携帯電話に電話がかかってきて、そんな電話かかってくる用事なんてあったか、
と思ったら、引越前のエアコンの取り外しについての確認だった。
運送業者に取り外し・処分を依頼していたのだが、
運送業者自身は取り外しができないので他の業者に委託しているのである。
独立以来、およそ8年活躍したエアコンである。
今どきエアコン装備ではない社宅で、当然エアコンなしで乗り切れるわけもなく、
最初の夏は研修で夏真っ盛りのときは家にいないことが多く、
それでごまかしつつ、次の冬に合わせて付けたというそんな代物である。
社宅の移転時も同じくエアコンが必要なので、会社負担で引っ越してもらった。
新居には大家所有のエアコンがあるので、引っ越す必要はない。
それでエアコンの工事業者の名前を聞いて、なんか聞き覚えがあるな。
と思ったら、運送業者への見積もり依頼前にエアコン取り外し・処分の見積もりを取っていた業者だった。
結果的にはほぼ同額ということで、運送業者にそのまま依頼することにしたのだが、
結局行き着くところは同じというのは不思議なもんで。
怪しそうな業者もいろいろある中で、見積もりがすぐ取れて確実そうな業者ということで見つけたのだが、思っていたより筋はよかったらしい。
エアコンの処分だが、当日の午前中に業者が来て取り外しをして、
その後、運送業者が引越の荷物と一緒にトラックに乗せていき、
エアコンは下ろさずに営業所に帰り、それから処分してくれるそうである。
今回はエアコンという取り外し・処分に注意を要するものなので特に依頼したが、
他にも運搬・処分が大変な不用品があれば同様に対応してくれそうな感じだった。
同じように営業所に持ち帰り処分するのだろう。
エアコンというのはフロン類の確実な処分が求められ、家電リサイクル法の対象品目である。
家電リサイクル法の対象品は、指定の搬入場所に持ち込めば、
家電リサイクル券(Panasonic製のエアコンの場合990円)だけで処分できる。
これに加えて運搬料を払えば、収集を依頼することもできる。
エアコン以外の対象品目、冷蔵庫・洗濯機・テレビであれば建物から引きずり出せば収集+リサイクルの依頼で対応するのも現実的である。
(このあたりのデカブツは運び出すのが大変という話はあるが)
ただ、エアコンはそうもいかないんですよね。
なぜならば取り外しがそれなりに難しいから。
エアコンの取り外し手順を間違えるとフロン類の回収ができず、環境にもよくない。
それなりに費用はかかるけど、それだけの意義があるものだと思っているので、今回は運送業者に依頼した通りである。
引越費用は現金払いということになったので銀行から引き出しておいた。
振込かな? と思ってたら「作業員に現金払いが一番安いですので」と言われたので。
特に拒む理由も無かったので、現金払いで見積もりを受け取った。
ごく短距離の引越で、荷物も大量ではないので、2人作業というところで値段が決まったみたいですね。
これに加えてエアコンの処分費ということで。