新しいターミナルビルの歩き方

関西空港 第1ターミナルビルの国際線出発エリアのリニューアルが完了し、

新しい制限エリアの構造がだいたい見えてきた。

ちょうどフロアマップによくわかる地図があった。

第1ターミナルビル 案内図 (関西国際空港)


関空T1リノベーションの大きなところは国内線エリアを縮小し、

国際線エリアを60%拡大するというところにある。

従来はT1中央に国内線、南北に国際線という配置になっていて、

国際線出発は本館3階(国内線出発エリアの上)に免税店などあって、

南北の搭乗口へ向かうときにはウイングシャトルで移動する形になっていた。

この国内線エリアというのが関空の実際の需要に対して広かったので、

南ウイングの一部を国内線エリアにして、かつての国内線エリアは国際線エリアに転用したわけである。


この結果、従来の国内線保安検査場あるいは手荷物受取のところが、

出国審査を抜けた国際線出発客が通るウォークスルー免税店になっている。

ここを通り抜けると従来の国内線ゲートエリアに到着する。

ここにある出発ゲートはそのまま徒歩で搭乗することとなる。

図を見ると15~24番ゲートと104・105番のバスゲートがこれにあたる。

北ウイングの1~14番ゲートについては3階に上がりウイングシャトルに誘導される形になっているが、

15番ゲートの先には14番ゲートがあるわけで、そのまま2階を歩き続けても到着できる。

また、バスゲート101~103番は3階に接続されているとあるので、

ウイングシャトルの階に上がって少し歩いてまた下がる形になる。

元国際線のバスゲートの構造上の問題だと思うが面倒である。

これまでの関空の歴史をみてもバスゲートの使用機会は限定的なので104・105番でほぼ足りるのでは?


一方の南ウイングである。

国内線についてはムービングウォークの取り付けられた通路を通り、

南ウイングの付け根部分の増築部に到着して、24~27番・38~41番ゲートと

211番・222番のバスゲートへ向かう。

国内線で利用できるゲート数は改築前は最大9、改築後は最大8となる。

38・39番ゲートは特に遠いって聞きますね。

で、国際線がどうなっているのかという話なのだが、

27~37番ゲートは従来通りウイングシャトルで移動する形になる。

そして25・26番ゲートについては国内線エリアに囲まれた国際線エリアがあり、

ここへは一旦3階に上がって2階へ降りるという面倒な形になっている。


さっきの説明で国内線と国際線の両方で出てきたゲート番号がある。

24~27番ゲートの4つは国内線と国際線の両方で使える。

国際線からすると24番は中央部の南端、27番は南ウイングの北端、

ということでここは自然に国内線・国際線の両方からアクセス出来る。

一方で25・26番についてはそうもいかないので、結果として

国際線(~24)・国内線(24・25)・国際線(25・26)・国内線(26・27)・国際線(27~)

という形で国内線エリアと国際線エリアを交互に並べた形になっている。

とはいえ、実際に25・26番を国際線エリアとして使う気があるのかはよくわからない。

国内線にとってはもっとも歩く距離が少なく済むゲートであり、

国際線にとっては距離の割には煩雑なゲートである。


旧来の構造をできるだけ活用しながら、国際線エリアと国内線エリアを入れ換えるということで、

いろいろ知恵を絞った結果なのだと思うが、けっこう面倒なところはある。

国際線について言えばウイングシャトルを利用せず平面移動で済むゲートはだいぶ楽になりますけどね。

国内線は追いやられた感は強いけど、元々これぐらい歩く(ムービングウォーク含む)ゲートも存在したのは確か。

さすがに38・39番ゲートは今までにない遠さではあるけど。


まだT1リノベーションは途中段階で、

今後、国際線保安検査場の改築、国際線ラウンジの再配置が行われる。

これが2025年の春、夢洲での博覧会が始まる頃である。

これでとりあえずは完成となるようだ。

ただ、この国際線出発エリアの完成で1つ大きな山場は越えたのかなという感じはする。

混雑解消という点では保安検査場の改築はキーポイントではあるけど、


ちょうど新型コロナウイルス騒動で空港の利用者が減った時期と工期が被って、

よかった面もあるけど、今はもうすでに利用者多いですからね。

関空は中国発の利用者が多かったのでやや鈍いところはあるが、

それでも工事で狭くなったところで混雑を引き起こしたりあるようだ。

とりあえず予定通り進んでいるようでなにより。