強度のある歯の詰め物

先週月曜日、夏休み明けの出勤前に朝食を食べていたらガリッと固いものを噛んだような。

やな予感がして鏡を見てみると、歯の一部が欠けているような。

そういえば、確かここは虫歯だといって治療して、レジンを詰めたところだったような。

あやふやな感じもしたが、それに違いないと歯医者の診察券を持って出勤、

昼休みに電話をして、ちょっと早く帰宅して夕方に歯医者に行くことに。


見てもらったところ、詰めていたレジンの一部が欠けてしまったらしい。

どうも歯のフチにあたる部分が欠けたらしく「ここは難しいからね」とのこと。

というわけで「インレーだな」ということで、金属を詰めることになった。

まぁ奥歯の詰め物としては一般的なわけだし、それはそれでよいと思うのですが、

歯を削り直して、型を取って、仮にゴム系の詰め物をしてもらい、1週間後にまた来てねということに。


しかし、その日のうちに詰め物はほとんど取れてしまった。

これではいけないと翌日、在宅勤務中に離席して歯医者に行くことに。

仮詰めがダメになったり痛んだら来いと言われてたので。こういうとき在宅勤務は助かる。

仮詰めをやりなおしてもらったが、使う材料は別の材料、熱で柔らかくなる材料を詰めてくれて、

多少は丈夫でしょうとのこと。これでちゃんと持ってくれよと。


その仮詰めはなんとか今朝まで持ってくれた。とはいえ、最後の方は仮詰めの一部が崩れたのか口の中が粉っぽくなってたが。

半日休暇を取って歯医者に行って詰めてもらうことに。

2回目の仮詰めをするときに「ちょっと外しにくいけど」なんて言ってたが、そこまで苦労してる感じではなかった。

無事に銀色のインレーが取り付けられて完了と。

「痛むようなことがあれば来なさいよ」とのことで、とりあえず詰め物のやりなおしは終わり。

1週間、仮詰めのことで気が気では無かったが、まぁなんとか一安心か。

金属になって熱が伝わるようになって、冷たいもの熱いものを飲み食いすると少し気になるが、まぁそれはそういうものらしい。


というわけでなんですけど、最初から金属詰めとけよと思うよね。

ただ、いざ金属を詰めるとなれば、それはそれで1週間待たされ、その間の仮詰めにビクビクするはめになる。

どっちもどっちである。少なくとも仮詰めは最初からもうちょっと丈夫なのにして欲しかったが。

仮詰めやりなおしてもらったとき、再診料(自己負担金180円)しか徴収されなかったから、

仮詰めのコストは一般的な治療費に包含されているわけで、どっちでも歯医者の裁量ということなんだと思うが。

そもそも詰め物が難しいところだと認識していたはずなのだから……と。


虫歯を削ったところに詰めるものとしては、大きくはレジンか金属かセラミックかというところなんだろう。

セラミックはいまのところは健康保険適用の素材はないはず。

全体的な傾向としてレジンが選ばれることが増えているようで、耐久性などに課題はあるが、それでもメリットは大きいようだ。

おそらく、最初にレジンを詰めたのも、経験上耐えるだろうという判断があったんじゃないか。

耐久性ということで言えば金属がやはり一番のようですね。

もう欠けないような材料を選ぼうとすれば、それは金属にならざるを得ないということらしい。


ただ、その金属の値段が最近問題になってるらしい。

歯医者で使う金属は大きく、貴金属合金と卑金属合金があるが、詰め物は貴金属合金を使うのが通常のようだ。

この貴金属というのは、歴史的には金と銀の合金が使われていたらしいが、金が高価なのが問題だった。

日本では歯医者も一般に保険診療の対象となっているが(世界的には歯科は公的医療制度で限定的にしかカバーされないことが多いらしい)、

それゆえに治療に使う材料のコストの低減も求められ、その結果、金銀パラジウム合金が主に使われている。

金12%・パラジウム20%・銀50%程度という合金で、主成分は銀なんですね。

金の割合を減らしながら、化学的安定性や強度などが保てる材料ということで選ばれたものらしい。

ところが時代が移り変わり、最近ではパラジウムの価格が高騰し、なんと金より高価になっている。

これは排気ガスの浄化に使う触媒としてのニーズが高いためだと言われている。


それならそれで他の材料に代替出来るかというと、なかなか難しいらしいですね。

貴金属合金という点では、99%が銀という銀合金もあって、パラジウム価格高騰で使われることが増えてるらしいのだが、

強度の面ではかなり劣る材料なので、単純に代替出来るってもんではないらしいですね。

卑金属合金は加工性と化学的安定性が両立できないような話が見え、詰め物の用途では使われないようですね。

歯科領域で卑金属合金が使われるのは、強度が要求される入れ歯の材料のようだ。

というわけで、高価なりには使わなければならない材料のようである。

それが健康保険適応なのはありがたい話ではあるのだけど、医療材料の価格の決め方の問題で、価格の急変に対応しきれていない実情があるよう。

銀歯値上がりの背景に「脱炭素」 原料5年で6倍超に (NIKKEI STYLE)

一時は実勢価格の6割しか請求できない状態に陥ってたとはとんでもない話である。

その分、技術料の取り分が減ってたってことですね。今はちょっと落ち着いてるように見えるが、なんともかんとも。


とりあえず、これで長持ちしてくれればいいんですけどね。

特に気になるところがなくても折に触れて歯医者には行こうと改めて思った。

ちょうどそろそろ行こうと思ってた矢先のトラブルだったんですよね。

食堂でワクチン接種

夏休み明けの今日は出勤していたが、これはワクチン接種合わせである。

他に出勤してやることあるかと思ったのだが、予想以上になかった。


いろいろ混乱を起こしている新型コロナウイルスワクチンの職域接種、

わりと早い段階で動き出していたのか、3週間前から接種がスタートしていた。

部署ごとに予約開始のタイミングを分散させていたらしく、

夏休み直前に予約開始となったので、夏休み明けに1回目接種を行うように予約した。

ちょうど市からも接種券が届いていたので、これを持参すればスムーズですね。


ところで、この職域接種の案内に勤怠上の取扱について「既報の通り」となっていて、どういうこっちゃと。

「既報の通り」というのはワクチン接種に必要な時間は特別休暇とするという内容。

この特別休暇は全日・半日・時間単位いずれでもよいらしい。

平日に医療機関などで接種するなら半日特別休暇だなとか思ってたけど。(残り半日は在宅勤務だな)

