中国・上海で再演する意味

昨日は夜な夜な映画館にお出かけ。

というのも、バンドリのMyGO!!!!!・Ave Mujica合同ライブ「わかれ道の、その先へ」が、

再演という形で中国・上海で行われることになり、

これだけでも驚くべきことだが、なんと逆輸入でライブビューイングをやるという。


バンドリの中国大陸での人気を語るのにMyGO!!!!!・Ave Mujicaは外せない。

ちょうどインターネット配信で話題になったらしいんですけどね。

バンドリが海外公演に本格的に乗り出したのは2024年のことである。

ちょうどMyGOのアニメの後だから影響は相当大きかったのだろう。

まずは2024年3月、RAISE A SUILENのASIA TOURという名目で、

台湾・新北市のZepp New Taipei、そして中国・上海で2000人程度の会場を使っている。

滑り出しとしてはそんなもんである。


ただ、ここからがすごくて、Roseliaが日本で6都市回った「Rosenchor」の追加公演という名目で、

2024年8月に上海の静安体育中心へ。ってアリーナですか。

MyGOが6th LIVEの追加公演ということで同9月に上海の国家会展中心へ。

これは展示場、まぁたくさん人が入るのは確かだが。

2025年となりRoseliaは「Stille Nacht, Rosen Nacht」の追加公演という名目で、

2月に上海東方体育中心、水泳場でもあるがアリーナですね。

同会場では8月、Poppin’Party Global LIVE 2025「Shiny High-Five!!」が行われた。

中国で1公演やるだけでGlobalとはこれいかにという感もあるが。

そして今回、MyGO・Ave Mujicaで今年4月にKアリーナ横浜で行われた

「わかれ道の、その先へ」の再演ということで中国・上海のMercedes-Benz Arenaで行われたと。


ところでここまで見てもわかるが、追加公演という形態が多いんですね。

なぜかわからないところもあるが、中国大陸での公演は告知が直前になることが多い。

おそらく準備にあまり時間をかけれないので、既存の公演のコンセプトを活用しているとみられる。

Poppin’Partyはそうではなかったが、引き出しの多いバンドでありなんとでもという感じかね。

Roseliaは今年11月の大阪・舞洲を皮切りに、来年2月の東京までアジアツアーを行うが、

この中で上海公演は予定されているが、1月であることしか情報がない。


ただ、「わかれ道の、その先へ」を再演という形を取ったのは、

それだけではなく渾身の作という思いも相当にあるためと思われる。

これはLIVE FILMという形で映像化をしたことにも現れている。

アニメのストーリーをかなり意識して作ったものという背景もある。

ぜひとも中国のファンにも直に見て欲しいという思いがあるのだろう。


そして日本のファンにも見て欲しいのである。

というわけでライブビューイングだったのだが、驚いたのは客入りですよね。

Mercedes-Benz ArenaといえばBilibili Macro Linkの会場としてもたびたび使われているが、

そこをびっしり埋める観客がいて、当然大半は中国人である。

しかもセンターステージで全周に観客が入ってるんですよね。すごいですよね。

スクリーンに投影されるものは字幕はあるが、大概はそういうのもなく、

日本語のセリフとかそりゃまぁなんぼも見たわという話ではあるんでしょうけど。


よくやるなぁとは思うけど、ファンにとっては千載一遇の機会である。

そりゃ日本に観劇に行く人もいますけど。河口湖でも相当中国発の観客はいましたけど。

バンドリが中国大陸でこれほどまでの人気を集めていることには驚くばかり。

MyGO・Ave Mujicaが牽引したことは確かですが、

RoseliaやPoppin’Partyなどにも興味が向いていることも見て取れる。


さて、日本でのライブビューイングだが、時差のこともあり遅い時間に行われる。

さらに上映館の確保も直前で難しかったのか1日目と2日目でけっこう違う。

1日目は遠いなぁと思いながらバイクで走っていった。

もうひたすらカーナビアプリ頼みですよ。暗いのもあってどこ走ってるかわからん。

明日の上映館はまだ近いが、それもバイクで行ったことはないな。

こちらは電車でもよいのだが、いろいろ煩わしいのでバイクにするかなと。

映画館というのもあるので、ゆったり観劇するのによいが、

あまりここまでズームしてMyGO・Ave Mujicaのパフォーマンス見てこなかったので新鮮でしたね。