手動で霜取りしないとドアが閉まらない冷蔵庫

今日は研究の日だ。まぁ研究が時間割にあるのは相変わらずですね。

研究テーマを考えないといけないというわけでいろいろ頭を悩ませているわけですが、

まずは最近の動向を調べなあかんという結論になってぽちぽち調べていた。

そんな時に研究所の洗面台のところに行ったら、なんか冷蔵庫が開いてた。もったいないなぁとおもったら閉まらない。あれ?


その冷蔵庫は小さな冷蔵庫で、冷蔵庫の端に冷凍ゾーンがある構造になっている。

開けて見てみると冷凍ゾーンの中と周りに氷が貼り付いてた。それで冷凍ゾーンの扉が閉まらなくなってた。

このようになったら霜取りという作業を行う必要がある。


やり方は簡単で、冷蔵庫の電源を切って放置したらいい。

というわけで電源を切ってみた。しばらくするとこの氷が溶けてみて水がぽたぽた。

下にボウルを置いて水を受けることにした。

そしてもうちょっと経ったら氷の一部が亀裂からはがれそうな感じに見えたのではがしてみた。

ある程度融けるとこんな風にはがせるようになるので、氷の量の割にはすぐ終わった。

ボウルいっぱいの氷が取れた。


0℃以下に冷やせばそりゃ空気中の水分が凍るから、このようになることは納得がいく。

しかし自宅の冷蔵庫ではこのようになるのを見たことがない。

一体なにが違うのか。

 Q.冷却方式(直冷式と間冷式)について知りたい (東芝 家電製品Q&A)

一般的な冷蔵庫はファン式だという。このタイプは冷蔵庫の奥の冷却器で冷えた空気をファンで送る。

一方でこの冷蔵庫は直冷式で、冷蔵庫内に冷却器が配置されていて、そこで空気を冷やし対流で冷やす。

あからさまにファン式はめんどくさい構造をしているし、ファンの音もしてそれなりにうるさい。

欠点が多そうだが、実は霜について言えば有利な点が多い。


霜が付くのは止む得ないことだとして、その霜がどこに着くか考えてみると直冷式だと冷蔵庫の中で、ファン式だと冷蔵庫の奥の冷却器になる。

なのでファン式の場合は冷蔵庫の奥の冷却器についてだけ霜取りを行えばいい。

この部分だけヒーターで暖めてやれば簡単に霜取りができるので、この作業を定期的に自動で行うように作ってあるのね。

もちろんこれにより一時的に室内の温度は上がるものの、細かい事を言わなければそう問題は無い。

だから自宅の冷蔵庫では霜がついてやってられんということはなかったわけだ。

一方でこの直冷式の冷蔵庫、よくよく表示をみてみると霜取りの方法について手動だと書かれていた。

直冷式で霜取りを行うなら室内全ての温度を上げる必要があるので、これは自動で行うのは無茶というものである。

だから自分でその間は冷蔵庫内を空にして作業を行う必要がある。


霜取りですが、まぁここまで氷が貼り付くまでにやるべきですね。

1年ぐらいほったらかしにしててはいけないということだ。

まぁしかしそんなにしょっちゅうやる必要もないはずで、せいぜい年2回ぐらいやればよさそう。

めんどくさがらずに定期的にやることが実は一番楽なんだろうね。