職場で接種するなら、勤務時間中に接種すると思い込んでたのだが、

例年職場で実施しているインフルエンザの予防接種は勤務時間外に接種することとなっている。

過去に1回、職場でインフルエンザの予防接種を受けたことがあるのだが、30分中抜けして、その分残業して埋め合わせた覚えがある。


これが新型コロナウイルスのワクチンの場合は、これが特別休暇になるので穴埋めが不要だと。

時間単位特別休暇の制度を使って、ワクチン接種の時間を特別休暇として登録すればいいわけですね。

ただ「時間単位」なんですよね。だから1時間で登録するわけだけど、実際の接種はそこまではかからないだろうと。

実際のところ40分ぐらいでしたかね。それでも1時間で登録してるけど、職場戻って仕事しないのも変な話だし。

接種会場は本社に設けられ、自分含めて本社勤務の人は多くはこうだと思う。

ただ、本社周辺の他の事業所で勤務している人も対象ではあり、その場合は出張して接種に行くことができる。

(厳密に言えば出張ではないけど、部署の経費で交通費を精算するようにというのは出張そのものだろう)

この場合は半日休暇あるいは全日休暇で出張して接種にいくこともあると思う。

実際そういう人がどれぐらいいるのかは知らないけど。


ワクチン接種会場は長らく休みが続いている食堂、

持参する問診票はすでに一部の記入事項が記載された問診票をダウンロードして記載することになっている。

体温はあらかじめ測っておくようにということで、職場の体温計で測った数字を書いておいた。

(本来は出勤前に自宅で測っておくべきだったのを忘れていて、職場で測ったというのが真相なのだけど)

受付で本人確認があるが、社内だからIDカード(首からさげてる)を見せればOKなのは楽ですね。

医師2人、接種ブースも2つだが、ここは1ブースに2人のスタッフがいた。(2人とも看護師だったかなぁ)

2人いたのは薬液充填などの都合もあるのかもしれないが、接種も2人がかりなんですよね。

筋肉注射する部位を露出させるために、服の袖を押さえたり、絆創膏など渡したり。

この辺、日本の予防接種では一般的な皮下注射より手間がかかってるのかもしれない。

世界的には筋肉注射が一般的だし、今回は外国での方法をそのまま適用したので筋肉注射で、それはそれで好ましいと思うのだけど、

接種の手間という点ではどうなんだろうね? 慣れてないだけなのかな。


接種したところは少し腫れたようになってるけど、それはインフルエンザの予防接種でもそうだしなぁ。

局所反応は皮下注射より筋肉注射の方が少ないと聞いたが、どんなもんなんですかね。

まぁ他にもいろいろ副反応は聞かれるところだが、この辺は個人差も大きいですからね。


というわけで4週間後にも同様にもう1回接種ですね。

4週間後の月曜は休日だから、火曜にしておいた。

この時期は日常的に出勤してそうな気もしたが、果たしてどうなることやら。

去年までとちょっと違う健康診断

今日は定期健康診断のために職場に行っていた。

僕はそこまでじゃないけどチームリーダーは「健康診断で半年ぶりに出勤する」とか言ってたな。

フロア全体で言えば2割程度の出勤者がいるとはいえ、かなり偏ってはいるんだろう。


この健康診断なんだが、例年とはちょっと順番が違った。

僕は去年30歳になって、それで健康診断のメニューが変わったというのもあるのだが、

勤務先では数年前に年齢によらず30歳以上と同じ血液検査をするようになっているので、

(脂質異常でひっかかる人が多すぎるから、全年齢にやった方がいいという判断をしたと見た覚えがある)、

当日実施の検査項目では胃部X線(しかもこれは希望者のみ実施)だけなんだよね。

まぁこのことはまた改めて書きましょう。


検査順序の違いという点では、検査前から始まっていた。

健康診断の案内が送られてきたのを開封すると、書類とともに、検便キットと検尿キットが入っていた。

検便についてはこれは30歳になったから。便潜血検査(これも希望者のみ実施らしい)をするからですね。

これは知ってたんだが、検尿キットが入ってたのには驚いた。

というのも去年までその場で採尿だったんですよね。

この方法自体は慣れたもんではあり(検尿キットは高専時代のものと同じタイプだし)、

むしろその場でひねり出さないといけない方法より便利とは思うが、事前の準備が必要なのは1つ課題ではある。

でも、今にして見れば予兆はあったなというのが、確か2年前まではその場で検査紙を使って判定していたのが、

去年は採尿した尿を試験管に詰めるようになってたので、それなら家で詰めてこいというのはあるんだろう。


ということで、検尿は受付で袋を渡せば完了。検便も同じく。

身体測定・心電図と視力・聴力検査の順番が異なることは軽微な問題だけど、

心電図は今まで記録用紙を問診票に貼っていたところ、今回は貼られなくなっていた。

その代わり、心電図の記録番号のスタンプが押されていた。

ペーパーレス化されたのかと思ったが、心電図測定時に印字する音は聞こえたので、

単純に記録用紙の保管場所を変えただけかもしれない。

血圧測定・採血は同じ、例によって採血後5分は手で圧迫して待ってろと内出血対策に余念がない。

採血後の圧迫いろいろ


医師の診察がえらく混んでいて、前に難しい人が多かったみたいですね。

医師も疲れたのか、特に言うこともない(?)の僕との会話は最小限だった。

前に血圧がちょっと高いと指摘されたときには、時間食ったからから、比較的軽微なことでも大変ですね。

(このときの測定結果が高く見えただけで、継続的に測定した結果からすれば特に問題ないが)

