とうとう大和路線から201系が去ったらしい。
これによりJR東日本・西日本が継承した201系はすべて引退となった。
この車両は多摩地域の人にとっては中央線快速で長年走ってきた印象が強いかもしれないが、
僕が来たときにはとっくにいない車両だったし、やはり環状線と大和路線の印象が強い。
まさか最後の活躍の場が大和路線になるとはねという感じはあるが。
JR西日本はこの車両をJR京都線・神戸線の各停で使用していた。
こちらが新車に置き換えられたことで、環状線にやってくることになった。
ところが7両編成を全部環状線の8両編成にしようとすると効率が悪い。
そこで8両と6両に組み替えることにして、6両は同様に車両の老朽化の問題のあった大和路線に来た。
環状線のオレンジ色は中央線快速と同じようなカラーだからよいが、
大和路線のウグイス色は201系にとって新色だったので話題になった。
一時は環状線の主力として目にすることも多かった車両である。
環状線を去ることになったきっかけは可動式ホーム柵取り付けである。
環状線は各駅へのホーム柵取り付けにともなって3ドアの車両に統一することを決定。
これに伴って3ドアの新車を購入、これで置き換えられることになった。
このとき環状線を走っていた201系の一部は2両捨てて大和路線へ。
このとき大和路線ではさらに古い103系が順次廃車となっている。
一時期、大和路線の各停に連日乗ることがあったのだけど、
その時代はまだ103系が多かった時代で、すごいガタガタ揺れるなぁと乗ってた記憶がある。
それに比べれば201系は乗り心地はよかったので、記憶に残っている。
そして大和路線を去るのも可動式ホーム柵である。
もちろん老朽化の問題があり、他路線から221系が大和路線他に集められている。
201系が去ると、大和路線は大和路快速以下全てがこの形式になっている。
これにより新今宮駅の大和路線ホームへのホーム柵取り付けが可能になるという。
大和路線ホームとはいうが、環状線と大和路線・阪和線を直通する列車も通るので、
大和路快速、関空・紀州路快速のホームというほうが実情にあってるかもしれない。
従来はここにJR難波発着の201系が入ることがあったが、それはやめますよということ。
新今宮駅は両側が線路で幅もそこまで広くないので安全面では重要でしょう。
そろそろ国鉄から継承した通勤電車も数が少なくなってきた。
今も通勤電車らしい使われ方をしているというと、
JR奈良線と仙石線で走っている205系だが、これはJRになってから製造されたのもある。
仙石線は置き換えの方針が出ており、すでに新車の導入が始まっているそう。
JR奈良線はわからないが221系で運転される各停もそれなりにあるので、
221系の集約が進めばいなくなるだろうが、まだ少しかかるかもしれない。
この奈良線の205系は阪和線で走ってた頃の青色のままで走っていて、
いかにも繋ぎという感じのつよい見た目になっている。
加古川線・播但線と筑肥線末端区間で走る103系ってのはあるけど、これは追いやられたやつ。
というわけでいろいろあったけどお役目を全うしたということで。
やっぱり各停まで全部221系なのは違和感はあるけど、
座席を取って環状線の混雑にも対応できるようにした車両ですので、それはそれでいいのかなとは思う。
結局、一番混むのは201系が入ってた各停より、大和路快速・区間快速だと思うので。