近所のファミリーマートにファミロッカーが設置されていて驚いた。
南関東でしか展開されていないので全国的にはレアだと思うが、
南関東では一気に展開しているようである。
というわけで、あえてラクマの発送をファミロッカーでやってみた。
あえて というのはスマリボックスのあるローソンの方が近いからだけど。
とはいえ、ファミロッカーはさらに多機能である。
日本郵便は ゆうパケット・ゆうパック でゆうプリタッチ相当の発送機能を備え、
なおかつ はこぽす相当の荷物・書留郵便受取に対応している。
ヤマト運輸は ネコポス・宅急便コンパクト・宅急便の発送に対応し、
コンビニ受取とした荷物の受取に対応している。
Amazonについてもコンビニ受取とした荷物の受取に対応している。
元々ファミリーマートでは一部店舗にメルカリポストを設置していたが、
メルカリのネコポス・宅急便コンパクトの発送の機能を包含していることもあり、
メルカリポストを撤去してファミロッカーに置き換えた店も多いという。
実際、薄物の荷物を発送する場合の手順はほぼ同じである。
今回はゆうパケットだったが、QRコードをロッカーの読取り部に見せると、
タッチパネルで数点確認があって、ラベルが印字される。
ラベルを貼ってからロッカーに入れる点はPUDOステーションとの違いである。
ラベルの寸法感はメルカリポストとほぼ同じ感じだしね。
投函口はポストのようになっているので、薄物荷物は各社1箱ずつに集めるようになっているのではないか。
荷物を入れたらフタを閉じておしまいと。
控えは発行されないので印字されたラベルは全て貼るようにと指示がある。
なぜファミリーマートはファミロッカーという自社運営のロッカーを作ったか。
これは単純な話で荷物に関わる店員の手間が大きいためだという。
荷物の発送に限れば、メルカリポストである程度カバーできた。
しかし、荷物の受取の手間を削減することは難しかった。
店の内外にAmazon・はこぽす・PUDOなどのロッカーを設置してある店もあるが、
発送・受取の両方で大半のサービスをカバーするとなれば、
これは新しいプラットフォームを立ち上げるのが相当だと考えたのだろう。
設置スペースはメルカリポストの置き換えで捻出できる店も多かったのだし。
コンパクトな分、ロッカーの枠が溢れることもありそうだとおもったが、
その場合は店員に預ける・店員から受け取るという従来のフローになる。
そこら辺の割り切りもファミロッカーの特色なのかもしれない。
店員の手間がある程度減らせればOKであって、無人であることにこだわる必要はないと。
ゆうパケット・ゆうパックの発送について言えば、
ファミロッカーはゆうプリタッチそのもので、QRコードも郵便局用のコードを使う。
受取側は試してないけど、こっちも はこぽす と全く同じみたい。
すなわち手で問い合わせ番号・パスワードを入力する必要がある。
既存のインフラをできるだけ使いながらやっていることがわかる。
というわけでなかなか考えられているなと思った。
まだ地域が限られているが、特に全国展開への支障はないように思う。
どれぐらい設置店舗数が増えるかはわかりませんけどね。
ただ、さすが自社独自で展開するだけのことはあると思った。