やるべきことはやらないといけないから仕方ないけど、そういう人が多いと計算が狂うよね。


あと、これは偶然ですけど、直前まで女性の健康診断をやってたみたいで、

採血・診察などでは前後に女性がちらほらと見えた。

別に採血やら診察は男女混ざってて問題はないが、X線検査など脱衣が伴うところは、

同じ検査ブースには男女混在しないようにするわけですよね。

それで時間を分けているわけだけど、切り替わりのタイミングだとそういうことが起きると。

このため、一番最後の胃部X線検査では、女性の検査が全部掃けるまで待たされることに。


検尿分の時間は浮いたはずけど、医師の診察前の時間で相殺され、

胃部X線は男女切替待ちの待ち時間も含めてえらい増って感じだったが。

どちらもそれはしゃあないという感じだけど。

献血バスはいろんなところにいる

そういえば最近献血に行ってないなと。

職場での献血が飛んだり、あっても出勤日に合わなかったりというわけで、

実は最後に献血したのが昨年11月(全血400mL)であることに気づいた。

男の400mL献血は年3回までだから、極端に間が開いたという感じではないけど。

それで血液センターのWebサイトを見たらA型は全血も成分も「非常に困ってます」の表示。

そりゃそうだよなぁ。


と思い立って、まずはよくいく献血ルームの予約を見てみると、

明日の成分献血が全部埋まってるのはともかく、全血献血まで全部埋まってた。

まぁ全血なら飛び込みでもなんとかならんかとは思ったが、

献血ルームの全血献血用のベッドの割当は少ないし、予約しないとめんどくさそう。


一方で予約画面には献血バスも表示されている。

献血ルームでの400mL献血に予約が推奨されるように、今はバスでも予約が推奨されている。

(が、実際に予約して来る人がどれぐらいいるのか、こちらは枠はガラガラだったが)

とはいえ近くに献血バスは来ないしなぁ。

強いて言えば府中試験場は近いのだが、運転免許の用事もないのに日曜の試験場に行くのはおかしい。

もしかしたら予約できない献血バスの配車先もあるかもと思い、リストを見てみたら、

今日、イトーヨーカドー(8のつく日だからね)に買い物に行った近くに献血バスがいることが判明。

というわけで思い立ったら吉とイトーヨーカドーに買い物に行くついでに献血に行くことに。


こんなところに献血バスがいるのかと見回してみたら、赤十字のテントが立っていた。

「受付時間延長」という貼り紙をしてあり、ただごとではない感じはする。

一方で献血を希望する人は多く、自分の前に4人待ちだったか。けっこう待たされた。

献血を終えてバスから出てきたら10人ぐらい待っていたからこれでもマシなぐらいだった。

普段、こんなところに献血バスがいてもこんなに協力者がいるとは思えませんけどね。

そんなこんなで結構待たされたが、採血が始まればそこからは早かった。


ところでこのバスは東京都赤十字血液センター武蔵野出張所からやってきたようである。(各種備品にシールが貼ってあった)

これは武蔵野赤十字病院に同居している献血バスの拠点である。

献血受付時に記録していた用紙に「時間 OK 制限あり」というチェック欄があって、「OK」に丸がしてあったが、

その「制限あり」の下に「試験・講習・発表・交付」という字が並んでいて「なんだこれ?」と思ったのだが、

この4つが全てあるところは運転免許試験場である。(発表は合格発表の意味だろう)

実際、府中試験場への献血バス配車というのは重要な役目を果たしているようで、

今は献血ルームと並んで固定施設かのごとく「府中運転免許試験場 特設献血会場」という記載があり、

開庁日(平日・日曜)は基本的に献血バスがいるようだ。(とはいえ毎日とは書けないので「不定休」となっている)

府中試験場があるなら鮫洲試験場があってもよさそうだが、こっちはスペースの確保が困難でやってないらしい。
(cf. 運転免許試験場で献血を呼びかけているのはなぜ? はたらく献血バス<前編> (GAZOO))


夏休みは血液不足になりがちだという話がある。

これは学校が休みになることで学校に献血バスを配車できなくなるということによる。

今の状況はまさにそういう話で、学校・職場への献血バス配車が難しい状況が慢性化していると。

献血ルームはむしろ盛況なぐらいに見えるから、献血に協力したい人自体は多いと思う。

現在の献血バスの配車先というのは比較的郊外の駅前だとか、役所とかショッピングセンターとかそんなところ。

行楽地(上野公園とか時々見たものだけど)や都心のターミナルに配車するのは効果が薄いでしょうから、

生活に根ざしたところに献血バスを送ることで、近所で献血をしてもらおうという意図はあるんじゃないか。


とはいえ、調べれば出てくるとはいえ、近所に献血バスが来るというような情報はなかなか気づけないんじゃないか。

ラブラッドとかで住所を見て近くに献血バスが行くというようなメールが流れてきてもよいのかなと思った。

かなり機動的に献血バスを送っているように見えるので、これはメールが効果的なんじゃないか。

今日はラッキーでしたね。まさか思い立った日に買い物に行ったついでに献血できるなんて。

なかなかこんなことはありませんよ。

白浜の海岸を行く

今回の宿の朝食は弁当らしい。朝に部屋に持っていくとのこと。

その時間までに風呂に入って、部屋に戻ってしばらくしたら持ってきた。

弁当本体はプラスチック容器、みそ汁はプラスチック製のカップに具が入っていて、汁は別のポット、

そしてご飯はわざわざ小さなおひつにいれて自分でよそうという。

なんでこうなってんだろうね?


