蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの3rdライブツアーが完結して、
アップロードされていた2枚目の写真を見て誰だこれ? となった。
確認したところ、瑞河女子高等学校スクールアイドル部の桂城泉を演じる 進藤あまねさんだったらしい。
「えっ!? あまねす」と思ったのだけど、知らなかったから驚いたのもあるけど、
進藤あまねさんとラブライブ!と言えば、いろいろなエピソードがあり……
幼稚園からアニメを観ていて特にアイドルアニメが好きだったのですが、小学2年で『ラブライブ!』に出会い、特番で声優さんがパフォーマンスするのを観て心を奪われました。そこで先輩の三森すずこさんを知り、私も三森さんみたいな声優になりたい!と思ったのがきっかけです。
声優を目指すきっかけであり、響のオーディションを受けるきっかけでもある。
三森さんの名前が出ているのは事務所の先輩だからである。
それでスクールアイドルの役をやるばかりか、それでステージに立つとはね。
とはいえ、これはライバルのスクールアイドルである。
考えようによってはラブライブ!シリーズの主人公には絶対になれないとも言える。
まさかステージに立つようなスクールアイドルの役をやった人が他の役をやるわけにもいかないでしょう。
そんなことを書いたのは昨年12月に発売された「声優ラジオのウラオモテ #12」を読んだからなんだが。
この巻のスタートはプリティアのオーディションを受けるとなったところから始まる。
由美子が声優を目指すきっかけがプリティアでこのことは1巻から散々出てきている。
現実世界のプリキュアシリーズがモチーフであろう。
由美子の母が「歌種やすみはいつかプリティアになる声優です」と千佳の母に言い放つのはTVアニメでもあった印象的なセリフである。
声優として目指すべき大きな目標として挙げられたものである。
#11の最後がプリティアのオーディション資料を渡されるところで、
もうこれで完結でよかったんじゃないかと思ったが、そう単純な話でもなかった。
この巻で終始話題となったのがプリティアのキャスティングの不文律である。
「『魔法使いプリティア』に、二度出演した声優は存在しない」ということで、
それは主人公であるプリティアに限らず、脇役でも二度はないという。
ところが由美子はプリティアに立ち向かう悪役としてのオファーを受ける。
そんな役をやったらもう決してプリティアにはキャスティングされないだろうと。
このオファーを受けるということは、憧れのプリティアシリーズへの出演である一方、
プリティアに決してなれない声優となるということでもあるので大きな葛藤として描かれるのである。
もっとも不文律というのは破られることもあるかもしれないのだけど。
キャスティングの不文律というのはなんぼでもある話だと思うが、
アイドルマスターシリーズとラブライブ!シリーズで主要な出演者が重ならないという話がある。
このことが殊更クローズアップされたのは一昨年12月の「異次元フェス アイドルマスター ラブライブ!歌合戦」のとき。
当然、アイマス側とラブライブ!側を行き来する人はいなかったのだが。
アイマスもラブライブ!もかなりの人数の女性声優が関わっている。
女性キャラクタが大勢いる作品だとアイマスやラブライブ!で見る名前がいないことはまずないと言っていいほど。
にも関わらず、アイマスとラブライブ!は被っていないのだという。
これは不文律なのではないかという話である。まぁ確かにね。
もっとも出演者の全てが被っていないわけではない。
穂乃果のクラスメイトでμ’sにいろいろ協力していた ヒデコ、フミコ、ミカの3人、ヒフミトリオと呼ばれてるが、
この3人を演じるのはいずれもアイドルマスターシンデレラガールズの出演者である。
言うてスクールアイドルではないからねというかもしれないけど、
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のアニメで他校のスクールアイドルとして出てくるのはアイマスの出演者がけっこういる。
それだけアイマスに関わっている女性声優が多いのだから不思議はないのだが。
今のところステージに上がるような人が重複しているという話はないが、
何があって破られるかわからない。回避し続けるのは難しいだろうから。
でも、何でも憧れの作品に出演できるのは名誉あることですよね。
主人公でなくてもある部分においてキーマンならなおさらである。
桂城泉っていうのはそういうスクールアイドルだったのでは?
ステージでのパフォーマンス含めて強大なライバルを演じるのは誰にでもできることではない。
それがまさか あまねす とはね。Morfonicaのボーカルってのは大きかったんだろうな。