地図に準ずる図面ではわからんが

先週末に少し話題になっていたのだけど。

法務局の地図データをネットで無料公開へ…不動産取引で使用、これまでは有償 (読売新聞)

というわけで試しにダウンロードしてみたのだが、なかなかの内容だった。


市町村別のデータがZIPで提供されている。中には地図XMLというのが入ってるらしい。

だから地図が読めるといっても画面ですぐ表示できるわけではないと。

まず、この時点でなかなかにハードルが高い。

そのZIPファイルに大量のZIPファイルが圧縮されているのも問題である。

これじゃあ何が何かわからんだろと思ったが目次のCSVが入っている。

これを見ると町名・番地に対応するファイル名がわかる。

というわけでそのファイルに対応するZIPを展開してXMLを取り出す。

(ZIPに入ったZIPは7-Zipなら直接取り出せるのでファイルがわかれば簡単)


この地図XMLの表示が出来るソフトウェアを適当に探して試してみたが、

どうも表示が変なのでいろいろ調べて行くと、原因が判明した。

これは「地図」ではなく「地図に準ずる図面」なのである。

一般的に公図と言われる土地の境界を表す図面を法務局では「地図」と呼ぶ。

ところがこの地図というのはまだ存在する地域が限られている。

このため地図がない地域ではそれに代わる図面を使用している。

これは明治時代からの図面がベースになっているところもあるし、

区画整理のときに作ったものもあるし、精度はいろいろである。

そんな図面も全て座標を数値化して保存しているのだが……


「地図」と「地図に準ずる図面」の最大の違いは座標データである。

地図には座標データが入っている。公共座標系という形式なんだけど。

ともあれルールに従って計算すれば他の地図との対応関係がわかる。

ところが地図に準ずる図面には座標データが入っていないのである。

このことはXMLデータを見るとわかるのだが、

地図の場合は冒頭の座標系に「公共座標9系」など登録されている。

ところが地図に準ずる図面には「任意座標系」とある。


そもそもこの地図データ公開の背景には、

無人機(ドローン)などを使った農業や、自動車の自動運転、ロボット配送などに役立てることが想定されている

ということで、配送先を番地から特定できるようにすることが目的である。

このため土地の絶対的な位置がわかることが必須条件のはずだけど……

実際にはそのために使用できる「地図」の整備度が低いので、まだこの目的での利用は難しいとみられる。


地図であれば、XMLデータを配布されているツールでGeoJSONに変換して、

それでQGISというソフトで取り込んでやると他の地図と重ね合わせできる。

ZIPファイルの後ろの方に格納されているものは「地図」の可能性が高く、

そういうので試してみたが、確かによくできている。

市内は住居表示実施地区が多いので、地番を見ることはまずない。

いろいろな事情で細かく分割された土地が見受けられ、地番での生活は難しいことは容易に理解できる。


一方で「地図に準ずる図面」の場合はこういうツールではうまく表示できない。

JPGIS-XMLビュー F (ジオ・コーチ・システムズ)

よくわからないソフトなのだが、地図XML形式を読み込んで表示できる。

2D表示を選んで、JPGIS-XML ラベル表示で地番をラベルとして表示して、

道路っぽいものとか目標に探していけば目当ての土地にたどりつけるかも。


このデータベースが公開されると聞いて、調べたかったことが1つあって、

それがとある施設の所在地と地番の関係である。

というのも、この施設ができたときはものすごくキリのいい地番が所在地表示だったのだが、

その後、町名変更・住居表示実施で全く違う所在地表記に変わった。

でも住居表示なので地番は残っているはずだと。

残念ながら「地図に準ずる図面」なので正確な位置を特定するに至らず。

でも道路らしき土地との位置関係より、その施設の敷地の一部にその地番は存在するだろうということはわかった。

というわけで話に聞いていたことはおそらく正しかったとみられる。


こういうことを知るために法務局でお金をかけて地図を取って、

「地図に準ずる図面」ではわからんじゃないかと落胆し……

というのが一応タダでできたのはよかったのかなと。

期待してたのとは違ったけど、法務局で落胆するよりはよっぽど……

黄色い縁取りのナンバープレート

運動のため市内を駆けずり回っていたら、黄色い縁取りのナンバープレートが。

少なくとも市内で見たのは初めてじゃないかな。

出先で見たことはあるかもしれないが、あまり記憶は定かでは無い。


デザインナンバープレートの最初の絵柄はラグビーワールドカップだったが、

このときは事業用の自動車には緑の縁取りが採用されたが、自家用の軽自動車にはなかった。

(事業用の軽自動車は一貫してデザインナンバープレートの対象外)

縁取りがあっても白タク疑惑がかけられる有様だったが。

路線バスなのに白いナンバープレート

当初、軽自動車のデザインナンバープレートの見た目が変わらなかったのは、

分類番号などで区別可能だということだったが、実際は混乱も多かったよう。

寄付金なし(右上にマークが入るのみ)のデザインナンバープレートなんてほとんど軽自動車だったような印象もあるが。


黄色い縁取りは2018年以降が発行開始のデザインナンバープレートで採用されている。

2018年は地方版デザインナンバープレートの発行が始まったところで、

ラグビーワールドカップと東京オリンピック以外の柄という意味である。

この縁取りの仕様も2022年以降発行開始のものから変わっていて、

縁取りに加えて、左上が縁取りの色で三角形で塗られるようになった。

(現在は全国版の花柄と大阪・関西万博の2タイプに適用されている)

縁取りの色がフレームで隠れる例があったことへの対策とみられる。

軽の黄ナンバー嫌!の受け皿に? 「全国版図柄入りナンバー」大人気 図柄・黄枠あっても (乗りものニュース)


黄色い縁取りのナンバープレートを見る機会が少なかったのは、

「多摩」には地方版デザインナンバープレートが存在しない点が大きい。

隣接する「練馬」とかもないですからね。

ラグビーとオリンピックは開催地が近いこともあって、寄付金払って色付きの付けてるのもちょこちょこみたんだけどね。

この点ではかなり地域性があるんだと思う。


ただ、黄色い縁取りはよくわかったが、何の柄なのか遠目にはわからなかった。

ガソリンスタンドで給油のため停車していたので、少し近づいて見てみたら、

全国版の花柄のやつの寄付金なし(モノクロ)のようだった。

寄付金なしのデザインナンバープレートなんて付けて楽しいんですかね?