今日は白浜の海岸をいろいろ散策する。

まずは北へ歩いて円月島のあるあたりまで。

距離的にはそんなに遠くはないのだが、地形の都合、見通しが悪く歩道が狭いところがあって、

これは距離はともかく安全面でバスを使うべきかと思ったが、一方で本数がやや少ない区間でもある。

明光バスの路線図でも白浜バスセンターから徒歩15分とも書いてあり、本数が少ないから歩けばということか。

帰りはバスに乗るぞと思いつつも、せっかく歩いているのだからいろんな角度からゆっくり観察していた。


ここにやってきたのは景勝地というのもあるけど、京都大学の水族館がある。

大学の水族館は珍しいというけど、ちょっと前に静岡で東海大学の水族館に行ったからなぁ。(cf. 三保半島を行く)

ここよりもさらに大学の水族館らしいマニアックさが感じられた。

ところで、この水族館は京都大学フィールド科学研究センター瀬戸臨海実験所というらしい。

京都大学が和歌山県に研究所を持っていることがまず1つ驚きだが、1922年開設、公開施設として水族館ができたのも1930年と相当古い。

組織名の「フィールド科学研究センター」というのは理学研究科・農学研究科・地球環境学堂の共同運営による組織とみられる。

とはいえ、歴史的には理学研究科の施設で専ら海の生物学を研究しているようである。

注力分野は海の無脊椎動物、それは水族館の展示を見てもよくわかる。


バスに乗って今度は三段壁へ。ここは白浜町内を走るバスの大半の目的地になっている。

三段壁へ向かう途中の公衆電話に相談ダイヤルの番号が書いてあって、そういえば東尋坊もそうだったなと。

東尋坊は公衆電話に電話代の小銭が置いてあったが……なんて思って進むと「三段壁臨時交番」というプレハブ小屋が。

臨時交番? と思ったが、よくよく見てみると警察署直通電話が置いてある箱だった。すなわち、交番という名の相談電話ボックスである。

確かに絶景、これは落ちたらひとたまりもないなというとてつもない景色だった。

そんな三段壁の海面付近には波でえぐられた洞窟があって、エレベーターで降りて見学できるようになっている。

バスのフリーきっぷに割引券も付いてたし入ってみることに。意外と料金は取られたが。

もとは熊野水軍の船を隠していたという伝説があるとか。まぁこうやって波でえぐられているところを中から観察できるのは珍しいですが。

いろいろ解説が書いてあったが、実は白浜というのは亜鉛や鉛などの採掘が行われていた歴史があるよう。

実は白浜町の旧名は瀬戸鉛山村、今でこそリゾート地として知られる地域だが、歴史的には鉱山の町だったようだ。


宿に荷物を預けてあったので、歩いて戻ってきた。

ちょうど白良浜の近くだったんですけど、やはりその名前の通りに白い砂浜である。

しかし、この砂、どこからやってきたんだろうと気になった。

家に帰ってから調べたところ、白いのは石英砂で花崗岩が風化するなどしてできるものらしい。

元々は自然にできたものなのだが、周辺の環境が変わる中で砂の供給が少なくなってしまった。

そこで、もともとの白良浜の砂に近い物を探した結果、オーストラリアにあったのでそれを輸入したそうである。

白良浜の白い砂は、どこからやってきた?(マイ大阪ガス)

どこの砂浜も苦労してるんだなと思いましたね。確かに目立った砂の供給源はなさそうだったしなぁ。


さて、帰りは飛行機なので、南紀白浜空港へ行くバスに乗る。

当たり前だが飛行機合わせで走っているのでそんなに本数はない。

乗ったバスは新宮から本宮・田辺を経由して3時間ほどかけて白浜へ来たバスだった。

熊野唯一の空港として、新宮方面へのバスが本宮経由と串本経由でそれぞれ走っているが、どれも長時間走るバスである。

白浜空港は小さな空港である。保安検査場も1レーンしかない。飛行機は1日3往復、今は昼の1往復は欠航だが。

展望デッキから空港を見ると、まず誘導路がないことに気づく。そんな空港があるんですよ。

誘導路がないということはどういうことかというと、離陸時は滑走路の端まで行ってターニングパッドで折り返すということ。

便数が少ない空港だからこそできることだが、まぁ離島の空港以外ではあまり見ないかもな。

レストランもあるが軽食が出せるぐらいで貧弱なものである。ジェット機を想定した空港だからボーディングブリッジが1本あるのが立派なぐらい。

そんな空港で新しい建物を作っていてなんだろとおもったら、なんと国際線ターミナルだという。

え、ここに国際線で直行するニーズがあるの? 関空もあるのに? と思ってしまうけどね。


東京~南紀白浜と言えば羽田空港発着便にしては珍しいE-Jetを使ってる路線だと思っていたのだが、

予約時のシートマップが3列-3列であれ? と思ったら需要が増えたということである時期に737-800になっていたらしい。

まぁ今は需要が減ったからと1往復減らしてるんだけど、最近までは安定した需要があったようだ。

そうか、100席もない飛行機で羽田空港に突撃する体験はできないのかと思ったが、特に問題はあるまい。

飛べば1時間を切るほど。近いですね。

というのも東京から西日本方面へ向かう飛行機の多くは紀伊半島南部を経由しているので、

ちょうど紀伊半島南部にある南紀白浜空港は西日本方面の路線では東京に一番近いところだと。

しかし空路では近くても陸路では遠いのがこの地域である。非常に飛行機のメリットは大きいわけだ。

あまり注目したことなかったけど、これはいいですね。またなんかの折りに使いたいね。


そんなこんなで2泊3日の旅行は終わり。

明日は在宅勤務で仕事ですね。休み明けにどれぐらいたまってるんだか。ぼちぼちやりましょう。

パンダに乗ってアドベンチャーワールドへ

宿は和歌山の官庁街で、どっちかというと和歌山市駅が近いからそっちでやってきたが、

白浜へ向かうにはJRだからバスで和歌山駅に行ってスタート。

バスの中でチケットレス特急券を買おうとしたが、そういえば白浜までPiTaPaで行けるんだっけ?

