昨日、渋谷駅でJR~東横線の乗り換えをするのに時間に余裕があったので、
移設された新南改札から出て、東西それぞれ歩いて来た。
JR渋谷駅の新南改札はもともと埼京線ホームが大きくズレていた時代、
その埼京線ホームに直接接続する改札口として作られたもので、ホテルメッツ渋谷のビルにあった。
埼京線ホームは2020年にかつての東横線の駅跡地を活用して移設された。
これにより新南改札は役割を失って閉鎖されると思われたが、
かつてのホームを連絡通路として残してまで新南改札は残り続けた。
それは桜丘地区の市街地再開発によりホテルメッツと往来できるようにうなるまでである。
これがShibuya Sakura Stageの名前で開業したのは2024年7月のことである。
このときに同時に新南改札の移設という形でSakura Stageに接続する改札口ができた。
ホテルメッツからは線路を越えてSakura StageのSHIBUYAサイドの南端に接続されている。
まさか移設されても新南改札という名前だとは思わなかったが。
てっきり桜丘改札とかになると思っていたのだが……
もっともこの改札口の東側には渋谷ストリームがある。
渋谷ストリームはかつての東急東横線の線路敷を利用したビルで2018年開業、
Sakura Stageを待っての移設ではあったが、こちらの待たれていたとも。
というわけでまずは新南改札からSakura Stage側に出てみる。
いきなり階段+エスカレータがあり1階まで降りられるように見える。
ちなみにこの階段、ど真ん中に太い柱があるというどうかしている構造である。
地平に出るならそのまま降りてしまえばいいけど……
2階まで降りて右を向くと国道246号線を渡る歩道橋がある。
もともとここには歩道橋はあったが周辺整備に伴い2020年に架け替えられた。
国道に架かる歩道橋であることからもわかるように国道事業として整備された。
あくまでも歩道橋なので屋根はないんだなと思いながら渡って行く。
前々から気になっていた渋谷フクラスと歩道橋の接続部を見ると、
歩道橋から来て真っ直ぐ進むのは自転車不可、左へは自転車は押し歩きで進めると書かれている。
これパッと見てわからなかったんだけど、国道の歩道橋という性質上、
自転車の押し歩きも想定されていて、そのアプローチ部をフクラスのビルに取り込んでしまったと。
直接246号線の歩道へ向かう側はスロープ付きの階段になっている。
一方、フクラスのビルを突っ切ってマークシティ方面に出る場合、
こちらは自転車の通行を想定していない階段・エスカレータ・エレベータしかない。
ともあれこういう形でデッキレベルでJR新南改札~マークシティ方面が移動できるということである。
さて新南改札に戻ってきたが、反対は渋谷ストリームでしたよね。
というわけで渋谷ストリームの3階に直結している。
新南改札は他路線との乗り換えを想定した案内はないのだが、
ここまでくると東横線・副都心線はこちらという案内が増えてくる。
とりあえずは目の前のエスカレータで2階に降りて、するとガラスに囲われたエスカレータがある。
いかにもアーバンコアという感じだが、渋谷ストリームの地下からの出入口であり、
なおかつ東口側の国道246号線に架かる歩道橋の南西端でもある。
地下道はいろいろ工事中のところもあって意外だったのだが、
実はこの地下道も国道246号線の地下歩道ということで国道事業で整備されている。
渋谷ストリームができる頃には通れるようにしたが、残工事がいろいろあるようだ。
というのでしばらくは殺風景なところを歩き、東横線・副都心線の改札口を入る。
渋谷駅周辺の再開発と言われるものは様々な事業に分かれている。
中心的なものは渋谷駅街区土地区画整理事業で、
これは東横線地下化で捻出された土地を含め、JR渋谷駅の東西にわたる土地を再配分して、
さらにバスターミナルなどの交通広場などの整備を行うものである。
しかし、それでさえ駅東西に確保された宅地にビルを建てるのは別事業。
それが渋谷スクランブルスクエアなんですけど、区画整理とは別枠か。
東横線地下化・副都心線整備・銀座線渋谷駅移設・JR渋谷駅再構築という鉄道事業とも一体となったもので、
非常に複雑で重層的な事業となっている。区画整理はその一部に過ぎない。
さらにその周辺で行われる事業はそれぞれの事情が様々ある。
Shibuya Sakura Stageはもともと住宅利用もあったエリアでの市街地再開発ゆえ、
全体的には商業・オフィス中心だが、一部には住居もある。
で、これらを結ぶという点では道路事業の役目というのも大きいんですね。
特に国道246号線はデッキ・地上・地下と様々な観点で整備されている。
区画整理・市街地再開発の中で行うものもあるが、それだけではない。
というわけで新南改札、国道の歩道橋と国道の地下歩道は意識せざるを得ないのだった。