d NEOBANKとは?

この10月に住信SBIネット銀行がNTTドコモの子会社となった。

かつての親会社、住友信託銀行以外の保有する株式をNTTドコモが買収、

この中にはSBIホールディングス(設立以来ずっと少数株主だった)の持分も含んでいる。

その後、議決権を住友信託銀行とNTTドコモで半々にしている。


SBI側から見れば、これは金策という側面もかなりある。

それはSBI新生銀行の公的資金返済で相当なお金を使っていることはある。

ああ、そういえば7月末で公的資金は全部返済し終えたみたいで。

SBIグループとしては新生銀行を中心としたネットワークを作りたい一方、

住信SBIネット銀行はNEOBANKとして銀行サービスの外売りに手応えを感じている。

というわけでこれを売って金にしようとしたわけである。


というわけでこれをどうするかはNTTドコモの手腕によるわけだが、

とりあえず10月になって早々「d NEOBANK」というロゴに変わった。

NEOBANKというのは従来から住信SBIネット銀行全体で掲げていたもので、

提携先があるものは「JAL NEOBANK」「SBI証券NEOBANK」のように書いていた。

提携先のないもの、すなわち果物の名前の支店(フルーツ支店)はこういう言い方をしていなかったが、

今後はこういうものを「d NEOBANK」と呼んでいきたいようである。


もっとも僕はSBI証券の口座と同時に開設した口座がフルーツ支店なわけで、

「SBI証券NEOBANK」のような入り方だったんですけどね。

昔は会社全体がSBI証券NEOBANKみたいな銀行でしたからね。

今は昔かもしれないが、そういう利用者も多い銀行なんだよな。


今後はNTTドコモ自身のサービスと関連付けてフルーツ支店の口座が開設されることが増えるので

これを「d NEOBANK」と呼んでいこうということか。

だから何かあるのかというのはよくわからないんですけどね。

とりあえずこの10月時点ではロゴが変わったぐらいである。

ただ、そう遠くないうちに社名は変わりそうな気はするな。

株主からSBIが消えましたからね。ただ、銀行名が変わるってのはけっこう大きな話なんだよな。