今日は弟がやってくるということで特に出かけず。
明日以降は連日バイクを使ってお出かけということではあるが。
今日もお出かけするにはよさそうな天気ではありましたけどね。
旅行中には列車・バスでの移動時間で読書をすることが多い。
前にコイン還元キャンペーンをやっていたときにBOOK☆WALKERで買った本を読んでいて、
予想通り面白い本を引けていると楽しい。
試し読みもしながらいろいろ探してるんですけどね。
そんな中で気になっていたことがあり、それがBOOK☆WALKERの分類の「新文芸」である。
新文芸があるなら旧文芸があるのかとも思ってしまうが。
BOOK☆WALKERはKADOKAWAグループが経営していることもあり、
数ある電子書籍プラットフォームの中でもライトノベルの売上が多いことで知られる。
一般的には漫画が売上の多くを占めるが、小説はなかなか電子書籍で売りにくいようだが、
社内外のライトノベルレーベルとの連携や試し読みの充実で売れやすいようだ。
そんなBOOK☆WALKERの一ジャンルとして存在するのが「新文芸」である。
よくわからないので調べてみたのだが、これライトノベルですね。
ただ、売り方の違いがあり、小説の世界で言うところの単行本として売られている点が異なる。
一般的なライトノベルレーベルではいきなり文庫本として発売されている。
文庫であっても本来の意味としては単行本なのだが、そう呼ばれないことが多い。
そうではなくB6判などで出版されるライトノベルを新文芸と呼んでいるようである。
で、思い出したのだ。過去にそういう本買ったことあるなと。紙の本である。
バンドリプロジェクトの初期に作られた小説である。
アニメやゲームで描かれたPoppin’Partyとは設定面で異なる点が多々あるので、今読んでも……という感はある。
確かにこのページで見ると「新文芸」という分類になっている。
後にこの本は文庫化され電撃文庫から発売されている。
こうなると分類は「ライトノベル」となり、BOOK☆WALKERでもこちらの電子書籍が現在販売されているため「ラノベ」区分で登録されている。
だから、実態としては同じ分類であると言える。
他の電子書籍ストアだとライトノベルの中に包含されているわけだし、
BOOK☆WALKERにしても大分類としては「ラノベ・新文芸」である。
しかし、BOOK☆WALKERではその中でも明確な区分を設けているようだ。
調べてみると元々カドカワBOOKSはWeb小説の書籍化を主眼に置いて作られたらしい。
WEBの才能が集結した新たな形の小説レーベル≪カドカワBOOKS≫の創刊が発表! (PRTIMES)
実際、僕が読んでいた本も元はWeb小説だったことが書かれていて、そうなのかと。
新文芸というのは戦略的な意味合いがあって導入された概念であることが読み取れる。
本が大きい分、価格帯が高いというのはあるかもしれない。
電子書籍にとっては本の大きさは関係ないけど。
正直なところ区分する理由はよくわからないんだけど、出版社側にはいろいろ考えもあるのだろう。
他の出版社でも似たような取り組みは行われているようだから、
業界ガリバーのKADOKAWAのやっていることにはそれなりの合理性はあるのだろう。
僕にはこの違いがさっぱりわからんが。