と念のため確認したら、なんとポストペイ利用エリアは和歌山までだった。海南でもアウトなのか。

というわけで、特急券は紙のきっぷにして、乗車券も同時購入した。

値段は変わらないからいいけど。J-WESTカード持ち歩いててよかった。


昨日「当初3泊4日で計画して、計画にミスがあって」という話を書いたが、

これは今日の目的地、アドベンチャーワールドの開園日に絡んだミスである。

当初計画では初日は午後に奈良に入って1泊、2日目は大阪を経てバスで夕方に白浜に入ってここから2泊、

3日目は白浜を散策、4日目はアドベンチャーワールドに行き飛行機で帰るという計画だった。

ところがこの計画には致命的な問題があって、連休明けの平日2日は休園日だったのだ。

こういうのありがちなんですよね。連休から少しずらすとここぞとばかりに休むと。


この問題をシンプルに解決するには出発1日を遅らせればよかったのだが、

奈良での展覧会のチケットをすでに日時指定で買っていた。(前売券として買える期間に買うため)

過去に大学院の研究室の旅行でアドベンチャーワールドには来てるので、行かない案もあったが、

さすがにそれはなぁと、奈良で2泊して白浜に入るのを1日遅らせる案を当初採用したのだが、

大阪へ寄らないなら白浜に朝一番に入って、連休最終日のアドベンチャーワールドに行く方法にした。

そのためにはやっぱり くろしお号 ですよね。やってきたのは パンダくろしお だった。

(後で知ったけど、そもそもこれがアドベンチャーワールドとのコラボレーションでできた車両なんですね)


