d払いタッチはd払い(iD)の後継という側面が強いねという話を書いた。
d払いタッチの目的
このときこんなことを書いた。
d払い(iD)のときはiDアプリを介して設定をしていたので、iPhoneに対応できなかったのだろう。
d払いタッチになってVisaバーチャルカードをGoogle Payに設定する形になり、
iPhoneとiDの組み合わせというのはApple Payで存在してはいるので、
もしかすると今後、iPhoneに対応することもあるのかもしれないが。
この記事を書くときに調べて初めて知ったのだが、
メルペイのiD決済について、AndroidではiDアプリを介して設定するのだが、
iPhoneではApple Payを使って設定しているようである。
そして、そのApple Payに表示されるカードにはMastercardのマークが。
ただし、Mastercard Contactlessとして使用することはできず、
あくまでもiDとしてのみ使用することができるのだが。
このMastercardというのは、おそらくメルペイバーチャルカードのことだろう。
メルペイでiD決済が導入されたのは2019年2月のサービス開始時のこと。
当初はiPhoneで先行導入されて、後にAndroidで導入されたという流れ。
翌月にコード決済、その翌月に翌月払い(後のメルペイスマート払い)を導入している。
その後、2021年3月にバーチャルカードを導入した。
Mastercardのカード番号が表示され、インターネットの加盟店で利用できるというもの。
バーチャルカードで決済するとメルペイスマート払いの利用して扱われる。
実はこのカード番号はApple Payへの登録のために元々存在していて、
そのものを利用できる様に仕組みを整えたってことなんだなと想像できる。
というわけで、これが冒頭に書いたことにつながっている。
iPhoneにiDを設定するにはApple Pay経由で設定するしかない。
で、そのApple Payに登録するにはカード番号が必要であると。
AndroidはiDアプリで登録する方法とGoogle Payで登録する方法、
どちらでもよいが、後者の場合はApple Pay同様にカード番号が必要と。
で、d払いタッチはVisaカード番号を発行する方法を選んだ。
この方法であればAndroid・iPhone両対応にできる可能性があると。
じゃあ、なぜ最初からiPhone対応しなかったのか。
これはようわからん。