横浜まで川崎市内縦断の度

前々から思っていることなのだが、

神奈川県内で川崎市だけは南から北までそんなに遠い気はしないけど、

それ以外、例えば横浜市となると一気に遠くなった気がする。

これは鉄道で行く場合に東京都心経由にならざるを得ないケースが多いのはある。

そんなに川崎市内と違うかという気もするが、昔から自転車で届く距離だったので……


というところで思ったのである。電動のバイクならスルッと行けてしまうのでは? と。

来月、ANIMAX MUSIX 2024 FALLが横浜アリーナで行われる。

港北区なら川崎市内を抜けて直線的に行けるんじゃないか。

そんなことを考えてルート検索してみたのだが、

自転車モードで検索すると複雑奇怪なルートを出してきて、これはさすがに走れんと、

Google Mapsの自転車モードでの検索だと高低差をかなり意識して出してくれるが、

高低差を意識しすぎるがあまり意味不明なルートを出してくるので、

その近くで幹線道路に振り直してYahoo!カーナビにルート登録しておいた。

Yahoo!地図アプリにもナビ機能があり、自転車設定で活用しているのだが、

Yahoo!カーナビは自動車前提とはなるが、ルートを登録できるんですね。


とはいえ、実際走ってどうなのかとか、事前に試しておかないとな。

というわけで試走してみたのだった。

まず多摩川をどこで渡るかというのはあるが、登戸駅付近で渡ることに。

ここから長い川崎市内の旅が始まる。いや、本当に思ったより長かった。

登戸駅~新城駅ではほぼ南武線に平行する形で走る。

標識で「溝口駅」という表記がかなり見られたが、駅名表記としては「溝の口」なんですよね。

周辺の町名は溝口なのでこちらの方が自然と考えたのかもしれないけど。

多摩区・高津区・中原区と区界を踏んでいく。

新城駅付近で南武線から離れて、尻手黒川道路沿いを走って行くと、

道路沿いに電車の頭がずらり。東急の元住吉車庫だったらしい。すごい見た目だな。

しばらく走っていくと幸区に入り鶴見川を渡ってやっと横浜市に入る。

横浜市に入ればもうすぐと思ったけど、案外あって30分ぐらい走って横浜アリーナ付近に到着。

駐輪場の確認などして、なんとかなりそうだなと電池交換して再出発した。


電池も持つし、そんなに苦しいところもなかったのだけど、想像よりも時間を要するのが難点である。

駅との往来に徒歩・自転車など使うオーバーヘッドを考慮すれば、

元々電車とトントンぐらいに収まるかな? ぐらいの想定だった。

ただ、その想定よりも30分ぐらいは余計にかかった印象である。

Yahoo!カーナビの測定値からすると平均時速14kmほどだったらしい。

ほぼ20km/hに貼り付いて走れていた印象なのだけど、信号待ちとかあるとそんなものなのか。

あとこの車で1日で走行した距離としては最高記録だろうな。

さすがにこんなにかかると途中で休憩を挟むべきだったかと思ったが、

実際にANIMAX MUSIXとの往来に使うなら、往路は昼食、復路は夕食で寄り道するだろうから、それは問題ないか。


見ての通り、今回の走行区間のほとんどは川崎市内である。

およそ15km、平均速度からしてわかる通り1時間は川崎市内である。

高低差を考えると川崎市内で近づけるところまで近づくとお得だったようだ。

どこから横浜市に入るかというのは様々な選択肢があり、

生田緑地付近から港北ニュータウンへ入るルートも選択肢にあり、これだと横浜市内の走行区間が長くなる。

ただし、アップダウンが激しいため電池消費や走行の難しさがあると見た。

結果としては川崎市内を走れるだけ走るというルートになったわけだが、

まさか川崎市の7行政区のうち4行政区を1日で踏むことになるとは思わなかった。


というわけでそんなうまい話はないというオチだった。

横浜市でも青葉区とかだとバイクで劇的に近いだろうけど、そんな用事はなかなかないよな。

とはいえ、時間がかかる以外の問題はあまりないことがわかったので、

実際にこのルートを使うかも知れない。11月下旬だと寒いなとは思うが。