で、白浜駅からはバスでアドベンチャーワールドへ。

明光バスはPiTaPaなど使えないので、あらかじめきっぷを買ってねと案内してた。

どうしようかなと思ったんだけど、元が取れるか取れないかは微妙だったが2日フリーきっぷを買った。

いちいち運賃を払うのが面倒だというのが大きいですね。PiTaPaが使えれば買わなかったね。

なんとジョルダンのアプリで買えるんですね。特急に乗りながら買ってたのでスムーズだった。

アドベンチャーワールドの日時指定制で(といっても当日券も買えそうだったが)、

あらかじめ購入した入場券を印刷して持参して見せたらスムーズに入場できた。いいですね。


さて、アドベンチャーワールドというと、動物園と遊園地を兼ねたような施設だが、

今日は小雨とはいえ休みになっている遊具があるのも相まって遊園地としては寂しい限り。

やはり動物園だね。そしてなによりジャイアントパンダだな。

とはいえ、ペンギンも多いんだな。入口入ってすぐ噴水の池をなんとなく見てたらペンギンがいた。

こんなところにペンギンがいるとは……日本の気候にも適したケープペンギンでしたね。

その後、なんとなく歩いてたらペンギンの展示をいくつも連続で見ることになったのだが、

褐色の羽毛に覆われたペンギンの赤ちゃんがいた。見た目はでかく見える。


まぁ言うてもやっぱりパンダですよ。展示施設も見やすく整備されているので、スムーズに観覧できる。

都市部の動物園だと慢性的な混雑に悩まされがちなパンダ舎だが、白浜ではそこまでのことはないかな。

やはりなんといっても立地でしょう。わざわざ紀伊半島南部の白浜まで来るのは大変。

これでも高速道路ができて楽になったとはいいますが。

やはり顕著な繁殖実績では知られるところで、昨年11月にも1頭生まれている。

親子で公開されているのだが、さすがに混雑が予想されると言うことで、事前に申し込んでおく必要があったらしい。

ただ、裏返せばそれ以外は自由に観覧できる。雨なので屋外に出せなくて少ない分はあるのだが。


あとはサファリワールドだね。歩いてもバスでも観察できる。双眼鏡片手にいろいろ見ていた。

後で知ったけど、繁殖ということではチーターなどサファリワールドの動物の繁殖で最初に成果を出してたみたいね。

そういうところで実績を積んだ上で、中国からジャイアントパンダが貸し出され、

展示しつつ繁殖で成果を挙げ、そのノウハウと生まれた子たちは中国へ渡って行っているわけである。


そんなこんなであれこれ見て、今日は20時までやってるみたいだけど、17時ごろには出てバスで宿へ。

そもそも白浜は海と温泉のあるリゾート地ですよね。

宿はオーシャンビューの温泉宿である。ここは平日が絡む宿泊に限り1人用プランがあったんだよな。

少し遅い時間に行ったのもあるかもしれないが、大浴場は自分1人だった。

集客には苦労してそうな感じはしますね。


というわけで明日は白浜の海岸に沿っていろいろ散策してみようと思う。

今日は小雨でしたが、明日は晴れるらしいので。

奈良と和歌山で弁当を買う旅

連休後半は旅行ということで、東京駅から東海道新幹線に乗り込んだが、

制度上の繁忙期とはなんだったのかというほどのガラガラの車内だった。

繁忙期で各種の割引乗車券が停止されているのでEX-ICの意義は大きいのだが……

こんなにガラガラの新幹線は覚えがないなとB席にドンと腰掛けて京都まで。


さて、今回は連休前半に千葉でコンサートがあるので、出かけるなら後半だろうと。

これもいろいろ考えたのだが、やはり国立国際美術館の友の会会員ですので、

大阪の国立国際美術館と京都国立近代美術館の両館の企画展は何らかの形で行きたいのはあった。

博物館という点では奈良国立博物館もターゲットだった。

さすがにそれだけでは割は合わないので、そこから足を伸ばすならということでいくつか検討し、

山陰とか四国も考えたが、和歌山県の白浜へ向かうことにした。

交通の便は悪いが、往路さえどうにかすれば、空港があって飛行機で東京までひとっ飛びですから。

日本航空の株主で売るに売れない株主優待券を使うという意義もあった。


ところが知っての通り、大阪府・京都府・兵庫県では新型コロナウイルスの緊急事態宣言が出て、

大阪・京都の国立美術館は一時休館となってしまった。これゆえに目的地から外れることに。

もともと大阪・京都ともに美術館と乗換程度のつもりだったが、まぁ事情は理解できるので。

それで残ったのは奈良と白浜、ただ、ここは特に問題なさそうなので、

当初3泊4日で計画して、計画にミスがあってリカバリーするために4泊5日に延長したが、

目的地が減ったことを受けて2泊3日に短縮すると、多少慌ただしいがなんとかなると計画変更したのだった。

当初の3泊4日がかなりカツカツだったので、この時点で親元に厄介になる案はなかった。

4泊5日に延びたときに頭によぎったが、結果的には当初構想よりも短縮されたので完全に消えた。


新幹線で乗り物酔いし(マスクを常時付けていたのもあってなおさらきつかった)、

気晴らしに京都駅付近を散歩していたが、飲食店や土産物店などすっぱり休業している店が多かった。

日常のニーズも乏しいんだろうし、協力金をもらって閉めた方がよいという判断だろうか。

京都駅から近鉄電車に乗って西大寺駅へ。ならファミリーで弁当を買って平城宮跡へ。

入口がバリケードで閉じられてるように見えたが、平城宮跡資料館の駐車場を閉鎖していただけで、

歩行者は普通に公園に入れるようだった。奈良文化財研究所の展示施設が軒並み休みになってるようだ。

平城宮跡歴史公園自体はレクリエーションの場として活用されているようだった。いい陽気である。

弁当を食べつつ、公園内を散策していた。ゆっくり散策するのは久しぶり。

(もともと京都で昼過ぎまで滞在になると思ってたら、前倒しになったのでやってきた事情もある)


奈良公園に近づいて気づいたのだが、奈良県・奈良市の各種施設は休みのところが多いようだ。

そんな中で奈良国立博物館はやってるのか? と確認すると、これは確かにやっている。

このあたり国と県・市で考えが違うのかと思いながら歩いていたが、

よくよく考えてみると奈良文化財研究所も奈良国立博物館も同じ国立文化財機構である。

かたや県・市と同じく展示施設を閉鎖して、かたや通常営業というのは変な気がしたが、

博物館は共催者もいる中で決行という決断を強いられたのかも知れない。


あらかじめ予約していた時間になって「聖徳太子と法隆寺」展を観覧。

主な展示物は法隆寺と東京国立博物館(法隆寺献納宝物)ということで、斑鳩と東京から奈良に集めて展示するわけですね。

というわけなんだが、実は展示を見ていて「○番は東京会場のみ展示」みたいな注釈が書かれていて、

え? と思ったら7月から東京国立博物館に来るんですね。あ、そうだったんだって。

まぁ東京ではこの混雑では済まないだろうし、それはそれでいいですけど。


そこから慌ただしいのが、和歌山へ移動するということである。

もともとは大阪に寄り道する前提だったから、奈良で1泊してゆっくり移動する前提だったのだが、

そこを切り詰めることでスケジュールを帳尻合わせしたので、あらかじめ少し動いておく必要があった。

和歌山市駅で降りて、ホテルまでの間にあるファミリーレストランで弁当をテイクアウト、

営業時間的には店内飲食も可能ではあるが、それはやめておこうという判断である。

昨年秋はそこまで神経質には考えなかったが、残存するリスクとしては比較的大きいだろうと。

なんやかんや言っても、飲食店では食べながらしゃべるひとはいますから。(もちろん程度はいろいろ)


旅行をする理由もいろいろで、今回は博物館などで見聞を深めるというところが大きく、

そういう目的の一人旅であればさしたることはないだろうという考えだが、

移動中にちょっと気になるニュースを見た。

「東京飲めないから来た」観光地に人出増の理由? (Yahoo!ニュース)

藤沢市の江の島が賑わっている理由の1つとして、飲食店の酒類提供についてとやかく言われないからという指摘である。

東京都はもちろん、隣接地域では概ね飲食店での酒類提供の自粛が呼びかけられている。

(制度上の違いはあるので、酒類を提供する飲食店の休業命令まで踏み込めるのは東京都域だけだが)