色がないと思っている以上に目立たない柄だなと思った。

黄色い縁取りだけが浮いていて不思議な感じ。


なお、縁取りの仕様変更は過去に発行開始した絵柄にさかのぼっては適用されていない。

オリンピック仕様は最後まで軽自動車の縁取りなしで発行されていたし、

2018年・2020年発行開始の地方版デザインナンバープレートは現在も左上を三角形に塗っていない。

図柄の左上が潰れる前提のデザインになっていないためとみられる。

(左上にキャラクターがいる春日井、恐竜の頭に被る福井などが問題である)

今後、地方版デザインナンバープレートが新規に導入されるときは、

左上を塗れるデザインにするのではないかと思うが。

過去にさかのぼって補正されるかはよくわからん。

ラグビーとオリンピックは期間限定だからそのままやりきったのだと思うが。

私立中学校の授業料助成は理由があるが

こんなニュースがあったのですが、東京都特有の事情がいろいろある。

私立中学の授業料、年10万円助成へ 東京都、新たな少子化対策 (朝日新聞デジタル)

義務教育は無償ということになっている。(実際にはいろいろ金かかるけどね)

ただ、それは指定された公立学校に通学する場合の話で、私立学校はその限りではない。

そんな中、東京都では私立中学校の授業料を年10万円助成するとのこと。

ただ、無償の公立学校ではなく、あえて私立学校に通う人にこういうのが必要なのかというのは多くの人が思う話だろうと思う。


驚いたのだが東京都の中学生の25%ほどが私立学校に通っているという。

東京都の中でも地域性はあると思うので、特別区域となればさらに高いのでは?

この制度の恩恵を受ける人はそこまで珍しくないということである。

これほどになってくると公立学校の人員・施設にも影響があるとみられる。

教育費の多くは人件費と言われており、公立学校の教員は市区町村立であっても都道府県から雇われるのが基本である。

(指定都市はその限りではないし、それ以外でも市区町村が独自に充実させているケースはある)

