JALの株主優待券が届いてラクマで売ることに。
取引価格を見て、こんなに安いのか……と思いつつも、自分で持っていても仕方ない。
わりとすぐに売れてしまったので発送することにしたのだが、
63円のミニレターの在庫を掃きたいなと思い、ミニレターで送ることに。
もちろん20円+2円貼り足して新料金の85円に合わせている。
ミニレターは本来、便箋部分に書いて折りたたんで送るというもの。
あて名も手書きが一般的だと思うが、転記ミスも心配である。
とはいえ、一般的な封筒と違ってプリンターで直接印刷するのも難しい。
というわけであて名・差出人を印刷した紙を貼って送ることに。
送った後、そういえば内国郵便約款で字の大きさってどう規定されているんだろうと気になった。
送ってから規定外と気づいても仕方ないのだが、今後のために調べておこう。
内国郵便約款(別記1)に郵便番号の記載方法としてあて名の書き方が書かれている。
手書きの場合は番号枠に沿って書くし、印刷でもこの枠に入れてもよいが、
印刷の場合はあて名の1行目に全角数字で記号など付けず「172-8799」のように記載するのが基本である。
この郵便番号の字の大きさだが縦2.4~6.0mm、縦横比1.2以上となっている。
意外と小さくていいんだな。1ptは0.35mmなので7~17ptを選べばよい。
ただ、意外に広くないといけないのが行間である。
郵便番号とあて名の間は2mm以上開けることとなっている。
郵便番号を10ptで書くとすると、0.6行分の行間を空けなければならない。
郵便番号を精度よく読み取るにはそれだけ開けて欲しいと。
あと、郵便番号・あて名を記載するにあたって確保する余白が、
郵便番号枠の下10mm、封筒を縦に置く場合の下10mm、左10mm、右15mmで、
なおかつ切手・料額印面部分として35mm×70mmとなっている。
ミニレターの折りたたみ後の寸法は 16.4cm×9.2cmである。
今回、切手を縦に並べているので、料額印面の下はほぼ使えない。
ということは短辺9.2cmのうち、左35mm、右15mmを空けにするので、
結果としてあて名を書ける領域の幅はわずか42mmしかない計算となる。
全体を横向きに使えば、わりと広々と書けそうだが、ミニレターを横向きで宛名書きする人っているのかな?
ルール的には問題ないが、かなり違和感はある。
この規定を逸脱したからといって配達できなくなることは考えにくいが。
言われてみればもう少し行間を空けてもよかったのかなとは思ったけど。
左右の余白は満額は取れてないけど、ほぼ条件は満たしてそう。
これを見て気になったこともいくつかある。
1つは定形で郵便番号枠なしで手書きという想定がないこと。
昔、番号枠も何もない絵はがきをもらって使ったことがあったのだが、
絵はがきを横にして、上に「郵便はがき」と書いて、
左半分に文章、右半分にワープロのルールに準じて1行目に郵便番号……と横書きした。
ただ、こういう書き方は規定されていないようである。
郵便番号枠がある場合、手書きで横向きで使う場合も、郵便番号は郵便番号枠に書くルールになっている。
(郵便番号は横倒しになるが、それでもこれが正しい書き方である)
番号枠があればそうだけど、番号枠ないんだから、これだと思うのだけど。
もう1つは定形外郵便でワープロで記載する場合のルールで、
これは定形と同様と一見問題はなさそうだが、さっきの字のサイズには上限もある。
レターパック(定形外郵便の一種)を送るときに、あて名ラベルを貼って送ることもある。
郵便番号枠は使わず、あて先の枠にぽつんと定形同様のラベルを貼ればOKである。
でも、あんなに大きな枠なので、大きな字体で書いてもかまわないように思える。
しかし、内国郵便約款に従えば、字の大きさは6mmまでとなっている。
大きい分に問題になることはないでしょうけどね。
85円のミニレターは果たして仕入れるべきかね。
でも、サイズさえ満たせば、こんな風に送付に使えるわけだし、
定形の110円に比べて安く、封筒も不要となれば、だいぶお得ではある。
プリンターで直印刷はできないけど、紙に刷って貼るのもそんなに悪くない。
まだ63円のミニレターは2枚残っているので、それがなくなりそうになったら考えますかね。