ただ、そこから多少離れた藤沢市はこの対象ではないため、酒を求めてここまで来ている人が多いと。

そんなことあるか? と思ったが「ランチの時間も多くの客がアルコールを飲んでいました」というのを信じればそうかもしれない。

さすがに東京・川崎・横浜に対して藤沢というのはいささか近い感じはするが、

静岡県・山梨県方面への高速道路がひどく混んでいるという話の一因には酒を求めてというのもあるのか。

そう考えると全国的に飲食店は要警戒なんですかね。近畿圏はもともと警戒度は高いと思ってたが。

内線電話を忘れても親機があると思ってたが

今日はとある用事のために午前中だけ出勤していた。

他の人が出勤するなら、その人に依頼しようかと思ったのだが、予定なしと言われたので、

それなら自分でやるかと作業していたが、作業そのものはごく短時間で済む話である。

考えようによってはアホらしい話なんだけど、まぁ仕方ないかなって感じですね。

帰り道には弁当屋によって、それで家に帰って弁当を食べて、昼からの仕事を再開。

午後の仕事はひたすらデスクワークだったので、そういう意味では午前だけ出勤でちょうどよかったのかもね。


朝、職場に着いたときの話、内線電話を出して……と思ったらカバンに入ってない。

そういえば、内線電話を入れるの忘れてましたね。

在宅勤務続きで内線電話を机に放ったらかしにしてたようだ。

仕事中以外は内線電話の定位置はカバンの中なんだけど、在宅勤務続きで忘れてましたね。


ちなみにこの逆に在宅勤務のときに内線電話を持ち帰り忘れた話は以前書いたが……

認証器を忘れちゃった

まず、帰宅中に落とした可能性が否定できず、職場の人に探してもらった。これは無事に職場にあったのでよし。

その上で実用上の問題として大きかったのが、SMSを使った認証器として使っていたことだった。

しかしこの問題はプライベートの電話を予備の認証器として登録していたことでとりあえず回避出来た。

翌勤務日には出勤予定で、この日は内線電話がかかってくる用事もないから、ここさえ乗りきれば大丈夫と書いてある。


一方で今日は職場に携帯電話を忘れたという話なので、認証器の問題はない。

認証器が必要なのは社外からのアクセス時だけですからね。

ただ、今日は電話がかかってくる可能性はけっこうあった。

でも、これも職場には電話の親機があるから、電源OFFなら転送されるはず。

午前中の勤務中に親機が鳴ることはなく、何もなかったんだろうと帰宅した。


家に帰って机に置きっぱなしになってた内線電話を見て、やっぱりそうだよねと思ったが、

電源を入れようと電話を開くとなんと電源ONのままだった。

あ!? これは親機に転送されることを期待していたけどダメだったのでは?

一応、着信履歴はなかったので、特に問題はなかったが、電話転送に期待したのはダメでしたね。


親機への電話転送は不在時の対策として導入している人が多いが(必須ではない)、

この親機への電話転送は下記の3つについて個別に設定する必要がある。

  1. 電源OFF・圏外時
  2. 通話中
  3. 一定時間内に電話が取れなかったとき

1.は設定している人は多いし、2.は僕は設定しているがそもそも通話中に電話がかかってくるのが珍しいケースである。

問題は3.なんですけど、これは僕は設定してなかったし、設定していない人が多いと思う。

というのも、かなり短時間で取らないと転送されてしまう設定だったはずだから。

これはかえってめんどくさそうだなと設定せずに相手が諦めるまでは鳴らし続けるようにしていたのである。


基本的に問題ないとは思うんですけど、こういう場合はダメなんだなと思った。

終業後はちゃんと電話切るべきでしたね。電池が長持ちするから忘れがちだけど。

そもそも内線電話を忘れるなという話だけど。

越生へ花見に行く

最近、Instagramで梅を観に行った写真をいくつか見て、

観梅に行くならそろそろ行かないとなと思ったが、さてどこに行くか。

水戸の偕楽園には何度か行ったけど、遠いし他にもいろいろあるだろ。

なんて調べたら、越生(おごせ)梅林 というのがあるらしい。

埼玉県だから比較的近いはず。


しかし、越生っていうのもあんまり聞かない地名だなと地図で調べると、

八高線の高麗川より先(本数がガクッと減る)に越生駅の名前があって「げっ」と思ったが、

検索をかけてみると、思っていたのと違うルートが出てきた。

まず、うちから西武の駅に行き、本川越駅まで乗車する。

そして、ここで東武東上線に乗り換え、さらに坂戸駅で乗り換えるというルートである。

川越乗換ってのは意外だったのだが、本川越駅(西武)~川越市駅(東武)なら比較的近いんですね。

前に川越に行ったとき 本川越駅~川越駅(JR・東武) は遠いと思ってたが、これなら近いんですね。


というわけで寝坊したが、家を自転車で飛び出て、西武の駅から電車に乗り、

川越では人の流れに沿って乗り換え(学生が多く歩いていた)、坂戸での乗り換えを経て、越生にたどり着いた。

東武・JRそれぞれのホームに自動改札機(JRはICのみ)・券売機が設置されていて、駅舎に見えたのは待合室と案内所でしかない。

で、越生梅林のチラシを取って、バス時刻表を見ると間が空くので、歩いて梅林まで行くことに。

どうもあまり考えずに歩くと歩道がないところを歩くことになりかねないので、チラシに安全なルートが書かれていたが、

これがなかなか複雑で、こんなところ歩くの? といった感じだった。距離も3km以上ありますからね。

全体としては自動車で来る人が多いんだと思うが、駐車場やそこへ至る道が手狭で、アクセスにはやや難ありですかね。

梅林に近づくとそこら辺に梅が植えられていて、食用の梅かなぁなんて思いながら見ていた。


梅林の入口には「料金」と書いてあるところに「入園無料 自由散策」という貼り紙がされていた。

チラシにも入園料300円って書いてあったんだけど……まぁなんか突然の方針転換があったんだろう。

あまり梅の品種のバリエーションはない? と思ったけど、進んでいくと何種類かあるようだった。

見頃といってよいとは思うが、全体的にはつぼみがたくさんある感じだったので、まだ見頃は続きそうですね。

この辺は梅の品種次第だが、ここの梅林はやや遅咲き寄りなのかなと思った。

樹齢百年超の木をピックアップして「保存木」と札が付いていて、多くは「越生野梅」と、土着の品種なんですかね。


それにしても、なんで越生は梅の名所なのだろう?

