バイクのパンク修理をする

2月は30日はないので、イオンでは26日・27日がお客さま感謝デー、

ということで仕事から帰ってきて、イオンモールまで買い物に行くかー、

とバイクを出して走るとタイヤが石を噛んだような音がする。

でも、少し走っても取れる気配がないので、なにが起きてるんだとタイヤに手を沿わすと、

なんかひっかかってると取ると画鋲だった。タイヤに画鋲が刺さればパンクである。

というわけですぐに家に引き返した。


原因となった画鋲だが、玄関周りで作業をしていたときに見失ったような気がしていた画鋲である。

さて、どうしたものか。冷蔵庫の中身は今日どうしても買い物にいかなければならないほどではない。

しかし、ずっとパンクしっぱなしでよいわけは当然無い。

そこで思い出したが、自転車同様にチューブにパッチを貼れば応急手当できるじゃないかと。

後輪だと面倒だと思ったが、パッチを貼るだけなら前輪も後輪も大差ない。

そんなわけで自転車のパンク修理キットとゴムハンマーと空気入れを持って作業に着手した。

基本的に自転車と同じ道具でよい。というかこのバイクは自転車用のタイヤとチューブを使っているのである。

修理キットのタイヤレバーで外す。プラスチック製でチューブにやさしい。

一般的な自転車と異なりスポークにひっかけられないので、ここが不便だったが。

まぁ指も上手く使って外して、チューブを引っ張り出して、

水を張ったタライでパンク位置を特定して、ゴムのり塗って、パッチを貼って叩いて、戻して。


これでよいかと思ったのだが、往復するうちに空気圧が下がってるような。

うーん、何かうまくいっていないようだ。

やっぱりパッチを貼ったチューブってのは信頼性の面で気になるよなぁ。

チューブ交換に勝るパンク修理はないかと、チューブ交換を決意。

こういうとき頼りになるのがヨドバシドットコムである。

いろいろ探して米式バルブの16inch用のタイヤチューブを購入した。チューブそのものは1000円弱である。

一応は自転車用のチューブで、実は自転車で一般的な英式バルブのチューブも寸法は全く同じらしい。

その気になればママチャリを米式バルブにすることもできるらしい。空気が漏れにくくていいかも。


ただ、元々は後輪はバルブが外に曲がったタイプのものを使っていた。

真っ直ぐだとインホイールモーターとの隙間が狭く、空気入れが難しいからである。

ただ、そういうのは容易に入手できず、一般的な真っ直ぐバルブが生えたものを購入することに。

それでもなんとか空気入れはできるだろうという見立てである。

とにかく重要なのは即納であることである。


そんなわけで、今日届いたのでチューブ交換をすることに。

後輪のタイヤを外すのは自転車だと大変だが、電動バイクも……やっぱり大変である。

インホイールモーターの入った後輪ってどうやって外すのかと思うかも知れないが、

ソケットで後輪につながるケーブルを脱着できるようになっている。

これを外してケーブルを固定するタイラップを切ればタイヤだけ外せる。

で、タイヤが固定されているボルトを外すわけだが……

17mmのボックスレンチがはまらないのだが……

19mmのボックスレンチだと緩い、片側はそれでも外れたが。


外れた一方のナットを持ち戻って定規を当てるとだいたい17mm、なのにはまらない。

変だなぁと思ったが、どうしょうもないわけで自転車でホームセンターへ。

売場を見る中で原因が判明したのだが、どうもインチネジのようである。

後で調べたら11/16inch(=17.5mm)ってスパナが世の中にはあるらしい。

ただ、店には置いてなくて、ナットがはまって一番近いのは18mmだった。

というわけでそれを買って。固くて力は要るが、じっくり回して外れた。

ただ、これだけではタイヤは外れず、泥よけを外して、

それでも外れないので何が邪魔してるのかと思ったらブレーキキャリパーだった。

そうか、結局はブレーキも外さないとならんのか。


そんなのでタイヤを外すには苦労したが、タイヤを外してしまえばあとは自転車と同じである。

タイヤレバーでタイヤを外して、チューブを引っ張り出す。

パッチが一部剥がれていて、やっぱりパッチの貼り方がまずかったらしい。

ともあれチューブ交換してしまえばそういう弱い部分もなくなりますからね。

少し空気を入れて、新しいチューブをはめ込んで、タイヤレバーでタイヤを付け直して、

これでタイヤをシャーシに付け直す。これがけっこうきつくて大変だった。

いろいろ外したものを戻して、ブレーキ調整も改めて必要でこれは面倒だったが、

全部組み上がったら本格的にタイヤに空気を入れて……

やっぱりバルブが真っ直ぐになると空気入れが取り付けにくいとは思ったが、

それでも空気入れができないわけはなく、しっかり空気を入れて完成。


というわけで、落下した画鋲を踏むというポカをやらかしたわけだが、

無事になんとか修理することが出来た。いやーやっぱり大変だわ。

パンク修理はともかく、将来的にはタイヤ交換はあるかもと思ってたので、

そういうことも意識してはいたけど、それを1年も経たないうちにやることになるとは。

概ね自転車のやり方でよいものの、一般的な自転車とは異なる部分もあるのは確か。

それにしてもスパナが合わなかったのはバイクにしても普通はないことだと思うが。


ちなみに電動キックボードの場合はソリッドタイヤを使っているものも多い。

この場合は空気入れもしないし、パンクすることもないわけである。

重いという欠点も小さなタイヤなら問題になりにくいか。

ただ、タイヤ自体がすり減りやすいとは思うんですよね。

タイヤの径も小さいのでなおさらだと思うんだけど。

それでいざ交換するとなればチューブタイヤよりだいぶ大変なはず。

一方でこのバイクは自転車用の部品を使っているので入手性がよい。

米式バルブのチューブは一般的とは言えないかも知れないが、

マウンテンバイクなどある種の自転車では使われているので、ヨドバシで即納だったと。

交換手順も面倒ではあるけど、どうしょうもないほど大変ではない。

パンクのリスクはあるが、結局長く使えるのはチューブタイヤだと思うけど、どうだろうかね。