なので、東京都は私立中学校の影響で少なからず教育費が浮いていると考えられる。


ただ、義務教育については国の費用負担もある。

都道府県が負担する教員の人件費は都道府県:国=2:1で分担している。

もっとも国が徴収した税金を再配分する地方交付税交付金というのがあり、

公立中学校の生徒数が減れば、おそらく交付金を減らして調整される。

しかし、東京都は地方交付税の不交付団体である。

このため義務教育の人件費が浮いた分の2/3はそのまま手元に残ると考えられる。

その一部を使って私立中学校の授業料を助成することに問題はなさそう。


というわけで東京都特有の事情がいろいろあるわけだ。

おそらく他府県ではこういう話にはならないんじゃないのかなぁ。

ただ、私立中学校の進学を後押しするのは、それはそれで考え物とは思う。


1つは私立学校のビジネスの都合を押しつけるのはどうなのかという話。

中高一貫教育に力を入れる私立学校が増えているという話があり、

従来は高校から入学できた学校も、中学校の段階で入学していないと入れないということも増えていると聞く。

私立学校として付加価値を高めていくの戦略ではあるのだと思う。

以前も書いたが、都立高校の男女比を気にしなければならないほど、東京都で高校年代の私立学校の分担率が高い。

女子校が多いもんだから

ただ、これは不本意に私立高校に進学する生徒も多いということで、

このような事情もあり、就学支援金の不足分を助成する制度が2020年にできたという。

と、東京都には私立学校をむげに出来ない事情もあるのだが、

本来は公立学校で提供される義務教育を、私立学校の商売道具にされた上に、

その授業料の一部を助成するというのは問題じゃないかなと思う。


もう1つ問題なのは小学校卒業時点で適性に応じた進学先が選べるのかという話。

中学校卒業時点でもそこそこ難しいけど……ってそれは高専に進学したからか。

中学校は義務教育のまとめとして自らの適性も見て進路を決めることは意識されているからよいが。

しかし、小学校の段階ではそこまで決める材料はないはずである。

このことが「お受験」と言われるような背景でもあろうと思う。

すなわち本人の適性以上に親の熱意により決まる部分が多いと。

この結果、適性に合わない進学先を選んでしまう可能性はあるんじゃないか。


時々、自分のことを「高校も大学も出ていない」と言うんだけど、

それは中学校を出て、専攻科含め7年間高専に通って、学士の学位を得たということである。

その後に大学院に進学して修了しているけど「卒業」ではないし……

高専という技術者教育に特化した特異的な学校で長く過ごしたこと、

一般的な高校からの大学受験や研究室暮らしでない大学生活を経ていないこと、

「高校も大学も出ていない」というのはそういうことを表している。

そのようなこともあり、義務教育のまとめとしての中学校の重みは大きくて、

義務教育というのは地域の学校で皆で学ぶものではないかという思いは強い。


もちろん私立中学校も理由があって存在しているのは理解しているが……

この助成制度が私立中学校への進学を後押ししていると取られて、

教育環境の分断が進むとなればそれは問題ではないかなと思う。

本来は中学校出てからでも遅くないと言い切りたいところなんだけど、

最近の私立学校の状況を見るとそうも言えないところが苦しいのかなと。

その背景には苛烈な大学入試があったりするんでしょうけど。

「高校も大学も出ていない」というのはそこを経験してないですからね。

それが厚生年金基金ってことだよ

引越に伴う各種手続きで抜けがないか確認するために、

ライフステージごとの手続きをまとめたポータルサイトを見ようとしたら、

「○○厚生年金基金を覚えていますか」みたいなことが書いてあって、

なんかおかしいなと思ったら、将来設計ポータルという別のサイトだった。

というわけで出直して抜けがないことはわかったので良しと。


その一方で厚生年金基金の話を見て、関係する人にとっては面倒だと思った。

勤務先では退職金制度として確定拠出年金が運用されている。

僕は就職時からこの制度なのだが、勤続年数の長い人はそうとも限らない。

確定拠出年金の導入以前、この会社には厚生年金基金が存在していた。

厚生年金基金は確定拠出年金の導入時に解散した。

それ以前からの在勤者の多くは確定拠出年金への移管を選んだとみられる。

(企業年金を移管すると、退職所得控除の勤続年数を通算できるため)


ところが厚生年金基金には代行部分というのがあるのが問題である。

かつて企業年金の制度として多く活用されてきたのが厚生年金基金だが、

この制度は、厚生年金の一部を国に代わって運用・給付できる制度だった。

だから「厚生年金」って入ってるんですね。

基礎年金と厚生年金の物価変動分は国、厚生年金の所得比例分と企業年金部分は厚生年金基金で分担する。

それが厚生年金基金のシステムだという。

厚生年金の一部を運用することで、通常の厚生年金に上乗せした給付が可能で

企業年金と合わせて退職後の生活資金を充実できるという考えだったという。

ところが不況により運用成績が想定を下回り、不足分の補填が発生する状況に。

企業年金を他の制度に移行するなど、厚生年金基金の多くは解散している。


この解散時の処理はいくつかのパターンがあるようだが、

勤務先では代行部分を企業年金連合会に移管するという形になっている。

解散時の状況によっては代行部分を国に移管している場合もある。

この場合はかつて厚生年金基金で運用していた部分も含めて、

移管以降は国から厚生年金として支給されることとなる。

ところが企業年金連合会に移管されている場合は、

厚生年金の代行部分は企業年金連合会から支給を受けなければならない。


この移管時点ですでに年金支給が始まっていた人にとっては変わらないが、

移管時点でまだ働き続けている人にとっては面倒な話である。

というのも年金の支給開始にあたっては、企業年金連合会の手続きも必要だからである。

厚生年金の請求手続きの後、企業年金連合会に代行年金の請求を行い、

完了すると双方から年金が支給され、合計すると通常の厚生年金の金額になると。

もしも企業年金連合会の手続きを忘れると、厚生年金はかなり目減りしてしまう。


厚生年金基金の制度が続いていればあまり問題にならなかったと思われるが、

企業年金連合会という社外組織に移管されていること、

退職金制度は確定拠出年金に移行して長いことからすると忘れやすい存在だと思う。

とはいえ、さすがに定年退職者のフォローアップで説明されているはずだし、

ねんきん定期便などで厚生年金基金の加入期間を確認することができ、

加入期間がある場合は、企業年金連合会などに確認するようにという記載もある。


ただ、企業年金連合会への住所変更手続きは忘れている人も少なくないのでは?

厚生年金の住所変更は勤務先に行う。

国民年金(第1号被保険者)の住所変更は特別な手続きは不要とのこと。

これはマイナンバーにより住民票のデータを取得できるためだという。

しかし、企業年金連合会はそのどちらとも結びつかないため個別の手続きが必要だと。

もっとも企業年金連合会から受け取る年金があることを忘れなければ、

基礎年金番号で受け取るべき年金の情報は把握できるので、

常に最新の情報でなければ不利益が生じるという程でもないと思うが。


なお、厚生年金基金の解散時の扱いはいくつかのケースがあり、

複雑なものとしては、

  • 厚生年金の代行部分は国へ移管
  • 代行部分の加算部分は企業年金連合会に移管
  • 企業年金部分は別制度(確定拠出年金など)に移管

というように年金が3つに分裂しているようなケースもあるという。

このようなケースの場合、ねんきん定期便などの記載ではわからない。

なぜならば国に移管した時点で、通常の厚生年金加入期間として扱われるようになるからである。

知っていれば特に問題はないのだが、気づいていないケースもけっこうあると思う。

キャリーオーバーと共同開催

もうそろそろ引越に向けてPCも解線してしまうが、その前に書いておく。

特に引越とは関係ない話だけど。


先日、競輪では重勝式車券をきっかけに投票プラットフォームが多様化したと書いた。

どこでインターネット投票するの?