そもそもの発端は天神社(現在は梅園神社という名前になっている、小さな神社ですけどね)が梅の木を植えたことに由来し、

現在も樹齢650年の古木「魁雪」が現存しており、ちゃんと花を咲かせていた。

で、江戸時代には越生から江戸へ梅干しが出荷されていたという記録があって、本格的な梅の名所になったのはそれがきっかけではないか。

樹齢百年以上の木がいくつも残されているのは、まさにそういう時代背景であろう。


そんなこんなで1時間ぐらい散策してたら「16時で閉園になります」という放送が。

寝坊して大急ぎで来たけど、到着したのは14時半ごろ、30分前ぐらいで放送を流したんですね。

梅はたっぷり楽しんだので帰るかと帰りはバスに合わせて梅園を出て、越生駅へ。

ちょうど八高線の汽車がすぐに来たので、これで高麗川で乗り換えて、1駅で東飯能駅へ。

ここから西武に乗り換えて帰ろう(実はこっちの方が安い)と思ったが、東飯能駅の次の電車はだいぶ先だな。

ホームで待ってたら、けっこう回送電車が通過していくのだが、なかなか来ない。

ふと駅周辺の地図を見ると、飯能駅が1kmも離れていないところにあって、どうもこっちの方がはるかに本数が多いらしい。

これ待つより飯能駅まで歩いた方がはるかに早く帰れるのでは? と思い、ICカードの入場を取り消してもらい飯能駅へ、

実際30分近く早く飯能を出ることができた。


どうしてこういうことが起きるのかというと、まず飯能駅は行き止まりの駅で、

東京方面と秩父方面(東飯能駅は秩父方面の隣駅)を直通する場合は方向転換が必要になる。

基本的に飯能市内を目的地とする利用者は飯能駅を使い、またここから秩父方面の利用は細るので飯能駅でガクッと本数が減る。

一方で回送電車はそこそこ走っているのだが、これは東飯能駅の少し先に車庫があるためだという。

じゃあ1区間だけでも乗せてくれよと思うんだけど、なかなか難しいんですね。

なるほど、このあたりも川越経由のルートが出てきた背景の1つだったのか。(八高線の高麗川より先の本数の少なさの方が問題だけど)


東京都心からだと東武東上線で池袋あるいは地下鉄有楽町線・副都心線から乗換1回で越生駅まで来られて、

時間合わせればバスもあるから、バス本数に制約されるが、時間的にはアクセスはそこそこよいと思う。

梅園以外の広がりに乏しいところはあるが、それはそれとして価値はあるんじゃないか。

通勤交通費と在宅勤務手当

勤務先で通勤交通費の見直しと、在宅勤務手当の創設がされて、給与支給額がちょっと増えた。

そんなに大した金額ではないけど。


通勤交通費はいままで定期券基準だったのが、通勤回数×運賃となった。通勤した日は勤怠簿に入力すれば、それに応じて支給される。

連日出勤でもバスだと定期券で支給するよりも、この計算式の方が安くなるかもね。

鉄道だとさすがに割高かなという気はする。元が6ヶ月定期の1/6基準というのも効いている。

まぁ実際には定期券を購入してもよいし、回数券を使ってもよいし、そこはなんとでも。

もっとも、こういう状況ではなかなか定期券という話にはならないだろうし、

回数券も紙式(しかも定期券サイズ)で区間式で使い回しも効かないんじゃ、それはやらないだろうなぁ。

いずれにせよ、労働者側にとっては「特別なケース」を除いては従来よりほぼ不利にはならない。

問題はうちの事業所では、その「特別なケース」に該当する人が多すぎるんだけど。詳細は書かないけど。

このことは労使交渉でも問題となったが、新方式の計算方法の方が合理的であることは認めざるを得なかったのだった。


あと、地味な話だけど、これに付随して出張旅費の考え方も変わった。

直行直帰の場合、従来は定期券併用を前提に、会社最寄り駅または通勤経路と分岐する駅を起点に旅費を計算していたが、

新しい方式では、出張のときは通勤回数にカウントせず、自宅から出張先までの費用を出張旅費に入れることになった。

こっちの方がシンプルではありますね。従来は定期券との重複を防ぐための処理がやや複雑だったので。

こういう使い方が想定されるので、片道だけ通勤費が発生するような入力もできるようにしてある。

自宅→会社→出張先→自宅 の場合は、往路だけ通勤費、出張旅費で会社→出張先→自宅の交通費を精算すると。


一方の在宅勤務手当だが、こちらは勤怠簿の在宅勤務時間から自動的に計算される。

もうそろそろ1年ぐらい在宅勤務時間の上限が無視された状態が続いているが、本来は月あたりの上限時間を管理するための機能である。

在宅勤務のあった月に定額で支給される分と、時間比例で支給される分があるが、微妙な金額ではある。

この手当は課税もされるし、社会保険料の標準報酬にも含まれるが……もはやどうでもいいぐらいの金額ですね。

月のインターネット接続料金にも満たない金額だけど、どっちかというと電気代を重視して設定された金額だったか。


もともと在宅勤務に要する通信費・光熱費は自己負担というルールで導入されていた。

まさか会社の指示で在宅勤務を行うことがあるとは想定していなかったのである。

もともと在宅勤務制度があった分だけ入りはよかったが、長期化する想定はあまりなく、いろいろほころびはあったと。

通勤交通費の見直しで、先ほど書いた「特別なケース」に該当する人にとってはアイタタタという感じだが、

それを除けばわりと納得感のある制度になったのかなという気はする。


会社にとっての損得勘定はよくわからない。

ただ、連日出勤したとしても、鉄道を除けば通勤交通費は同程度か減る方向ではあるのかなという気がする。

問題は鉄道だけですよね。会社全体では鉄道での通勤で支給している通勤費ってどんなもんなんだろ。

在宅勤務の手当はあるけど、実績ベースでの支給なので、多くにおいては通勤費とトレードオフになるんじゃないか。

(一応、同日に通勤と在宅勤務が共存することはおきうるけど、全体としては稀だと思うし、その場合は在宅勤務は比較的短時間のはず)

本当の狙いは「特別なケース」に該当する通勤費を大きくカットできることなんじゃないかなんて穿った見方もあるが……