Cities:Skyline IIで遊ぶ

ニコニコ動画を見ていたときにCities:Skylines II(CS2)が気になった。

都市シミュレーションゲームで、前作のCities:Skylineの続編として2023年に発売された。

当初はいろいろ問題も多かったようだが、1年経ってこなれてきたか?


ただ、要求スペックがえらく高いんですよね。

画質など下げてなんとかなるなら……と思ったがお試しできないもんかね。

調べたところ、Xbox Game Passというゲームのサブスクリプションサービスがある。

Xboxとなっているが、Microsoftのゲームプラットフォームと考えればよく、

PC Game PassというのはWindows PCでプレイするゲームが対象である。

最初の15日は150円、以後は月990円だが、最初に試すだけなら安い。

で、気に入れば買い切りで買えばよくて、会員である間に買えば2割引で4680円、

一旦会員になって買った方が総額では安いと。


遊んでみて思ったのはこのゲーム、描画が重いのではなく、シミュレーションが重いのではないかということ。

というのも最速でもゲーム内の1時間進むのに2分ぐらいかかるんですよね。

1日進むことが1ヶ月に相当するので、1ヶ月進むのに実時間で48分かかる。

ゲーム内の1年は10時間ぐらいかかるという計算になる。

これが計算能力の問題なのかは定かではないところもある。

ただ、計算能力の問題だとすると人口2万人程度でこれというのは先が思いやられる。

ゲーム内時間が進まないと税収が入ってこないし、規模が小さいと建てられる施設が限られる。

規模がある程度大きくなるまでは苦行だが、規模が大きくなるとゲームが進まないのも苦行である。


このゲームは交通渋滞で破綻することが多いようである。

都市シミュレーションゲームではありがちな話だが、これが深刻な話で、

救急車・ごみ収集車などの車も全てシミュレーション対象に入っていて、

これらのサービスが道路渋滞により提供できなくなり破綻していくのである。

細々とこれらのサービスを提供する公共施設を建てればよいのだが、

面積がわりと大きいので公共施設を細々置いて対応するのも限度がある。


そんな中で交通渋滞の原因の1つとして横断する歩行者というのがある。

このため歩道橋を作って、横断歩道を撤去するというのが効果的だが、

歩道橋を作るのもけっこう大変で、それがスロープを設置する必要があるから。

階段でコンパクトに上がる方法はないのである。

一般的な道路の場合+6.25mの高さで越えられるらしい。

2.5m刻みで動かせるのでEL+7.5mを基本にしているが、

この高さまで真っ直ぐ上がると7マスぐらい必要だったかな。

交差点付近で3マス角ぐらいの空間にEL+5mの地点を経由してクネクネ曲げながら入れている。

地下道という方法もあるが、これも同じようにスロープを作る必要がある。

それでも無謀横断するものが出てくるので、いろいろ工夫が必要である。

非公式の拡張とかで階段もあるらしいけど、歩道橋が必要なのを知ってるなら最初から用意しておいてくれという話である。


というわけで楽しい部分もあるけど、苦行になってしまう部分も多いというのが悩み所である。

SimCityは各種インフラはわりとどんぶり勘定みたいなところがあり、

そんな細かいところまでやらなくてもそれなりには回るものだけど、

CS2はかなり細かい部分まで気を配らないと市民の生活が成り立たなくなる。

そこを目の届く範囲に納めようという考えもあるが、

それではあまり立派なものは置けないわけで、いろいろ制約がある。

いずれにせよ思うように行かない部分が多いので、さて買うかどうか。

15日のお試し期間中に決めなければ。