養生された巨大ポスター掲示板

冷蔵庫の中身がスッカラカンなので、仕事を少し早く終えて買い物に。

えらく大量に買ってしまったが、再来週には夏休みで1週間ほぼ不在である。


帰国した日が東京都議会議員選挙の投票日だったわけだが、

出発する少し前から東京都内では異様な光景が広がっていた。

というのも都議会議員選挙にしては超巨大なポスター掲示板が作られていたのである。

巨大ではあるのだが……大半はブルーシートなどで養生されている。

別の選挙のポスター掲示板の上に都議会議員選挙のポスター掲示板の板を被せているのである。


はて、別の選挙……というところで気付いたかも知れないが、

これは参議院議員選挙のポスター掲示板を先行して作って、

その上に都議会議員選挙のポスター掲示板を重ねていたわけである。

近接する選挙のポスター掲示板を重ねて作ること自体は時々ある。

ただ、異様なのは都議会議員選挙のために必要なポスター掲示板に比べて超巨大ということである。

このあたりの作戦は市区町村に委ねられているところだが、

例えば参議院のポスター掲示板を半分だけ先行して作って、そこに重ねるとか、

全部作って養生して、端の方にぽつんと都議会のポスター掲示板を作ったり、

混乱は引き起こさないだろうと参議院の掲示板の養生を一部省略してたり……


今日、買い物に走っていたら都議会のポスター掲示板を外して、

養生を外して参議院のポスター掲示板を完成させる作業が進んでいた。

半分サイズで作ったところはもう半分を完成させたり順次進めるのだろう。

このあたり計画的に進められるのはメリットか。


それもこれも参議院東京都選挙区の立候補者数は相当多くなるからなのだが。

まだ立候補者向けの説明会とかやる前ではあるけどね。

昨年の知事選挙でポスターの掲示枠が不足したという前科もあり、

東京都としては巨大なポスター掲示板を計画的に用意するように、

各市区町村に依頼したということで、準備するなら早い方がいいと、

こういう形になっているようである。


さて、都議会議員選挙、都民ファーストの会が第一党にという話で、

ただ、その内訳を見てみると都民ファーストの会の議席数自体は横ばいで、

改選前の第一党である自民党が議席数を減らしたことが多かったようだ。

では、その分はどこに行ったのかというと国民民主党である。

改選前0議席だったのが今回9議席である。

国政選挙ではファーストの会と国民民主党は連携している。(効果はよくわからんが)


実態としては都民ファーストの会・自民党・公明党を中心とした議会運営は続くのだろう。

なのでこの選挙を経て都議会が大きく変わるということはない。

ただ、自民党・公明党が議席を減らして、国民民主党に回る分が大きいというのは、

2つの民主党が分かれて自民党は相当影響を受けているんだなということである。

支持者の層は被っていても、国民民主党と自民党が手を組むのは難しいのだろう。

自民党と公明党の関係の難しさを見れば、お互いあんなのは勘弁となるでしょうし。