く同じでもないが。
メルカリ、佐川急便との業務提携を通じて 台湾向けの越境取引を対象に「国際メルカリ便」の提供を開始 (メルカリ)
今回発表されたグローバルアプリでも輸送面の協業先に挙げられていた佐川急便である。
ただ、この場合もBEENOSの倉庫に入って出荷されるのは同じそうである。
ちなみにBEENOSは今年5月にLINEヤフーが買収して子会社化している。
というわけでやっていることは案外大したことはないのだが、
メルカリ自身がこれで手応えを感じているので、それはそれでよいのかなと。
ユーザーにとってもBuyeeで買う以上の価値があるならそれで言い訳だし。