おなじみとなったバイクで走る京都

今日からしばらく関西行き、というのもシンデレラガールズのライブが大阪であるので。

バイクを持って行くか持って行かないか、どこに泊まるか、いろいろ考えた。

結果的にはバイクを持って こだま号 に乗って京都へ向かうところからスタートすることに。


京都駅八条口でバイクを組み立てるのは去年7月・11月に次ぐ3回目。

ちょうど昼頃だったので少し走ってレストランで昼食を食べて、

九条通から東山に入り、東山七条、京都国立博物館に到着。

バイクで来ると楽だよね。ちゃんと駐輪場もあるし。

今は平常展期間でやっぱりこの時期って言うと 雛人形 ですね。

でもやっぱり目を引かれるのは焼き物だよなぁ。

「御室仁清窯跡出土陶片」という試行錯誤の跡も並べて展示されていて、

各地の焼き物を研究した先に京焼ってのはあったんだなぁと気づく。

逆にこちらは見てもさっぱりだったのが刀剣についての展示だが、

そこで1部屋に1口だけドンと置かれていたのは重要文化財に指定されながら長年行方不明だったものらしい。

行方不明の重要文化財のうち半分以上が刀剣なんですね。個人蔵のものが多いのもあるのかも。

所在不明文化財(国指定)の内訳 (文化庁)

社寺所有が多いであろう彫刻は盗難により不明というのが多いけど、刀剣は所有者の行方がわからず不明というのが多いようだ。


さて、博物館を出て東山通を北に進む。五条坂→祇園では山科からのバスのおしりを走り、

祇園→東山仁王門では市バスのおしりを走り……

これをバイクでもバスと同じスピードで走れるとみるか、バイクもバスと同じスピードしか出ないとみるべきか。

そんなこんなで岡崎公園に到着、京都国立近代美術館の駐輪場にバイクを停める。


残念ながら今は企画展は展示替えの時期でお休みなのだ。

前回の黒田辰秋展はギリギリ間に合わず。

ただ、それにちなんだコレクション展の特集はみどころは多かったが。

ありとあらゆる工芸が集まる京都だからこそですよね。

1階の無料エリアで「リング・リング・ロング」と書かれていて、

美術館デビュー応援企画、というが主に子供向けの企画である。

ただ、ここまで気づいてなかったのだが、この1階の壁はリチャード・ロング氏が泥を混ぜた絵の具でその場で描いたものだったらしい。

ああ、言われて見ればなるほどという感じだけど、知らないと謎だよね。

コレクションの最たるものだが、何十回と来ていても知らないことは多いのである。


帰りは川端通を下っていく。川端はバスのケツを走らなくて済むので……

そのまま下ると師団街道に入り、名神高速が見えてきたところで曲がり、

走って行くと竹田駅にたどり着く。ここから近鉄に乗る。

今回は荷物をずっと背負って走ってたが、京都駅以外から近鉄に乗ることを想定してのこと。

竹田駅は地下鉄の駅として管理されているので「地下鉄に乗るっ」のポスターもあるが、乗るのは近鉄である。

次は奈良行き急行か……西大寺での乗換が煩わしいなと思ってたら、

やってきたのは京都市の車両、すなわち烏丸線からの奈良行き急行だった。

そういえば烏丸線直通の急行は朝夕の運転になったんだったな。かなり利用者は多かった。

やっぱり通勤・通学となれば烏丸線直通のニーズは多いんだな。昼間に走ってた頃はさっぱりだったが。


ただ、奈良行きの急行がハズレだったように目的地は奈良やそれより手前ではない。

降りたのは郡山、古い城下町で市街地の道路は細くて大変。

自転車サイズの特定原付ならそんな苦労はないが……いやそれでも細いけど。

(ちなみに奈良県の一方通行規制は車マーク、すなわち自動車(二輪を除く)であることが多いので、特定原付でなくてもバイクは規制対象外である)

市街地を抜けてロードサイドのホテルに到着、ここに日曜まで滞在する。

駐輪場があって、貸自転車が並んでいる中にちょこんと停めておいた。


それにしても今日は本当に寒かった。想定より寒かったなぁ。明日からどうかね。

いろいろトラブルもあって、かなり手痛いものもあったんだけど、

とりあえず無事に旅行は続けられそうなのでそこはなんとか。