今日は午後半休だったのだが、家に帰ると日本郵便の不在連絡票が。
どうも簡易書留が来ていたらしい。そうですか。
郵便局に取りにいってもよいが、まだ郵便局に戻ってないかもしれない。
というので、「はこぽす」での受取登録してたから使うかと。
はこぽす は日本郵便の宅配ロッカーシステムで、多くは郵便局に設置されている。
PUDOの宅配ロッカーも はこぽす のシステムに組み込まれている。
うちの近所だとそれを加味しても郵便局併設の はこぽす が近いんだけど。
はこぽす の使い方は主に3つある。
1つ目が通販でそもそも はこぽす を送り先に指定する方法。
楽天市場、メルカリ、ヤフオクなどで使えるようだが。
2つ目が「ゆうパックのお届け予定のお知らせ」のメールで変更する方法。
配達時間帯の指定・変更には使っているが、それだけではないと。
3つ目が不在連絡票を受け取った郵便・荷物の受け取りに使う方法。
1つ目はよいのだが、あとの使い方は他人の郵便・荷物を横取りされては困るので、事前の確認手続きが必要になる。
以前、不在連絡票を受け取った郵便・荷物 を はこぽす で受け取れるとメリットがあると気づいた。
引越前の社宅は宅配ボックスがあったが、今はない。
ゆうパック の場合はお届け予定のお知らせを見て、在宅時間帯に合わせて来てもらうように変更する対応ができる。他の宅配便も同様。
しかし、これが難しいのが事前の通知がないものである。
レターパックプラス、書留郵便、ポスト投函が困難な ゆうパケット など。
こういうのは小さいので、はこぽす で受け取って持ち帰るのも容易。
自宅で受け取るよりも早く受け取れる可能性もある。
もちろん不在連絡票を持って ゆうゆう窓口 に行っても同じなのだが、
それが出来ないケースでも はこぽす は有用な可能性がある。
とはいえ事前の登録手続きはやや手間である。
MyPostに登録して、本人限定受取郵便を受け取るという形で認証が必要だから。
MyPostは重要な通知をインターネット経由で受け取れる仕組みだが、
あまりそういう活用例は多くないのが実情である。
はこぽす はMyPostのアカウントが住所・氏名の確認と紐付くことを活用したもので、
MyPostに登録して認証が完了すると「日本郵便 『はこぽす』(ロッカーサービス)登録完了のご連絡」という通知が届く。
この通知に不在連絡票を受け取った郵便・荷物をはこぽす受取にする申込みフォームへのリンクがある。
ここから申し込む形になる。(なので通常の再配達申込みとは異なる)
というわけで昼に帰宅してこのフォームから はこぽす での受取申込みと。
すると選べる はこぽす が郵便局併設の1つしかない。
これが最寄りの はこぽす なので、これだけ選べればよいのだが……
おかしいなと思い、後で調べたのだが 書留 の場合は郵便局・ローソン併設のはこぽすに限るという制約があったらしい。
管理上の問題だと思うのだが、そうするとかなり限られた存在である。
それ以外の郵便・荷物ならばPUDOも含めて大丈夫なはず。
あとは はこぽす への配達がいつ行われるかという話だが、
申込みの3時間後ぐらいに入庫の連絡があった。
配達担当者が郵便局に戻してから、はこぽす に配達するという形だと思うが、
担当郵便局併設の はこぽす なので配達頻度自体は多そうな感じはする。
で、こうすると用事から帰宅する足で取りに行けると。
入庫メールには パスワード と 問い合わせ番号 が書いてある。
パスワードを先に入力して、確認用に問い合わせ番号を入力すると受け取れる。
こういうのって受取用QRコードとか発行するもんじゃないの?
と思ったけど はこぽす にはそもそも読み取り機が付いてなかった。
パスワード7桁、確認用番号が11桁(荷物だと12桁)は正直面倒だが、
本人確認書類も印鑑(サイン)もなく、ゆうゆう窓口の行列とも無関係に、
入庫さえされていれば ゆうゆう窓口 が閉まっていても受け取れるのはメリットか。
なお、はこぽす の使い方の2つ目に書いた配達予定メールから変更する方法、
こちらの本人確認はMyPostとは別の手続きを行う必要がある。
こちらは簡易書留を受け取る形だが、MyPostで先に手続きが済んでいれば省略となっている。
なので、先にMyPostの登録をして、これが完了後に ゆうびんポータル→オプション設定で「e受取チョイス」の申込みをするとよい。
この記事を書くときに別途申込みが必要であることを知って、
なんで別々なんだよと思ったけど、確認手続きは一度で済むようになっていると。
郵便局・ローソン併設の はこぽす だけだと結局使えないよという話もありそう。
さっきも書いたように ゆうパック ならば配達時間帯の指定で済むことが多い。
はこぽす を使いたいのはそれができないケースだから、そうすると書留の割合が比較的多くなってしまう。
書留なのであまりいい加減なことはできないこともわかるのだが、
そうすると該当する はこぽす は全体にしてかなり限られたものになる。
ゆうゆう窓口 のある郵便局に併設されたものでは はこぽす のメリットが薄れてしまう。
(もちろん、ゆうゆう窓口の営業時間と無関係などのメリットもある)
というわけで微妙なところはあるのだが、一応役立つケースはあるということで。
登録手続きや受取時の手入力の多さなど、気になる点は多々あるが、
それでも はこぽす の設置場所が便利ならばそこそこ使い道はあるかなと。
でも、書留でこの設置状況だとそもそも使えない地域が多いんじゃないかなぁ。
郵便区内に1つもないケースだって多いでしょう。
というわけで僕にとっては悪くないけどねという話だった。