調べたら、サイバーエージェントのWINTICKETが、後発ながら競輪のインターネット投票の1/3を占めてるみたいですね。

それだけABEMAを通じた情報提供とうまく結びついてるということなのか。

ただ、WINTICKETは重勝式はDokanto!だけなんですけど。


いろいろ調べてみるとおもしろい話が見つかる。

実は、競輪・オートレースの重勝式車券では共同開催というシステムがよく使われているのだという。

例えば、Dokanto!の場合、車券の発売元はすべて立川市ということになっている。

立川競輪以外のレースが対象になる場合は、立川市と他施行者との共同開催という名目で立川市が車券を発売するという。

もっとも利用者が立川市が発売元であることを意識することはないと思うが。

ちなみにDokanto!は主にGIII以上の格の高いレースを対象に行われる。

ランダム式なら特に格付けはどうでもいいと思うのだが……


どうしてこういうシステムが取られているのかというと、キャリーオーバーとの関係だという。

元々は各施行者ごとに重勝式車券を販売していたのだが、

特にランダム式の場合、キャリーオーバーがどれだけ貯まっているかで売上が決まる側面が強い。

施行者ごとにキャリーオーバーが分散すると、キャリーオーバーが積み上がるのに時間がかかるし、

開催が終わると、その競輪場の次の開催まで持ち越しになってしまう。

これが共同開催で車券発売元をまとめられるとキャリーオーバーを一元化でき、

キャリーオーバーを早く積み上げ、売上を伸ばせる仕組みとして考えられたと。


調べた範囲では下記の幹事施行者が各重勝式車券の発売元になっているという。

  • Dokanto!7, Dokanto!4two(ともにランダム式): 立川市
  • チャリロト(ランダム式), チャリロトセレクト,チャリロト5(予想式):
    平塚市(グループA), 伊東市(グループB), 奈良県(グループC), 豊橋市(グループG), 松戸市(単独)
    • キャリーオーバー制のないチャリロト3(予想式)は各開催場の主催者
  • K5(予想式) : 名古屋競輪組合
    • キャリーオーバー制のないK3(予想式)は各開催場の主催者
  • モトロトBIG(ランダム式), モトロトmini(予想式): 伊勢崎市
  • 当たるんです(ランダム式): 山陽小野田市

チャリロトではグループ制を導入している点が特徴的である。

共同開催の仕組み上、1施行者1場の重勝式車券を売ることしかできないので、

4~5の競輪場のグループを作り、いずれかの競輪場を対象とするようにしたと。

こうすると、ほとんどの開催はチャリロトの販売対象にできて、

なおかつキャリーオーバーが来月の開催に持ち越しとかいうこともなくなる。

当たるんです はキャリーオーバーはないけど、購入申込みが1組分まとまるまで注文がプールされる仕組みなので、発売元を一元化したかったのかも。

おいしいところ狙いの車券?


なお、収益については共同開催を行う施行者に分配しているとのこと。

分配方式についてわかる資料はちょっと見あたらなかったな。

単純に考えればプラットフォーマーでの支払いを差し引いて、

予想対象になった開催場に分配するのが妥当そうなのだが、

ランダム式の場合は、レース内容には興味が無いわけですよね。

その時キャリーオーバーがどこまで積み上がったとかそういう問題で、

そうすると開催日割で分配するのがよいのか。よくわからんね。


戦略的に言えば、キャリーオーバーが積み上がった状態で、

7車立てなど出走者が減るレースを含むところを狙うとよいという話はある。

Dokanto!だとGIII以上が対象なのでほぼ9車立てらしいのだけど、

ガールズケイリン(7車立て)を含むFI開催だと少し当たりやすくなると。

そういう戦略があるらしい。


なお競馬については各施行者ごとにキャリーオーバーは独立である。

JRAは全国1社のため、開催場が変わっても翌週にキャリーオーバーするだけ。

しかもWIN5は1日で複数の開催場のレースが対象になる点で唯一の存在である。

WIN5は予想式で購入数も多いのでめったにキャリーオーバー出ないけど。

SPAT4のトリプル馬単(予想式)は開催場ごとに出走頭数がだいぶ違うので、

キャリーオーバーが独立してることには意味があると聞いたことがある。

この辺は競馬場の設備・在厩頭数に難易度が左右されるという点で競馬特有ですね。

制度的に可能としてもやらない方がよいということもあると。

20歳を祝う式典が多数派

引越に向けて梱包はだいぶ進んで、調理・掃除・PC関係の一部を残すのみ。

引越の出発自体は午後になったので当日でも余裕があるとも言えるが、

逆に余裕があるなら役所でも行くかという目算だがどうなるか。


昨日は成人の日ということで、各地で小正月の行事が行われていたと思うが、

そもそも成人の日というと成人式ですよね。

ただ、成人年齢が18歳に引き下げられた後の成人式をどうするか、

というのは各地で対応が分かれるだろうと言っていたけど、実際はこうらしい。

“18歳成人”初の成人の日 成人式の対象はほとんどが20歳 (NHK)

NHKが調べた範囲では18歳で実施するのは大分県国東市・三重県伊賀市・宮崎県美郷町の3市町に留まるとのこと。

しかもこの3市町とも成人の日には実施せず、少しずらして行うとのこと。

ほとんどの市町村では成人の日の前後で、20歳を祝う式典が行われたとのこと。

これを「成人式」といっている市町村もあるが、「二十歳のつどい」や「二十歳を祝う会」と名前を改めたところも多いという。


結局そういうオチなのかという印象だが、仕方ないかな。

成人式をいつやるかは悩みどころ

これ2年前に書いた話で、18歳に近いところでやるのが本来かなと書いたが、

一方で18歳になる年度の1月というのは慌ただしくて大変だろうと。

国東市と伊賀市は19歳になる年度の5月、美郷町は18歳になる年度の8月、開催のようである。

国東市と伊賀市は全員が18歳を迎えてからできるだけ早くという点で納得感がある。

美郷町はかなり早めの実施で、高校生が多いので制服が正装になる人が多かった。

美郷町で全国でも珍しい18歳の成人式 成人年齢引き下げで (NHK)


18歳になる年度の1月に成人式を実施するのが難しいというのは、

成人年齢を18歳に引き下げる意義と表裏一体とも言える。

現在は18歳で就職・進学で親元を離れる人が多い。

ここに成人年齢を合わせることには合理性がある。

ここは多くの人が納得する通りだと思う。

ところがそうして慌ただしい時期に成人式なんてやってられんと。

なのでどれぐらいシフトさせるかというのが問題になる。


それなら20歳になる年度の1月に成人式をやってもいいんじゃないと。

すっかり成人を迎えて2年近く経つわけだけど、成人には違いない。

成人式をやらなければ何か困ることがあるわけではなく、

従来から儀礼的にやってきたという以上の意味は無い

これまでは19歳で未成年という人も一定いたが、今年からは19歳でも成人である。

これで納得できるなら特に問題はないでしょう。


それにしてもここまでとは思わなかったな。

さすがに18歳になる年度の開催は難しそうだと思っていたのだが、

19歳になる年度の開催はもうちょっとあると思った。

(NHKが把握してない分で多少あるかもしれないけど)

なかなか予想は当たらんもんだな。

年末にどれぐらい賭けたんですか?

