学校内を走るバスが世の中にはある

うちの高専の敷地面積というのはおおざっぱに甲子園球場3個分なのだが、

教室はある程度固まってあるので、そんなに大きさを意識することはない。

なので授業と授業の間はたった5分しかない。専攻科では10分あることになってるけど。

5分あれば教室間の移動はできると考えているのだろう。とはいうけど教室によっては厳しい気もするが。


しかし、そんなもんではとても済みそうにない学校というのもある。

今日、ちょっと研究室で話題になったのだが、それが筑波大学というところである。

本部のある筑波キャンパスの面積というのは東京ドーム53個分だという。

なんかこっちでは甲子園球場なのに、こっちでは東京ドームかよと言いたくなるが、立地している場所の都合だ。

うちの高専の25倍の面積ぐらいですね。とにかく広いことがわかる。

どう考えても広すぎる。しかも南北に長いというから移動は大変そうだ。


だから学校内の主な移動手段は自転車だという。
(参考 : つくば生活コトハジメ > つくばの大学紹介 > 筑波大学 > 筑波大学のキソ知識  (ツクナビ))

確かに地図で見ると移動は相当に不便そうだ。

授業の移動だけでも相当な距離を移動することになりそうだし、敷地内にある寄宿舎からの移動も楽ではない。

そりゃ自転車で渋滞するわけやわ。


そんな学校ならではのことだけど、大学の中にバスが入ってくると言う。

大学の周りの道路をバスが走っていて目的地によりバス停が違うというところとは事情が違う。
(参考 : 神戸大学 六甲台地区 キャンパスマップ)

敷地内のループ道路をバスが走っているというのだ。

筑波大学 筑波キャンパス キャンパスマップ

地図中に(B)というマークがあるが、これがバス停の場所を示している。確かに敷地内にある。

それにしても相当な数のバス停があるな。

それもそのはずで一番南の春日地区から一番北の北地区の折り返し地点までの距離は4.3kmもある。

実にこれは梅田の阪神百貨店のところから御堂筋を通って南海難波駅まで行く距離に等しい。それを考えれば納得の行く話である。


このバスはこの地域のバス会社である関鉄バスが走らせている。

筑波大学循環 運行時刻表

つくばセンターから大学へ向かい構内をぐるっと回って帰ってくる系統で一周30分かかるようだ。

ちなみにつくばセンターはTXつくば駅前のバスターミナルのことね。

小さなループなら一方方向しか走らせないことも多いが、右回りも左回りもあるあたり大きいループであることがわかる。

これとは別に土浦駅からこの経路の一部を通り筑波大学内で折り返すバスもあるようだ。

20分間隔で走らせてるのはなかなかいいですね。ただ、待たずに乗れるほどではないので授業の移動には使えないかな?

運賃は160円~260円だそうだが、学生・教職員には非常に安い値段で乗れる乗車証が売られているようだ。


大学内をバスが走るなんて普通ではないなと思ったけど、

そりゃ御堂筋の端から端までぐらいの距離あるんならしゃあないわな。

まぁやっぱり普通ではないんだけどさ。