ポストにエンボスレスのクレジットカード

少し前にファミマTカードの更新カードが届いた。

ファミマTカードは今はFamiPayチャージに使うこともあるという程度で、

引き出しの中に保管しているクレジットカードの1つである。

先月下旬にFamiPayのクレジットカード設定が吹き飛んでいた(端末変更すると消える仕様らしい)ので、

久々に引き出しからカードを出して番号入力したのだが、その更新カードである。


確か1ヶ月前に予告があって、更新カードは普通郵便で送るとはがきが届いた。

最近はそういうカード会社も出ているとは聞いていたが、ポケットカードがそうだったのか。

おそらく、これが返送されてきたら送らないのだろうけど。

それで今月になって封書でポストに投函されていたわけである。

これといった話はなくて、普通にカードが入っているわけだが。

特に有効化などの処理はないようだ。


日本の郵便事情はいいので、これでも特に問題ないですよね。

懸念は表札を見ずに投函してしまうことぐらいかも。

今のアパートではないけど、昔の社宅では昔の住人の保険料控除の書類が届いたりというのがあった。

書留にしても確認せずに配達してしまえば同じことではあるし、

持ち戻りになれば、窓口で本人確認の上、引き渡すというフローも発生する。

そういう部分も含めて、郵便局に期待している部分は多々あるのは確かであるが、

一応は書留でなくてもこのあたりの事情は変わらないというところである。

ポストに投函したのが盗難される可能性が生じるかもしれないが、これもそう簡単には狙えないだろう。


受け取ったカードを見て驚いたのはエンボスレスだということである。

エンボスレスのクレジットカードと言えばビューカードが歴史的にも古い。

これはSuica一体型のカードでは凹凸が許容できなかったのが理由である。

インタプリタを使う加盟店は2003年の発行開始時点でも日本国内では限定的で、

VISAなのに国内限定という時代が少しあって、”ELECTRONIC USE ONLY”と書かれて外国でも使えるようになった。

国際ブランドのデビットカードもエンボスレスで作られている。

これはインタプリタを使わせないため。デビットカードは残高から即時引落なので、

インタプリタでカード情報を写して伝票を送付というフローだと対応できないためである。

(もっとも金額により電話での与信が必要など取り決めがあり、エンボスがあっても使いにくいのが実情だが)


今回のファミマTカードはそのような理由は特にないと思われる。

ただ、よくよく考えて見ると最近はカード番号が裏面記載、あるいはナンバーレスのカードが増えている。

ファミマTカードは従来通りの表面に番号を書くデザインでエンボスレスだから、

ビューカードとデビットカードのような特別な事情があるところで見ることが多かった形式ではある。


タッチ決済対応に合わせてエンボスレスにしたのかな? と思ったのだけど、

調べてみるとタッチ決済のマークはないけどエンボスレスというタイプもあり、直接的な関係はないようだ。

ファミリーマートはタッチ決済なので、その点でも便利ではあるが、

今どきはFamiPay1つでポイントカード・クーポン・決済手段を兼ねられるわけで、

ファミマTカードを直接ファミリーマートで使う必要はないと思う。

チャージとか管理するのが面倒というのはあるかもしれないけど、

そもそもFamiPay翌月払いならファミマTカード自体が不要になっちゃいますからね。

冒頭に書いた「FamiPayチャージに使うこと『も』ある」と書いたのはこのことで、

FamiPay翌月払いを使えば、ファミマTカードを使わないのである。

ただ、FamiPay翌月払いの限度額は比較的低いので、まとまった金額を使う時はファミマTカードからチャージするようにしてる。

いや、限度額が低いといっても10万円なら絶対収まりますけどね。