日本の年末といえば賭け事というほどに年末は賭け事の話題が多い。

それでどれぐらい売れてるのか気になって調べてみた。


日本には競馬・競輪・競艇・オートレースと公営競技があり、

それぞれのチャンピオン決定戦が年末に多く行われている。

いずれも年末の大一番ということだが、比較するとどんなもんなのか。

なかなか横並びでの比較が難しいところはあるが、全国レベルのチャンピオン決定戦とその開催場の1日の売上を調べてみた。

ただ、オートレースはここに出てくるのより1桁ぐらい小さいので省略する。

  • 競馬(JRA)
    • 12/24 阪神カップ(GII) 56.0億円 阪神1日売上147.8億円
    • 12/24 中山大障害(J・GI) 23.9億円 中山1日売上188.7億円
    • 12/25 有馬記念(GI) 521.6億円 中山1日売上655.4億円
    • 12/28 ホープフルステークス(GI) 164.4億円 中山1日売上253.7億円
  • 競馬(地方)
    • 12/29 東京大賞典(GI) 62.7億円 大井1日売上103.0億円
    • 12/30 東京シンデレラマイル 9.4億円 大井1日売上33.2億円
    • 12/31 東京2歳優駿牝馬(地方全国交流) 9.2億円 大井1日売上34.7億円
  • 競艇
    • グランプリ(賞金王決定戦) (SG) 大村 6日計259.7億円
      • 12/13 31.1億円, 12/14 31.3億円, 12/15 39.8億円, 12/16 37.5億円, 12/17 44.4億円
      • 12/18 グランプリ優勝戦39.6億円 1日売上85.6億円
    • クイーンズクライマックス(プレミアムGI) 住之江 6日計194.3億円
      • 12/26 21.7億円, 12/27 21.3億円, 12/28 26.0億円, 12/29 30.1億円, 12/30 34.8億円
      • 12/31 クライマックス優勝戦25.6億円 1日売上60.4億円
  • 競輪
    • 12/28 ヤンググランプリ(GII)7.8億円 平塚1日売上20.0億円
    • 12/29 ガールズグランプリ(FII)7.8億円 平塚1日売上23.7億円
    • 12/30 KEIRINグランプリ(GP) 62.5億円 平塚1日売上87.3億円
      • KEIRINグランプリシリーズ 3日計131.3億円

全国レベルのチャンピオン決定戦とは書いたけど、東京シンデレラマイルは南関東のローカル重賞ですね。

東京大賞典と東京2歳優駿牝馬に挟まれて、注目度は高いから入れとくかと。

(東京2歳優駿牝馬は地方所属馬のみだがダートの2歳牝馬チャンピオン決定戦はこれしかない)


やはり有馬記念の売上は別格で、これだけは馬券を買うという人はけっこういるよう。

ただ、JRAがすごいのはその3日後のホープフルステークスも100億円以上売れることだよね。

さすがに前日の阪神カップと中山大障害は少し買い控え? 1日2重賞だとこんなもんかね。

(阪神カップはG2だが、定量戦で香港に行かないマイル以下の実力馬が揃うためスーパーG2とも言われる)

29日の東京大賞典は地方開催ではあるが、ダートの大一番ということで注目度が高まっている。

地方競馬でもっとも馬券を売るレースは東京大賞典というのが通例である。

日当たりでも東京大賞典の日の大井が一番多いみたいですね。


競馬と他の競技を比較するのに考えないといけないのは、

他の競技は複数日にまたがるトーナメント制だったりで、レースあたりというより開催当たりの売上に着目することが多いことである。

それで比較しやすくするために競馬は重賞レースとその1日の売上を並べて書いた。

日当たりの売上で見れば、JRAは別格で、それに次いで東京大賞典デーの大井というのは明確である。


で、競艇については年末の大一番はグランプリである。

正式名称は賞金王決定戦なのだが、専らグランプリと呼ばれているようである。

(仕組み上、優勝者が賞金王になれるとは限らないのも背景にあるのかな)

