連休最終日は雨の中、小降りになってきたところを狙って買い物に出かけていた。
午前中に買い物に行こうかと思っていたけど、本格的に雨が降ってる中ではさすがに。
連休期間は万博会場はさぞ賑わっているのだろうと思ったのだが、
入場者数という観点では案外そうでもないようだ。
【速報】GWの万博来場者は3日9.8万人、4日11.5万人、5日10.4万人 開幕初日には届かず 万博協会発表 (Yahoo!ニュース)
初週はともかく、それ以降の平日は10万人前後が来ている。
一方で連休期間で一番多かった4日は13万人ということで意外と差が少ない。
なお、入場者数の統計では関係者の数も数えており、これは平均1.7万人、これは大きく増減しない数字である。
どうして差が少ないのかというと、入場予約制の影響だろうと。
両ゲートの9時・10時台は満員、11時台も満員の日もあった。
すなわち朝から万博を楽しむことを考えるとこれぐらいが受け入れの限界のようだ。
なお、平日でも9時台は満員になっている日は多いが、
平日は団体客が多く、これは個人客とは別のゲートを通るので、
平日と休日では混雑の質が違うとみるべきだろう。
なのに万博の来場者は1日平均15万人を見込んでいるのだという。
朝の入場ゲートがパンパンで13万人とかなのに、積み増す余地があるのか?
おそらく計画では11時以降の来場というのにかなり期待していたとみられる。
チケット利用条件の改善について~ 通期パス・夏パス・平日券 ~ (EXPO2025)
元々は平日券・通期パス・夏パス(夏休み期間何度でも入場可)は、
11時以降に来場する場合のみ使えるというルールだったのだが、この制限が外れた。
特に平日券の制限が外れたのは大きな話で、平日であれば6000円で入れるということで、
これは昨年10月まで発売された超早割一日券の金額と同じである。
とはいえ、さっきも書いたように平日の個人客の入場ゲートの混雑は比較的マシである。
あえて、そこを厳しく制限する必要はないとみたのかもしれない。
通期パスも夏パスも主戦場は平日ならば、そういう話もあるだろう。
休日で11時以降にシフトしても別に何かメリットがあるわけではない。
うんと遅くして17時以降の夜間券となれば3700円と安くなる。
確かに夜間券での来場者もかなり見込んでの数字ではある。
とはいえ、これも休日よりは平日向きである。
なぜならば団体客が帰りだすのがそのあたりだからである。
団体客がおおかた去って、空いた万博を楽しむなら平日がよい。
というわけで平日と休日の来場者数が意外と変わらないという話だが、
万博の来場者は50代以上が多いという報道もあった。
大阪・関西万博の来場者、7割強が50歳以上…子育て世代の呼び込みカギ (読売新聞)
学校団体での来場など携帯電話の位置情報でつかみにくいのはあるが、
比較的、時間に余裕がある層が多く訪れているようで、
そうなると休日も平日もないとか、平日でも休暇を取ればいいとなると。
やはり休日に一番こだわるのは学生ということになるだろうが、
小中学生など連れて来場する人は割合としては少ないんじゃないか。
そうなれば休日と平日の差があまりない理由も理解できる。
入場予約制がうまくいって、平日にも分散してくれている。
これにより中央線の混雑もそれなりのレベルに抑えられている。
とは言えるものの、来場者の層の広がりに課題がありそうだ。
これはP&R駐車場の利用が低調な話にもつながるかもしれない。
遠方からの来場が少なく、子供連れのグループが案外少ないと。
こうなるとなかなか車で乗り付けようという話にはならないのだろう。
あと、こういう傾向だと期待できるのはロイヤリティー収入ですね。
万博会場での飲食・物販は売上に応じて博覧会協会へのロイヤリティー支払が生じる。
万博グルメが割高と言われるが、理由としては大きく2つあって、
1つは半年という限られた期間で投資を回収する必要があるから。
もう1つは博覧会協会への支払があるからということになる。
それだけの価値のある品を提供しようと国内外の出展者は努力しているはずである。
時間に余裕のある来場者が多ければ、それだけお金も落としてくれるのではないか。
チケット売上以外にもロイヤリティー収入に期待している部分はある。
全然ダメという感じではないけど、期待外れな部分はある。
この先、大きく混み合うのはお盆以降ということになろうかと思う。
夏休み期間にどれぐらい来てもらえるかというところで、
そこで小中学生とか連れてきてくれる人が増えるといいですね。
そろそろ夏休みの万博行きも2ヶ月前なので、計画立てて2ヶ月前抽選に突撃しますか。
もうそんな時期なんだよな。