年末の大一番とは言うが、最近は最後から2つ目の日曜日が最終日になるようだからまだ少しある。

グランプリは賞金上位18名が参加するが、グランプリシリーズという賞金19~48位の選手が参加するトーナメントが同時開催される。

この2つはともに競艇のレースで最高格付けのSGに位置づけられている。

それぞれ1~5日に予選があって、最終日に優勝戦と順位決定戦があると。

この仕組みからか6日間の売上に着目されることが多いようだが、

グランプリ優勝戦がメインに違いないので、その数字も抽出したがそこまで目立たない。


ボートにとって真に年末なのはクイーンズクライマックスである。

賞金上位の女子レーサーによるトーナメントで、プレミアムGIに格付けされている。

プレミアムGIってのがわかりにくいが、全国発売するGIの意味だそう。

競艇のGIはローカル色が強いものもあるが、女子限定なのでSGではないが、SGに準ずる全国レベルのチャンピオン決定戦ですよってことらしい。

年末とあって注目度は高く、グランプリ以外のSGより売上は多いそう。

こちらもクイーンズクライマックスと並行して、クイーンズクライマックスシリーズが開催されていて、こちらはGIII格付けとのこと。


競輪については年末の大一番はKEIRINグランプリである。

さっき競馬と他は単純に比較できないねと書いたけど、

KEIRINグランプリに限れば、選出された9人が1走限りで競うものだから1レースの比較でもよい。

ちなみにKEIRINグランプリの優勝賞金は1億2380万円で、世界最高賞金の自転車レースである。

次点はツール・ド・フランスで優勝賞金は70万euro(約9800万円)である。

約2000mのトラック競技とほぼ1ヶ月にわたるロードレースを比較してどうするという話はあるが。


とはいえ1レースだけで終わるわけはなく、3日開催で各11レースある。

1日目最終はデビュー2年以内の選手によるチャンピオン決定戦、ヤンググランプリ、

2日目最終はガールズケイリンのチャンピオン決定戦、ガールズグランプリである。

さらに各日1~10Rは寺内大吉記念杯(FI)というS級選手によるトーナメントで構成される。

3日間で4人の優勝者が出るという仕組みなんですね。


以前はKEIRINグランプリはJRA以外ではもっとも売上の多いレースだった。

しかし、地方競馬への注目が高まったことで、昨年に東京大賞典が追い抜いた。

今年も僅差ながら東京大賞典の方が売上が多くなっている。

1日あたりでみれば東京大賞典デーの大井が圧勝ですからね。

競艇はレースあたり、日あたりとみても突出したところを見いだすのは難しいが、ダラダラ売上が積み上がっているようだ。


あと最後に年末と言えば忘れてはいけないのが年末ジャンボ宝くじ、

2021年実績で1078億円の売上、控除率を考えれば有馬記念もびっくりの売上である。

それで賞金も出さんでいいわけだから。スポーツとしての楽しさもないが。

そんなこんなで人々は年末にしこたま賭けるのだった。


最後に余談として競輪の格付けのことについて。

今回、競輪の格付けを見て、ガールズグランプリの格付けがFIIというもっとも低い格付けであることに不思議に思った。

来年からは男子のKEIRINグランプリと同じGP格付けになるそうだが……

なぜ今までFII格付けだったのかというと、これは定義上の問題である。

競輪は男子選手と女子選手のレースは完全に別になっている。(当たり前だが)

男子選手は大きくS級・A級に分かれているが、女子選手は全員がL級1班である。

その上で競輪のレース格付けと出走選手のクラス分けには下記の関係がある。

  • グレードレース(GP,GI,GII,GIII) : S級選手のみ出走
  • FI : S級と他のクラスの選手が出走(レースはクラスごとに編成)
  • FII : S級以外の選手が出走

これはS級選手はグレードレースがFI、A級選手はFIかFIIに出走するということを表すとともに、

女子選手(L級)はグレードレースに出走できず、女子選手だけのレースはFIIとなることも表している。

このためグレードレースの日程内でガールズケイリンが行われる場合は、

その部分だけFII格付けのレースとして扱われるそう。

例えば、競輪祭(GI)の1~3日目に行われる、ガールズグランプリトライアル(FII)のように。

このためガールズケイリンのチャンピオン決定戦までFII格付けになっていたわけ。

定義の問題であって、もともと重要レースとは位置づけられてるんですがね。

来年からはガールズケイリンにもGP,GI格付けが規定されてわかりやすくなる。

感染爆発しても知らんぷりですか

中国大陸の話ですが。

中国、コロナ死者急増か 火葬場に列、公式発表「ゼロ」―国産ワクチン依存で重症化リスク (JIJI.COM)

中国・浙江省、1日百万人超感染 流行加速実態つかめず (47NEWS)

中国の新型コロナウイルスに関するデータが全く実態にあっておらず、

実際には大勢の感染者と死者を出しているのでは? という話である。


中国が新型コロナウイルスに対して厳しい体制を取っていたことについて、

重症化リスクが高いがワクチンの効果に疑義がある高齢者の感染拡大、医療体制が脆弱な大都市圏の外での感染拡大を心配する理由は理解できる面もある。

(上海が動いていない)

ということを書いている。

厳しすぎるのは確かだが、これを緩めたときの危険性はかなりあった。

ただ、長く続いた規制に「白紙デモ」など民衆の反発が顕著になり、

今月になって新型コロナウイルスに対する規制が一気に緩和された。

そしたらこの有様である。


感染爆発自体は予想通りではあるのだが、

それに対する住民・行政の覚悟の乏しさはどうにも気になるところである。

行政機関としても感染状況を把握して体制を整えるのが本来の姿かと思うが、

まず感染状況を把握するというところに消極的なのはなんとも。

さすがにこれは隠し通せる乖離ではないのだが……

急激な方針転換に医療体制が整わないのは想定通りとしても、現状の把握すら放棄するのはさすがに予想外。


中国にとって不利なのはこれまで厳しい制限をしていたことで、感染により免疫を得た人がかなり少ないことである。

ヨーロッパ諸国ではこれでかなり免疫を得ているという。

日本ではmRNAワクチンの普及率が高く、これの効果が高いのはそうだが、

献血の血液を解析した結果では、全国平均25%に感染により得られた抗体があったという。

献血時の検査用検体の残余血液を用いた新型コロナウイルスの抗体保有率実態調査 (pdf) (厚生労働省)

地域性もあって、沖縄県(47%)と大阪府(41%)が飛び抜けて高い。


ワクチンによる免疫も感染による免疫も感染を完全に防げるものではないが、

一定程度の効果はあるため、感染のペースを抑えられるとみられる。

そもそも中国国内のワクチンは不活化ワクチンですから、効果を得にくい。

その上に感染による免疫もないのだから大変なんですよね。


こういう実情を見ると、いかに日本がソフトランディングを図ってきたかがわかる。

新型コロナウイルスの現在に至るまでの課題は、必ずしも重症化するわけではないが重症化すると大変ということである。

ワクチンが普及する一方、変異を繰り返し感染性が高まる中で、このあたりの対応も移り変わってきた。

軽症者なら受診するなというが

重症化リスクや症状によって階層化された体制を取っている。

現在は陽性者登録センターでかなりセルフサービス化されたが、

それでもMY HER-SYSによる健康観察やパルスオキシメーターの貸与など、重症化に備えた対応が取られている。

この冬はこの体制も回るのか怪しい気配が漂っているが、それでも一気に破綻するようなシステムではないと思う。

やはりそれなりに修羅場を乗り越えてきたものは強いということで。


確かに中国の新型コロナウイルス対策の厳しさは前々から気になっていて、

さすがにこのままでは難しいだろうなとは思ってたんだけど、

まさか一気に緩和してこうなるのは一周回って予想外である。

民衆の不満も理解できる話ではあるが、それでこれをやっちゃうのは……と。

不満が爆破する前にやるべきことがあったと言えばそれはそうなんですがね。


最初期にも、武漢市などの都市はまだしも、その周辺地域では医療へのアクセスがままならないということは言われていた。

それは多分今も変わっていないんですよね。

ここまで大都市の感染爆発を食い止めるという対策を繰り返していたからね。

信じられるのは自主的な感染対策ぐらいという状況でしょう。

京都~奈良は乗換さえすれば

今日から2泊3日の滋賀旅行……ということになっている。

全国旅行支援は難しい

そもそも今日は京都でも滋賀でも奈良の話である。


もともと奈良に行くつもりは全く無かったんだけど。

今日から奈良国立博物館で「春日大社 若宮国宝展」があるので、プレミアムカード会員なのでせっかくだしと。

奈良博というのは正倉院展と、おん祭 と お水取り の特集展示は決まって行うので、

10月~翌3月ぐらいのスケジュールは毎年これで決まってしまうという。

奈良博は彫刻(ほとんど仏像)は本館で常時展示できるからいいけど、

本当はそれ以外の所蔵品もいろいろあるんだが、いろいろ制約があるんだよね。


で、来週に春日若宮おん祭を控えたこの時期は、例年ならおん祭の特集展示があるんだけど、

今年は若宮神社の式年造替が行われたので、特別展という形で撤下された宝物や、現代に作られた複製品があわせて展示されたと。

このお下がりの相当数が国宝になっているので、展覧会の名前に「国宝」って入ってると。

お下がりは国宝

複製品は文化庁と春日大社で1つずつ作るようにしているようだ。

国・春日大社ともに複製品を作るということが技術伝承につながると考えていて、

春日大社購入分は古くなった宝物の取り替え用として奉納されたが、文化庁購入分は博物館での展示に使えるというわけ。

ここはスペシャルだが、やはり毎年やってる特集陳列「おん祭と春日信仰の美術」の特別回であり、よく見る展示物もあった。


ここまでは前置きなのだが、今回は京都から近鉄に乗って奈良まで行った。

京都~奈良は直通の急行・特急もあるのだが、特に急行の場合は西大寺乗換になることが多い。

今回もそうで、往復とも西大寺乗換だった。

近鉄電車を使い慣れた人には当たり前すぎてなんとも思わないが、西大寺駅が一見複雑なこともあって、この乗換が難しいと思われているとかなんとか。

そんな人にとって京都~奈良の直通はありがたいという話があるのだが、

今月行われるダイヤ変更後の京都市内からの時刻表を見ると、あまり見慣れない西大寺行きの急行の数が増えている。

実は京都~奈良の急行の一部が京都~西大寺に短縮されるのだそう。


普段から近鉄使う人にとってはあまり気にならない話だと思うんだけどね。

  • 大久保・高の原など、京都線内だけの利用者にとっては変わらない
  • 学園前などもともと西大寺乗換になる発着地の人にとっても変わらない
  • 橿原線発着の場合は元々使わないか西大寺乗換なので変わらない
  • 新大宮・奈良発着の場合も、もともと直通を引けないことが多いのでアテにしていない

利用者の大部分は上3つなんですよね。だから、あまり変わらないと。

問題は一番下のパターン、普段から使う人はアテにしていないのだが、

観光客など訪問者の利用が比較的多く、西大寺乗換が忌避されやすいということである。


まぁ確かに西大寺って慣れない人には難しい駅なんだよね。

大きく奈良・橿原方面、大阪・京都方面にホームが分かれているけど、

そのホームの左右どちらにどこ行きが来るかは決まっていない。

さらに奈良・橿原方面ホームは車庫に入る電車も多く到着する。

橿原線については6番のりばというのが別にあって各停用っぽいが、

実は各停でも多くは急行と同じホームに入るので、案内をよく見る必要がある。

京都~奈良の場合、西大寺ではほぼ同じホームでの乗換で簡単な方なのだが、よく見ないと間違うことは確かである。


JR奈良線なら京都~奈良直通だよという話はあるんだけど、それ以外はほとんど代替性のない路線である。

(近鉄京都線で奈良県内まで利用する人の多くはJRの使えないエリアを発着する)

奈良でさえ近鉄奈良駅とJR奈良駅の立地の差というのもある。

あまりオススメしないのですが……でもそっちに流れる人もいるのは確からしい。

とはいえ、それが拡大するかというと、それも疑わしい。


その後、京都駅に戻ってきてJRに乗り換えて2駅、大津駅下車。

宿はそこから歩いて大津港の近く、だから本当の最寄り駅は浜大津ですね。

(でも京津線の本数と所要時間を考えれば大津駅から歩くでいいと思う)

このあたりは官庁街で……県庁所在地だから当たり前だけど。

それにしても繁華街らしい感じがないのが印象的である。

ただ、京都からすぐそこなのにこれだけオフィスがあるんだなとは思う。

京都や草津との役割分担と考えればしっくりくる感じ。

建物名があるからいいってことか

今日は新居に関連する買い物の下見に出かけていた。

とある事情で午前中は家にいてもどうしょうもなかったのもあるので。

下見というのはまだ購入するタイミングが固まりきってないというのが大きいが。

結局のところはインターネットから注文することになりそうねと。

店に行っていろいろ見ていたけど、だいたい思った通りかなと。


転居にあたって電気の契約だけはさっさとやっておくことにした。

今回は入居日から引越が完了するまで1ヶ月ぐらいある。

この間に新規に購入する家具・家電類を搬入していこうと。

逆に引っ越さない家具はそれはそれで対応が必要なので、その対応は引越完了後の半月で対応する予定と。

近所の引越だからこういう作戦が楽なんじゃないかと。

で、最初に必要になるのが電気というわけ。


今どきは規制料金じゃないとなにされるかわからんなと、

東京電力エナジーパートナーのWebサイトで従量電灯Bを探して申し込んだが、

このときにちょっと気になることがあった。

新居の住所を打ち込むと、違う建物名が表示されたのである。

その建物名ではないということで選んだので大丈夫だと思うのだが……


なんでそんなことになったのか、調べてみた。

確かに隣の建物と住居表示の建物番号が同じだった。

そのさらに隣の番号は1違い、反対の隣の建物も1違いと。

すなわち4軒並んでいる建物が 7,8,8,9 というように番号が付いていると。

確かに住居表示ではこういうことも起きうるけど、まさか自分の住む家がひっかかるとは思わなかった。


そもそも住居表示という制度を知らない人もいるかもしれない。

日本では住所を地番で表記する地域と、住居表示で表記する地域がある。

地番は建物の建つ土地が登記されていれば、それで住所表示が決まるため運用コストが低く、郊外の住所表示はほぼこれである。

ただ、区画整理されていない市街地では、分筆などで地番が複雑であることが多く、郵便の配達などに不便する。

このため、地番とは別に建物を識別する「住居表示」を定める仕組みができた。

土地の権利関係とは全く無関係に、建物の玄関の位置で住所表示が決まるわけである。

これにより区画整理なしに発展した市街地でも、整然とした住所表示を手にすることができた。


住居表示の運用方法は市町村やその中の地域によっても異なるが、一般的な方法は下記の通りである。

町域内の道路で区切られた区画ごとに1番,2番と街区符号を決めて、

各街区のフチに沿って一定間隔ごとに区切って1,2,3……とフロンテージと呼ばれる番号を振る。

建物の玄関の目前に振られた番号がその建物の住居番号となる。

町名・街区符号・住居番号と並べたものが、その建物の住居表示である。


この方法は番号の一貫性は保ちやすいのだが、1つのフロンテージに複数の建物が該当することがある。

このあたりは比較的小さなアパートが連なっている。

アパートですら1つのフロンテージに分けられないとは思わなかった。

ちょっと間隔が広いのかな?


住居番号が重複する問題がもっとも顕著なのは袋小路にある家だという。

街区に沿って番号が振られると、袋小路に沿っている建物は全て出入口の場所に玄関があることになる。

こうすると同じ住居表示の家が多数出現することになる。

地番で表記する場合も1筆の土地の上に複数の建物が建っていると似たようなことはあるが、

住居表示の場合、建物の間口などの形状の都合で発生するのが問題である。


この問題を打開するための方法として枝番を取り入れている場合がある。

袋小路の入口のフロンテージが3ならば、その中にある各建物に3号1, 3号2, 3号3……と振っていくという具合である。

(通常は 5番3号2 は 5-3-2 と略記されることになるだろう)

この運用ルールは市町村により異なる。枝番を運用していないところもある。

うちの市では枝番の運用は行っており、戸建ての場合は申出により付けられるらしい。

ただ、集合住宅の場合は対象外となっている。そう、対象外なんです。


なぜ集合住宅が枝番の対象外なのか?

それは必ず建物名を付けるはずだからということではないかと思う。

「本町5番7号 コーポ内田205号室」「本町5番7号 中田ハウス205号」は建物名まで見れば明確に区別できる住所表示である。

戸建ての場合、名前で識別しなければならないが、田中さんが複数いるかもしれないし、違う名字の人が住んでるかもしれない。

そこで住所部分だけで明確に識別できるようにする手段は枝番ということになる。


集合住宅によっては部屋ごとに住居番号が付くことがあるそう。

といってもうちの市では運用してないみたいなんだが。

例えば、建物の玄関のフロンテージが9で、部屋番号が802だと、9-802号といった具合に。

この表記が認められた場合は建物名は必須ではなくなる。

ということは引っ越し先のアパートみたいに同じ番号に2つあるようなのは論外だと。

規模の大きな集合住宅だけを対象にしている市町村も多いみたいですね。


集合住宅で部屋番号まで住居表示に入る制度があるのは知ってて、

これの対象になるのかな? とか思ってたら、それ以前の問題だった。

町名+街区符号+住居番号+部屋番号で識別できないから、

町名+街区符号+住居番号+建物名+部屋番号が絶対に必要だと。

そしてそもそもうちの市ではこのシステムを運用してないというのだから。


けっこう住居表示って地域ごとの運用に差が大きいんですよね。

市町村を越えて引っ越すと、あれ? と思う人も多いかも。

かつて住んでいた市は住居表示を導入している地域はないのだが、

区画整理された住宅団地に住む人が多く、そうすると地番が整然と並ぶので取扱がよい。

この地番というのは概ね一筆書きで1区画ごとに1番地,2番地……と振っている。

階層化されていないので区画数だけ振るので300番地ぐらい行くこともある。

区画整理後の地番の付け方もいろいろだが、住居表示との整合性も考えて街区ごとに階層化するのが最近の流行らしい。

ある街区は 9番地1, 9番地2……、ある街区は10番地1、10番地2……と。

こうすると市内に地番地域と住居表示地域が混在しても違和感が少ないと。